~あらすじ~
今から500年前、戦国時代。この頃は人間が妖怪と未だ仲良く暮らすことが出来ていた時代だった。そんな時代のとある村で、幼なじみだった人間の少年と妖怪の少女が恋をした。
二人は村でも有名な犬猿の仲だったが、子供の頃から本心では好き同士であった。
しかし、時代は残酷だった。少年は戦のために徴兵され兵士として軍に従軍することとなってしまったのだ。
「…生まれ変わったらさ、必ずこの銀杏の木の下に迎えに来る。待っててくれ──…」
人間の少年と狐の少女の恋は、戦国時代という激動の時代の荒波に飲まれ、儚く散ってしまった。
…時は移り500年後の現代、妖怪の存在は最早物語の中だけのものであり、その存在が現実にあるということを知る者も少なくなっていった。
>>1
主のPF+狐娘のPF