おかねもち。 2015-09-26 02:00:27 |
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/ ??? /
「 えー、続きましては7番の彼!丁度今年成人を迎えたそうでなんと20歳!経験はー…おっときました!未経験です!これは過去最高額の七千八百万円を上回りそうですね!更に甘めフェイスはポイントが高い!かなりの落札値期待できそうです!それでは『 一億でどうすかおっさん。』
「 …へ? 」
『 あれ、一億じゃ不満? 』
「 いやあのー…まだ落札は《 い、一億五百万!! 》
『 お、いくねえ。…じゃあ二億。』
/ 物語 /
彼( 御相手様 )は一人暮らしの傍らアルバイトで生計を立てているごく平凡な大学二年生。元々家庭環境が良くなかった彼。母親は旦那と子が居るにも関わらず、夜な夜な遊び回り愛人を作っては取っ替え引っ替えを繰り返していた。それに加え毎日仕事三昧で帰りの遅い父。その頃小学生の彼にはどうすることもできず、只只二人の帰りを待つだけだった。ぽっかり穴の空いた様な生活が当たり前になった高校一年生の時、唯一頼りにしていた父が他界。それからというものの母は金目当てで他の男と結婚。除け者扱いにされたその頃高校三年生だった彼は何の思い入れもない家を出て一人暮らしを始めた。朝昼学校、夜バイト、夜中勉強と休む暇無い日々を過ごしていたが、どこか実のない生活に嫌気が差していた。そんなある日、何時もの様に疲れきった体でバイトから帰宅すると彼の住むアパートの前に一台の黒い高級車が停めてあった。ボロいアパートにはそぐわぬ高級車を不審には感じたが、特に気にかけることはなくその場を横切ろうとしたその時。車内から声を掛けられた。「貴方、____さんで間違いないですよね?お迎えに上がりました。」
彼は実の母親にウラレタ。
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