匿名さん 2015-10-02 14:03:20 |
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……はは、そうだったな…気をつける
(以前自分が言った事を逆に言われる、素直にすまなく思う。ニーナの着替えを待つ間に酔い覚ましに水を煽って。
「よし、行こうか。」夜なのに日傘を持ち扉を開ける。特に何もなければ例の商店街の方へ向かって)
…マーサはいたずら好きだからな。一応気をつけておきなさい。怪我をするような事はしない方だが
いたずら…?やんちゃな人なの?
(商店街の方に歩みを進めながら、相手の言葉にきょとんとしながらいたずらというものだから可愛らしい物を想像しては相手を見上げ小首を傾げ)
……まあ、会えば分かるだろう
ここだ。…私だ、ナンシアだ。マーサはいるか?
(もう誰もいない商店街…いや、一つだけ開いている店。以前ナンシアが言っていたように雑貨屋…その戸をあまり遠慮せず開く。すると…)
「いらっしゃーい!ナンシアちゃんだナンシアちゃんだー!んー、そっちの人は〜?」
…連れだ、魔法を教えてやって欲しい
(店の奥から、丁度ノワールくらいの女の子が駆けってくる。2人を交互に眺めて)
…初めまして、マーサさん。ナンシアの眷属のニーナです。
(想像よりもずっと幼い女の子の姿にきょとんとしてしまい、ちらりとナンシアを見上げる。紹介されればぺこりと礼儀正しく頭を下げて。疑問は尽きないもののあまり見てしまっては失礼だと思い、薄く微笑みを浮かべるままで)
「……なんだ、驚かないんだー」
「それじゃあ、よろしくのう?ニーナちゃん。」
(驚かせようとしたかった、らしい。その一瞬後には既にマーサは老婆へと姿を変えている。概ね7〜80程の老婆に。)
……はぁ。
「それにしても眷属とは。ナンシアちゃんもやっと売れたと言うところじゃな。まあ奥へ来なさい、あったかい物でも食べていきなさいな」
(ナンシアの言葉数が少なくなり、引きつった笑みを浮かべる。前に言っていた通り苦手のようで)
ひゃっ、……正直に言うと驚きました。
(驚きのあまり声を上げてしまい、老婆となったマーサに更に瞳を丸くするものの想像していた通りの姿はしっくりくるようで直ぐに緊張は解けたのかくすくすと笑いながら上記を述べ。此れが相手の言っていた悪戯かと思いつつ、横目に相手を見れば引きつった笑みを浮かべているのが分かりこっそりと苦笑しながら案内されるがまま店の中へ。見たことのないような雑貨を不思議そうに見遣り)
「ふふん、それならいいのう。気に入った物があれば持っていってもいいぞ?ニーナちゃん」
(とりあえず、と不思議な雑貨を後に店の奥へ。奥は意外とこじんまりした普通の家で、唯一気になるような物はといえば薄紫色の煮立つ鍋……そこからナンシアとニーナの分の2杯を注ぎテーブルに。)
「つい一昨日作ったばかりのスープじゃ。飲んでみぃ」
……………いただくとしよう
(白と薄紫のマーブルのシチュー、に見えるもの。吸血鬼なら普通という訳ではないようで、ナンシアも躊躇っている。スプーンの上の1杯を、目を閉じて口に運ぶ…)
……甘い
(と、苦い顔で呟いた。口に入れれば鬼のように甘く、またパチパチと何か弾けるような感覚。)
いただきます。…ーーわ、ぱちぱちする。
(見たことのない飲み物、少しだけ不安そうな視線でそれを見ては溢れないようにゆっくりと一口分掬って口に運んで。相手の言う通り甘くパチパチと弾ける感覚は想像と違っており、思わず驚いように上記をもらし口元に手を当て瞬きを数回繰り返しては「…これは?」と飲んだことのない飲み物に不思議そうにして)
「そろそろ「クリスマス」が来るからのう、近所の子供達にお菓子をと思ってねぇ。ここから固めて飴にするつもりじゃったんだが…まあよかろ?」
…あ、ああ…しかし甘「そういえばニーナちゃん。魔法が教わりたいんだって?それは何故かの?」
(マーサはニーナの正面の椅子に座り、少しばかり身を乗り出し。調子の変わらぬ、ちょっとした質問。だけどその返答が気になるのかナンシアとはまた違った黄色に近い赤の瞳でじっと見つめて)
ええっと、…眷属になって人間の時よりもずっと時間があるので、…その、魔法を覚えてみるのもいいかなって思ったんです。それに私が魔法を使えれば少しはナンシアの役に立てると思って。
(こちらに向けられる赤い瞳、全てを見透かされているような気持ちになって素直に思いの丈を告げては「そんな理由じゃ教えていただけないでしょうか…」とおずおずと付け足すものの、こちらもじっと相手を見据えて)
「ふうむ…ナンシアちゃんの役に、ねぇ…」
「いやいや、そんな事はないさ。今時教えられる子も教わろうとする子も少ないからねぇ、それだけで嬉しいもんじゃ」
