通りすがりだった暇人 2015-10-12 22:46:16 |
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んえ 、たーくん ? ( 声と共に相手の姿があり更に走ってきたのがわかり目をまんまるくさせて驚きつつ男子が去っていったことに安心と感謝を 、それにしてもどうしてなのだろうと挨拶をする暇もなく 「 ありがとう .. でも
どうしたの ? 」 と緩く首を傾け不思議そうに相手を見ながらそう訊ねて )
こず、サークルの部室行こうとしてたんじゃない?今朝部長から連絡があって暫くは朝練を中止だって…。昨日こずともう一人のマネちゃんと連絡先交換するの忘れてたから知らせようがないし…本当はこれって部長の役目なんだけどさ…部長あー見えて女子に免疫ないって言うか単独だとシャイって言うか(ぽんっと相手の頭に手を一度置くと不思議そうに此方を見る相手を見て相手の疑問に答え、相手が一人なのを見て「もう一人のマネちゃんにはこずが知らせといてくれる?」と言い)
ああー .. そうだったんだ 、たーくん来てくれて助かった ! ( なるほど と納得した様子で相槌をしつつ部長さんの意外な一面を知れて笑いを零し 、頭に置かれた相手のあたたかみを感じる手には少しだけ揺れる心に平常心と言いきかせて 、後の言葉には 「 わかった 、しておくね 」 と頬を緩めながら頷いて反応を示してはまだ寝ているんだろうなあ と考えを )
まだ部室に辿り着く前で良かったよ。あ、そうだ今連絡先交換しとこ?もう一人のマネちゃんとはサークルの時になるけど(笑顔で2回程頭を撫でて手を下ろし上記を述べながら携帯を取り出し「そういえばこず、この後どうすんの?サークルはないし…講義は一限から?」と一番の気掛かりを訊ね)
うん 、勿論 っ ( 大きく頷くと再び鞄の中を探すようにして携帯端末を取り出して近くの人と交換ができるところまで動かして 、「 今日は二限からなの 、.. 取り敢えず何処かで時間潰すしかないよね 」この時間なら一度家に帰っても問題ないのではと思うくらいの時間で眉を捻らせて苦笑いを )
よし、完了!(赤外線通信でぱぱっと交換を済ませ「こずも二限からか…俺、大学の図書館で予習して時間潰そうと思ってるんだけどこずはどうする?本でも読む?」と相手の反応に溜息を吐き取り敢えず自分の予定を伝え、相手に訊ね)
やったあ 、ありがとう ( 交換できたことを嬉しそうに携帯を両手で持って笑い 、「 邪魔にならないように本読んでるね 」 図書館があったのをすっかり忘れており予習とは流石だなと思いつつ自分もそうしようと伝えて )
どういたしまして。じゃあ、図書館行きますか!(相手の嬉しそうな顔を見て笑顔で返し上記を述べ「今の時期のこの時間なら人も疎らだと思うよ?試験前とか試験中は人で溢れ返ってるけどね?」と苦笑混じりに述べ)
へえ 、そうなんだあ .. ( 携帯を仕舞うと相手の言葉に前記述べて 、これから逆に早く来て図書館にいようか などと考えながら足を進め始めて 「 図書館行くの初めて 」 と 入学当初から今まで講義などに精一杯で敷地内の建物をあまり見ていられなく行っていなかったことに損してた 、なんて )
ん?嗚呼、まぁそういうものなのかもね?(図書館へ向かって歩きつつ相手の初めて発言に一瞬固まるも相手は大学からだし入学から色々いっぱいいっぱいだったのかな?と大学で出会った仲間達の様子を思い出し納得し携帯をジーンズのポケットに戻すと図書館に着き中へ入り司書さんに小声で挨拶し空いている席へ座り「書籍の種類も豊富だから」と小声で教え、自分の予習の準備を始め)
本がたくさん .. ( 図書館に着くと司書さんに同じように声を出す代わりに会釈し 、そこは当然本棚に囲まれた部屋であり純粋に当たり前のことを小さな声で呟いて周りをきょろきょろしながらついて行っては相手が座った場所を確認して覚えるようにして 、資料あるとのことに何か目を引かれるものはないかと近くの本棚から漁り始め )
………。(教科書に予習用のノートにペンケースを机に出しさらさらさらさらっとノートに書き込んで行きシャーペンをクルクル指で回しつつ考えるもわからない箇所が出て来ると一旦伸びをし立ち上がると本棚へ行き資料なり辞書なり六法全集を纏めて持って来て調べつつ先へ先へと頁を進め)
( 中をパラパラと見ながら興味が出たものを二冊ほど手に取りそれを持って相手が座っている席まで行くと斜め前に座って鞄を膝に置いて 、昔からたーくんは真面目だな 、とそちらを少しだけ見てから片方の本を開いて読み始めて )
………。(相手が斜め前の席へ座るのを視界の端に捉え、いい本見つかったみたいだね?と思いながら予習を続け、次は別の教科書とノートをリュックから取り出し今まで使っていた教科書とノートは戻し辞書等を本棚に戻しに立ち上がった際にチラッと読書中の相手を見やり微笑むと本棚まで行き、戻って来るとまた予習に戻り)
( ちらちらと相手の様子を観察するようにしつつ本の文字に目を走らせて 、昔から本を読むのは好きで読むのも早い方だった為既に半分まで読み進めているも陽射しが窓から差し込んでいてその暖かさに日向ぼっこをしているような気分で少しだけ眠そうに目を擦り時たま首をかくかくさせて )
…こず?眠いなら寝ていいよ?講義の時間が近づいたら起こすし(ノートにさらさらさらさらとペンを走らせているとうつらうつらしている相手が視界に入り手を止め小声で話し掛け)
ううん 、.. 大丈夫 ( 落ちてくる瞼に耐えながらなんとかそちらを見て寝てもいいという言葉にそう返すも安心したように数分経つと腕に頬を置いてに突っ伏すようにしその重い瞼はゆっくりと閉ざされて暖かい陽射しを受けながら浅い眠りに就いて )
………。(返事が返って来て数分後、静かに寝息を立て始めた相手にクスリと笑いそっと彼女の下敷きになっている本を引き抜くともう一冊も持って立ち上がり本棚の元在った場所に戻しに行くと音を立てずに座りさらさらさらさらとノートにペンを走らせるのを再開し)
( 小さく規則正しい寝息をたてながら浅い眠りについていたわけなのだが 、浅い眠りと言っても曖昧だが夢を見るわけで 、その見ていた夢は昔の自分と相手の夢で 、懐かしくビデオの映像を見ているような感覚で不思議な気持ちで 。そんな中眠っている表情は少しだけ笑っていて )
………。(少し肩が凝りんーと伸びをすると気持ち良さそうに微笑みながら眠る相手が視界に入り時計を確認しもう少しかな?とさらさらさらさらとペンを走らせるのを再開し20分後もう一度時計を見、教科書とノートを閉じペン類をペンケースに戻しリュックに全て戻すと背負い相手の傍まで行き「こず、起きて!そろそろ時間だよ?」と優しく声を掛けながら肩を揺すり)
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