こんのすけ 2015-10-05 12:00:01 |
通報 |
ああ、良かった!
それでは、宜しく頼むぞ。
>三日月
「…なぁ、君…、俺達がいるこの本丸の他にもきっと世界のどこかにはまた別の俺達が集まる本丸があるわけだろ?だから、例えば街で他の本丸の俺や君とすれ違う事ってあるんだろうか。」
(広間に入り相手の隣に座り目の前に並べられた質素ながら美味しそうな料理をぼんやりと眺めながら物憂げに瞳を伏せいつものおちゃらけた雰囲気はどこへやら堅い声音でそう呟くように尋ねたのは街で見かけた相手が目の前の相手であることをどうしても受け入れられない為であり縋るような瞳で相手を見てしまっては慌てて逸らして)
うん?…考えた事はなかったが、あるやもしれん。自分と同じ姿に出くわすと思うと面白いな。
(意を決したように告げられるのはいつにもなく堅い口調で、あくまで例え話という体に話を合わせては何事も理解しているにもかかわらず白々しく首を傾げて考える素振りを見せ平然と笑み。隣に座る相手の表情を覗き込むと普段の陽気さは消えており、周囲がその違和感に気付くのも時間の問題で。)
>三日月
…そうだよなあ!俺もいつかそういう驚きに遭遇したいものだな…ははは、何、いや、すまんな、突然。…ははは、そうだよな…。
(自分のこの様な馬鹿げた質問にもいつも通りの笑顔で回答して貰えば若干安堵したのか塞き止めていた何かが決壊したように突然笑えば自分もなるべくいつもどおりにと努めて陽気な声で返したものの時分が見た三日月が他の本丸の彼であればいいと切に願ってしまえばやはりその笑い声はまた乾いたものに変化し自分に言い聞かせるように呟いた後食欲はなかったが夕飯を無理に掻き込んで)
っははは、俺も余所の所のお前を見てみたいものだ。どこの鶴も、驚きばかり求めているのだろうかな。
(感情を押し殺したような乾いた笑みは痛々しくも、その心を鬱蒼とさせている元凶が自分であるという事に口角が上がるのを抑え切れず。余計な事を口にしてはぼろが出てしまう可能性を踏まえて、これ以上翻弄する事はなく。此方はいつも通り、否、いつもよりも愉快そうに素朴な夕餉に舌鼓を打ち。)
>三日月
ああ、驚きを求めていない俺なんて俺らしく無いだろ?きっとどこの俺も君に会ったら驚いて喜ぶ…さ。
(これ以上意味のない事に悩んでも無駄である訳で、幾ら自分が心配しようが見たことは幻想でも夢でも無い様であるしそれが隣に居る三日月と同一人物だとは到底思えず違う本丸の三日月だったのだと思い込むことにしてはみたものの相手と喋っている内にその本丸の近侍は自分であったし彼が報告していた資源の残量もここの本丸と一致している為それは有り得ない事だとわかってしまい声の音色を落とすといつも手を伸ばすおかずを食べるのもそこそこに白米だけなんとか食べきって相手が食べ終わるのをじっと待ち)
それは愉しみだ。…あまり食が進んでいないようだが、もう良いのか?
