匿名さん 2015-10-02 14:03:20 |
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お休みなさい。
(額にキスをされると安心するような恥ずかしいような気持ちになってもぞもぞと相手の胸元に頭を埋めながら微睡み始めて)
……もう一時。ナンシア、昼食の時間みたい。
(ノックの音にむくりと身体を起こし、小さな欠伸を一つ零して)
……もう、こんな時間か……
…行こうか
(大欠伸、それを咬み殺しながら伸び。若干緩んだ顔を頬を叩いてピシッと戻す。
寝起きは弱いようでベッドの端までごろごろと転がり、落っこちそうになりながら立ち上がる。うーんと壁に手をついて)
ちょっ、ちょっと大丈夫?
(ベッドから降りて昼食をとりに向かおうかと思えば眠そうに壁に手をつく相手の様子が意外だったのかくすくすと笑いながら腕を持って)
寝起きが弱いのね?人間なら夜中にご飯を食べるような感じなのかしら…
(食堂へ向かいながら吸血鬼は日光が苦手と聞いていたためううん、と小首を傾げ)
………ニーナが眷属となれば夜型の生活にも戻せるだろう
(普段のペースより僅かばかり遅い速度で食堂へ、食堂内のカーテン越しの明かりでも眩しそうに目を細め)
……ニーナ、そういえば…今朝私が呼び出した理由だが
…奴に名前を付けてやって欲しいのだ。前々から呼ぶのに困っている
(食堂内で待っていた鴉の頭をぽふぽふと撫でつつ、ニーナに囁く。食堂の机には炒飯がふた皿とハンバーグが二つ置いてあり。)
…お名前!私が付けてもいいの?
(きょとんと目を丸くした後に嬉しそうに表情を明るくすると少女へと視線を向けて。テーブルに並ぶ料理に誘われるようにして椅子に腰掛けながら鴉のイメージに合う単語を頭に浮かべるとやや眉間にしわを寄せながら難しい顔をして。)
ああ…恐らくお前の方が良い名をつけてやれるだろうからな。
…今は食事だ。いただくとしよう
(席につくとナイフ、フォークを両手に持ち、ニーナににっこりと微笑んでみせ。鴉も席についたようで)
考えておくわ。素敵な名前を付けてあげる。
(暫く難しい顔をしていたが今一度席に着いた鴉の顔を見ると一つ頷きにこり。自分もフォークとナイフを手に取り、美味しそうな料理にじわりと舌が熱くなるのを感じつつ)
頂きます。…そういえば人間のうちに食べるご飯はこれが最後になるのかしら。
(ハンバーグを一口サイズに切りぱくりと頬張りながら相手と契約を交わせば味覚が変わる場合があることを思い出し不思議そうにして)
よろしく頼む……
そうなるな。…いや、希望があれば作らせよう。夕食後でも構わないだろう
(大きめの一切れを口に運ぶ。溢れ出す肉汁が美味である。ハンバーグは高速で無くなっていく)
(/因みに「ニーナの味」が変わる(かもしれない)つもりなんですが…(つまり血が不味くなったりするかもしれない))
ええ…ナンシアの気分に任せるわ。契約って時間が掛かったりするものなの?
(ハンバーグを口にすると頬に手を当て思わず"美味しい"と呟きぱくぱくと食べ進め、水を一口飲むと視線を上げて小首を傾げて。今度は炒飯をとスプーンに手を伸ばし)
(/肉食になったり好みが変わるのかと勘違いしていましたすみません;)
ああ、契約自体はものの数分で終わる。
…その後頭痛や目眩、吐き気に襲われるだろう。どれだけ短く終わるかは私にも分からない
(ハンバーグを一口だけ残してチャーハンへ。ちゃっかりワインを出していて、グラスに注ぐ(ナンシアの水は先に出てる)。)
…………炒飯とワインは合わないな……
(/こちらの説明不足ですので、お気になさらず!)
