匿名 2015-09-26 00:14:25 |
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(俺は泣けると言い出した相手の目に光る涙にギョッと目を見開きコイツまじに泣きやがったと慌てるがハンカチをスタンバイする相手に俺は泣かないのスタンスで奮闘するも嘲笑うように物語のクライマックスは涙を誘い、気付けば涙が頬を伝い静かに涙して)
泣けるではないか…(クライマックスでつんとするもふと横目で相手を盗み見ると涙流しているのを目撃し口元緩めて。小さく呟くと相手の目尻にハンカチをそっと当てては無意識に頭をぽんぽんと撫でていて。
泣いて…なんか…ねえ、ショ(恋愛系を避け動物系にしたのが徒となり、まさか相手の前で泣く失態を晒してしまうが涙を止める事も出来ず、当てられたハンカチ涙で濡らし挙句頭を撫でられてはその手を払い退ける事も出来ず大人しくしていて)
(最後まで見終えるとハンカチを相手の目から離し、「いいものが見れたな!」とにこにこと笑っては言い。頭から手を離しては荷物を持ち「そろそろ行こう、立てるか?」と言い、さりげなく相手に手を差し伸べて。
…ショ(いい映画だったのは確かなので素直にコクリと頷き、感動の余韻に浸っている所為か突っぱねる事なく此また素直に相手の手を取れば立ち上がって)
っ…(相手が素直に自分の手を取ったことに驚き息を飲み。動揺しつつも歩みはじめ「どこかでお茶でもしようではないか!巻ちゃん、どこかおすすめはあるかい?」と相手の方へ顔を向けつつ尋ね。
…なら人目のつかねェ場所にするショ(映画館で泣いた自分の目は多分赤い。大勢の人が来る場所は避けたいと人目の余りない喫茶店にしようと考え)コッチだ東堂、案内するっショ。
そうだな!(こっちだと案内してくれる相手に同意し、大人しくついていき。「巻ちゃんはよく喫茶店とかカフェとかいくのか?」話題をふると答えをまち。
つか1人じゃ行かねェショ。金城や田所っち達と時々部活帰りに行くぐれェだなァ(喫茶店に到着するとドアを開けて席につき、メニューを相手に差し出して)
同じだな!俺も3年の奴らとよくいく!(相手の返答に似たようなものだと述べては。到着してはメニューを早速見つつ「じゃあ俺はカフェ俺にでもするとしよう」しばし悩んだ末述べ。
部活終わりは腹減ってるからナァ…田所っちもそうだけどヨ、おめーんトコの…新開だっけか?アイツもやっぱスゲェ食うのかァ?(自分は注文するもの決めており店員に手をヒラリ振り呼んで)
ああ、あいつの腹は底なしだ。いっつもなんか食ってるぞ(チームメイトの名前を出され、思い出すも改めて思い出すと少々呆れて。苦笑しつつ答えては。店員が来ると「俺はカフェオレで」と自分の分言い。
クハ、なんとなく想像つくショ。田所っちも底無しブラックホールだしナァ…おめーはあれショ?栄養云々口煩ェ母親みてェな感じ(店員に自分はアイスティと注文をしてから相手の言葉に楽しそうな笑み浮かべ、ついでに相手をからかいながら)
なぜわかったのだ?!流石我がライバルだな!わははは(相手の言葉がまさにそのとおりで驚くと同時に嬉しくなり。褒め称えるように返答しては「巻ちゃんはちゃんと栄養考えて食べているのか?」とじっと見つつ尋ね。
おめーのことなら言われなくても分かるショ(何せ電話で散々体調管理云々聞かれる為、相手の行動パターンは熟知していて)……も、勿論考えて食ってるゼ?(ジッと見る目から逃れるよう視線逸らして言葉を濁し)
もちろん俺も巻ちゃんのこと知ってるぞ!でもまだ足りない!もっとだ(にっと笑いつつ欲張るように述べ。「その反応、まさか…」相手の反応に違和感覚え。じっと見続けては真実を探ろうとしては。
そーかヨ…つか、俺の事なんか知っても何の得にもなんねェだろうに…オメーも大概変わりモンだなァ(呆れながら告げ)……なんショ?ジッと見て穴開ける気かァ?(あくまで視線合わせず窓の外を見て)
わはははは!ライバルのことは知りたくなるものだ!それに巻ちゃんは特別だからな!(何を言うと言わんばかりに高らかに笑い。びしっと指さすと言い張り。「ではなぜ、俺止めを合わせない」それでも視線合わせようとしない相手に意地でもと思い、相手の頬に手をやりやや強引にこちらを向かせ。
唯一無二のライバル、…だからかァ?(特別と言い出す相手に自分と互角に競える相手だからこせココまで固執するのかと笑い)別に合わせねェ訳じゃねえ、外の景色見て…ッショオォ!無理矢理向かそうとすんじゃねェ…!(強引に向かされ慌てて)
まぁ、それもあるな!(うんうんと頷きつつ返し。天然なのかと内心和んでいて。「巻ちゃん!景色より俺の目を見て話せ」驚いている相手をじっと見続けてはゆっくり手を離して。
けどヨ、俺らはあれショ喋るよりロード乗ってる時が一番分かり合えンじゃねェかァ?(口下手な自分が唯一ロードでは語り合えるとばかりに相手を見て)…嫌っショ(見ろと言われても素直に見るつもりはないプイッと顔逸らし)
