九尾の狐と人間【非募】

長く生きていると、いろんなことがあるんですよ( にこ、 )だって、冗談で言うことでもないですし( こく / 苦笑 )そうですね...、ですが..其処らの妖怪と一緒にされては困りますよ( うんうん / ふふ、 )いつでしょうね、気長にお待ち下さいな( にや、 )

まぁ、そうだろうね。因みにあなた、いつくらいから生きてるの？（ 首傾、 / 微興味 ）…ふふ、いつかあなたの化けの皮が剥がれるのを見たいよ。（ 言い方 ）

うーん...少なくても紀元前からですかね( うーん、 )化け狐ですからある意味合ってますね( おお / え )

わ、長生き。今の世はあなたにとってどう映ってるの？生きやすい？（ ずい、 ）――それ、上手くないからね。（ ← ）

昔に比べて妖怪が居づらい環境になりましたね、..人口増加や機器の開発とかの影響でしょう( はあ )え、そうですか?( きょと / おい )

やっぱりそうなんだ。あなたも苦労してるんだね。（ しみじみ ）――ハァ、何かムカつく。（ ふい/ おいこら ）

そうですよ、神でない限りなにもできませんので..耐えるしかないです( こく )ムカつく...って..酷いです( しゅん / え )

僕は耐えるなんて嫌だ。（ ふい / 我が儘 ）、ちょ、そんな落ち込まなくてもいいでしょ。僕が悪かったから。八つ当たりでした。（ 撫で撫で ）

仕方のないことですので...( 苦笑、 / 撫で )ん、別に落ち込んでる訳じゃないですけど...やっぱり素直ですね....貴方って( かあ / 顔隠し )

自分の居場所は自分で作らなきゃ駄目だよ。（ じ、 ）――え、落ち込んでないの？なんだ。わざわざ慰めなくてもよかったじゃない。（ ふい / 素直になろうか ）

...居場所ですか..、そうですねぇ.....一応作ってるつもりです( 考え / 適当 )ふふふ..慰めてくれたので嬉しかったですけどね、( にこ、 )

それって僕の側？（ 悪戯に目細め / ← ）、もうないよ。あれが最後。僕が人を慰めるなんてそうそうないんだからね。（ ふんす ）

えぇ、勿論( ふふ / こくり )人じゃないですけどね( ふ、 )とか言って、慰めてくれる癖に...渚さんは優しいですからね( 目細め / じ、 )

…馬鹿正直。（ ふぅ / やれやれ ）――どこから来るのさ、その自信。（ 呆れ ）あぁ、それとその“さん”付けやめてくれる？呼び捨てでいいから。（ ふい ）

嘘をつく理由が見当たらないので( こく )....何となくです( キリ、 / おい )あー..え、っと.....じゃあ..渚....?( うーん、 / 首こて )

何となく、ねぇ。本当、変な妖怪。（ じと目 / やれやれ ）そ。さん付けなんて他人行儀でしょ。それとも名前では呼びたくないと？（ 首傾、 ）

あれ、変ですか?( きょとん / 無自覚 )いえ、基本他人行儀でしか接したことがないので....何か変な感じですね、( ふう )

無自覚ってのが本当たち悪いよ。（ やれやれ / おい ）――へぇ、じゃあ僕とあなたは他人？…いや、まぁ、他人ではあるんだけどさ。（ どうした ）

む..口が悪いですね...( むむ、 / 不満 )....他人..と言われればまぁ、他人なんでしょうけど..( うーん、 )恋人って他人なんでしょうか?( 首こて )

そんなの今に始まったコトじゃないでしょ。（ ふい / 開き直り ）さぁ、どうかな。でも言ってしまえば他人だね。（ しれ ）――そうだ、僕今日は機嫌がいいから、あなたのお願い事きいてあげるよ。何かない？（ 首傾、 / 唐突 ）