>エレン (嗚呼、またやってしまった。手に持つ自分の書類をぎゅ、と握り締めどうしてこうも彼を怒らせてしまうのか、それだけがぐるぐると頭を駆け巡り。相手の放った声など耳に届く訳もなく足を早め気が付けばアルミンの居る部屋。「…アルミン、書類渡してきた。」表情を歪める事なく頼まれた事は済ました、それだけ言うと部屋を後にしようと扉をゆっくりと開け、同時に溜息が零れ)