当たり前だ!何たって俺達はクライマー!山こそ俺達が全てを語り合える場所だからな!(愚問だと内心思い、思わずふっと笑ってしまい。相手を見つつ同意の言葉を並べて。「こっち見ないとこの山神がちゅーするぞ!」どうしてもこちらを向かない相手に冗談を並べ。これでどうだと自信アリげに笑みを浮かべ。
クハッ、…だろ?(相手からの賛同に心底嬉しげな表情見せれば何だか無性に山に行きたい気分になっていて)ヤダ、見ねェ。何だってオメーの指図受けなきゃならねーんショ。つか、出来もしねェこと言ってンじゃねェよ、バレバレっショ(チューをすると言われても完全冗談と思い、万が一悪ふざけをするにしても喫茶店の人目がある場所で出来る訳がないとタカを括り)
なんかすごく山に行きたくなってきた!巻ちゃん!ここでてから一旦巻ちゃん家にもどって一登りしないか?峰ヶ山で(うずうずしてきては相手にこれからの行動を提案して。「なっ、……もし出来るって言ったらどうするつもりだ?」相手の反応に予想外だったため硬直して。それでも負けじと真剣に見続け。
奇遇だなァ、東堂ォ…俺も同じ気分っショ!行くか、山!(此方も同様ウズウズしていたらしい間髪入れず即賛同すれば笑顔見せ)クハ、出来もしねェこと言ってンじゃねェよ。そんなことよか…行くんダロ?(最早頭は山の事に占拠され行く気は満々で)
行こう行こう!どうせだしなんかかけよう。巻けた方は買った方の言う事を聞くとかどうだ?(顎に手をやり提案してはにやりと口角上げて。「…そうだな」話をそらされ面白くなさそうにして。注文したものが来ると匂いを楽しんだ後1口啜って。
…面白ェ、その勝負乗ってやるショ(負けた方は勝者の言う事を…の案に自分が勝つ気しかない為すんなり受ければ不敵な笑みを浮かべ)そうと決まればさっさと行こうぜ(相手同様に注文したアイスティ来ると自分も飲み始めて)
絶対のると思っていたのだよ!巻ちゃん!(相手の笑みを見ると自分までにやりとしては。「そうせかすな。」まだ来たばかりなため、急かすなとなだめ。
クハッ、まァ勝つのは俺だけどナ(負けるかも知れない、そんな気持ちは一切ない笑みを浮かべたまま、急かすなと宥められ大人しくアイスティを飲んでいて)
よほどの自信だな!だが今回はこの山神が勝つのだよ(自信アリげな相手に自分だってと思い、自分の胸を指さしドヤ顔を決めて。「よし、そろそろいくか」カフェオレを飲み干して、一息つくと立ち上がり、レシートを持って。
いーや、俺っショ!(あくまで勝ちは譲らない、絶対に自分が勝利してやるのだと今から競い合える楽しみに胸を躍らせて)おう、行くか(此方も飲み終わり一息つけば立ち上がり)
ショ!(こくり頷き自分同様楽しみさを溢れさせる相手に此方も嬉しい気持ちになって。浮き足立っていた事もあり会計の事を忘れていて相手が払ってしまえば“あ…”と思うが時既に遅く後で自分が飲み物を奢ってやろうと考えて
普通に遊ぶつもりが最終的には自転車になってしまったな(相手の家へと歩いている途中で思ったことを述べて。「まぁそれが自転車乗りの運命か!」結論はそうかとにっと相手に笑いかけ。
でも、それが俺達らしいっショ。…お前と俺が一緒にいて乗らないなんつー選択肢はねェからなァ?(運命と称された言葉に違いねェと笑み浮かべながら返して)
そうだな、俺達は山ですべてをさらけ出す生粋のクライマーだからな!わはははは(同意されたことが嬉しくなり、頷いてて。あっという間に相手の家に到着し、置いていった愛車を持ち。「ここで待ってるよ」と玄関前で待機し。
ンじゃ取ってくるショ(話しながら歩いていた所為か自宅まで早く到着した気がする、相手に少し待っていてもらい自分の愛車を手にすると再び姿を現して)準備出来たぜ、東堂。早速行くかァ。
ああ!楽しみだな!わくわくするな!(準備が出来た相手を見ると嬉しさが溢れ出しにこにことして。自転車にまたがると「峰ヶ山まではサイクリングだな!」と言って振り返り。
ショ…!(短く応える中にも相手同様気持ちの昂ぶりが現れ表情も生き生きしており、振り返る相手の後から此方も視線を向ける事で返して)
お!やる気充分だな巻ちゃん!(イキイキした表情でいる相手ににっと笑いかけると「そういえばメガネくんは元気にしてるかね?」自転車に乗り、ふと思い出したのはあの少年で。なんとなく尋ね。
小野田かァ?…ああ、アイツは元気っショ。まァ時々分かんねーこと言ってるときもあるが、日々成長してやがる。…可愛い後輩っショ(突然問われた後輩の話題に自分を慕う可愛い後輩を思い出しなから柔らかな笑み浮かべ)
巻ちゃんが後輩を可愛がるなんて想像がつかないぞ!(相手の言葉にすだよなと納得するもどうしても想像がつかず、うーんと考え。「まあうちの真波も自由奔放だが、確実に成長してる。これからはあのふたりは楽しみだな!」にっと笑いながら。
クハ、俺もそう思うっショ(自分とてまさか後輩の面倒を見るなんて事は想像出来なかったと賛同し)でもよ、アイツがクライマーだって分かった時はスゲェ嬉しかった。これでお前とも勝負が出来る。…ああ、アイツらふたりの今後が楽しみっショ!
