とくめい 2015-09-17 19:29:59 |
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あ、…
(一瞬だけ頭に置かれた手に、ぼんっと効果音が付きそうなほどまた頰を染めて。見られると恥ずかしいので手で隠しつつ、「…先輩は、悪くないです」と頑張って冷静な声を出して。「私が片付けましょうか…?こう見えても掃除は好きなんです」と落ちている服をじっと見つめてから、にこりと笑って言って)
?何で隠すの。折角可愛いのに。
(きょとりと不思議そうに。相手の手首をきゅっと優しく掴んで、ゆっくりと退かそうと。「そ?じゃあ、おあいこ。」ふふ、と優しげに微笑んで見せて。「・・・!いいの?・・・リビングも、汚いけど」申し訳なさげに相手をちらりと見ては眠たそうに少しうとうとして。
…零先輩……ありがとう、ございます
(手首を掴まれて可愛いと言われ、感動で少し涙目になり、いつの間にか手は退かされていて。「あいこ、ですね、先輩がいうならそうです」と微笑む相手に自然と此方も微笑んで。「はい、もちろん。……?先輩眠いんですか、寝ててもいいですよ。その間に私が片付けておきます」うとうとする相手に、またにっこりして)
?お礼?君、変な子だね。面白い。
(くすりと面白そうに笑っては涙目なのを見て泣かないでという意味を込めてまた頭を撫でて。「ん、・・・リビング行こうか。」告げれば既に歩き出し、がちゃりとドアを開ければソファに腰掛けて。「ん・・・?・・・や、そんなの悪いし・・・。てつだう、」くぁ、と欠伸をしながらも押入れから掃除機を取り出し、ゴミ袋等も持って来て。
…先輩、簡単に女の子の頭撫でちゃダメですよ…
(どうやら無自覚らしいその様子に嬉しくもあり、逆に他の女の子の頭も触っているのだろうと思うと、嫉妬してしまい。相手についてリビングまで行き、欠伸をしながらも手伝うと言った相手に若干残念そうに頷き。「じゃあ、始めますね」とゴミ袋を受け取れば、早速ゴミを中に入れてゆき)
(/今日はもう落ちます!)
?何で?嫌?
(撫でていた手をパッと頭から退けて、寂しそうな顔をして。「ありがとう。凄く助かる。必要なものがあったら言って。」お礼を言いつつ自分も作業を始めようとするが、普段やらない為に何をやったらいいのか分からずにきょろきょろと辺り見回しては首を捻り。
いえ、そうじゃなくて!零先輩には私だけ触ってほしい、というか…
(寂しそうな顔に慌てて目を逸らして本心を述べて。「はい、先輩は本当に何もしなくて大丈夫ですよ」手際よくゴミを拾ってゴミ袋に入れて、首を捻る相手に微笑んで述べて。「…零先輩、これは何ですか?」と先程双眼鏡でみたビニール袋に気づき、悲しい表情を出さないようにし、持ち上げて問い)
・・・?君だけ?・・・無理じゃない?
(何を言うのだろう、と首を傾げて、現実的に考えて無理では無いだろうかとずばり言い。「あー・・・うん・・・。・・・君、何しに来たの?」申し訳無さそうに目を伏せるも、相手が自分の世話ばかり焼いてくれるのでふと相手の要件を聞き。ビニール袋について問われれば「お隣さんの御裾分け。俺、家事出来ないから。」と答え、お隣さんを思い浮かべてふわりと優しい笑顔浮かべ
そ、そーですか?私、頑張りますよ
(散らかる部屋を見渡してきょとんとし。少し考えて「…やっぱり零先輩と一緒にやります」と言い直し。「そうだった、忘れるとこでした!先輩に自己紹介しに来たんです。私は同じ学校の後輩の星野真希っていいますっ!」と手を止め、今更ながらニコニコと自己紹介をして。相手の浮かべる表情に笑顔は固まって「…………零くん、その人のこと好きなんですか?」と深刻そうな顔で単刀直入に問い)
違くて・・・。君だけに触れるって、無理なんじゃ・・・
(普通に生活していれば女の子には触れてしまうだろう、と弁解し。「あ、どうも・・・俺は三年の祠川零・・・って知ってるっぽいな。・・・何で俺に自己紹介?」何故自分をご指名して自己紹介なのだろうかと不思議に思いつつも片付きつつある部屋を見渡して相手の為に飲み物を出そうとキッチンへ向かい。好きかと尋ねられれば人間としては好きなので「・・・好き・・・?かな・・・。姉、みたいな・・・。」固まった相手の目の前で手の平ふりふり。
………そうですよね、無理言ってごめんなさい。でも、あんまりベタベタなのは―――さしちゃいそうで
自分の勘違いに気づきしょんぼりとするが、物騒な言葉を無意識にぼそりと言って。「そ、それは…零先輩のことが……いえ、後輩が先輩に挨拶するのは当然です!」と無理やりに言葉を濁して微笑み。「姉……よかった。あの、零先輩、そのお裾分けもらっちゃダメですか?お腹すいちゃって…」ほっとした様子から直ぐににっこりして、相手の瞳を見て)
・・・まぁでも、君がそう望むなら、努力する。