少し覚悟が必要ね…、だったら夕飯の後がいいかも。
(その症状にやや声のトーンも下がるものの契約をやめる気は無いらしく相手の注ぐワインに視線を遣りながら提案してみて。)
本当に良く飲むのね。あまり酔ってるところは見た事無いけれど。
…ーーそう、名前なんだけれど…ノワールというのは如何かしら。どこかの国の言葉で"黒"を意味したはずよ。
(先ほどから考えていた名前をおずおずと申し出ると、ちらりと鴉の方を向いて。)
そうか。…ならば特上の夕食を用意させよう
…人前で酔い潰れる程飲みはしない。吸血鬼は人間に比べ酒に強い上酔いが表に出にくい事もあるだろうな。
人間のように顔を赤くするような事はあるまい……飲んでみるか?
(料理と合わないためかペースは遅め。しかしワインを揺らすその笑みは酒飲みのそれ。ワイン瓶を揺らしてニーナに勧めてみる。)
…ノワール、か。うむ、それで決まりだ。
(ノワールになった鴉の頭をわしゃわしゃと撫でる。小さく「カァ」と呟くノワール。ニーナに直接意味は伝わらないが…)
…ノワールも喜んでいる。いい名前だと
有難う。楽しみだわ
(相手の好意に両手を合わせて嬉しそうに表情を綻ばせ)
それにしても強いと思うわ。それに良く似合うし。……ナンシアが飲んでると美味しそうに見えるのよね…少しだけいただこうかしら。如何なるか分からないけれど。
(関心を持った瞳でワイン瓶を見つめると台所からワイングラスを一つ持って来て、注いでもらう様に相手の方へ差し出して。未だ経験のないそれに期待と不安が入り混じったような笑みを浮かべながら)
本当?良かった。宜しくね、ノワール。
(気にいるかどうか不安だったのか喜んでいると聞けば表情を明るくして)
ふふっ、そうか…
…この赤が良いのだ…深みのある赤であればある程
少しならば酔う事もないだろうて
(グラスにゆっくりとワインを注いでいく。半分より浅いぐらいで1度止める。手慣れているようでワインは一筋も瓶に回ったりせず。)
さぁ、飲んでみるといい
(そのワインは一口飲めば初めてでも高いものだと分かる甘さが口に広がる。アルコール度数は高い物ではないものの酒に弱い者は一杯で酔うくらいはある。)
ふふ、貴女が持ってると血液に見えてきちゃうわ。
……ーーそうなの?私初めてだから。酔っ払っちゃったら宜しくね?
(とくとくと注がれるワインを眺め、注ぎ終わったそれを口元に近付けると少し香りを楽しんでみて。相手の顔を見てからゆっくりと飲んでみて。)
あ、…甘いのね。もっと渋いものかと思ってたけど…うん、美味しいわ。
(一口飲めばふわっと甘さが広がりするりと喉奥まで流れていき。もう一口飲むと頷きつつ喉の奥がじんわり温まるのを感じ、少したてば頬をほんのりと桃色に染めてへにゃりと緩く笑って見せ)
実際に血が飲めない時に赤ワインを飲む者は多い…その場合は慰めにしかならないがな
ああ…とは言うが大した事にはならないだろう…
(ワインを飲み下すニーナを、まるで自分の描いた絵を親に見せる子供のような目で見つめる。)
ああ…80年物だからな。熟成されて甘みが出る。ニーナが眷属になった時にはもっと良いものを飲もう
…頰が赤いぞ
(そのほおにそっと触れてみて、微笑む)
相当高価なものなのね…とろとろで美味しい。……ふふ、そんなに強くないみたい。
(頬に触れられると心地好さそうに瞳を細め猫の様にその手に擦り寄せて。身体がぽかぽかしてくるのを感じ、一旦ワイングラスを置いて。)
そんなに強くないといいながら酔っているじゃないか…
…早く食べ終えてやすみなさい
(背中をぽんぽん撫でると、炒飯に向き直って。)
はあい、…ふふ、ナンシアと居ると楽しいわ。私の知らないことを沢山知ってるもの。
(素直に炒飯へと手を伸ばすものの表情は緩く、にこにこと笑みを浮かべながら相手を見遣り。残ったワインも炒飯とハンバーグと共に飲み終わらせると"ご馳走様でしたあ"といつもよりやや間延びした口調で。)
お前よりも長く生きているからな…当然だ。大した事はない
(たいした事ないと言うわりに嬉しそうに口元は綻んで。「ご馳走様」と手を合わせてから席を立つと「行くぞ」とニーナの肩を叩いて)
暫く横になっていれば酔いも冷めるだろうて…
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