何を照れているのだ?俺はむしろ嬉しいぞ!(相手の様子にくすりと笑い、気持ちを述べ。「そろそろ着くな」しばし走り近辺まで来ると一応言い。
…照れてねェショ。おめーの勘違いじゃねェかァ(実際照れているのだが素直に認めるのは癪だと認めず、然し目的地付近に来れば「だな」と返して)
っ、!(ややリードし、ヤッターと思うも限界近く。ゴールしては横に倒れ。「どっちだ?!」と途切れ途切れに聞き。
(/失礼します。どちらが勝つことにしますか?
く…ッ(リードを許したままゴールへと到着すればドッチが先だったかと聞かずとも明白。悔しげに表情曇らせ絞り出すよう呟き)…俺の負け、ショ…
(/では今回は東堂が勝者で…また競い合う機会ありましたら今度は勝利頂きます)
そうか?!わははは!山神東堂の力だな!(相手の言葉に嬉しくなり、高らかに笑って。「巻ちゃんもいい走りだったよ」体を起こしては相手を見つつ。
そうか?!わははは!山神東堂の力だな!(相手の言葉に嬉しくなり、高らかに笑って。「巻ちゃんもいい走りだったよ」体を起こしては相手を見つつ。
…るっせ、テンション無駄に高ェショ(高らかに笑う相手にイラッとすれば不機嫌そうに返すも本気で腹を立てている訳ではなく)…次は、ぜってー俺が勝つからナァ。
(/連続投稿は御気になさらず。全然大丈夫ですよ)
いや、嬉しくてな!巻ちゃんとこうして勝負が出来たことが(ゆっくりと立ち上がっては相手の方を見てふわりと笑み浮かべ。大きく伸びをしては「ではお願いを聞いてもらおうか!」とびしっと指さして。
……そーかヨ(口では言わないが自分も勝負出来た事は楽しかった訳で微妙な口振りとは裏腹微かに口元笑み浮上)アー、願い事な…何か欲しいモンがあンのかァ?飯奢るとかでもいいショ。
俺の願いは…今日巻ちゃんの家に泊まらせてもらうことだ!(腰に手を当て願いを相手に向けて言い。「明日は午後からの部活でな!一度巻ちゃんの家に泊まって見たかったのだ」理由ぺらぺら述べては相手の返答待ち。
(此方の予想は外れ自宅に宿泊願いを出してきた相手見れば其れも許容範囲内。大して驚きもせず頷いて)別にいいぜ。ああ、でも家族全員居ねえし、大した持て成しも出来ねェからソコは我慢しろヨ?
いいのだ!巻ちゃんと朝まで語ることができればな!(もてなしなど気にしないと首を横に振っては。楽しみだなと今からワクワクしだして。
クハッ、朝まで語るって修学旅行かヨ。大体おめー午後から部活あるんショ?寝不足になっちまうゼ(楽しみとハシャぐ相手に子供かと思かわず笑ってしまい)
そーかヨ…なら話せばいいショ、聞いててやっから(確かに相手とは滅多に会えないスッパリ切り捨てるのは酷だろう、ただし話下手な自分は聞き専になるだろうがと告げて)
ああ!この天から与えられたトーク力、とくと見せるとしよう!(もちろんだとわんばかりの勢いで頷きつつ述べて。「そろそろ巻ちゃん家いくか?」息も整い、汗も引いてきたため頃合かなと思い尋ねて。
(いつものお約束台詞適当に聞き流しハイハイとばかりに返すと確かに何時まで此処に居ても仕方ないと頷いて)そうだな、…流石にこのままだと冷えちまう。うちに帰るっショ。
やはり山に登った後に降りるのもまたいいものだな!(相手の家へ自転車を走らせていて。両手離し、空を仰いで深呼吸しつつ相手へ同意を求めて。
いや、もう居ない筈ショ。妹も出掛けちまってるだろうから家には俺とお前だけだ(自分も自転車を片付け鍵を使い玄関の扉開ければ入れとばかりに目配せして)
なんと!では巻ちゃんと2人でゆっくりできるな!(相手の言葉におおっと喜びの声上げて。「おじゃまするぞ」と一言のべては靴を脱ぎ。
(そのまま室内歩き続け自分の部屋のドアを開ければ再び中に入るよう促し)適当に寛いでもらって構わねェ…ケド、部屋にあるもん勝手に触んなっショ。
わかった!ではそうさせてもらおう!(触るなという忠告にニコニコしつつ頷いて。適当に床へ座ると周りを見渡しつつふと相手の私物であろうグラビアが目に入り。触るなといわれた手前とるに取れず戸惑っていて。
……それ、気になるなら見ていいぜ(ちらり見た相手がグラビアに興味を示しているらしい、本ぐらいであれば支障はないし見られても良いかと思えば見ても良いと許可を出して)
ほんとか?!ありがとう、巻ちゃん!(了承してもらっては嬉しげに礼述べて。早速手に取ると中を開き。「えーと、とても大きいな!」なにか感想を言おうと思ったことをそのまま述べて。
(男であれば大小中問わず好きであろう箇所、其処に大きいな言い出す相手に再び視線向けると気になった事を口にして)……おめェ、デカいのが好きなのかァ?
