匿名さん 2015-10-02 14:03:20 |
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……ニーナ、お前さえ良ければ…いや、止めておこう
(ナンシアには珍しく口をつぐむ。ここで”買っていく”というものだが、ニーナには辛いだろうと思っての事。
「ふむ。ならば、買って帰ろうか……髪は好きにするといい。だが、吸血鬼は人間と違って髪が伸びにくいからな?」ニーナのいう事を本気にしたようで、本気で検討している時の顔つき。実際にこんなベッドが入る扉は無いように思える。
長寿という側面にはこういう物もある。髪型に拘りはないものの、戻すのには時間がかかる、やはり相手に任せるつもり)
ナンシア……、
(途中で止められた言葉にやや引っ掛かったが其れを察したのか何も言えずに居て。どうにかしたい気持ちと抵抗する気持ちが絡まって只々視線を落とし。「ふふ、こんなに大きなベッド入るかしら。それともそんなに私と寝たいの?」と本気で考えている相手に家の扉を頭に思い浮かべながらくすりと笑みを浮かべ、後半はやや揶揄するような口調で。髪のことを聞かされればその柔らかな髪を手で触りながら「伸ばしっぱなしだったから。それにこういう機会じゃないとなかなか切れないし…、うん、少し待たせちゃうけれど、行ってきてもいい?」と切ることを決めると頷き、相手の了承を得ようかと)
……この話はまた今度にしよう。折角来ているのだからな。
(こんな事で雰囲気を悪くしたくない。多少無理な形になるものの話を打ち切って。「……………、大きい方が嬉しいのだろう?」何にも考えていなかったのか入れ方については黙ってしまい。一緒に寝るのもいいかという思いをまさにそのまま言われれば少し言い訳をするように返し。
「ああ、構わないが……昼間にしよう。今はやっていないだろうからな」今は夜中、はやる気持ちも分かるものの窘めて)
えぇ。……、横になりましょうか。
(話を打ち切られると大人しく頷き這うようにベッドの反対側寄りに行くとごろりと寝転がり。流石ホテルと云うべきか柔らかなベッドに「ふかふか……」と在り来たりながらも幸せそうに感想を呟いて。「ふふ、確かに豪華だけれど一人で寝るには広過ぎると思って。それにお家のベッドも十分広いから一緒に寝れるわ?」と言い訳のような相手の言葉に瞳を細めくすっと笑みを零すと以前一緒にベッドに入ったことを思い出し。窘められると「あっ、ごめんなさい、言葉が足りなかったわ」と付け足し自身は明日の予定のつもりであったが言葉が足りなかったと小さく苦笑を浮かべ。ベッドに横たわっていると、先程の吸血による興奮も収まり少しずつ眠気が訪れ小さく欠伸を漏らし)
……うむ。身体が沈み込むようだ
(腰掛ける形から横になり。そのままもぞもぞと布団の中へ。素材に何を使っているのか最早熱いぐらいで。「……まあ、そうだな。手入れも苦労しそうだ」ホテルと違い自分でーとは言ってもノワールがいるがー手入れをするとなると、普通の物と違う事をする必要がありそう。昼間に寝る都合上干すのもあまりできないのでやはりいらないかと思い。
「ああ、そうか。それならいい。……今日は歩いたからな、ゆっくり眠れ。」眠たげなニーナの頬をそっと撫でる。自分にも眠気が襲って来、瞳を閉じて)
…おやすみなさい、ナンシア。
(頬を撫でられると心地よくあっという間に瞼は重くなり。上記を呟くと相手の方を向く形で眠りに落ちていき)
…--あら、おはよう。ノワール。でも此処では働く必要は無いのよ?
(吸血鬼といえどまだ日は浅い為朝にはしっかり目が覚め。そっとベッドから抜け出し着替えを済ませ寝室を抜けるとノワールがせっせと窓の掃除をしており。声を掛けるとこてんと小首を傾げるノワールに思わずクスクスと笑ってしまい。顔を洗い髪を梳かし用意を終えると紅茶を用意してきて)
……眠い
(頭まで布団に潜り込み熟睡していたナンシア、紅茶の香りに誘われて目が覚め。覚めはしたものの身体が重くもぞもぞと動くだけ。
眠っている間に脱ぎ捨てたのかガウンがベッドの外に落ちていて。不精して手だけを布団から出し、ガウンを探して)
ナンシア、まだねむいの?
