匿名さん 2015-10-02 14:03:20 |
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うう、…ナンシア、
(嗚咽を漏らしながら耐えて居たが、相手に抱き締められると不思議と苦しみが紛れるようで。やがて痛みと苦しみが去ると顔を上げて汗ばんだ額を拭いながら心配そうな相手にふにゃりと笑って見せ)
……わたし吸血鬼らしくなってるかしら。
(蒼かった瞳はナンシアと同じ様に紅く、犬歯は鋭く尖っているものの自分で見てわかる様な変化はなく小首を傾げ)
ーーニーナ
(無事に耐え切ったニーナはまだ少し人間の様相を残しているもののまごう事なく吸血鬼で。愛おしくなりぎゅっと抱き寄せ頭をくしゃっと撫でる。)
…そうだ、な。自分で確かめてみたらどうだ…?
(先程からまだ血の止まらない腕の傷をニーナの目の前に。吸血鬼ならば大なり小なり血に惹かれるはず…)
血…、こんなに流れて…。
(相手の腕に両手を添えてまだ止まらない血を紅い瞳で見つめ。今までは只々痛々しいと思っていたが今は心が騒つくばかりでごくりと生唾を飲み込むと恐る恐る傷口に口を付け)
んっ、………ごめんね、痛いわよね。
(以前感じた鉄の味とは違いナンシアの血は喉の渇きを癒すように流れていき。唇を離すと「美味しい…」と素直に呟くと、我に返ったようにポケットからハンカチを取り出し傷口に当てて止血して)
……くくっ、吸血鬼の仲間入りだ。
ありがとう、後で医務室へ行こう…体慣らしに、散歩にでも行くか?
(美味しそうに血を飲むニーナの頭を撫でて、また止血するハンカチを抑える。銀のナイフを鞘に収め、その辺に適当に置く。「さあ、まずは出ようか」と階段の方へ。)
今日は一日寝てばかりだったものね。…でも、まずは手当てね。
(一日を振り返りながら小さく笑い、相手に続いて階段へ向かい。どこかわくわくしているのか足取りは軽いものの、未だ相手の怪我を気にしているようで)
そうだな……っ
(階段を登り終えた所で貧血のためかふらついて。膝はつかず、なんとか持ちこたえて。)
…ニーナ…治療が終わったら血を飲むからな…
(そんなこんなで医務室へ。ごそごそと救急箱を探って)
無理しないで…、まだ痛い?
(相手の探る救急箱を手に取ると中から消毒液と脱脂綿を取り出し相手を椅子に座るように促して。人間と同じ処置でいいのかと迷いつつも消毒を済ませガーゼを当て、いつもより白く見える頬を心配そうに見遣り。血を飲めば回復するのだろうかと考えながら)
味が変わってしまったかもしれないけど…
(相手の座る椅子の前に立つとワンピースの肩紐をするりと下ろすと膝の上に浅く座って「飲んで」と視線を合わすのは少々照れ臭いのか瞳は伏せて)
案ずるな…大した事はな いっ!
(ハンカチのおかげか血はもうあまり出ておらず、本当にそれほど痛くなかった……が、消毒液が傷口にかかると身体をぴくりとさせて)
……する前に一言かけてくれ…
幾分早く終わった…恐らく大丈夫だ
(薄く微笑み、肩を抱く。いたずらで耳にふっと息を吹きかけて、首筋に牙を突き立てる。前回と同じ箇所、少し前回よりも深く。)
【どうします?味は変わってるとかいないとか。あるいはまた違った味で美味とか。】
あら、痛かった?ごめんなさいね。
(先程ナイフを突き立てたときより痛い筈なのにぴくりと反応を見せる相手に不謹慎ながらも笑ってしまい最後は優しく撫でてやり)
ん、……っ、
(相手のいたずらに小さく肩を揺らし次いで歯が突き刺さればぎゅっと瞳を閉じ、この行為だけは何度されても慣れないなと頭の片隅で考えて)
(/主様にお待たせします!此方としては変わっても変わらなくても、今後も吸血があればいいなと思っております…!)
………………
(子供にするような対応をニーナにされて、目に見えてむすっとして。)
……っは、ぁ……
…少し変わりはしたが…これもまた良いだろう
(ゆっくりと口を離して…1拍置いてから感想。あまり飲み過ぎないようにと自制して背凭れに寄りかかる。)
吸血鬼の味は体調や食べた物に左右されやすい。気をつけなさい
(/というわけで、少し変わった感じにしました!せっかく吸血鬼になったのでそちらからもしてみます?)
