海棠鋭利 2015-10-15 20:58:50 |
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―数時間後―
…ン…?…重い。(眠りから覚醒するとアラームを設定し忘れたことを思い出し時間を確認しようと身じろぐがしっかりと抱き込まれている為、上記をボソッと呟き)
ん…鋭利。そっちは危ないから、だめだって…
(寝言をぶつぶつと言いまだ眠りから覚める気配はなく。相手の身体をしっかり抱きしめ手元に居るのを確認するとまた安心したようにスースーと寝息を立て)
おい、珀!!…って寝言かよ。つか何の夢見てんだよ…ったく(相手の声に起きたのかと思い背後に声を掛けるも暫くして寝息が聴こえて来て寝言だとわかりツッコミつつ言葉から自分が相手の夢に出ていることはわかるが内容からどんな夢だよとこれまたツッコミ。更にしっかり抱き込まれて身動きが取れないが諦めることなく腕から抜け出そうと色々もがいてみて)
行くな…鋭利…(不意に手を放してしまいすり抜けていく相手の服をきゅっと掴んで「お前だけは…」そこまで呟いてはっ、と目を覚まし相手がいることにほっとしたのか服を離してやり)
…よし。……え?…(一瞬腕が離れた隙に目覚まし時計を取るも相手が自分の服を掴んでることと言葉に気づき疑問に目を丸くし、少しして目覚めた相手を見て元に戻り)
おはよう。…もう朝か。
(おはようとは言うものの起き上がろうとはせず反対にもぞもぞと布団に潜っていき「あと5分…」などと言いながら布団から手だけ出していつもそこにあるはずのナニーを探し)
…おはよ。…って言動が噛み合ってない!!(時計で時間を確認すると相手の挨拶に応えるも言葉と行動が食い違う相手にツッコミ、布団をベリっと剥がし、何かを探す手はパシっと叩き)
ん…ナニーがない。
(布団を剥がされれば寒そうに身震いをして起き上がり叩かれた手を摩りながらきょろきょろすれば自分のベッドではないのかと今更気づき「叩くことはないだろ、」よたよたとベッドを抜け出しやっと自分のベッドへ腰掛けナニーを啜り始め)
はぁ…。(自分から勝手に他人のベッドで寝出しておいて寝ぼけてる相手に溜息を吐き、文句を言う相手に「目は覚めただろ?」と返し自分のベッドに戻りナニーを啜る相手を見て自分のベッドの布団を整えて腰掛けぼーっと考え事に耽り)
ん、目は覚めている。さっき鋭利の声で起きた、気がする。
(コクっと頷き先ほどのは夢か現実かと考えていれば相手がぼーっとし始めたので「鋭利?考え事か?」興味が湧いたのか相手の隣へ移動して聞かせて欲しいと目で訴え)
それならいいじゃん。(相手の言葉に上記を述べ、ぼーっと考え事に耽っていたら声を掛けられるが気づかず相手が隣に腰を下ろすのにやっと相手に気づき「…いや、考え事つーか珀がどうやったら自分のベッドで寝る様になるかな?って」と考えてた事は別の事だが今は話すべきじゃないと考え、なるべく不自然にならないように別の普段から思っていることを口にし)
嗚呼、好きなやつの声で起きられるのは幸せだな、
(言いながら自分のベッドから持ってきたチョコをぱくっと食べて「んー、鋭利が俺のベッドで寝てくれたら自分のベッドで寝る。」あくまで本気の声音でしれっと述べ)
え、何か今変なの聴こえた…耳おかしくなったか?(相手の発言に混乱し自分の耳がおかしくなったのかと耳を塞いだり引っ張ったりし、次の相手の発言に「いや、何で二人で寝る前提で話してんだよ!?一人で寝ろよ!!」とツッコミ)
おかしくなんてなってないぞ、
(首をかしげてもう一度「鋭利は俺の好きな奴のひとりだ。」むしろ今となってはこの一人しかいないが、信じた相手だというのは本当で。はっきりと述べて見せればふっと微笑み「ひとりで寝ていてもつまらないだろ。」それに最近の相手は夢見が悪いことがあるようで心配でもあるため、とも言いたかったがそんなことを言えばまた吠えられるだろうと思い留まり)
そ、そっか…(相手の言葉にふ、深く考える必要ないよな?珀が言ってるのは人間として好きつまりLIKE。LOVEの方だと色々あるけどそれはないよな、ハハと頭で笑い飛ばし、上記を述べるも相手の微笑みにうっとなり、「寝るのにつまらないもクソもあるか!!一人で寝ろ!俺はつまらなくねぇし一人の方が安眠出来る!」と魘されることを心配されているとは知らずバッサリ斬り)
…それだけか?
