ぬし 2015-10-12 00:25:58 |
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半端な気持ちで盗みなんかしないよ。そんなのコソ泥と一緒だから
(相手と話すつもりはないのか縛られた体を寝っ転がせ相手に背を向けると「さっさと殺すなり閉じ込めるなり好きにしたら? もう抵抗するつもりなんてないし」潔いのか不貞腐れているだけなのかやけそんな反応を返し)
あら?貴方はコソ泥じゃないの?(からかうような口調で相手を皮肉くりつつも対応に困ると割と切実に悩み、それから考え込んで少しの間無言になるも最終的に取り敢えず閉じ込めておくことに決めたようで何故か自分の部屋の前まで移動し「さっきみたいに簡単に出られたら困るし一応ここにしとくわ」と相手を縛ったまま部屋に入れて鍵を掛けて
(/いえいえー!
本当に……もう少し優しくできないのかなおばさんめ…
(皮肉を言い続ける相手に癪に触ったのか誰がどう聞いても相手のことが言えない言動をとりながらも何とか縛られている状況を切り抜けさらにはこの屋敷からどうやって抜け出そうかなどと寝っころがりながらも脱出の手段を考えていて)
逃げようとしても無駄よ?(出ていってから5~10分後、この広い屋敷で普通に考えれば異常に早い速度で相手の目の前に現れ縄が解けているのをどうやったのかと不思議そうにし「そうそう、お嬢様…私の主が貴方を置いてもいいって言ってたわ」と勝手に決めた事をすらすらと述べて
置くってどういう意味で言ってるの?
(結局逃げる算段も思いつかずただ部屋でのんびりしていると見張りのためかこちらまで戻ってきたうえに唐突な言葉に訝しげな表情をして相手を見つめていて)
ここに入れたって事はそれなりに危険なんだろうし…まぁ監視がメインよ(相変わらずの不貞腐れた様な喋り方に少し不満そうにしつつ何のためかを大雑把に説明し。人間嫌いを緩めようというのも少しはあるのだが言わないでおき「…あと私は時間を操る程度の能力を持ってるから、逃げても見つかるわ」要は逃げるなと、そして更に理由をつけて念を押しているのだが
……いいよ。そこまで言うんだったら絶対に出てやるから
(負けっぱなしというのも癪ではあったが相手が口にした時間を操る力に関しては自分ではどうすることもできず勝てないのならば逃げる事に専念しようと彼女の思惑とは裏腹に謎の対抗心を芽生えさせナイフを片手に宣戦布告をし)
…とんだひねくれ者ね、その時は連れ戻してあげるわ(自分が望んだ事の全く反対の事をしてやると堂々と宣言した相手にやれやれと肩を竦めて、退屈はしなさそうだと良かったような良くないような複雑な心境になって。「ナイフやらあの煙の玉やら一体どこからでてくるのかしら」煙については後で掃除をさせられたため少し根に持っているようで
そういうあんただってそんなに持ってるわけじゃないよ。基本見つからない事を前提で行動してるんだから
(今出る気力がなくなったかと思うと普通にくつろぎ始めては淡々とした口調で語り「そんなに」と口にしているが語っている最中手元には彼の商売道具であろう小物を次々と出してはまるで手品のように跡形もなく消していき)
そんなに持ってるわけじゃないよ。基本見つからない事を前提で行動してるんだから
(今出る気力がなくなったかと思うと普通にくつろぎ始めては淡々とした口調で語り「そんなに」と口にしているが語っている最中手元には彼の商売道具であろう小物を次々と出してはまるで手品のように跡形もなく消していき)
(/すみません文章を変えていたら消すのを忘れて文が滅茶苦茶になってしまいました……)
…なんだか盗賊じゃなくて手品師みたいね(色々と突っ込みたい所があるものの出ては消える物を珍しそうにじーっと見つめて目を輝かせて、数秒たってはっとして何も無かったように「そういえば名前は何て言うの?」と話を逸らし今更ながら名前を聞いて
(/全然大丈夫ですよー!よくある事ですし気にしないで下さい!
