死神娘 2015-09-05 10:13:19 |
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その後、全校集会や先生の長ったらしい話も終わり皆帰る準備をする。
「よし、これで準備完了!」
スクールカバンに今日貰った手紙を全部入れるとまた本を読む。
先生の話に耳を傾けながら読書。また先生に怒られるかな、と思いながら帰りのチャイムを待った。
「うーん、帰ろう。」
チャイムが鳴りスクールカバンを持ち家に帰る。
朝は晴天だったのに昼はどんよりとした曇り空。
「曇り空だ……。」
雨でも降るかなと思いながら空を見上げて歩いていると誰かにぶつかった。
「……わきゃっ! すすすいません!」
「ん? …………あぁー大丈夫だ、アンタは大丈夫?」
「は、はい!だだだ大丈夫です!」
ぶつかった相手は金髪で左右の髪は長くセミロング、後ろが短いショートカット。また服装はジャケットに黒いミニワンピにニーハイと黒いブーツ。なんとも派手な服装だ。服装をじーっと見ていると女性が突然ニヤリと笑った。
「アンタ、楽しいか?」
「へ?」
「だからアンタの人生楽しいかって。」
「……楽し…くないです。」
「くくっ、楽しくないか。アタシは……マリア。アンタは?」
「わ、私はアリスです。」
「アリスか……よろしくな。ということで行くか……。」
「え?」
ガシッと腕を掴まれてずるずると引きずらるように、どこかに連れて行かれた。
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