匿名さん 2015-10-02 14:03:20 |
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それって、随分遠いところじゃない?…、ねえ、それなら私も着いて行ってもいいかしら。
(村に被害が無いと分かればほっと胸を撫で下ろしつつ、話には聞いたことがあるものの行ったことはないその都市に興味津々といった様子で)
大丈夫よ、私そんなに器用じゃないもの。…ーーふふ、ナンシア甘えてるの?
(いつもより強目の抱擁にクスッと笑い柔らかなものに包まれると抱き返しながら「あったかい、」と人間と何ら変わりない温かみを感じで瞳を閉じて)
(/此方も甘やかしたり嗜めるのが好きなのでこのままでいいと思います!)
ああ、構わないぞ。ついでにお前の日傘と仕事着を買おう…
そう遠くはない。…まあ日が出ている間で行って帰って用事が済む位ではあるだろう…
それとも1日泊まり見て回るか?
(少し前のめりなニーナの頭を撫でくすりと笑う。行こうと思えば行ける場所のためむしろニーナの反応が新鮮で。)
……いや、昔を思い出してな…昔は母上がよくこうしてくれた
しかし私がするのはお前が初めてだ…こんなに暖かい気持ちになるのだな…
(そっと背中を撫でる。こう寄り添うと、外ではあるが寒さは殆どない。…ケープの中に迎えると、また歩き出して)
(/分かりました、ではそのように!)
一泊、してもいいの?
(出来ればゆっくり見て回りたいと思っていたため相手の申し出は嬉しいもので頭を撫でられると瞳を輝かせるも「…あ、お金たくさん掛かっちゃうなら日帰りで大丈夫よ?」と遠慮がちに続けて)
…お母様も優しい方なのね。そうだ、眷属になりましたって挨拶は必要かしら?
(安心しきった様子で身を寄せ相手の幼少期を想像しては微笑ましくなり優しい声色で。ふと人間で言えばそういう挨拶が必要だろうと思い、薔薇園を見て歩きながら相手を見上げて問い掛けて)
何を言う。そんな心配は不要だ…私は言ってはなんだが金持ちだからな…1日2日泊まる事など造作もない
(胸を張り答える。食費雑費以外になかなか使う機会のないお金、実際に余るほどはある。)
……いや、その報告が必要な者は居ない。強いて言えば私の叔母の友人…先程言った「知り合い」ぐらいだろう
(返答に少し間があって。細かい事はぼやかしたものの家族がいないという事が伝わるはず。)
…さすが、ナンシアね。初めてだわ、…ねぇ、いつにする?
(いらぬ心配だったのが分かるとくすりと笑いながら頷いて、楽しみなのか小さい子どものように聞いてみて)
ごめんなさい、変なことを聞いたわね。…その人にはきちんと挨拶しないと。
(少しの間があるとそれを察したのか眉を下げ。話題を変えようと「その知り合いの方も吸血鬼なの?」と)
仕事の前には行かなくてはな……
明日…次の次の朝に発つ。早ければ早い程いい。昼間に出歩くのだから夜のうちによく眠っておく事だ
(少し考え、今日直ぐ出るのも良くないと思いその翌日に。一応保護者?なので真剣に。)
…あの人の事だ、茶化して来るだろうがあまり気にしなくていい
そうだな…私とは比べ物にならない魔術を扱えるのだ。ついでにニーナも教わるといい
(と、薔薇園を概ね見終えて出口へ。大きく伸びをして)
とにかく今日は疲れただろう。部屋に戻ったらゆっくり休みなさい
魔術……、私にも出来るようになるのかしら。
(まるで別世界の出来事のようで、自分にそんな才があるか不安になりつつもそれよりもわくわくと楽しみにしており声は明るく。薔薇園から出るとふあ、と小さく欠伸を漏らし)
ええ、少し眠ることにするわ。ナンシアもゆっくり休んでね。その、貧血気味なのに無理させちゃったし…
(身体の変化にやや疲れを感じてきていたので相手の言葉に甘えることとして、自分も吸血したことを思い出すとやや気恥ずかしいのか視線を泳がせ。談笑しつつ屋敷まで一緒に戻り、部屋のベッドまで辿り着くと着替えもせずすぐに眠りについて)
(/特に何も無ければ翌日の朝まで飛ばしちゃって下さい!)
まあ今はその力がなくとも次第にその力がついていくだろう…まあ心配するな
(そして当日の朝…と言うよりは早朝。何時にも増して華やかなドレスに身を包むナンシア。場所は玄関先)
…初日は買い物に専念し、二日目に散策する…という事で良かったな?
荷物に入れ忘れはないな?
(いつになくノリノリ。例えるなら修学旅行当日の学生のような。実際買い物以外でろくに見て回った事がない街である故楽しみではある。
荷物は重いので前日のうちに宿泊先に郵送してある。問題の移動手段についてはまだ触れておらず…)
うん、傘も変わりない。私の方は問題ない
(真っ黒な日傘を開き、また閉じ、くるりと1回転。自分の方は準備が万端である事を確認して)
ふふ、そんなに楽しそうにして…もう飽きるほど行ってるのかと思っていたわ。
(早朝ではあるものの楽しみ故か意識ははっきりとしており相手の様子にくすくす笑い。自分は身一つでやってきた為特に持ち物も無く、髪をポニーテールに結びいつもより少しだけお洒落なワンピースに身を包んだ姿で)
ねえ、ナンシア。…まさか歩いて行く、なんてことはないわよね?