(相手の呟きが聞こえたのかどうか分からないが、極力努力する、とゆびきりする為に小指相手の目の前に持って来て。「?じゃあこれから君は3年生の家を全部回るの?大変、だね。」うわぁ、とげんなりした顔をしてみせて。「?いーよ。掃除終わったら、一緒に夕飯、食べてく?」お腹空いてたんだな、と掃除を手伝わせた事を申し訳無く思い、提案し。
…はい!零先輩が約束してくれるなら、私信じます。
(さっきまでの落ち込みはどこへやら、ふふっと笑って、小指を絡め指切り。全部回るなんて言われてしまえば「―――へ?それは…」と見る見るうちに顔色は悪くなり、「うう、勘弁してください…」とあっさり堪忍して)
…本当ですか!零先輩とご飯、だなんて夢みたいです。あ、でもそのお裾分けは私が全部食べたいなぁ、なんて
(一緒にいられる時間が増えたことを笑顔で喜ぶが、最後にお裾分けを相手の口に入れたくない気持ちを付け足すのは忘れず。「じゃあ、掃除頑張りましょうか」と袖を巻くって袋を掲げ、本気で掃除する体制になり、テキパキと掃除を始め)
気をつける、けど・・・。絶対とは、言えないから
(ふと視線逸らして気まずそうに上記述べ。「・・・。本当は?何で俺の家、来たの?」ひょいと相手の顔覗き込む為に顔を近付けて。「え。・・・うーん。いいけど・・・。」また今度作って貰おうかなぁ、なんて考えつつ相手の笑顔を見てぽん、と頭撫で。掃除を始めた相手にとろんと眠たそうな目を向けて、立ったままうとうとと。
先輩に近づく女の子がいたら、私がなんとかしますから!
(自信満々に任せてくださいと胸を張り。「…零先輩に会いたかったからじゃ、ダメですか?」問い詰められれば、俯きかげんで、恋心をほのめかすように言って。「…ありがとうございます。先輩の分は私がつくりますね」と頭を撫でられ頬を赤らめ嬉しそうに、にこりとして。相手がうとうとしているうちに、大体の掃除を終えて、ふぅ、と一息つき)
え?あ、うん・・・。お願い、します?
(何だかよく分からないうちに丸め込まれているが本人は気付いておらず、ぺこりと頭下げ。「?俺?別に会いたかったら何時でも来ればいいよ。」後輩の可愛い言葉を聞いて、流石に嬉しくなったのか、ふっと表情を緩ませて柔らかい笑顔浮かべ。「え、君が?いいの?あ、えっと、真希ちゃん、だよね。」なんだか申し訳無いなぁと思いつつもご飯が食べられればどちらでもいいかと考えるのをやめてそういえば何時までも“君”と呼ぶのは失礼だなと考え。一息ついた相手を見て、眠気がMAXなのか相手の背中にもたれる様に抱きついて、「・・・ね、む・・・。」とぽつり呟き、すり、と相手に擦り寄って。
はい、先輩はもう安心ですよ
(相手の負担にならないため、気づかれないうちに処理しようと考えつつ、大きく頷いて。「…そんなこと言ってもらえて、嬉しいです。ずっと零先輩に会いたかったから…」柔らかい笑みに、ますます赤くなり、積年の想いが叶ったことが今でも夢のように思えて。「…そうです、真希ってこれからも呼んでください。大丈夫ですよ、先輩の食べ物奪っちゃいましたし、じゃあ早速―――」にこり微笑んで、掃除道具も片ずけ終われば、次は料理だと気合いを入れてキッチンに向かおうとした時。「…!? 零、くん…ダメだよ、こんなところで寝ちゃ…」突然、もたれ擦り寄られて、肩をびくりと揺らし。思わず敬語も忘れて、眠ってしまいそうな相手の頬にそっと触れて)
んん。安心なら、嬉しいや。
(ふにゃ、と嬉しそうな珍しく子供っぽい笑顔浮かべて。「?あ、でもたまに、俺の家友達が来るから、気をつけて。」出来れば連絡してほしい、と告げてから今更気付いた様に“メールかライン、ある?良ければ交換する?”と付け加え。「真希ちゃんのご飯、楽しみ・・・。頑張って、起きて、る・・・。」うとうとと瞼がくっつきそうになるがどうにか首をふるふると振って相手から離れ、ソファに横になり。
あ、忘れてました。これが私のメールとラインのIDです!
(さらさらとメモにアドレスとIDを書いて、相手に手渡し。「任せてくださいっ、零先輩のために頑張ってつくりますよ」とにっこり、ソファの相手に言ってから、キッチンに向かい冷蔵庫の中身を確認すれば材料が足りないことに気づき。「先輩、私、お買い物に行ってきていいですか?」とひょこっと顔を出して、問いかけ)
お。ありがと。…スゴイね。いつでもメモ持ってるんだ…。
(じ、っと相手見詰めればいい子いい子、と相手の頭をよしよし撫でて。「ホント?嬉しいな……。」学校では見せない、ふにゃりとした嬉しそうな笑顔を相手に見せ。「ん…、俺も行く…。」女の子に荷物は持たせられない、と眠い目を擦って立ち上がり、財布と鍵を持って玄関へのろのろと歩いていき。
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