そんなことはないぞ!好きな子の胸なら大きさなど関係ない(尋ねられた言葉に横に首振っては。「そういう巻ちゃんはどういうのが好みなんだ?」そういう相手はとにやにやしつつ。
俺かァ…?まあ、ないよりあった方がいいショ(ニヤニヤしながら聞いてくる相手に無いよりあった方が良いと正直に答え)アー、でもどっちかっつーと…コッチだなァ…足が好みっショ(じい、と肉付きの良い女性の足を眺め)
ほうほう…巻ちゃんは足が好きなのだな!(足を眺める相手に納得するように頷き。「ではこの鍛え上げられた山神の美脚はどうだ?」と相手の前へ履いているズボンをややまくり、見せて。
(グラビアで特に己が好むのは太腿ではあるが、まさか相手から自分の足はどうかと問われ一瞬ポカンとして)は?いや何でオメーの足を見る流れに、……まあ、イイ足してンのは認めてやるっショ。ムカつくけどナァ(クハ、と笑い相手の足を軽くペシンと叩き)
そうかそうか!俺も巻ちゃんの足好きだぞ!(褒められたと分かり、機嫌よくしては相手の足を見て。つんつんとズボンの上からとして。
…クハ、そりゃドーモ(自分の足を俺も好きだと言い出した相手に物好きだと思いながらも微かな笑み口元に薄く浮かべ返せば素直に受け入れて)
クライマーらしいいい足だ!(受け入れてくれたことに喜びさらに褒めては。相手の足を軽く揉むようにして触り、満足そうに笑っていて。
そう言われればそうだな!(言われてみればそのとおりだと笑っては触るのをやめ。あくびをしつつ「なんだか眠くなってきた。俺は巻ちゃんの膝枕で寝たいぞ」と冗談半分で相手をちらりとみつつ頼んで。
だったらベッドで――…は?イヤお前、それはないっショ?オレの膝枕なんて堅くて寝れたモンじゃねえ。なんなら試してみるかァ?(膝枕で寝たい言われ、突っぱねる事も可能だったが敢えて堅さ体験させ「やっぱ無理」と言わせるべく了承すれば自らの膝をポンポンと叩いて相手を誘い)
っ、いいのか?!(了承してもらえるとは思っておらず、驚く反面嬉しくなり思わず大きな声だして。「俺はたったいま絶好調になった」と調子に乗った声色で呟いてはゆっくりと相手の膝へ頭を乗せて。
おめーが言ったんダロ(いいのか問う相手に自分で言ったンだろ的目線向け)…で?どーだヨ、東堂ォ。オレの膝枕の寝心地は(絶好調と言い放った相手が次の瞬間には絶不調になるに違いない「堅い!」と言い出すのを今か今かと楽しみに待ち構えニヤリと笑み浮かべ)
うーん、少々硬いがちょうどいい高さだな!(相手の膝をつんつんと指でつつきつつ感想述べ。そのまま相手を見上げつつ「では少し眠るとしよう」と告げ、ゆっくり瞼閉じ。
…だから言ったっショ、俺の膝枕なんて……え?いや、…え?お前、今なんて……ショォオ!?(自分の予想を裏切り少々硬いぐらいで済まされた事に驚愕。その為やっぱ止めろ寝るなと拒否するより先に瞼閉じられては動くに動けず呆然として)
ん…(眠りにつき、小さく声を出しつつ寝返りしては相手の方へ体向けて。抱き枕と勘違いしたのかすっと相手の背へ腕回し抱きついては。
こいつマジに寝やがった…どんだけ寝付き良いん――…っ(まさかの眠りについた相手に嘘だろと信じられないとばかりに動揺消えない中、今度は自分の背に腕を回され抱きつかれてはビクリと身体を跳ね上がらせて)……ショォォ…、
…(相手の反応など気づくはずもなく更に腕に力込めてはがっちりと抱きついて。規則正しい寝息立てつつ、無意識に相手の腹部に顔埋めて。
(がっちり抱き付かれた状態では動くに動けず暫く途方に暮れ仕方ないと相手の顔マジマジ見れば言うだけはあり整った顔立ちをしていると眺めている最中、突然腹部に顔埋められビクリと身体を震わせ)
ん…巻ちゃん?(ふと目が覚め、まだ寝ぼけた様子で相手の顔をじっと見て。意識が覚醒すると慌てて膝からよけると「す、すまなかった!」と動揺しつつ正座していて。
……ようやくお目覚めかァ?(相変わらず相手の寝顔を観察していると不意に開かれた瞳と視線が合い、意識が覚醒するや否や慌て正座まで披露し動揺する姿は何だかツボに入ったらしい思わず笑って)クハッ、…そんなに俺の膝枕の寝心地は良かったかヨ、眠り姫?
ああ!巻ちゃんの膝は最高だったぞ!…ってそうではなくてな(相手の言葉に反射的に答えてはすぐにはっとして反省し。「あとお姫様は俺ではなく巻ちゃんのほうがあってる」と訂正しては。
男の膝枕が最高とか…おめェも大概変わってんナァ(自分であれば柔らかい方が断然いいとばかりに不思議表情向け)……ハァ?誰がお姫様ショ、俺みてェなキモいのに合う訳ねえダロ。寝呆けてンのかァ?