(人間が歩いて行くには遠すぎる距離、小首を傾げながら問い掛けて)
買い物にしか使ってこなかったからな…こう見て回るのは初めてだ
大体3ブロックに分かれていてな、いつもいくのはその一つだけだ。
(扉の外へ、日傘をさして)
まさか、そんな訳はないだろう…私1人ならともかく
この”近く”に定期バスが通っている。それに乗って行く。朝のうちには着くだろうな
…まだ日が浅いとは言え入っていた方が良いだろう。来なさい
(日を遮る為の日傘、その中に招き入れて)
有難う…、
(そっと相手に寄り添い傘の下へ。自分はまだ日が浅い為そんなにダメージがないはず、と思い相手を気遣うように見つめながら相手に合わせながらバス停までの道を歩み進めて)
この辺ってバス通ってたかしら。…向こうに着いたら今日はお買い物ね?
(自分が来た時は歩きだった為に小首を傾げ。小さな子どもの様に楽しそうに今日の予定を確認し)
異国から来るものだからな…なかなか馴染みはないだろう。街に行かないのなら尚更だ
…この辺りは足場が悪い、気をつけろ
(ニーナが来た道は館から見て北、今行く道は西。砂利のある坂道で少し滑りやすい。慣れている為難なく歩けるもののニーナを気遣ってゆっくり歩く。)
こんな所で怪我をされては台無しだからな。
(と、言い訳がましく付け足して)
大丈夫よ、子どもじゃないもの。
(慣れていない砂利道は少々歩きにくいが相手を心配させまいとにっこり笑うも気を抜いた途端小さな石に躓いて小さな悲鳴と共にややバランスを崩し掛け。思わず隣の相手の腕に捕まった為転ぶ事なく怪我もなかったが「…腕を組んで歩いてもいいかしら」と眉を下げて笑い)
……はぁ、だから言ったというのに…
私から言いたいところだ…
(可愛らしい悲鳴を上げて転びかけたニーナを受け止めて、やれやれと首を振る。もう心配でしょうがなく、腕を組んだ上で手を握って。)
ここを抜ければすぐだ。…あまり牙を見られないようにな
う…、手まで繋がなくても平気よ…?
(やれやれといった様子の相手に何も言い返せないまま苦笑いを浮かべており、腕を組み手まで繋がれてしまえばやや驚いた様子で顔を見上げ頬を赤く染めるも相手にとっては子どもに対する態度と同じ様な感じだろうと思い直しながらも手の平はじんわりと汗をかいていて)
あ、そうよね。…この身体ってお出かけするのも大変ね。
(まだ実感が浅いのか牙の事を指摘されるとそっと手を口元で覆い牙の存在を思い出し。日傘に牙など普段は気にしなかったことばかりだが相手の苦労が分かりつつも今は新鮮だからか声色は明るく)
なんだ、不都合でもあるのか? こちらの方が安全だろうて
それとも首輪とリードでもつけるか?
(可笑しそうにくすくす笑いながら冗談を言う。頬を染めるニーナを可愛らしく思って。なんとなく微笑んで手をもぞもぞと。)
ああ、中々私達には生き辛い世の中だ…
(小さく溜息を吐く。それからはやれやれ、であるとかしょうがない、といった感情が読み取れる。心なしか肩も少し下がって)
…あれがバス停だ。ここで…そうだな、10〜15分くらい待てば来るだろう
(古ぼけた木の看板……のような目印。かすれて読みにくいが「都市エスタシエル行き」と書いてある)
(ニーナが振り返れば、館はだいぶ遠く。気づかぬうちにだいぶ歩いていた事が分かる。)
もうっ、犬じゃないんだから…
(意外な言葉に一瞬その姿を頭に浮かべてしまうもののすぐにクスクスと笑い出して「そういう趣味でもあるのかしら?」と悪戯な口調で小首を傾げ)
ふぅ、だいぶ歩いたわね。それにしても他には何もないのね、この辺。
(古い看板を見つけると少しほっとしたように息を吐いて。辺りを見渡すもそれ以外には古いベンチがあるだけで、早朝の為か他に人もおらず、相手の服の裾をくいっと引っ張ると「…座りましょう?」とバスが来るまでの時間を潰そうとベンチを指差し)
まさか、そんな訳はあるまい。
ただお前は小さいからな、紐をつけていれば落ち着きも出、見失うことなど無かろう。
…まあ本気でつもりは全くないがな
(少し屈んで目線を合わせ、微笑むと額を小突いて。)
……そうだな。座るか……
(なんとも可愛らしい仕草に頭を撫でて、ベンチへ。一応手で壊れそうにないか調べてから座る。木製でもまだまだ現役のようだ)
ふふ、まるで私が子犬みたいね。ナンシアにならされても文句は言わないけれど。
(小突かれた額を抑えつつ冗談か本気か、楽しそうな声色で告げて)
ねえ、今日…、あ、バスが来たみたいね。
("今日人間を食べるの?"と問い掛けようとするもののきいていいものかと迷うと一旦口を閉ざし、次いで"都市エスタシエル行き"との文字が書かれたバスが見えれば今はきくのを諦めて、ベンチから腰を上げて)
なんだ、誘っているのか?
…つけて欲しいのでもなければしない。なんだ、一応言っておく。
(なんとなく、予防線を張っておく。)
………そうだな…先に入れ、傘を閉じる
(少し引っかかったものの、あまり気にせずバスに乗って、お金を払う。先に紳士服の男性が後ろの方に1人乗っているだけ。)
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