匿名 2015-10-12 22:08:55 |
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あー、もうわかったわかった。降参降参
(実際にひねくれたような態度を取り続けていたのは事実であり、このまま言い合ってもどうやっても分が悪いと判断をすれば両手を上げ、投げやりにそう言い放って開き直っては相手にされるがままになっていて「言われても仕方ねぇだろ?穂乃果は鈍過ぎんだよ。…ほらな?油断してると…こうやって本当に食われちまうかもな」言われて不満そうにしている相手の頭の上においた手をどけて軽い調子で言ってのけたかと思えば、鈍過ぎるという言葉の意味を身をもって教えるかのように相手の手首をガシッと捕まえて引き寄せて、唇が触れるかどうかという距離まで顔を思い切り接近させてからケラケラ笑いながらも解放してやり
ふふん、良かった〜認めてくれたよ
(強引とはいえやっとのことで、相手が認めてくれてので嬉しそうに笑みを浮かべながら腰に手を当てて偉そうにしていると、幼馴染みで良かった事はこういう事で相手を降参させたりとか相手の性格が分かってしまうことで相手は、むしろどうなのだろうと考えてしまい「ふぇ…っ…い、幾ら祐一君でもやりすぎ…だよ…」と手首をいきなり掴まれて顔が近くなるまで引き寄せられると、頬を真っ赤に染めながら幾ら相手が幼馴染みでも異性だからずるいではないかと、動揺を隠しきれないしぐさを見せながら視線を逸らし)
なんだ、意識しちまってんのか?穂乃果のくせに
(予想していたよりも濃い動揺の色が相手の表情に広がっていくのが見えれば、いつもはこういった色恋沙汰には関心が無さそうで無縁にも思える彼女が今のような反応を見せたことはなんとも意外なことで、新たな一面を見られたことをどことなく嬉しく感じながらもついつい照れ隠しにからかうような物言いとなってしまって、おでこを指でツンとつついて
う、うるさいな〜!あんな近くに顔を寄せられたら意識しないって言う方がおかしいよ
(意識というよりも触れるか、どうかの近さまで寄せられたら誰だって赤くなってしまうのが当たり前で、照れ隠しとは知らないが意識しないって言うのは相手がおかしいのだと失礼なことをいいながら頬を膨らませつつ、拗ねるように視線をそらし「あのさ、なんであんなことしたの?」と幾ら自覚させたいからって、あんなことしなくても良かった筈なので問いかけるように首をかしげながら相手を見つめ)
別に…深い意味はないつもりだけどな。まあ、強いて言うならあわよくば穂乃果をそのまま俺のものにしてやろうかってな
(どうしてあんなことをしたのか問い掛けられ、ほんの少し考えるような仕草見せた後ですぐに口元に小さく笑みを浮かべ、隣の相手に横目で視線送りながら事も無げに言ってのけて、それが果たして本気の言葉なのか冗談なのか今の時点ではどちらとも言えないような表情を浮かべていて
へ…?えっと…その…うぅ、冗談だよね?
(今の自分には相手の言葉が本気にしか思えない気もして、普段なら冗談だよねとか言い聞かせたりすることも出来るが、あの近さが焼き付いている以上相手の言葉の一言は絶対に本気にしてしまうような言葉であり、頬を染めながら相手を見上げると冗談だよねと相手に問いかけてみると小さく首をかしげ「し、しかも穂乃果…スクールアイドルだし」と指を絡ませつつ、自分の立場をつぶやくと恥ずかしそうに視線を逸らし)
な、なにその気になってんだよ…こんなのいつもの冗談だろ?
(いつものように自分が冗談を言い、からかわれたことに気がついて相手が拗ねて怒る、そんな普段と変わらない反応が返ってくることを想定していた己の考えとはまた違ったしおらしく女の子らしい反応が見えれば戸惑ってしまい、どぎまぎしながらも冗談だと笑い飛ばそうと無理やり軽い調子でいってのけようとして
そ、そうだよね…祐一君のタイプは穂乃果みたいな人じゃないもんね…あはは
(焼き付いているあの光景はからかう為とわかっていても、やっぱり先程の言葉も合わせたら相当なもので冗談とわかった今は、相手の事だから自分の事なんてタイプでもないもんねと強引に笑みを浮かべながら、どうにかして赤い顔をなんとかしなければと必死に考え出せば、ちらりと相手の方に視線を向けようとしていて)
あ、ああ、そりゃそうだ。俺はもっとおしとやかで俺の全てを優しさで包み込んでくれるような、そんなお姉さんが好きなんだからな!
