海棠鋭利 2015-10-15 20:58:50 |
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泣いたっていい。弱くたって何だっていいから…
(抱きしめる手に力を込めれば相手の目尻に口付けて「もっと俺に見せてくれ。」相手が全部自分に晒してくれる日を願っている、と呟いて自分も目を閉じ相手と額を合わせて)
……ス-………ス-…。(力強く抱きしめる腕に完全に安心したのか再び穏やかな眠りへと誘われ寝息を立てる。相手が言葉を紡いでいるちょうどその時、夢の中にふわっと珀が現れ何かを口にしているが何を言っているのか声だけが聴こえず)
(/次のターンで鋭利を起こしますね?)
ふっ…まるで子供だな。
こうしていれば可愛くない、こともない…
(額を離し背中をとんとんとゆっくり叩き起きたら怒られるんだろう、などと考えながらもやめる兆しはなく。安心しきった相手の顔に見惚れていて)
(/承知しましたっ!)
…ン?……珀?………ってうわあぁぁ!?へっ?何この状況!?(眠りから覚醒し、目蓋を開けると目の前にはメサイアの顔のドアップ。驚き悲鳴のような声を真夜中にも関わらず上げ、自分が今抱きしめられている状態なことに気づくと若干パニックになり上記を述べ)
落ち着け。魘されていたから抱きしめただけだ。
…あと、声が大きい。真夜中だぞ?
(犬や猫にするように相手の顎の下を撫でて落ち着けと促し。パニックに陥る相手を不思議そうに見つめては「この方法が一番だと思った。」尚も離れようとはせず隣に寝転がったままで)
へ?魘..され……はぁ、遂にやっちまった。
俺、何も見苦しいことしてねぇよな!?(相手の言葉に頭が冷めて来て溜息を吐き頭を抱え、今まではチャーチで決して見ることのなかった夢というか過去の記憶。重傷を負って病院に入院する時にしか見ることのなかった夢という名の記憶。何で急に見たのだろ?入院中の時のことを思い出し相手に上記を訊ね、顎の下を撫でられると不本意ながら落ち着く自分に内心驚き、今も尚抱きしめて離そうとしない相手に「もう大丈夫だから離せ」とあまり自信がないのか視線を合わせられずに俯きながら口にし)
見苦しいこと…俺が撫でた手に擦り寄るとか、夢を見て泣くとか、
そういう子供のようなことはしていたが見苦しくなんてなかったぞ。
(相手の慌てぶりにクスッと笑って上記述べ「見苦しいというよりは可愛かった。」またなにか言い返されるだろうと思いながらも素直に言ってみて。相手の全てを受け止めると言わんばかりに離せという言葉とは逆に抱きしめる腕に力を込めて「大丈夫だと言うなら…目を見て言ってみろ。」相手から手を離して両手で頬を挟んで自分へ向かせ)
そっちかー!?…どっちにしろ終わった…。恥ずいっ(予想していた失態とは違ったものの恥ずかしい失態に叫び、凹み、赤面し、次の相手の言葉に「可愛いって何だよ!!どうせ子供だってバカにしてんだろ!?」と拗ね気味に吠え。次の相手の言動に驚き目を大きく見開き動揺し、「…っ…」相手の視線から逃れたくて相手が頬を挟んだ為に自由になった両腕で顔を隠し)
お前はころころと表情が変わるな。
…ナイスだ。
(相手の頬をふにふにとつまんで小さく微笑み「鋭利は子供なんかじゃない。子供はこんなにいろんなこと抱え込めないだろ?」淡々と告げて。顔を隠してしまった腕をつんつんとつついて「鋭利、どうした。」さほど心配でもなさそうに、寧ろ面白がっているように述べ)
全然ナイスじゃねぇ!!つーかこのことは悠里たちには黙ってろよ!?後、神北係長代理と…と、特に一嶋係長!!(自分の失態を知られたくなくて咬みつくように上記を述べ、相手の色々抱え込めないと言う言葉に「……。」俯き黙り込み、つんつんつついて来る相手に腕で顔を隠したまま「うるさい。つーか自分のベッドで寝ろよっ!?」とキャンキャン吠え)
当たり前だ。こんな可愛い鋭利は誰にも見せてやらない。
俺の心に留めておく。
(いつもの調子を取り戻した相手を嬉しそうに眺め自分のベッドへいけと言われれば「嫌だ。鋭利と一緒がいい。」ぷいっと顔を逸らし布団を口元まで被ってしまい)
また俺の黒歴史が増えた…(ずーんと落ち込みながら上記を述べ、しかもこいつ記憶力お化けだし…と更に凹み、相も変わらず自身のベッドではなく自分のベッドに居り戻る気がない相手の言葉に「もうっ!!」と怒りつつも無理矢理追い出すことをしない自分にも呆れて溜息を吐き、相手に背を向けて布団を被り)
落ち込むことは無い。寧ろ俺はお前の貴重な一面を見られて嬉しい。
(こくりと頷き「珀…っ」目を潤ませ相手の真似をして見せてはにやりと笑って。背中を向けられればすぐさま相手の脇腹をつんつん、とつついてこっちを向けと促し)
俺は憂鬱だよ…(嬉しいと言う相手とは対照的に落ち込み、自分の真似だと言う相手に「それ絶対言ってねぇ…盛るな」と即答し、脇腹をつついてくる相手に「何だよ?」と言葉だけで応じ)
可愛い鋭利を見せてやりたかったんだけどな。
(盛るなと言われてしまえばせっかく溜めた涙を拭ってつまらなそうに上記述べ。「何でもない。えっと…まだ寝るのか?」特に用はないものの呼んだだけだとは言えず)
うわ、要らねぇ…。(呆れた様子で相手の言葉を一刀両断すると「用がないなら呼ぶな…まだ真夜中なんだろ?寝る以外に何があるんだよ…」と背中を向けたまま告げ、よし嫌なことを忘れる為に早く寝ようと目を閉じ)
つまらないな…(態とらしく唇を尖らせて反論してみて。「じゃあ俺も寝る。」相手を後ろから包み込むように抱きしめて寝入る体制に入り「おやすみ、鋭利。」耳元で小さく呟き)
知るか。(相手の言葉を一言で片づけ眠る為に目を閉じていたが相手のおやすみが聴こえやっと眠れると安心した次の瞬間身体に何やら重みと温もりを感じ目を開けると相手の身体に包み込まれていて文句を言ってやろうかと思うものの相手してまた寝るタイミングを逃すのは嫌なので「おやすみ、珀…。」と聴き取れるか取れないかの声で呟き再び目を閉じて眠りの世界へ身を投じ)
ん、やっと素直になってくれた。
(相手のお休みを聞いて安心したのか目を閉じ相手をしっかりと抱き込んで静かになり。しばらくして規則的な寝息を立て始め)
―数時間後―
…ン…?…重い。(眠りから覚醒するとアラームを設定し忘れたことを思い出し時間を確認しようと身じろぐがしっかりと抱き込まれている為、上記をボソッと呟き)
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