…っ。血って意外とデリケートなのね。
(吸血が終わると短く息を吐き肩の力を抜いて服を直すと、先程中途半端に相手の血を飲んだからか喉奥が疼くようでそれを誤魔化すように言いながら相手に向き合うようにして膝に座り直すと視線は自然と首筋に向かい)
まだ貧血気味、かしら。
(ツ、と相手の首筋を撫でる指先も無意識のうちだが貧血気味だと言われれば諦めるつもりで、やや物欲しそうな瞳で相手を見据え)
(/分かりました!此方からも吸わせていただきますvリバ気味になりそうですが…笑)
ああ…風邪を引いたりしたらすぐにわかるぐらいにはな。
(じっとニーナの様子を見つめる。…分かりやすく血が飲みたそうにしているので、勿論気付いて。)
……いや、大丈夫だ…折角吸血鬼になったのだ、その祝いと思え
(うなじ辺りを留める紐を解き、服をずらして首筋を露わにする。真っ白な肌に僅かに動脈が浮かんでいて。)
そうなの…ナンシアには嘘つけなくなっちゃうわね。
(ふむ、と不思議そうにしながら未だ経験の少ない吸血に自分も違いが分かるようになるのかと考えつつクスっと笑って)
……あまり痛くないと、いいのだけれど。
(解かれた紐を首筋に這わせていた指で押さえ、相手のように抑えがきくものだろうかと不安を抱きつつも欲求には誠実でコクンと頷くと白い首筋の動脈辺りに唇を寄せ一度ぺろりと舐めてから犬歯を立て、そこから溢れる血液を夢中になって喉に流し込み)
…私だって知識上の事だ。吸血鬼同士で血を飲み合うというのはなかなかないからな。
(と謙遜するものの嬉しそうで)
大丈夫だ…これしき…
(唇が近づけば瞳を閉じて。頭を撫でるようにぎゅっと抱きしめて…首筋に牙が突き刺さる瞬間はナンシアでも少し肩が揺れた。血を吸われ始めれば、脱力したように息を吐き出して)
…吸われる側というのはいつもこうなのだな…
はぁ………、
(しばらく経つと銀の糸を引いたまま唇を離し、自分の唇をなぞりながら恍惚した表情でぼおっとしながら息を整えて。落ち着きを取り戻すと相手の表情を確認しながらおずおずと「…どんな気分だった?」と自分と同じように相手も快楽を覚えていればいいななんて思い)
……ふぅ、ん……
…される側もなかなか悪くないな…
(首筋に立てられた牙、其処からは一筋の痛み。しかし落ち着けば、一分の快楽。表にはあまり出さないようにしているものの抱く腕には時折力が入り。ニーナが離れる頃には僅かばかり頰が紅潮していて)
…さぁ、散歩に行こう…今宵は綺麗な満月だ
(ニーナの膝を掬い上げ、所謂お姫様抱っこをして。玄関に出るのも億劫、二階の窓から外に飛び出すーー膝を使い、着地の衝撃は殆ど殺した)
それってキモチイイってことよね?良かった…
(いつもより赤い相手の頬を撫でると安心したと同時にあの快楽を相手も味わっているのかと思うと無意識のうちににんまりと意地悪げな笑みを浮かべており)
っ、わ…!お、落ちちゃうかと思ったわ!
(抱き上げられたかと思えば二階の窓から落下しており思わずぎゅっと瞳を閉じながら相手の首元に必死で捕まりつつ、恐る恐る瞳を開けると衝撃もなく外に出ており。少しばかり口を尖らせながらもほっと胸をなでおろし)
……むう
(幾回と口を開き何か言おうとするも言い返せず、結果的に不満そうな顔に。別に普通の事だけれどやけに悔しくて)
くくく、これでお返しだ。怖かったのか?
(怖がるニーナ、仕返しのつもりが愛おしくなり、背中をぽんぽんと撫でてやり。そっと地面に下ろして、薔薇園の方を見やり)
ニーナが手入れをしたのだろう?楽しみだ…
吸血鬼の眼だ。人間の時よりも辺りが見えるんじゃないか?
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