審神者と！（NL)

ふふ、私も約束を破らないように精一杯頑張るわ。（たとえこの思が叶わなくても審神者として相手のそばにいればそれでいいと思いながら微笑んで見せて）

ああ、互いに頑張るとするか（そう言うと「本丸でも他の奴らに手合わせ頼むか」と言い）

あんまり他の仕事に支障がない程度に頼むわよ。（手合わせと聞いて肝心の進軍の際に万全の体制で戦わせたいのかそう釘をさすような言い方をして）

はは、そう心配するな。ほどほどにしよう（そう言うと「主こそ自愛をしているのか？」と問い)

もちろんよ、肝心要の私が倒れるわけいかないからね。（己の立場がどれほど大事なのか分かっているため己の体調管理はなるべく怠らないようにしているが己よりも周囲の人間を優先させてしまうため危うさがあり）

そうだな、主が倒れてしまったら困りはしないが世話できるかどうか心配でな！（そう言い「不器用な奴らばかりだからなぁ」と笑って）

皆、もとは戦道具だから仕方ないわよ。（人の子の世話なんて経験もなければ知識もないだろうと思うとますます己が倒れるわけにはいかないと自分で自分を縛りつける戒めのように己に言い聞かせて）

そうだなぁ…しかしせっかく人の体を持てたのだから人間らしい事をしてみたいもんだ（そう言って「できるか知らんがな」と言い）

人間らしいこと、ねぇ。（人間らしいことといわれて抽象的な言葉に難しい表情で沈黙したまま考え込んでしまい）

なんでもいいんだ、体を持ってしまった以上いろいろとしたくて（そう言うと「何か不器用な俺でもできる事…あるか？」と問い）

もし私ならお洒落や美味しい物を食べる、かな？（相手の問いかけにもし己の場合ならしたいことをあげて）

洒落に飯か…ふむ、ほかにこう…驚きがあるのは無いのか？（やはり驚きを求めているようでそう言って）

…んー、今の時間帯なら間に合う、かな。（相手の言葉に何かを思いついたのかちらりと空を見て時間帯を確認し「よし、なら最高の驚きを見せてあげる。」と口元に何かたくらんでいるときに浮べる微笑を浮べながらどこかを目指して歩き出して）

最高の驚きだと？なんだそれは？（そう疑問に思いつつもどこか楽しそうにしながらついて行き）

ふふ、少なくても驚くとは思うわよ。（相手の疑問に種明かしをせずに煙に巻いた言い方をして「まぁ、綺麗と言った方が正しいかもしれないけれど。」と付け足しながらある場所を目指して迷いもなく歩き続けて）

綺麗…？（主の言葉にますます謎が深まって首をかしげ）

…間に合った、わね。（しばらく歩き続けて、たどり着いたのは地平線が見える空気が非常に澄んだ小高い丘であまり人が来ない場所なのか到着したときは誰もいなく目の前は地平線まで草原が続くのみで時間帯は夕刻なのか徐々に空が茜色に染まり太陽も地平線へ沈みつつあり）

これは、綺麗だな…（目の前に広がる風景に絶句し）

…ふふ、見せたいのはこれから先よ。（風景の綺麗さに絶句している相手に含みをこめた言い方でじっと地平線に沈む太陽を眺めながら「なるべく太陽のほうを見ていて。決して瞬きは厳禁よ」と夕日を見つめながら述べて）

分かった（そう言い頷くと瞬きをしないようにじっと見て）