(相手の反応があまりに薄くて拍子抜けしていればやはりばっさりと切って捨てられ。「鋭利は強いな。」それだけ言い返し相手の頭にぽん、と手を乗せて)
それだけって…お前の好きは信頼とか家族みたいな意味だろ…?(相手の言葉に若干キョドりながら上記を述べ。俺は…珀のこと…此処まで色々あったけどメサイアとして信頼してるし…でもっ..す、好きとか..そんな…。それに珀は…萌の初恋の相手だし…。と頭の中でぐるぐるし、相手の言葉に「何だよ…?」と頭に置かれた手を見つめ疑問を口にし)
さあ、それはどうだろうな。
(相手の言葉にクスッと笑ってから上記述べていろいろ考えを巡らせている顔を眺めながら自分が好きなのはこういう己などのためにいろいろな表情を見せてくれるところだと実感し直していて。「いや、素直にそのままの意味だ。」本人は魘されることを覚えていないのだろうか、だとしたらこの反応も納得だが、やはり見ている側としてはなにかしてやりたくなる。こうも突っぱねられれば何を言っても無駄だろうと口を噤み)
そうだ!そうに決まってる…。(相手の反応がどっちとも取れるもので自分に言い聞かせる様に上記を述べ、次の言葉に「俺は死なない男だからな!?(ニッ」と胸を張って言い「後!俺の事は気にすんな?お前に忘れろって言ったって忘れらんねぇのも知ってるから言わねぇけど…俺は大丈夫だから」と付け足し)
決まっている、か…
(相手がそういうのならこの何とも知れない気持ちには蓋をするべきだと深く頷いてみせ「忘れない。…鋭利のことは何でも失いたくないからな。」大丈夫と言ってのける相手の頬をつつき「強くても弱くても鋭利は鋭利だ。」と呟きわずかに微笑み)
う"っ……。(相手の反応に何故か後ろめたさ的なものを感じ言葉を詰まらせ「黒歴史は出来れば忘れて欲しいけどな?」とぼやき、頬をつつきながら微笑んで言う相手に「弱いのは…何か嫌だ」とポツリと呟き)
ん。忘れる努力はした。…でもあれは忘れない方が面白いと思ってな。
(うんうん、と勝手に納得しながら新しいチョコレートの箱に手をつけ。「鋭利の弱さは俺が補う。…それじゃだめか?」弱さなど見せることの少ない相手だからこそ抱えるものは大きいはずで。少しでも安心して欲しいと前記述べては顔を覗きこみ)
人の黒歴史を面白いとか言うな…!(面白いから忘れないって質悪過ぎんだろ?一嶋係長かよと心中でツッコミ、上記を若干拗ねながら述べ。顔を覗き込みながら言う相手に「チャーチに居る間はそれでも良いのかも知んねぇけど..さ…ここ最近、後輩達を指導する立場になって…俺らもいずれは柊介達みたいに卒業して…一人で戦場を駆けんだろ?…弱いままじゃダメなんだよ…」と俯いたまま膝に置いた手をぎゅっと握り呟き)
なかなかないだろ?鋭利の黒歴史なんて。
(悪びれもなく述べて拗ねるなというように肩をぽんぽんと叩き。「俺はお前のメサイアだ。せめてチャーチに居る今だけは…鋭利のこと支えたいと思ってる。」相手の握りしめた拳を片手で包み込み「全部一人で抱えるな、」ゆっくりと諭すように言って)
そうそうあってたまるか!(相手の言葉に上記を返し。俯いたまま握りしめた手に重ねられた手と相手の放った言葉に目を大きく見開き「珀…。」と呟き、弾かれた様に顔を上げると薄っすらと涙が滲む目で相手の顔を見上げ気まずげに視線を逸し「やっぱ昨日今日の俺、おかしい!…外の空気吸って来るな?」と言ってベッドから立ち上がろうとし)
ないからこそ嬉しかったりするもんだ。
(相手の普段見られない一面を見られるのはごく限られた人間のみで。その限られた人間に自分がなれていることが嬉しくて微笑んで見せ。「泣いてるのか?」自分を見上げる相手の目が僅かに濡れていることに気づき立ち上がろうとする肩を押さえて自分も隣へ座り「鋭利はそのままでいい。…うまく言えないけど、何も変わることなんてない。」と深く頷きもう行っていい、というふうに肩から手を離してやり)
………。(そう言われてしまえばもう何も言い返せず。相手の言葉に「は?……な、泣いてなんかないからな」と目元に滲む涙に気づき一言発するとその弾みで涙が頬を伝い慌てて否定しながら手で拭い誤魔化す様に立ち上がろうとしたのに肩を押さえられ固定されると逃れようもなく視線を逸し相手の放った言葉にまた込み上げて来るものを感じ肩から手が離れた瞬間部屋を飛び出しチャーチも離れ外へ全力疾走し)
鋭利、無理は良くない。
(相手が黙り込んだので様子を伺っていれば涙を拭うのを見捉えて上記述べ。飛び出していった相手の背中に「車に気をつけろよ、」と親のように言い放ち完全に姿や音が見えなくなると「だから鋭利は放っておけない。…卒業、したくないな、」離れ離れになる未来を首をゆるく振って否定し相手のベッドへ寝転び)
……っ………ハァ………ハァ………。(全力で道という道を走り抜け辿り着いた場所は芹沢という男と初めて会った場所で息をつめるももう他の場所へ向かう気力もなくベンチに仰向けに倒れ込み息を整え)
……くそっ………なんでっこんな……(息が整うと堪えていたものが溢れ出し涙が頬を伝いベンチを濡らし上記を吐き出し。「……っ…俺は死なない…けど今のままじゃ、珀が…弱いままじゃダメなんだ…強くなんなきゃいけねぇのに……なんでっ」と止まらない涙に右腕で目を覆い弱々しい声で絞り出す様に吐き出し)
…鋭利はどこまで行ったんだ?