男だからじゃないぞ?巻ちゃんの膝枕がいいのだ(平然とにへらと笑ってはスラリと述べて。「俺みたいとかいうんじゃない!巻ちゃんは髪さらさらだし肌綺麗だしいいとこたくさんあるぞ!」少し険しい顔してはいい。
アー…まだ寝呆けてンのかァ?(自分の膝枕だからイイの意味が理解出来ず、考える事を放棄し寝呆けてると見做して)そうかァ?髪サラサラで肌が綺麗なのは東堂ショ(マジマジ相手を見れば分かる男にしては綺麗な髪、そして肌を眺めては頷き)
寝ぼけてなどいないな!いつでも大真面目だ(解釈を間違う相手に違うと言葉をいれて。「俺が美形なのは基本だろう!巻ちゃんだって充分美しいよ」胸を張りつつ自慢げに述べたかと思えば相手の頭撫でつつ優しく言い。
……はァ、おめーが大層な変わりモンてことはよく分かった(大真面目に一体何を言うのか。ああコイツ変わり者だったっショと自己完結)クハ、東堂おめェ視力大丈夫かァ?あとなんで自信満々なんショ。意味わかん、――…っ(途中まで言いかけた言葉は頭を撫でられた事で阻まれ硬直してしまい)
勝手に決めつけるな!…俺以外に膝枕するなよ(自己解決した言い方に反論しつつ微かな独占欲を呟き。「?どうした巻ちゃん」硬直した相手にぽかんとしつつ顔を近づけ確認しようとして。
ショォ!?……イヤ、そりゃオメェ以外に膝枕はしねェけどヨ。つか、どうかしたかァ?(相手の反論に思わずビクリ肩揺らし驚愕。怖ず怖ず尋ね)――…どうした聞きてェのは俺ショ。何で、頭、撫でてンだァ?つか顔近付けンなっショォ!(頭を撫でられている現状。接近する顔に変な意識芽生えて慌て)
い、いやあれだな!ライバルの膝は大切にしてもらいたいということだ!(どうしたと尋ねられ慌てて理由考えてはうんうんと頷きつつ。「わははは!照れているのだな、可愛いやつめ」顔を近づけるなといわれると自己解釈しては手を相手の頬へ移動させつついて。
クハッ…なんショ、それ。つかオメーこそ足大切にしろヨ、東堂と勝負出来なくなっちまうのはイヤだしナァ(相手の言い分を素直に受け止め、納得)ンな顔近付けられたら普通焦るっショ!?可愛いとか頭おかしいにも程があンだろバカチューシャ!(完全相手ペースに苛立ち焦りながらも暴言対抗)
巻ちゃん…!俺はたったいま絶好調になった!(素直な相手に嬉しくなり気持ち高ぶる勢いで相手の腕を引っ張り胸に引き寄せて。「バカチューシャではないな!美形だ!」暴言をものともせずすっと否定してはわははと笑いつつびしっと自分を指さしていて。
はァ?オメーのスイッチはどうなってんショ。クハ、単純…だ…な…っ!?ショォォ!(絶好調主張する相手の未知なるスイッチに楽しげに笑う最中突然腕を引かれ相手の胸元ぽふん収まれば目を見開いて)…ある意味おめェのポジティブさには感心するっショ(暴言に怒る所か前向きに返す姿は感心すらあり)
どうだね、山神の胸の中は!(相手に構わずワハハと笑いつつ相手の後頭部撫でては引き寄せ続け。「それは褒め言葉と受け取っていいのだな?!」相手の言葉に聞いては。
(相手の胸の中、真っ赤になりながら混乱で言葉出ず口をパクパク開閉。撫で行為に嫌悪感抱かない所か安堵感て意味分かんねーっショォ…と内心)――ま、一応褒めてるっショ。つかポジティブじゃねェ東堂とか想像すらつかねえし。
む、真っ赤になってりんごのようだな。…可愛い(腕を緩め相手へ目線向けると赤面した相手を見。驚くも無意識に一瞬額に口付けし。「巻ちゃんのデレとは今日は実にラッキーだな!」相手から褒められるよほど嬉しかったのかにっと笑ってみせ。
誰の所為で真っ赤になっちまったと思ってんショ!大体オメェはいっつも唐突す、ぎ…ショォォ!?(火照り熱くなった頬は相手が言う通り林檎のようだろう然し責任は相手にあると怒鳴る途中、額に口付けられ顔全体が真っ赤に染まり)イヤ、なんショ…デレって。ラッキーとか…クハッ、東堂面白ェ奴っショォ(何だかツボに入り楽しげに笑い出し)
ふふ、額へのキスなどどうってことないだろう?口は、だめだがな!(相手の照れっぷりが面白くなり自論述べて。「俺は面白いだろう!そうだろう!」うんうんと嬉しげにうなずき。
(散々相手に驚かされた事で苛立ち頂点に達し、無言の侭相手の両肩がしり掴めば唇ギリギリ口端にキスを仕掛け)…クハッ、どうだァ…突然される気分はヨ?これでちったァ俺の気持ちも分かったショ、東堂ォ(自分にもダメージはあるが仕返しの為ならと不敵に笑み浮かべ)ほんと、オメー見てると飽きねェわ(シミジミ告げ)
っ、ま、巻ちゃん…(不意打ちのキスに動揺してはしばし硬直するも相手の名前をそっと呼び。「口元はならんよ…。友達の領域は額までだぞ」赤面を隠すかのように腕で顔を覆いつつ目だけだし、相手を見つめつつ言い。
クッハ、おめー散々人のこと言ってた割に真っ赤っ赤ショ!クハハッ、意外と純情なんだナァ?尽八ィ(硬直し赤面顔まで晒した相手に至極満足とばかり口角吊り上げニヤニヤ)大体あれショ、直接口にしねーならノーカンっショ?(自分の唇指差しトントン)
じゅ、純情とはなんだ!俺だってい、色々考えてだな(笑われたことが悔しく、言い返すも言葉が見つからず。「…別に、俺はしてもよかったぞ?」ふっと笑い、相手の唇をつぅっと指でなぞり。どさくさに紛れそのまま口内へと指侵入させて。
女の事は俺に聞け、…だっけかァ?箱学の奴らに聞いたっショ。オメェの事だからてっきり経験済みだとばかり思って…ンッ、…ぅ(言い返す事も出来ない相手を畳み掛けるよう続けていれば突然唇を指でなぞられ更には口内に侵入させられると一瞬何が起きたか理解出来ずされるがままになって)
け、経験ぐらいあるぞ!何を言うんだ(畳み掛けられるような言葉に思わず強がり嘘をはいて。何も言わなくなった相手に勝気な表情しては。それでもそのまま口内に入れつつ歯や舌をなぞっていて。
ンン、…ふ…ぅ、ンッ…!(一体自分の身に何が起きているのか理解出来ていないまま指が歯や舌をなぞられ続け、ゾクゾクしたものが込み上げてしまうと何だこれと焦り抵抗とばかりに相手を弱々しく睨み付けて)
っ、あ…す、すまん。調子に乗った(相手の反応に胸が高鳴り。睨まれるとはっと正気に戻り、慌てて口から指ぬき謝罪して。相手の唾液で濡れた指をしばし見ると無意識に舐めとっていて。
…ッは、ァ(漸く口内から指が引き抜かれ安堵するも、今度は自分の唾液が付着した指を舐めるものだから一気に赤面し口をパクパク開閉させ)お、おおお…おまっ、なにやってんショォォ!?ンなモン舐めんな!ばっちぃショ!