(この気まずい状況を切り抜けるべく、相手の言葉に乗っかって敢えて目の前の相手とは正反対なタイプの理想の女性像を口にしては、とにかく相手に対する特別な感情なんてないことを自分自身にも言い聞かせるように強調するように言ってのけては隣の相手を横目で見やり、反応を窺っていて
おしとやかで優しさで包み込む人って…早々いないんじゃないかな…
(まるで自分とは正反対の人をタイプとしているようなセリフを聞くと、そういう人って中々見つからないと思うし相手のナンパしているところを見ていたとしたら余計見つからなくなってしまうのではないかと考えてみては、小さく首をかしげながら自分ではないのかと、何故か相手を意識してしまっていることには気づいていないようで)
う、うるせぇな…夢ぐらい見たっていいだろ?これは男のロマンなんだよ!
(現実的で冷めたような物言いをする相手に返す言葉を失い、言葉に詰まってしまうがすぐに気を取り直し、理想ぐらいは語ったって別にいいじゃないかと反論をしては、こういったタイプの女性は世の男性の求める数ある中の理想型の一つだろうと隣の相手の気も知らず力説をしていて
男のロマン…か…普段ナンパとかしてたら夢も何も無いと思うけど…
(優しさで包み込む人が男のロマンと言うのは女性の自分として遠すぎる夢でもあり、自分が考える理想も相手にとっては夢でしかないと言われるのもありえる話ではあるが、意識をし始める自分にとってはその力説が少しばかり妬いてしまいそうな言葉の一つへとなっていて、普段の行いを指摘するかのように視線をそらすと大きくため息をついて)
おぉいっ、あからさまに呆れたような態度をとるなっ。穂乃果のくせに
(普段どちらかといえば一緒に海未に叱られたりして呆れられる側の立場である相手にこうまで目に見えて呆れたような態度をとられてしまえば悔しくて仕方なく不満も出てくるというもので、思い切りオーバーアクションでビシッと突っ込みを入れては文句を言い
だって、ホントの事だし…穂乃果でもそういうことはわかるもん
(いつも怒られる自分でも相手みたいな行動をとってる男子とか見ていたら、夢というものもロマンであっても得られるものはないと思うが気のせいなのだろうかと思い、幾ら自分が頭が悪いからと言ってこのくらいの事は絶対にわかるし、頭のいい海未なら尚更叱るほどにわかってしまうのではないかと言い張るように相手を見つめては、家が見えて来たのを確認して「ねぇ、お饅頭食べてかない?」と誘うかのように食べ物で釣ってみようと試みると小さく首をかしげ)
…穂乃果の奢りなら食っていってもいいぜ?
(鋭く尤もらしい言葉で言い返されて返す言葉を失ってしまい、相手に家に誘われて少しだけ考えるような仕草を見せてからニヤッと一度小さく笑ってみせては少し意地悪だろうかと考えながらも相手へとそんな風にいってのけ、どんな返事を返してくるのか内心少し期待をしている節もあり
え、な、なんでよ〜!穂乃果の家なのに穂乃果が奢るってなんかおかしくない?買ってくれたから仕方ないとは思うけど
(なぜ自分の家で自分が相手のために饅頭を買う羽目になるのかよくわからず、驚いた様子を見せながら相手の方を優しく叩くと幾ら相手でも一応客人なのだから自分で払って欲しかったが、自分のつけているリボンは相手が買ってくれたし今更自分で買えなんて言えない為、どうしたらいいのか分からなくなり)
いいだろ、どうせ穂乃果の小遣いから引かれるだけなんだし
(納得のいっていない様子の相手に対してあくまでも軽い調子で他人ごとということもあってかそんなことを言ってのけ、相手の肩にポンと手を置いて「そうと決まったら寄っていくとするか」相手の口から許可は全く出ていないが、それで決定とでも言いたげに相手の斜め前を歩き
むぅ、お小遣い減らされるのは嫌だよぉ…祐一君のケチ
(肩に手を置かれて言われたのは小遣いを減らすようにと言われ、頬をふくらませながら相手の背中を見ていると唯でさえ自分はパンを買っていたりしているのに、これ以上減らされたら漫画とか買えなくなるから困ると告げては「ただいま〜、雪穂いるかなぁ」と家の中に入ると辺りを見回しながら誰かいるか探し始めると、妹さえいればなんとかなるのにと考えていて)
悪かったよ、冗談だからそんな拗ねんなって
(まさか本気で相手の意志を無視してまで自分の要求を遠そうとは思っておらず、頬を膨らまして拗ねたような表情浮かべる相手の頬を軽く指先でつついてはケラケラ笑い「お邪魔しまーす」相手と共に玄関をくぐれば間延びした声で挨拶をして
冗談がきついよ…祐一君って冗談がきつすぎると思うんだよねぇ…
(どうやら妹はいないらしく頬をつつかれるのを空気が抜けるように頬をの膨らみが消えて、自分の部屋でいいかなと思い相手の前を歩いていくと話題としてか、相手の冗談はキツすぎると思うと言ってみてはそれは自分だけなのだが自分に対する態度が海未やことりと違う気がしてならず、頷きながら相手を意地悪と言いたげに少しばかり拗ねていて)
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