(相手がしばらく帰ってこないのを心配してとりあえず外に出てみてはあたりを見回し。考えを巡らせ数秒固まってから「まったく、」思い当たった場所へと足を進めて。)
鋭利、帰ろう。
(目的の場所に付けばやはりベンチに倒れ込んでいる相棒を見つけ近づいてしゃがみこんみ目元を覆う腕を揺すって帰ろうと促し「今日は何か食べたいものあるか?限定のチョコだってクッキーだって何だって分けてやるから、」自分ならばこれでついていくのだが、と相手の様子を窺い)
………。(近づいて来る足音にそんなに長く自分は此処で泣いていたのかと今はもう涙が止まって乾いた目元を覆う腕を動かさずに思いメサイアに声を掛けられても反応出来ず。腕を揺すられ促されても動く気になれず「…まだ此処に居る。ちゃんと戻るから、先帰っててくれ」と呟き)
…そうか。じゃ、俺もここにいる。
(相手の頭の横、ベンチの端に腰掛けてはもうすっかり薄明るくなってきている空を見上げて「ここにいるのは俺の勝手だろ?」ぽつりと呟いて。今チャーチに帰っても心配は募るばかりで、戻るとはいうがすぐには戻ってきそうにないのでとりあえず黙って隣にいようと消えかかっている白い月をぼんやりと眺め)
…帰れって言ったのに……何で..此処に居るって..わかった…?(変わらぬ体勢で相手が頭上に腰を下ろすのを音と空気で感じ取り相手の言葉に上記を若干掠れた声で呟き訊ね、相手の呟きに「…物好き」と小さく呟き返し)
俺はお前のメサイアだろ。鋭利の行きそうなところくらいなんとなくわかるもんだ。
(実際はなんとなくではなく考えに考えた末の勘に頼ったまでだがそれはあえて述べることなく上記をしれっと呟きポケットに入れたままだったチョコを1つ口に入れ「物好きで構わない、」相変わらずぼんやりと辺りを見ながら小さく頷いて。掠れた相手の声が多少気になったものの泣いていたのか、などと聞けば期限を損ねられそうなのでそこで口を閉じて)
何だよそれ…そういうもんか?まぁお前が居く場所ならわかるけど…(これじゃあ、1人の時間あんま作れねぇな…と思いながら上記を先程より少し掠れがマシになった声で呟き、物好きでいいと言う相手に「…やっぱ物好き」とまた小さく呟くと目元の腕を漸く退け空を静かに見つめ)
嗚呼。鋭利のことは何だってわかる。
(得意げに言っては自分の行く場所ならわかると言う相手に「さすがメサイア。ナイスだ、」ふっと微笑みを返して。「鋭利…目が真っ赤だぞ?」やっと腕をどけた相手の顔を真上から覗き込み)
何か、それ怖い…。(何でもわかると言う相手に本当はそれ程本気で思ってはないが上記を呟き。空を見ていたら突如相手の顔がドアップで迫り、相手の指摘に視線を泳がせ「…嗚呼、ずっと腕乗っけてたから…型がついたんだろ…風で冷やしたいし空見てたいから退け…」と呟きながら視線を逸し)
営利は臆病だな。
(相手の言葉にふっ、と微笑みながら上記返し。退けと言われれば素直に退くものの「空なんていつでも見られるだろ…」少しばかり不服そうに元の体制に戻り)
冗談だっての…空は毎日毎時間違うだろ…それに俺はこんな時ぐらいしか見れない(相手の言葉に少しむかついて早い種明かしをし、相手はいつでも見れると言うが自分にはそんな余裕はないというか育った環境のせいか常に周りに神経を張り巡らせて生活し、スナイパーとして任務にあたる時も見るのは空ではなく標的、感じるのは風…空をゆっくり眺める機会等ないに等しくメサイアが傍に居る今は唯一神経を張り巡らせる必要もなく安心して空を眺められる瞬間だと口には絶対出せない思いを抱いて上記を呟き)
わかった、好きなだけ見ていればいい。
(小さく頷いては相手のことだから周りを警戒しているのだろうと思い当たり。「俺がいるから、鋭利は大丈夫だ。」自分も空を眺めながらぽつりと呟き白い月に目をやって「もう朝だな…」また忙しい一日が始まるのだと肩を落として)