巻ちゃんに汚いところなどないな!だから舐めても問題ない(口をぱくぱくとし赤面する相手にくすりと笑って。述べると「まぁたしかに調子に乗ったな。すまなかった」と度の越えた触れ合いに謝罪して。
イヤ汚いっショ?舐めたら問題あるショォ!?(何故さも当然のように言い切るのか理解出来ず笑う相手に苛立ち覚え)まったく…ホントにタチの悪りィ冗談ショ。次はねェからナァ(先に仕掛けたのは自分、ならば今回だけは見逃すとばかりに溜息零し)
…冗談じゃないのだがな(相手の言葉にぼそりと呟くとすぐににっと笑い。「なんだかお腹が空いたぞ!」お腹を擦りつつ相手に言うと部屋をあさり、なにかないかと探していて。
……何か言ったかァ?(聞き取れなかった言葉に不思議そうに問い掛けてみるも次の瞬間には腹が減ったと言い出し部屋を漁られては焦り止めて)ちょ、勝手に漁んな!腹減ったンなら何か用意してやっから大人しくしとけ(家に何があったか頭に浮かべながら用意すると伝え)
ああ!たのむぞ(相手の言葉にうんうんとうなずき手をひらひらさせつつ見送り。相手が部屋から出ていくと「巻ちゃんの鈍感野郎…」とぼそりと呟き。小さく欠伸をしつつ相手のベットに横になってはぼーっとしていて。
(相手の声を背にキッチンへ向かえば冷蔵庫を開けると作り起きのキッシュが入っており、それを温め食器を用意しながら先程の事を思い出しては1人赤くなっていて)…ヤベェ、今頃ンなってドキドキしてきた…あいつホントに何のつもりなんショ……、俺の気も知らねェで…クソ、どうすりゃいい…
(相手が来るあいだ暇を持て余してはベットでゴロゴロと寝返りをうっていて。太めを横に向けると相手のであろう枕がありじっと見つめると周りを見、相手が来てないことを確認して。顔ばっとうずくめて。
(同時進行で用意していた紅茶の準備も終えてトレイに乗せ、部屋に運ぶだけなのだが意識するなと思えば思うほど意識してしまい、自分の部屋だと言うのに入るのを躊躇うとドアの前しばらく立ち竦んでいて)
…(異様に戻るのが遅い相手を不審に思いゆっくりベットから降りて。様子を見に行こうと扉に手をかけては引いて。相手の姿が目の前にあり、多少驚くも「どうした巻ちゃん。中に入らないのか?」と平然と尋ね。
(いつまでも立ち往生していても仕方ない下手をすれば相手が不思議がるだろう、その際に理由でも聞かれては答えられない覚悟を決めて扉を開けようと…した次の瞬間扉が開き動揺にトレイを落としそうになるも寸での所で免れて)い、いや…なんでもねえ。今から入るっショ。
……キッシュとサンドイッチ、あと紅茶っショ(温めたキッシュ、他にもラップされていたサンドイッチと紅茶をテーブルの上に次々置きながら追求されなかった事に安堵していて)
おお!予想以上に豪華だな!巻ちゃんも食べよう!(並べられたものににっと笑み浮かべては。早速サンドイッチを手に取り1口食べては美味しいと呟き。「そういえばなんで部屋に入らなかったんだ?」先ほどのことをふと疑問に思い尋ねて。
…ショ(相手に促されるまま自分もサンドイッチを手に取り一口食べて咀嚼する最中まさかの追求が始まり、驚きからサンドイッチが喉に詰まってしまったようで眉を顰めながら盛大に噎せて)…っ!げほ…っ、く…ぅ…ぐッ…
巻ちゃん?!大丈夫かね?(いきなり噎せはじめた相手に驚くと慌てて相手の背中をさすってやり。心配するように声かけては様子見守って。
…けほっ、けほけほ…ッ(大丈夫と言いたい所ではあるが実際大丈夫ではなく、何度も噎せ込んでいると余りの苦しさから生理的な涙がポロポロ零れてしまい)
…っ、巻ちゃん(予想以上に噎せる相手に動揺しつつも涙を見ると相手の名を呼び。指で掬いぺろりと舐めてはしょっぱいと呟き。そのまま落ち着くまでそっと前から抱きしめるように腕回しては背中さすり続ける。
(まだ落ち着きを取り戻せない状態の中で自分の涙を舐めしょっぱいと言い出した相手に当たり前だと言ってやりたい気持ちはあったが自分を心配してくれる相手に怒鳴りつける事も出来ず漸く呼吸整えば吐息を零し)…も、大丈夫…ショ……心配かけちまったナァ…
巻ちゃんが平気でなによりだ!(落ち着いた相手に安堵しては言い。「俺こそ答えにくいこと聞いてすまなかった…」珍しくしおらしくなっており申し訳なさげに相手見ては。
…ショ(普段の相手からは想像すらつかないしおらしい態度での申し訳なさげな謝罪、それを受ければ流石に罪悪感が芽生えてしまうも、先程の話しから話題が逸れた事に内心ガッツポーズを取っていて)
