月之宮女学園物語　／　さんえる。　

▼私立月之宮女学園

創立二十周年を迎えたばかりの比較的新しい学園だが、世界トップクラスの大きさと権力を誇る。
小中高一貫のエスカレーター式で、受験は小学校受験のみ。年に四度の考査があり、執事が居る以外は(多分)普通の学校と変わらない。
四十分一時間を六コマ。授業と授業の間の休憩時間は二十分(学校が広い為移動時間が長い)。昼食は持参か食堂で。寮か自宅からの通学となる。

制服は黒に赤いラインの入ったシンプルなもの。ウエスト部分が少し細くなったブレザーでスカートは膝上(高等部は大体短い)。黒のニーハイかハイソックス、ローファーが基本。ネクタイで色分けされており、高等部はワインレッド、中等部は群青、初等部は無し。ワイシャツは開襟シャツで角襟。色は白一色となっており、学年はネクタイの台形の部分の刺繍で判断される。三年は揚羽蝶、二年は薔薇、一年は薔薇の蕾。

執事は黒い燕尾服(見習いの場合は黒いフォーマルスーツ)。イメージは某あくまで悪魔な執事様。黒い革靴に白い手袋が基本。
仕事内容としては令嬢のお世話。朝起こして眠るまで付きっ切り。原則として、十九から二十九迄の男性。十九迄は見習いの為、令嬢とペアになれない。執事専用の学園が別途であり、十五に入学、十九の実習(月之宮女学園での教育実習)終了で卒業となる。
キャラクターはそれぞれで令嬢と対等であったり、従順であったり。反抗的な者も少ないが居る。勿論、令嬢やその家が反対しなければ口が悪くても見た目が派手でもお咎めは無し。学園も口出しはしない。


▼華姫

学園でもトップクラスの財力を持つ三名を指す。化粧品関係は花鶏_アトリ、IT関係は花宮_ハナミヤ、武道や華道を牛耳る花京院_カキョウイン。
全員高等部三年で家のジャンルも異なる為か啀み合いも無く親しい間柄である。


▼称号

上から桜、撫子、桔梗、牡丹、蕾とあり、入学当初は蕾に当たる。慈善活動や学園での行いでランクが上がり、桜となれば華姫に劣るものの良い待遇が待っている。ポイント制だがランクが上がれば上がる程に上がりづらくなり、大体は桔梗、良くて撫子で卒業となる。