………。(相手の言葉に微笑み空を見上げ、昔は毎日夜になると空を見上げ星を眺める様な子供だった…いつからだろ?空を見上げなくなったのは…父さんと母さんと萌を亡くした日からかな?と思いを馳せ数十分身体を起こし立ち上がり「…帰るか。」とメサイアにいつも通りに戻った笑顔で告げ)
そうだな、だいぶ冷えたし。帰って暖まりたい。
(何も持たずに上着類も着ていないため早朝の空気は尚更冷たく感じられ自分の腕を摩りながら帰ろうという相手に同調して。「たまにはこうして何もしない時間があってもいいな。」立ち上がり先に歩き出しては「寒くないか?」相手も自分同様何も持たずに出てきたため心配になり振り返って尋ね)
そうそうないだろうけどな…?(先に歩き出した相手の言葉に笑いながら上記を述べ、腕を擦りながら心配してくる相手に「これぐらいはどうってことない」と胸を張って言い後へと続き)
まあこれから卒業したらこんなことをしている余裕なんてないだろうな…
(卒業という言葉を寂しそうに述べてはその考えを振り切るように「また来ような。」と相手に微笑みを向けて。大丈夫だという相手に「そうか、まあ…なんとかは風邪をひかないというしな、」肩にぽん、と手を置いて)
北で空見てぼーとするとか自殺行為だろ?まぁ、俺は死なないけどな!(吹っ切れるともう其処に暗さや悲しみの色はなく卒業という言葉に寂しそうな声の相手に明るく上記を述べ、相手の言葉に「卒業までにはまたな?」とニッと笑顔で答え「俺を馬鹿にすんな?それは颯真だろ!しかもそれ宛になんねぇじゃん」と相手の背中を叩きベーっと舌を出し相手を抜いて歩き出し)
お前が死なないなら俺も死なないな。
(相手の言葉にコクっと頷いては「やっといつもの鋭利に戻ったな、やっぱり鋭利は笑顔のほうが好きだぞ?」頬をむにっと摘んで。「嗚呼。辛くなったらいつでも付き合うからな。」強がっている必要は無いと頭をぽん、と撫でて。背中を叩かれれば少々よろけながらも「心配してるんだ、素直に受け取れ。」と微笑んで返し)
なんひゃほ、しょへ…いひゃい(頬を摘まれたまま喋った為何を言っているのか相手に伝わっているかは不明だが「いや、その時は1人にしろよ!」と頭を撫でる手を掴み反射的にツッコミ「それなら初めからそう言え!さっきの言い方だと馬鹿にされてる様にしか取れねぇよ…」と後ろを振り返りながらいつものキレの良い返しをし)
え?もっとやれ?
(くすっと笑ってさらに頬を摘み続け「鋭利も物好きだな、」と皮肉を1つ。一人にしろと言われても心配でついてきてしまうのは仕方なく「考えておく。」とだけ返して掴まれた手をなんとなく握り返してみて「言ったら照れて怒るだろ?」相手の顔をまっすぐ見つめ)
………。(態と頬を摘み続ける相手に抗議の意を込め腹に一発軽くパンチし、まぁどうせ言った処でこのメサイアの事だ。着いて来るだろうなとは思った矢先の相手の返事に溜息を吐き、掴んだ手を握り返して来た相手の次の言葉に真っ直ぐな視線に「誰が照れるかっ!まぁ、怒らないかと言われれば怒らないとは言い切れねぇけど…」と反射的に返すもその後にはバツが悪そうに視線を逸して言葉を濁し)
っ……ナイスだ、
(パンチ自体は軽いものではあったが態と痛がる素振りを見せて上記呟き「言ったはずだ、お前のことは何だってお見通しだって、」くすっと相手の反応に一笑いして「怒られるのも幸せだったりするけどな。」自分にとってはこうして言い合えるのもこのメサイアただ一人だと改めて思い)
今度は本気で殴るぞ…?(態と痛がり何がナイスなのかよくわからないが言う相手に上記を述べ「怒るのも体力要んだよ…やっぱお前物好きじゃん!怒られんのが幸せとかドMかっ!?」とぶつぶつ言ったかと思えば幸せ発言に反射的にダブルツッコミを入れ)
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