…私は店の商品を見てくる
「いってらっしゃい。さて!それじゃあゆっくり教えて行こうかね、夜は始まったばかりじゃ。」
(ニーナの返答に満足したような表情のマーサ。二人にしようと思ったのかナンシアは席を立ち。「まずは最初に…吸血鬼は魔力こそあるが扱うのは苦手なものなんじゃ。だからこのように「契約書」を作って勝手に持って行ってくれー、とするわけじゃな」紋章が3つ程と文字、線が複雑に書き込まれている掌ほどの紙を見せて。)
あっ、…行ってらっしゃい。
(教えてもらえると分かるとほっとしたように表情を緩めるもナンシアが出て行くのがわかれば少しだけ不安そうな視線で追いしかし自分で言い出したことだからと思い直すとマーサに向き直り「宜しくお願いします、」と礼儀正しく会釈をして。相手の持つ"契約書"と相手の顔を不思議そうにまじまじと見遣り)
誰かと契約して使えるようにする、ということですか?…例えば鴉さんとか。
そうじゃな。契約の対象は別に生物に限られてはおらん。例えば家と契約を結べば…ほれ。この通り「使役」できるってわけじゃな
(指をピッと動かせばその通りにカーテンが動き、開く。そのまま数度、開け閉めを繰り返し)
この紋章はな、その物の名前みたいなもんじゃ。使役するもの、される物、両方に必要じゃ。
これを見ながら適当に作ってみぃ、おりじなりてぃーがあればなんでもOKじゃ。
(紋章学の基礎、という文庫本程の本を取り出し見せる、どれも決まって「縁取り」「その中に絵か記号」があり、白黒である。)
…すごい、ナンシアも同じようなことをしていたわ。
(カーテンへと視線を移し、きらきらと関心を含んだ瞳で相手を見据えて。自分にも同じことが出来るのだろうかと期待を不安を抱きつつ相手の持つ本を覗き込み、たくさんの紋章を見ては頭の中で紋章を描きながら「…マーサさん、ペンをお借りしてもいいですか?」と)
ニーナちゃんにもできる。基本原理は簡単じゃからな、後は覚えるだけじゃ。こういう本を見ながらなら誰にでもできるじゃろう
ああ、すまんすまん。ほれ
(本の別のページを見せれば契約書の書き方がざっと書いてある。ただ実際に使うのは特殊な文字のようで習得は骨が折れそう。 ページを戻して羽根ペンを持ってくる。)
これはな、インク無しで書き続けられるベンじゃ。ちょーっとばかし魔力を使うんじゃがな
凄いペン…、んん、魔力のコントロールって難しいのね…
(羽根ペンを受け取ると物珍しげに羽根の部分を電気に透かせて。大切そうに持ち直すと紙へとペンを走らせるものの線は太くなったり擦れたりとまだ安定しないようで、小さく苦笑を漏らして。初めてのことに戸惑いつつもまずは縁取りの円を描きその右半分に三日月、空いたスペースに小さな星を二つなんとか書き上げ)
(/お待たせしている間に年越ししてしまいましたね;今年もよろしくお願いします!)
変な力を抜くのがコツかものう。勝手にある程度魔力を使ってくれるからの。
OKじゃ。いざ契約といこうかの。
この紙にニーナちゃんの紋章と…そうじゃの、このこのおもちゃにしてみようかの。これの紋章はこれじゃ
(小さなナンシア達の乗ってきたバスに似た模型を戸棚から持ってきて、裏の紋章を見せて。星型の縁の内側に「バスの模型」と書いてあって。)
さっきの紙に模写して、線で繋げば完了じゃ。ほれ、簡単じゃろう?
(/あけましておめでとうございます。10月からなのでもう2か月になるんですね)
これ、私たちが乗ってきたバスに似てます。…え、っと。これで完成、なのかしら…
(バスの模型を見れば何となく見慣れたそれに親しみを持ってそっと触れては紋章を確認して、マーサに言われた通りに紋章を書き始め。少しペンの扱いになれたのか先程よりも綺麗な線で書き上げるとあまりに簡単過ぎたのかやや不安そうに相手とバスの模型を交互に見やり)
(/そうですね!こんなに長く続いたの、初めてです。二人の中ではあまり時間は過ぎてなさそうですが…今年はもう少しいちゃいちゃさせるのを私の抱負としたいと思います。笑 )
近所で買ってきたものだからの。1200円かそこらの安物じゃ。
うん。上手い上手い。それにの、こう、「動けー」って命令するんじゃ。
「ゆっくり動け」とかある程度口で言ってやると良いかもしれないの。
(机の上の諸々を退かしバスを置く。手のひらサイズのそれには見た所動力はないので普通は動かないもの。ただ今は契約しているので「動け」なら前に、「退がれ」なら後ろに動くだろう。ただ模型故の限界なのか曲がったりはできないようで)
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