気弱な少年と気強い少女

うっ…ゲホッ!!
（相手に殴られるとお腹を押さえて後ずされば片目を閉じて相手の姿を捉えれば直ぐに相手に反撃しようと相手に向かって殴りかかるが明らかに遅く、さらに弱々しく

ちょっと…もっと早く攻撃しなよ！（彼の反撃をかわしながらそう言い「ホント、死ぬよ。私を殺す気で掛かってきなよ、半喰種。ちゃんとしないとあんたの友達食べてもいいんだよ？」と挑発して）

ヒデを…？
（相手の言葉を聞いた瞬間瞳の色が赤色になると相手めがけて走りだし、間合いを詰めて先程よりかは早いパンチを2、3回繰り出すがやはり相手からしたら遅いもので

そう、そいつ。友達のためだったらそうなるんだ…でも、まだそんなのじゃダメだっつーの（彼の攻撃を避けながらそう言うと目の前から消えて。次の瞬間横から蹴りをかまして）

うぐっ…っ…
（いきなり相手が目の前から消えるといきなり横に現れて、防御をとる暇なく蹴り飛ばされると地面をこれがって。蹴られた所を押さえながら相手の方に手を伸ばして立ち上がろうとして

ほら、早く立てよ…(持久力がなくなってきたのか息を切らしながらそう言い）

っ…僕だって…！
（立ち上がり、相手に向かって走って間合いを詰めれば相手に向かって殴りかかり、今までで一番早いパンチを相手に繰り出して

っ…！(気がぬけていたのかまともに食らってふらつき）

あ、ごめん！トーカちゃん大丈夫？
（息が荒く、相手を殴ったことを直ぐには理解できず相手を殴ったことを理解すれば直ぐに相手の下に駆け寄って大丈夫か確かめて。その時には瞳の色は戻っており

大丈夫だっての。あんた…ちゃんとしたらいい線行くよ(口元の血をぬぐいそう言って）

えっ、でも血が…
（相手の顔を見れば口元から血が出ているのに気がついて急いで相手にハンカチを渡して。「ありがとう。皆を守れるようになるかな…」と自分の手を見ながら少し嬉しそうに言って

これくらいすぐ治るっての…あんた次第だよ、守れるのかは(ハンカチを受け取り血を拭いてそう言い）

うん…ありがとう。トーカちゃんも僕が守るね
（相手の言葉にニコッと笑いながら答えれて。時計を見ればもうすっかり遅く。「もう遅いね、どうする？」と相手にどうするか聞いて

はぁ…？！あんたに守られなくとも自分の身くらい守れるって！どうするって…家帰るけど(そう言い｢明日は学校休みだし…一日バイト｣と付け足して）

僕もバイトなんだ。じゃ、帰ろっか
（相手の顔を見ればそう言って、ビルの屋上から降りれば「トーカちゃんの家まで送るよ」と夜も遅いので相手一人では心配だと思い相手の家まで送ると言い

…なにそれ、紳士のつもり？まぁいいけど(そう少し相手をからかいつつ、少し楽しそうに微笑み、家のほうに歩いて行き）

えっ!?ち、違うよ！トーカちゃん一人じゃ危ないと思ったから…
（相手のからかいの言葉を真に受けるとオロオロしながら違うと言い。暫く歩いていると相手の家が見え始め「また明日ね、トーカちゃん」と相手の家の出入口まで送れば自分は帰ろうと相手に背を向けて

…ハトとか雑魚に狙われんなよ、迷惑だから(そう言い家に入っていき）

あ、うん。ありがとう
（自宅に向かってあるいていると後ろから声がかかり、相手の言葉に感謝をすれば自宅へと帰り。次の日になり、大学が終わればバイト先であるあんていくへと向かい

今日はうまく淹れられたかな…(コーヒーを淹れそう呟いて店に来ている客にコーヒーを持っていき接客しており）