とりあえず食べよう!(まあいいとしようと思い、切り替えると再度サンドイッチを手に取って食べ。「あーん」相手にも食べてもらいたいと自分の食べかけたところを近づけて。
……これは一体何の真似ショ(食事の再開は良いとして相手が食べていたサンドイッチを「あーん」の声付きで差し出され、相手のしたい事は大方予想がつくものの一体何故こうなったとばかりのシチュエーションに目を見開かせギョッとしてしまい)
何ってあーんだが?(驚いている様子の相手に平然と当たり前だと言わんばかりの声色で主張しては。「俺から食べさせられるのは、いやか?」眉を若干下げつつ苦笑して。
そりゃ分かってる(ただ何故そうなったか知りたいだけなのだが。それとも男子同士で食わせ合いっこすんのが流行りなのか自分が知らないだけでと脳内グルグル。ただ眉尻下げ此方を見遣る相手にやがて諦め口を開き)イヤっつーか…く、食や良いんショ?あ、あ~ん…
おいしいだろう?巻ちゃんとこの美味しさが共有できて嬉しいぞ!(にこにことしつつ満足というような表情浮かべて。残りを自分で食べてはキッシュを手に取ると食べ。
…ショ(美味しい事は美味しいが附に落ちない感は否めず微妙な表情。取り敢えず気になる事は聞いておくかと口を開き)…その、おめー箱学の連中ともやってたりすんの?あ~んして食わしてやったりとかヨ…
はぁ?!なんで俺があいつらにあーんしなければいけないんだ!頼まれてもやらんぞ!(相手の質問におもわずブルりと震え。ないないと全力で否定しては。
そ、そーか…なら安心したっショ。男同士でも当たり前言われちまったら流石に衝撃過ぎて……つか、なら何で俺にしたヨ、東堂。さっきの仕返しかァ?(暫し考え仕返しかと結論付けて)
やっぱ仕返し……ハァ!?(“そうだとも仕返しだ”と返ってくる事を予想して放った言葉は空回り。思わず素っ頓狂な声が出ては段々ムカムカしてしまい)俺だからってなんショ!俺だからって!…おめーがそんな態度取るたびコッチは勘違いしそうになっちまう!いい加減に――……あ゙。
勘違い…?それはどういう意味だね?(相手の言葉に驚きおもわず身を乗り出し。もっと聞かせてくれと言わんばかりに相手の頬に手を持っていき。
あ…う…(勢い任せに飛び出た本音を取り消せる訳もなく一気に顔を真っ赤にしては口をパクパク開閉)いや…だから…その(触れられた掌払い退ける事も出来ず言い淀み)
お、お前が……俺を、す…好き…なのかって…その、勘違いしちまうんショ!――…期待、しそうになっちまう…(視線は合わせず俯いたまま最早逃げる事は不可能と諦め本音を告げて)
…巻ちゃん、本音言ってくれてありがとう(相手の言葉の勢いに驚きつつも優しく微笑んで。「顔を上げておくれ」俯く相手に言っては「顔を見て、返事がしたいんだ」と続け。
(言ってしまった直後の羞恥心たるや今すぐ逃げ出したいぐらいだが、顔を上げてくれと言われては恐る恐る顔を上げ視線を相手の方へ)
…やっとこっちを向いてくれたな(自分の顔を見る相手にふっと笑いかけては。「俺にとって、巻ちゃんは特別なんだ。もちろんライバルだからっていうのもあるけど、それとは違う…もっと感情的なものだな。」言うと一息吐き「俺は巻ちゃんが恋愛感情で好きだ。俺と付き合ってくれ」と続けて。
(相手の話に耳を傾け静かに聞いていれば相手が自分に対してライバル以上の特別な感情を抱いていた事を知らされ、更には付き合ってくれと告白までされたものだから驚きに目を見開かせ、いつからか自分も相手に特別な感情を抱くようになっていた、まさかの両想いという事態に信じられないとばかりに動揺し)――東堂が俺を、好き?…クハ…なんショ、これ俺に都合良過ぎダロ…信じらんねえ…
じゃあ、どうすれば信じてくれるんだ?(動揺した様子の相手に落ち着いた口調でかえしては。「大体、好きじゃないにキスしたりあーんしたりするほどたらしになった覚えはない」とじっと相手を見つめては信じてくれよと訴えかけて。
……ショォ(相手が嘘や冗談でこんな事をする奴だとは思っていない、此方を真っ直ぐ見据える相手に真っ赤になりながらもやがて口を開いては応えて)わかった…信じるっショ。――ンで、その、…俺もオメェが………好き、だ。
うん、ありがとう(相手からの言葉に嬉しげに頬緩ませ。「じゃあ、よろしくな。巻ちゃん!」いつもの調子に戻っては相手に手を差し出し。
…ショォォ…(言ってしまったと改めて思えば顔が熱くなり、きっと目も当てられないほど赤面してるだろう呻いて)あ…ああ、よろしくナ(差し出された手に自らも手を出すと握り)
