都を追われた男 2015-09-06 21:49:55 |
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隠れていても無駄だ。出てこい、妖。
(上に歯向かったことが切っ掛けで京の都を追われ、邪気を払う妖刀と生まれ持った霊力を頼りに妖退治の仕事を請け負いながら全国を旅することとなって早一年。この日もまた、いつものように妖を退治し依頼を受けた村へと戻ろうとしていたのだが、山の中で日が暮れてしまったためにやむを得ずそこで一夜を過ごすことに決める。獣避けと暖をとるために焚き火を起こしていると、ふと、向こうの茂みに微かな気配が感じた。獣、ではないだろう。それに類する荒い息遣いも何も聞こえない。それどころか、気付けば森全体から音が消えていた。鳥も獣も、地を這う虫ですら姿をくらませていたのだ。それはまるで、森が強大な“何か”に恐れおののいているようだった。しかし、この異様な状況に動じることはない。茂みに身を潜めている強大な“何か”に心当たりがあったからだ。視線を向けて意識を集中させると、僅かだが妖気も感じとることが出来た。間違いない。先日戦った妖だ。妖怪退治の仕事で初めて退治出来ず、痛み分けとなった相手。とても美しい女の容姿であったために今でもよく覚えている。――決着をつけにでも来たか。そんなことを思いながら、茂みの方へと上記を投げて)
(/上の通り下手ですがどなたかお相手願います。
質問もお気軽にどうぞ)
はい、出てきた。何か用?
(数日前に強い人間と戦った時の負った頭の傷をいやそうと山の中へ入ったのだが、茂みの中で寝ている間にいつの間にか日が暮れてしまった様で、起きれば目の前は真っ暗で。目を開けただけの状態で辺りの気配を探れば、火と、覚えのある人間の気配を感じ取って、それが数日前に戦ったものの気配だと分かると、音を立てずに頭の包帯をそっと触り。自身では意識していないものの、山の動物たちは漏れ出る強大な妖気を敏感に感じ取ったようで、静寂ともいえるほど山が静かになったことが分かれば少し悪いことをしたのかと思い。唐突に声をかけられると、隠れているつもりはなかったのだが相手からは姿が見えないのでそう思われるのも仕方ないと思い、まるでとぼける様な言い方で上記を述べれば手をヒラヒラとさせて)
(参加希望です、私、学生なので平日は返せない事が多く置きレス形式になってしまうと思いますが、よろしいでしょうか?また、今日はこれにて落ちます)
(今日中にお返し出来そうにないので中身だけでも挨拶をば。
参加ありがとうございます!
プロフは必要ないです。レス頻度も了解です。こちらも遅いのでゆっくりお付き合い下さいませ)
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