草木がサワサワと揺れている。 まるで夢でも見てるかの用に…… [やはり此所は………静かではないが落ち着くわ] 私はミカイエス・ナンシー。ルビー・サンシャイン国の姫なの。 いつも暇すぎてこっそり城を抜け出してこんな所でくつろいでるの。 [はぁ………暇すぎるわ……ん?] 『僕は要らない存在なんだね……ならば君も要らない存在さ~』 綺麗な歌声……と思いながら歌声が聞こえる方へ足を運ばせて見ると。 赤髪の少年が歌いながら立ってたの