残念だけど本職は盗賊だからね。バレているわけじゃないけど何度もやってるし
(自分が過去に犯罪していたことも躊躇わずそれでいて悪びれる様子もなく淡々とした口調で語ると手遊びをやめると同時に名前を尋ねられしばらく考えると「薫……僕が名乗れる名前なんてこれくらいだよ」と自分の名のみを名乗ると哀愁漂わせた顔で外を見て)
(/ありがとうございます…;)
へぇ、そうなの。(平然と罪を語る相手に大して興味も無さそうに聞き流し、ベットに座って視線を相手へ向け「薫ね、よろしく。…私は十六夜咲夜よ。」名乗れる名前なんてと言われると少し気になってしまうのだが、無闇に深く質問してしまうのもいけないかと思いただ自分の名前を述べて。
…まあ、僕がここにいる間はよろしく
(人の名前を覚える気はもとからないのか相手の名前に対して触れることも呼ぶこともなくツンとした態度を貫きそっけなくはあるけどしばらくはここにいるという意思を示していて)
…もうこんな時間、ご飯でも作ってくるわ。(相手の態度につくづく人間は解りにくいと心の中で愚痴を零し、時計を見ると自分が〝もう〟なんて思った事など無かったため少し驚いて「ご飯が冷めてもいいなら逃げても良いわよ」と言い残し居なくなり
同じ失敗をするほど僕も間抜けじゃないって……
(何も考えずに脱走を試みてもすぐに捕まってしまうことを反省し脱出するための糸口を見つけるためにと部屋を出てうろうろし始め)
…お腹空かせてるかしら(自分の主の料理を運んだり、側で食べおわるのを待ったり片付けをしたりしているとかなり時間が経ってしまい。相手の事を思い出すと少し申し訳無く思いつつも部屋に戻り二人分の食事を机に置いて。相手が居ないのに気がつくと「…薫?」と期待はしていないが居ないか確かめる為に名前を呼び
……呼んだ?
(紅魔館内をうろうろし戻ってみるとすでに問題の人物は戻っていて抜け出して説教をくらうのかと思うとやや不機嫌そうに部屋の中に入ってきた彼の体は傷があったり髪の一部が焦げてたりと散々な状態となっていて)
逃げ出してたわりに素直に来るわね…って、どうしたの?!(意外にも素直な返事をして戻ってきた相手、遅くなった事を謝ろうと相手の方へ視線を向けると何故かボロボロになっていて。心配そうに見つめてから救急箱が別の部屋にあった事を思い出し時間を止めて持ってきて「傷はここだけ?」と一番見つけやすい傷を見て問い掛け
適当に部屋入ったら女の子がいて遊ぼうと言われたから遊んだら急に弾幕撃ってきて……さすがに急だったから逃げた
(その相手の容姿と態度と言葉にすっかり軽い意味でとらえて油断していた彼にとっては本当に突然の出来事に今でも訳が分からないといったような感じで話し。自分の傷口を見てみるとそれ以外痛む箇所はないので「……多分」と口にし)
それは災難ね、…そう。(安心したように大きく息を吐くと救急箱から必要な物を取りだして傷のあった腕につけ、相手の話を聞くと少し引っ掛かる所があるのに気が付き「…妹様の部屋は鍵があった筈なんだけど、まさか壊してないわよね?」と神妙な面持ちで問い掛けて
そんな乱暴なことしてないよ。……ピッキングとか
(能力を使って侵入したとは言いたくなかったので鍵を開ける手段は何かないかと考えた結果、自分ができる鍵を開ける手段の一つをくちにしいざという時の言い訳をいくつか脳内にて考えていて)
鍵は掛かってるみたいね。(一応確認しに行くといつも通り鍵はきちんと掛かってあって。安心すると何でもなかったように「…それより、ご飯冷めるわよ?」と別の話題にきりかえてちらりと料理を一瞥し、
……食べさせて
(疲れからか食べる気力があまりなくかといって断るのも何だか申し訳ない気分になってしまうので適当なことを言ってその場を誤魔化そうとしていて)
…ん。(嫌という考えは思い浮かばずそれよりも何でだろうと?マークを浮かべ、腕の傷が痛いのかと勘違いするとスープをスプーンで掬って冷ましてから相手の口の前に運び急かすように小さく声を上げて。
うっ……い、いい!やっぱり自分で食べるから!
(こう言えば怒ってどこか行くだろうと思っていたのに相手はその予想とは全く逆の行動をしてくるので慌てて彼女から顔を背けてなるべく自分の顔を見えないようにし)
何よ、変なやつ。…別にいいのに(顔を背けて拒否されると自分から言ったくせにと可笑しそうにくすくす笑い、本当に良いのかとスプーンを顔を背けた相手の口元に移動させてみて
……あーん
(ここまで来ると粘っても相手は折れないだろうと想いこちらが諦めてしまい口を開けて含むと先程まで出していた態度とは一変し大人しく何も言わずに目も糸目状態となりただ咀嚼をし続け)
よし、…終わった(そうやって全部食べ終わると満足そうにし、少しの間何をするでなくぼーっとしていると食事を見て食べていなかった事を思い出し、何となく食欲が無いものの勿体無いかなと自分の分を食べ始めて
…そういえば、あんたって休む時間あるの?