(ゆっくり、自分のペースで食事を進め少しずつ腹に収めていき。こうしてこの本丸で物を口にするのも最後だろう、そう思うと感情の高揚は抑え切れないものとなり。箸を置いて食後の茶を啜り一息吐くと、ふと視界に入った相手が既に食事を終えている事に気付き不思議そうに問い掛けてみて)
>三日月
ああ。今日はどうも余り食べる気分じゃなくてな…実は夕餉の前に団子を三本も食べてしまったんだ。一期や光忠の奴に知られると怒られるから秘密だぞ。
(例えば目の前の相手と刃を交える事になれば練度の差こそ多少あれど間違いなく負けるであろう事は目に見えておりそうなれば幾日と経たないうちに、もしかしたら今夜にも自分の命は無いのだろうと思えば割とあっけなく感じると同時にそれなりに気持ちの整理も付き始めて茶化してそんな事を言ってはその双眸に相手を写して漸くふっと微笑み唇に人差し指を宛てて)
おお、そうなのか。いやはや、それは羨ましい。団子か、良いな。俺も一緒に食べたかったぞ。
(口からすらすらと吐かれる自然な虚言に大袈裟なくらいに目を丸くしてみせると、のんびりと笑み。町で仲間とのやりとりを盗み聞きしていたのは相手で間違いない、しかしそれを今言及するわけにもいかず、種明かしは後程と胸の内で呟きながら相手を真似るように唇に人差し指をあてがって。食事を終えては「御馳走様」と一言告げて立ち上がり)
>三日月
今度貰った時は善処しよう。
(相手の演技は完璧でもしあの会話を聞いていなければ相手の裏切りなど見抜けなかっただろうと思えば他の刀剣達に関しても懐疑心が芽生え始め空恐ろしく感じて目の前で自分の仕草を真似ている相手を見て一瞬すっと目を細めてはふと口元を緩ませ「御馳走様」と此方も呟き立ち上がり、このまま主に報告に向かえば恐らく相手を他の刀剣達も呼び寄せて取り押さえてくれるだろうがその後の処置は不明瞭でそれが間違いなく相手に良い物ではない事を知っていれば報告するわけにもいかず未だ食事をしている主に背を向け廊下に出て)
俺の分は取っておいておくれ。
("今度"など来るはずのない約束を平然と取り交わす自分の軽薄さには内心で自分を嘲笑いながら、共に立ち上がった白く美しい姿を見て。審神者に意味深な視線を向ける姿を何も言うことなく見て、相手に続き大広間を後にして。思い出したように口を開き)
…ああ、鶴や。お前に渡したいものがあるのだが、今晩部屋に行ってもいいだろうか?
>三日月
気が向いたらな。君は食い意地が張っていていけない。
(ははと愉快げに笑う声は何処か沈んでいて大広間を背に廊下を歩いていると不意の相手の申し出に思わず足を止め。渡したい物というのは恐らく口実、決行は今夜なのかと察しては一瞬視線を外し庭を眺めつつ考えていたものの「余程良い物をくれるんだろうな?」と軽く笑って承諾して)
美味いものは好きだ。…なあに、食べる量は加減するぞ?
(周りから見ればそれは普段通りの軽口の応酬のようになっていただろう。愉快そうに笑んで、相手が歩行を止めるのに従い自分も足を止めると静かに反応を待ち。決して察しが悪い訳ではない相手ならば様々な事の起こり得る可能性を考えている筈。その間に自分も何やら思案を巡らせて。)
うむ。きっと喜ぶだろう。楽しみにしていておくれ。
(笑みを浮かべて頷き、湯浴みにでも向かおうと相手に背を向けて歩き出し。さて、賢い相手はどう動くのだろうか。審神者に一言告げ口をすれば自身の身はひとたまりもない事を分かっていながらも心中が愉快なのは、外部に仲間が居るため。とうに狂ってしまった事を再認識しては一人怪しげに口角を上げ)
>三日月
口だけではなんとでも言えるさ。
(それは団子の話に返したのか、はたまたその後の言葉に向けたのか、背を向けて遠ざかっていく相手の背中にポツリと呟きながら自分もまた逆の方向へと向けて歩き出し部屋へと戻ると色々と散らかっていた自分の部屋を片付けては縁側の襖を開き月を見上げて壁にもたれかかり相手が来るのをじっと待っていて)