…(手を握ってきた相手をそのまま握り返してはこちらへ引き寄せ。自分の胸へ相手の顔を寄せては「無防備だぞ」と小さくつぶやいては相手の額に口づけし。
…ショッ(握り合う手をグイと引き寄せられ流れるような動きで相手の胸元へ。無防備だと額に口付けられては余りの恥ずかしさに耐えきれず、赤面した顔を見せたくなく相手の胸元に顔埋め隠して)~~っ、
照れ屋さんなんだな、いきなり取って食いはせんよ(胸元へ顔を埋める相手を微笑ましげに見つめてはぽんぽんと頭撫で。「そろそろ風呂にはいらないか?」ふと時計を見るといい時間で。
ンな状況で照れねェ方が可笑しいっショ。あと変なこと言うな!(相手の胸元、頭を撫でられる行為に照れない訳がないと主張。取って食わないの発言においては変な事を言うなと焦り)――…ん?ああ…そうだナ。だったら湯入れてくるショ。
ああ、いってらっしゃい(ぽんぽんと撫でてから手を離すと相手を見送っては軽く手を振り。部屋から出ていったことを確認しては落胆のしたように肩の力抜いて。緊張したと独り言呟いては1人悶えていて。
(部屋から出て一直線に風呂場へ向かい、バスタブに湯を流して溜める間にも思い出される先程までの出来事。瞬間湯気でも出そうな勢いで赤面するとその場にヘナヘナしゃがみ込んで)……言っちまった、言わねェつもりだったのに…、しかもアイツまで好きとか…ああもう!なんショ、急展開過ぎて頭が追っ付いてこねえ!
(湯が溜まるまで其の場から離れる事なく、しゃがみ込んだまま悶々と考えてしまうが、やがて湯は溜まり風呂の準備が整い何時までも浴室に籠もる訳にも行かず部屋に戻り)
(少し遅いなと思いつつもおとなしく待っていて。まわりを見るとさきほど見ていたグラビアを手に取り暇つぶしにぺらぺらと見ていて。
…風呂の準備出来たっショ。――って、またオメーは俺のグラビア見てンのかヨ(緊張の面持ちで部屋に入るも特別相手に変わった様子は見られず安堵し風呂が入れる事、自分のグラビアを見ていた事指摘しながら部屋に入り)
暇だったのでな!(グラビア見ていたことを指摘されてはうむと頷いて。「どちらから入る?」順番を決めていなかったと思い、尋ね。「まぁ、ここは巻ちゃん家だし巻ちゃんから入るのが妥当だとはおもうが」と一応付け足して。
…ったく(今更何を言った所で無駄な気がする判断すればそれ以上は何も言わず)ああ、風呂ならオメーが先に入れ。俺は後で構わねェから(風呂の順番と聞けば少し部屋で休みたい事から自分が後で構わないと述べて)
ならば遠慮なくそうさせてもらおう(先を譲った相手に頷いては荷物の中から勝負する前から泊まる気でいたとばかりに当然のように着替えだして。
ああ、タオルは準備しといたからそれ使え。籠ん中に入ってっからすぐ分かるショ(着替えはあるだろうがタオルぐらいは此方で出すと告げれば脱衣場の籠に入れて置いた旨を伝えて)
おー、行ってこい(ひらり手を振り見送った後1人になった部屋の中、これで少しの間は落ち着いていられると安堵してはベッドに横になり寛いで)
(浴室へ行き、シャワーを浴びて。1通り洗い終えると一息吐き風呂に浸かり。今日一日のこと思い出しては改めて口元がにやけては。暫し入ると上がり、着替えていて。
(相手が姿を消した事で束の間の時間落ち着ける事が出来たが、自分も風呂を出れば其の後は二人きり大丈夫だろうか若干の不安を抱き)
まーきちゃん!あがったぞー(髪を軽く拭き、タオルを首にかけると相手の部屋へと向かい。扉開けては相手の不安など知らずに声かけニコニコと笑って。
…っ、ああ…大丈夫だったかァ?(部屋に戻って来た相手に一瞬驚くが直ぐ平常心を以て応え、ドライヤーを手に相手に差し出して)髪はこれで乾かせ。俺も風呂行ってくるっショ。
ああ!よい湯加減だった!(言葉返してはドライヤー受け取り「ありがとう」と受け取って。ドライヤーのスイッチを入れ、髪に当てつつ片手ひらひらあげ相手を見送り。
(相手に見送られ風呂場に向かえば脱衣場で服を脱ぎ、シャワーを浴びて頭と身体を洗ってから浴槽へと浸かり)…はぁ…、いい湯っショ…
(やがて風呂から上がりタオルで身体を拭いて服に着替え、二階に上がる前にキッチンへ向かえば冷蔵庫から冷えたミネラルウォーターを取り出しグラスに注いでトレイに乗せれば部屋に向かって)
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