(紅茶を持って戻ってみれば布団から手だけ出してガウンを探している様子の相手に思わずくすりと笑いを漏らし。近くのローテーブルに紅茶を置いて、ガウンを拾い相手の手に掛けると少し布団を捲り「おはよう、朝よ」と)
………寒い
(カーテンが閉められているため然程眩しくはないものの布団の中よりは明るく。ガウンを脱いだため身体が出ると寒く、端的に抗議して。
ガウンを着て布団から出て来れば紅茶を一気飲み。それでもまだ眠いのか布団に横になり「もう少し寝かせてくれ…」と情けない様子で)
…、困ったわ。
(思わず腰に手をやり溜息を一つ。このまま寝かせてあげたいのは山々だがチェックアウトの時刻も迫りつつあり、目覚めの為に持ってきた紅茶も効かなかった様でどうやって起こそうかと思案して。良い案も思い付かず再び溜息を漏らすと相手の耳元で「起きないとちゅーしちゃうわよ」と囁いてみるなど少し遊び始め)
うーん……
(薄ら目を開けニーナの方を見る。何を思ったかいきなり抱き寄せれば顔同士が非常に近くなり。少し気怠い笑みを浮かべれば舌舐めずりをし、唇と唇を合わせるキス。どれくらいの時間が経ったか、満足したようにニーナを解放すると「…目が覚めた」なんて伸びをすると何もなかったかのようにリビングへ向かい)
ナンシア?……、!
(抱き寄せられるとまだ寝惚けて居るのかときょとんと顔を覗き込むも次の瞬間に唇に柔らなものを感じ。確かにキスすると言ったものの瞳を閉じるのも忘れる程に驚いており。解放されると息をやっと吸って、初めての経験にじわじわと頬を赤らめながらリビングに向かう相手を追いかけて「…眠り姫じゃないんだから、」などと一人で呟きながら長い間生きている相手のことだから恐らく挨拶程度の事だろうと消化して)
………ノワール、ルームサービスを呼べ。ここで朝食をとる
(あんな事をしてまだ少し眠いのか伸びをしながら席に着き。本来ホテルの一階で取る朝食を4階まで持ってこさせるというのはかなりの暴挙、それがまかり通る程のお得意様であるとも言える。
「……お前も早く座れ、じきに来るだろう」先程までのだらしなさは何処へやら、ガウン姿とはいえかなり様になっており)
え、えぇ…
(素直に席に着くとふぅ、と息を吐き出し熱い頬をぱたぱたと手で仰ぎ。間も無くしてコンコンと扉を叩く音に視線を向けると朝食が届いた様で。朝食といえど豪華なもので、たちまち空腹を感じ朝食が並べられると「美味しそうね」と微笑みを浮かべて)
………ああ、そうだな
いただくとしよう……
(朝食のためか自分の好きな肉はハムぐらいしかなく、小さめのボウルに山盛りのサラダもあり。人間的な嗜好であれば美味しそうにも見えるがナンシアの目には微妙。)
ふふ、お肉が少ないって顔に書いてあるわよ。
(ちらりと相手の顔を盗み見れば朝食に関してやや物足りなそうな表情、小さく笑みを漏らして。サラダを三人分取り分けながら「お野菜は嫌いじゃなかったわよね。」と以前サラダをしっかり食べていた相手を意外に思ったことからかそう記憶しており、小皿に分けたサラダを二人の前に置いて。それが終わるといただきます、と早速サラダに手を付け)
………ああ。
(ニーナのからかいにも反応が薄い、露骨に嫌そうな顔。先は我慢していたものの今は取り繕う必要がないため。ボウルを手に取るとフォークで一口。あまり箸が進まないようで。「……ニーナ、もう少しやろう」とボウルを差し出して)
…少し多かった?
(ボウルを受け取ると自分の方へ取り分け再び戻し。どうにも元気の無い相手に何だか歳下の面倒を見ている様な気分になり自分の分のハムを相手のプレートへ移動させて「お昼はお肉がいいかしら?」と元気付けようと声を掛け)
……そんな事はない
(変な所プライドが高いのか、認めようとせず。少し減った野菜を一口で食べてしまうと「そうしよう…お前はいいのか?」ニーナのプレートから渡される事になったハム、気を遣わせたとよく分かり申し訳なくなり。とは言いつつも既に自らのスープや目玉焼きに手を出しているあたり食に関しては貪欲らしく)
うーん…、まだナンシア程お肉が食べたくなる訳でもないのよね。野菜でも十分満足出来るもの。
(まだ日が浅い為か、元々の好みなのか、特別肉食になるなどの変化は見られず。特に気を使った訳でも無くサラダの代わりとして相手に渡した節もある様で。用意された朝食が食べ終わるとごちそうさまでした、と紙ナプキンで口元を押さえ)
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