主 2015-10-26 00:37:57 |
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『…先輩ちゃんと授業受けたかな?』
(授業を無事に受けながら内心相手の事を考え窓の外を見て授業の終わりの音が聞こえてくれば教室を出て)
今日の夕飯何にしようかなー…ハンバーグ先輩好きかな…?
(今日の献立を考えながら歩いていれば目の前に数人の不良があらわれ)
…へ?、ちょ…離っ…!離してください…!
(腕を掴まれあまり使われていない教室へとつれていかれ)
…やべ…寝てた…
(意識が戻り時計を見ればもう放課後になっており、のそりと起き上がれば欠伸をしながら保健室を出て。相手のことなど露知らず、一年の教室までくれば相手の姿を探してみるも見当たらずおかしいなと思い始めなんだか嫌な予感がして。「頼むから無事でいろよっ…」そこら辺にいる人たちに尋ねたりしながら校内を探し回っていると連れて行かれたという言葉が出てきて、色々考えた末とある空き教室に向かって。)
いや…ッ、離して…!離せよっ
(床に押さえ付けられ暴れるも力負けしどうやら相手は3年生のようで「天宮と付き合ってるのか?暇潰しに付き合ってもらおうか」等言われ)
んん…!うぐっ…… ‥ん゛ん!!
(口を塞がれ暴れていればお腹と頬を殴られ頭がクラクラし大人しくなったのを見て制服を破られ何をされようとしているのかわかり必死に抵抗し)
__西條!
(校内を走り回りだいぶ息が上がっている状態で空き教室まで来ると、そのままの勢いで扉をバンッと開け相手の名前を叫んで。「っ…!てめぇら…」教室内の状況を把握するとふつふつと怒りが込み上げ拳に力を入れ殺気立った目で睨み、相手を襲っている不良を引き離して殴りそれをきっかけに喧嘩を始めて。朝よりも格別に強く本気だとわかり。)
やめッ…!嫌だ……っ
(必死に暴れ彼の声が聞こえたと思えば勢いよくドアが開き視線を向ければ先輩の姿が見え)
…せん、ぱいっ……
(カタカタと肩を震わせて膝を抱え5人ほど居ると言うのに相手の強さに倒れていき)
…っらぁ!
(3分も経たないうちに全員倒し所々返り血を浴びた状態で肩でを息をし気持ちを落ち着かせて。「…西條…大丈夫か…?」相手の方を振り向きゆっくりと近づくと自分の上着を相手に掛けながらしゃがんで。)
っ、…!…… ‥先輩…?
(肩を跳ねさせ怯えるも先輩だとわかり安堵し気が付けばまわりには先程襲ってきた不良達が倒れていて)
ふぇ…先輩…先輩っ‥…、怖かった…
(思わず目の前にしゃがみ込む相手に抱き付き)
すまん…もっと注意すべきだった…
(勢いで倒れそうになるのを手で押さえ膝を立てその間に相手の体を入れて座った状態になり、眉を寄せてこちらも抱き返すと苦しそうに言って。「…もう大丈夫だから…」ぎゅっと抱き締め安心させようと頭を撫でながら声をかけて。)
…先輩は悪くないのに、どうして謝るんですか…?謝らないでください…。
(首を横に振り胸に顔を埋め)
暖かい…。天宮先輩…
(相手に包まれ温もりにまだ震えるものの落ち着き始め)
…お前…何でこんなとこ来ちまったんだよ…何で俺と同室になんてっ…
(怖い思いをしてもなお優しくて自分からしたら弱々しくとてもじゃないがこんなところにいるような人じゃない相手に様々な気持ちが込み上げ、抱き締めたまま独り言をつぶやいて。)
先輩…?、俺がここを選んだんです…。
まぁ…想像以上でしたけど…
(あまりの荒れた環境に苦笑いしながら)
だから…先輩のせいじゃないです。それに…その、迷惑かもしれないですけど俺先輩と居たい…です。
(胸に顔を埋め隠しながら自分の気持ちを伝え)
っ…迷惑なんかじゃねーよ!俺だってそばにいてほしいと思ってんだよ!
(迷惑という単語を聞いて思わず声を上げてしまい、そのままの勢いで自分の本当の気持ちを言ってしまい受け取り方によっては告白のようなものだが実際違くもなくて。「けど、どうしてもお前一人になる時間ができちまう…」ずっと一緒にいることができない学年の違いがあるため悔しくて。)
っ… ‥!
(大きな声と思わぬ返答にビックリしなから胸元から見上げ目をパチパチさせながら)
今日は油断したから…これからは気を付けます…!
だから…先輩と居させてください…。
(ギュウ、と強く抱き付き)
…あ、すまん…
(相手の驚いた顔を見て我に帰り大声を出したことを謝り。「…ああ、もちろん。…もう二度とこんな目に遭わせないよう俺が絶対守ってみせる…」相手の願いに当然だというように頷けば、自分に誓うように抱き返しながら小さくも強く言い。)
天宮先輩…、好き…です。
(小さな声で告白し頬を赤くしながら見上げ)
嬉しいです、…これからも先輩と居れると思うと…。
(相手の言葉に頬を緩め微笑み)
え……奇遇だな、俺もだ
(相手の告白に驚き見つめたまま少しの間固まり、言葉を理解するとふっと微笑み自分も同じ気持ちだと伝えて。「そうか…お前が嬉しいと俺も嬉しいよ」こちらも微笑み返しながら言って。)
え…っ、先輩も?ホント…?
(真っ赤にしながら嬉しそうに)
ホントは先輩と初めて会ったときから先輩のこと好きで…同室で嬉しくて…嬉しい…。
(首筋に顔を埋め)
本当だよ。こんな嘘つくほど最低なやつじゃねーから
(相手の反応を見て可愛いなとか思いながらそこまで最低な奴じゃないと少し困ったように笑って。「そうだったんだな…俺はお前の真っ直ぐなところに魅かれたよ。」相手の背中に腕を回し、頭を撫でながら愛おしそうに言って。)
先輩を最低なんて思ったことないですよ?
優しい人だなって思ったことは何度もありますけどね…。
(微笑みながら見上げ)
なんだか恥ずかしいです…。
(照れくさそうに俯き)
先輩…もう帰りますか?俺買い物に行きたいんですけど、その…よかったら一緒に…
無意識にお前には甘くなってたのかもな
(前の態度にもしかしたら知らずうちに魅かれていて甘くなってしまっていたのかもしれないと思い少し困ったように笑って。「お、初デート。もちろん行くよ。」お買い物デート的なものを想像して少し笑いながら言うと笑顔を見せ、相手ごと引き立ち上がって。)
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