通りすがりだった暇人 2015-10-12 22:46:16 |
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( 練習が再開されるともう一人のマネージャーも共にみんなの様子を見守って 、さっきから落ち着きがない友人に どうかした ? と聞いてみればどうやら相手のことを気にしているようで もしかして と考えながら 、その練習時間はそのことしか考えられずにいて )
……ハァ……ハァ……っ……ハァ…(ソロパート以外のひと通り確認が終わると通しに入りソロパートになるとセンターで休憩前の振りよりも妖艶さが増ししなやかで滑らかな動きが増え、ソロパートが終わると元の位置に戻り1曲踊り終えると終わった瞬間に仲間から飛びつかれたり頭をくしゃっと撫でられたりで仲間達の方がテンションが上がっていてされるがままになり)
( 踊ってるときはいつもの子犬のような可愛い相手とは違い大人っぽくなるところは日に日に増していてそれに目を取られつつももやもやとした気持ちで存した気分に 、 1つの曲を踊り終えると自分が踊っていたわけではないのだが何だか達成感で 、わちゃわちゃとしているみんなを見て笑みを零しながらもうひとりのマネージャーが相手のところへ飛んでいくように行ったことに目で追いかけ )
ありがと(駆け寄って来て興奮した様子で感想を口にするマネに笑顔で上記礼を述べ離れた場所から此方を見ている相手に笑顔でピースをし興奮冷めやらぬ仲間達を落ち着かせに掛かり)
なんか 、我が子でも見てる気分 .. ( こちらに気付いてくれたことに嬉く思いつつ ピースをしてきた相手へ返すようにして にぃ とした笑顔で小さくピースを返して 、が高まっているのを気遣いひとり練習場所を出て近くの水道まで行きタオルを冷たい水に濡らして即席で冷えたタオルにしながら上記呟いて )
ちょっと、何泣いてるんですか!?先ず部長は泣きやんで下さい。皆も取り敢えず落ち着こうか(部長の方を見ると何故か号泣していて声を掛けると「感動したぞ!あんな短時間であれ程高度なアレンジを入れるとは」と返って来て苦笑しながら上記を述べ周りの仲間にも声を掛け)
( ふと外を見ると相も変わらず外は暗く木々を見ると風で揺れており 、それに関係して最近は秋も深まりめっきり寒くなってきたな 、と息を吐いてみるとよっぽど廊下が冷たいのか少しだけ白い息で 。そんなことを考えている自分に笑ってみたりして絞ったタオルを数個持って再び練習場所の扉を開けては高ぶりをお互いに宥めあっているメンバーのみんなにその冷たいタオルをそれぞれ配り部長には苦笑いとも取れる笑顔で声をかけながら 、最初に相手に渡そうと思ったのだがもう1人のマネの邪魔をしたら悪いかな と勝手に考えて最後のひとつを相手に手渡すその表情は どんな表情をしていいのかがわからずに眉をはちの字にさせ困ったように笑って )
ありがと、こず(困った様な笑みを浮べて冷たいタオルを渡す相手に礼を言いながら相手の頭に手をポンっと乗せ優しい笑顔で名を呼び)
えへへ ( 頭に手を乗せられると困ったような笑みから一転照れたように声を出し目を細めて笑い 、その手が少しだけ温かく感じて落ち着くなあと嬉しそうに思いつつ 「 疲れてない ? 大丈夫 ? 」なんて見上げながら緩く首を傾げて )
そっか 、だよね ( 流石にこの程度でへばる筈はないだろうと思いこくこく頷いてそう言うと続けて 「 私 、こんなことしかできないけれど 、 たーくんのこと 、誰よりも応援してる自信はあるよ 」だなんて勢い余ったのか相手の両手を自分の両手で包むように緩く握り目を合わせながら確かめるようにそう紡いで )
どうしたの?こず。…充分だよ(両手を握り言葉を紡ぐ相手に少しびっくりした様に目を見開き思わず訊ねしかしすぐに元に戻り微笑んで上記最後を述べ)
ごめん 、何でもないよ 、つい ( 相手の整った顔が驚いたように少し困ったような表情になるのを見ると我に返ったかのようにぱっ、とその手を離して行き場のなくなったその自分の手を 何でもない . の言葉に合わせて手を振って 、意味ありげに一瞬目を伏せると後の言葉を紡いでは黒髪を揺らしながら耳にかけて )
こずが一番応援してくれてるのはわかってるから(ついと言った相手に笑顔で上記を述べ部長のもう一曲行くかと言う声に返事をし先程とは違う自分の立ち位置に移動しダンスの準備をして曲の開始を待ち)
うん 、ありがとう .. ( 相手の言葉を聞くとじんわりと安心してきたのを感じて 、本当に心からそう思ってくれているのなら嬉しいな . とふわっと笑いながら頷いて 。 再び練習が開始されるのが分かると同じように全体がよく見える立ち位置の壁際へと 、相手に目を奪われながら 何時しか 、どんなことでもいい 自分が相手にとっての一番になりたい . と思う気持ちが強くなって )
……ハァ……ハァ……っ……ハァ…(曲が流れ出すと同時に動き出し細やかなステップから大胆なステップへ流れ作業の様に移行し上半身も大胆且つ激しい動きを繰り返し)
何考えてるんだろう 、自分 ( 最近相手を見ていると昔は考えつかなかったようなことを無意識に考えてしまっていて上記を自分に苦笑いしながら呟く声は音楽にかき消されて 、 余計なことを考えてはいけない と身を引き締めるように頬を軽く両手で叩くようにしては音楽のリズムに乗って )
……ハァ……ハァ……っ……ハァ…(間奏に入りソロパートが回って来て3人が前に出て一人一人順番に独自の動きをし、終わると元の位置に戻り全員でラストを踊りフィニッシュ。今回の曲はかなり激しかった為終わった瞬間崩れ落ちる様に床に大の字で倒れるメンバーが多数で何とか立っている状態のメンバーが数人、自分と部長とソロパートを担った2人は膝に手を付き呼吸を整え)
み 、皆さん お疲れ様です .. !! ( ハードな1曲が終わるとわぁっ、と隣にいたもう1人のマネと共に小さな歓声を上げてはすぐさまひとりひとりに拍手をして上記未だに見てた自分も興奮冷めやらぬ様子で頭を下げながら 。もう1人のマネがソロパートを終えたメンバーの元へ行ったのを見ると 、自分は床に倒れたりしているメンバーの元へと行き冷たいタオルとまだ有り余っているドリンクを手渡しては相手にお疲れ様という意味を込めて目線だけ送って )
ありがと。…流石に疲れますね?(ドリンクと冷たいタオルを配ってくれるマネに礼を述べ膝に手を付いたままのの姿勢で部長に苦笑を浮かべながら話を振り「よく持ち堪えた!立っていられたのは1年が3人に2年が4人に3年が俺だけとは情けない話だがな…それにしてもうちのマネ達は気が利くなあ。特にサギー」と言う部長に「倒れるところまでは行かないですよ、まだ。でも2曲で息が上がるのはまだまだの証拠ですね?そうですね、こずは昔から進んで周りの世話を焼くタイプでしたから。」と笑いながら話し、相手と視線が交錯するとありがとという意味を込めた微笑みを返し)
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