(食べ終わり大分余裕ができてきたからなのだろうかここに来て時間がかなり経ったというのに休んでいる様子を見せない相手に疑問に持ち食事をしている相手にそう問いかけ)
…あるっちゃあるわ(食べ物を口に運ぶ手を止めると答え、一応主に言えば休みを貰えるし時間を止めればいくらでも休める。ただ1つめはここに来てから今まで数回しかないし、2つめも休みとしてどうなのだろうかと思い曖昧な答え方をし。少しして食べ終わると「ごちそうさま」と呟いて
……無理してるといつか倒れても知らないよ
(彼女の口ぶりからして休みがあることにはあるのだろうがあまり休めてはいないのだろうと想い気遣いなのかただの忠告なのか部屋のベッドに横になりつつも小さな声で呟き)
そうね、気をつけるわ。(呟きが聞こえると本当にそう思っているのかいないのかは分からないが流すように返事をし、片付けてくるという事を伝えると二人分の食器を持っていき
何言ってるんだろうな……あいつがどうなろうが僕には関係ないのに
(彼女がいなくなったのを確認すると入口から背を向け自分が言った言葉の意図を自分自身でも理解しておらず一つ溜息を漏らすと食事をとったことと先程までの疲れが一気に押し寄せてきたのか睡魔に襲われてしまいそのまま眠ってしまい)
ただいまっと(片付けを終えて帰ってくると声を掛け、反応がない事を不思議に思いベットのそばに屈んで相手の顔を覗き込むと眠っている事に気が付きそばに座って「…可愛い顔もするのね」なんて呟いて、そのままベットに伏せると疲れていたのか自分も眠ってしまって
すぅ……すぅ……んぅ
(なんだかんだでまだ子供っぽい部分もあるのか寝ている時は無防備な状態で規則正しい寝息を立てていたもののやがて目を覚まし自分が気がついたら寝ていたことを自覚すると一体どれほど眠っていたのだろうかと辺りをキョロキョロと見渡していて)
あ、起きた?(椅子に座って退屈そうにしていると相手が目を覚ました事に気が付き、時計を見ると丁度8:00をさしていて「お嬢様はこの時間帯寝てるから暇なのよ。…朝ご飯でも食べる?」と愚痴をこぼしつつ問い掛けて
あれ‥…なん……に
(寝ぼけているのかぼーっとし口元に少しだけ出ている涎とだらしない顔をしながら彼女を見つめままならない言語を放ち彼女の言葉も朝ご飯という単語だけ聞こえたので「んー……たべ、る」と口にするも再びごろんと寝っ転がり)
できるまで寝ててもいいわ(いつもと違う相手の様子に少し驚くもふっと笑い立ち上がって涎を拭いて、それから少し経ってから部屋に戻って料理をテーブルの上に置きちらりと相手の方へ視線を向けて
んんっ……
(しばらく眠り続けてようやく意識がはっきりするほどまで目が覚めると相手の方へと目を向け「あぁ……そっか、僕寝てたんだ」と頭を軽くかきながら先程まで眠っていたベッドから降りて)
おはよ、傷はもう大丈夫なの?(包帯の巻かれた腕を見ると首を傾げて問い掛け、料理の置かれていない方の椅子に座ると読みかけていた本の続きを読み始め
……まあ、それなりに引いてるよ。元々そこまで痛くなかったし
(見た目に比べてそこまで重傷ではなかったのか今となっては痛みは殆どないに等しくあの時の光景を思い浮かべると「そりゃあ近づきたくないよね、こんな危険な所」と前々から館のことを聞いていたような口ぶりで呟き)
…私が食べさせた意味はあったのかしら(元々そこまで痛くないと言われると相手にとっては今更であろう事を言い、呟きが聞こえていたようで「でも地下室に行きさえしなければ殆ど安全なのよ」と自分の経験上の事実を述べて、確かに魔法使いが盗みに入ったり何てことも無くはないがそこまで危険ではなく
……確かに、門番は寝てるから入るのは楽かもね
(さっきまで人が入ろうともしない危険地帯かと思ったがよくよく考えてみれば機能していない門番を筆頭に中のことを知れば知るほど住人を怒らせなければそこまで危険ではないのだろうとあえて怪我のことについてはこれ以上触れずに考え)
やっぱり薫が入る時も寝てたのね(理由として上げられた事にまたかと苦笑し本のページを捲りつつ答え、「食べないの?」と顔を上げ相手と椅子を交互に見て問い掛けて
ただ立っているだけだから最初案山子かと思った
(悪気もなく自然な感じで寝ている門番を人として認識していなかったことを正直に話すと「食べる……」といい眠い目をこすって朝食に手を伸ばし)
困った門番だわ。(机に頬ずえをつき文字を目で追い、そんな彼女でも自分にとっては友人であるためか言葉とは裏腹に先ほどの笑いとは違い自然と頬を緩め。本を閉じると何気なく相手の方をじーっと見て
……あーん
(彼女の視線を気にもせず朝食を口に含んでみると先日の夕飯の時と同様、糸目状態になるほど気の抜けたような顔になって朝食を楽しんでいて)
…だらしない顔してるわね(夕飯の時は疲れていたからか嫌だからなのかと思っていたが今も同じ表情をしているのを見て不思議に思い、片手で相手の頬を触ると軽い力で横に引っ張り
な、何するんだ!
(頬を引っ張られると先ほどまでの顔から一変させ驚きと不快などを交えた顔をすると朝食を楽しませていた手を止めじたばたと暴れ始め)
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