(背後からの呟きには気付く事無く、いつも通りに湯浴みを済ませて。しかし寝衣を着る事はせず普段通りの戦装束を纏い。普段は同じ三条派の者から手助けを受けているが、今回ばかりはそうもいかず一人で着衣していると大幅に時間を取ってしまい。本体を腰に差し片手には紙包みを持ち、相手の部屋に向かうと開け放たれたままの襖から部屋に踏み入って。)
遅くなってすまんな。
>三日月
本当に。余りに君が来るのが遅いから眠ってしまうかと思ったぜ。
(普段は部屋の隅に置いている本体を腰に提げ月を見上げて静かに一人部屋で相手が来るのを待っていれば暫くの後に聞こえた相手の声に軽い憎まれ口を叩きながらそちらを見ては夜に似つかわしくない戦装束と提げられた刀を見留めて眉を僅かに動かすと相手が部屋へ入った後そっと後手で襖を閉め相手が持ってきた紙包みへと視線を移し)
はっはっは。すまぬ。
(不満を示す言葉にも楽観的に笑み、襖が閉まるのを目視で確認して。待ち望んでいた瞬間が刻一刻と近付いている事への興奮と、相手をこの手で折らなければならないという事に対する言いようのない息苦しさを、小さく息を吐く事で誤魔化し。取り敢えず近くにある座布団に腰を下ろして。相手が座ったのを確認してから話し始めるだろう。)
…ああ、これはな。お前に似合うと思ったからつい買ってしまった。貰ってくれるか?
(町で購入した竜胆の花を模した簪が入った紙包みを手渡して。)
>三日月
いつもの事だ。さして気にしてはいないさ。
(座布団に腰を下ろした相手を見ると向かい会うように畳の上に胡座をかき机の上に頬杖をついて相手を見ていたが紙包みを手渡されてはほんの一瞬迷ったものの最初で最後の相手からの贈り物だろうと思えば両手で受け取り興味深げに紙を取り中身を確認すると自分の刀身に入っている花と同じそれを模した簪に思わず頰が綻ぶのを感じてそっと手に取り礼を言ってはそれと全く同じ笑顔で相手の双眸を見据えて若干落とした声音で尋ね)
ありがとう、とても驚いた。随分と洒落ているじゃないか。さぞや俺の死に顔には似合うだろうな?
…、そうだなあ。お前は白いから、きっと良く似合うぞ。丁度その服も白装束のようだ。
(手に渡ってしまうと言いしれぬ虚無感が襲い掛かる。しかし嬉し気に緩む表情を見ると安堵したようで、ゆっくりと目を細めて。続く言葉は想定内だったものの、こうもあっさりと破壊を受け入れている事に内心で驚きながらも否定する事はなく、頷いて。腰に付けたままの自分の本体の鞘を一撫でした後に、相手を真っ直ぐ見つめ返し薄らと笑みを浮かべて)
昼間の会話を聞いてもなお、審神者に告げ口しないとは。近侍失格ではないか?…なあ、鶴よ。
>三日月
白装束…か。どうせなら鶴らしく赤く染めて欲しいものだが。…ッ、君、俺が昼間盗み聞いていたのを知っていたのか。
(相手の言葉に返す声音には未だ余裕があったものの相手の驚く様子の無さには寧ろ此方が驚いてしまい素っ頓狂な声をあげて目を丸めてあまりの相手の役者ぶりに感嘆するのみで。そしてふと口角を上げて笑っては近侍失格と言う言葉に小さく頷き相手の顔を見つめてトントンと自分の刀身を軽く人差し指で叩いてはそっと自然な動作で柄に手を掛けて悠然と笑み)
そうかもしれないな。だが君への処遇がわからない以上俺には君を告発出来なかったんだ。どうだ?俺の弱さを笑うか?
/約束の1日が経ったから今日はこれで。
君と過ごしていると余りに1日が短く感じるな。
今日もありがとう、とても楽しかった。
また、何れ君に会いに来る。それじゃあ、また。
お前はほんに、俺を喜ばせるのが上手いなあ。
…此方こそ、礼を言うぞ。楽しかった。
次はこの続きからだな。任せてくれ。
ではまたな。朝晩は冷え込む故、風邪など引かぬよう。
トピック検索 |