募集中! 2015-09-04 01:56:01 |
通報 |
だって碧、どう見ても女顔だし…
(失礼と言って横を向き、こちらから目線をそらしてた相手を見れば、相手の髪から手を離して相手の頬に向けて指を伸ばし、相手の頬をつつきはじめて。「あー、お腹減った…」一通り相手の頬をつつき終わるとソファーに戻り、軽くため息をつけばそう言って
いーや、男顔だ。
(頬をつつく指を手のひらで払っては、意味不明な意地を見せそう訂正すれば、ダメ押しとばかりに「なんなら角刈りにしたっていい」と付け加え。お腹が減ったという相手の言葉を聞けば、確かにもう夕飯を食べてもおかしくない時間で、「じいやさんに何か作ってもらうか?」と声を掛ければ、返答を待ち)
碧が角刈……いいね?面白そう
(相手の角刈りした姿を少し想像すればニヤッと笑って角刈りさせようとし。「いや…そろそろ出来るはずだから行こう…」と言えばゆっくり立ち上がり、ふらふらしながら食堂に向かって歩きだして。食堂につけばいつもの席に座り座り、しばらく待っているとタイミングよく料理が運ばれてきて
いや、それは言葉の文というやつで…
(角刈りが意外にも肯定されれば、さすがにあんなに厳ついのは嫌だと仕事仲間の先輩たちを数名思い浮かべては慌てて訂正し、相手のいう通りに素晴らしいタイミングで出てくる料理に感心しながら自分も相手の正面の椅子に座り)
さすがは菊池家の使用人……。
えー?遠慮しなくてもいいんだよ?
(声色や相手の顔を見ると明らか嫌そうなので、クスクス笑いながら角刈りすることを進めて。運ばれてきた料理を食べ始めると、使用人に感心した相手に冗談混じりで使用人を勧めて「碧も使用人になる?ボディーガード兼執事とか。あ、メイドかな?」相手の顔をみながらクスッと笑えば再び食べ始め。料理を食べ終わると立ち上がり、寝ようと自室に向かい歩きだして
まあ、全てが終わったら考えてもいいかもな。
(自分は叔父と叔母の仇を取らなければならないため、情報を得るためにもボディーガードをやめるわけにはいかないが、相手といるのは心地好く、もし全てが解決したら、なんて思わず本音を漏らし。自室に向かう相手に気付けば背中に声をかけて)
ちょっと待て、一応室内を確認する。
全てが終わったら…ね
(相手の敵は今、自分流を狙っている組織のボスであり、相手が全て終らせるということは自分も狙われなくなるため、相手と呑気に過ごせると思うと少し微笑み。「大丈夫だよ」と警戒する相手を見ると少しクスッと笑い、屋敷にまでは入ってこれないだろうと思い、いくらなんでも警戒しすぎだと思えば、相手の放って自室に入ろうとして
いや、最近やけに静かだからな。何かが起こってもおかしくない。
(無用心に室内に入ろうとする相手の手首を掴めば、後ろに引き寄せ、相手とすれ違うように自分が室内に入れば、棚の裏やベットの下などを確認した後、最後に窓の戸締まりを確認すれば相手に向き直り)
よし、入ってもいいぞ。
また、櫻井さんが襲ってきたり?
(確かにあれ以降教われてないと思えばクスクス笑いながら今のところ敵の仲間であることが分かっているクラスメイトの名前を冗談で言いながら中に入り。「いつ……」早速着替えようと自分の寝巻きを出し、服を脱ごうとするもまだ腕が痛いため上手く出来ず
そうだ。それに恐らくもう一人……
(櫻井は確かにそうだが、もう一人あの新藤というクラスメイトもカラオケの時の立ち回りからして櫻井の仲間なのではと少し疑っているためそう言って窓の外に視線を向けるも、相手の声で振り向けば、怪我をしたせいで難儀そうな相手の姿があり)
待ってろ、今じいやさん呼んでくる。
別にいいよ…一人でできる
(相手かじぃを呼んでこようとしたのに気がつけば、必要ないと断り、何とか自分だけの力で着替えようとして。「はぁ……」何とか上を脱ぐことができれば、鍛えているわけでも、痩せすぎているわけでもない体型が現れて。服を寝巻きを掴めば脱ぐときとは逆の要領で寝巻きをゆっくりであるが、着ていき
いや、なんか辛そうだし……っ。
(目の前で半裸になる相手から恥ずかしさで目線を反らし、助けが要らないと言う相手に「あ、そう。なら頑張れ」と今までの自分なら部屋を出ていくところだが、困っている相手を放っておくことが出来ず、相手に少しずつ近付けば寝巻きを持って着るのを手伝っていくが目線は外したままで)
…………
(着にくかったが、いきなり着やすくなったのに気がつけばチラッと相手の方を見て自分から目線をそらして少し俯いている相手が目に入れば、手を止めてしばらく相手を見つめて。「碧…なんで顔そらしてるの?もしかして…興奮した?」とニヤニヤした顔で相手に尋ねれば、前がはだけた状態で相手の視線の先に回り込んで
なっ!?
や、ちょっ、んなわけ……
(いきなり目の前に、前がはだけたままの相手の姿が現れては、相手の服から手を離し顔を凄い勢いで背ければ、そのまま距離を取るようにどんどん後退りしていき本棚に背が当たればその振動で上から本が数冊落ちてきて)
ぅわ!?……いっつ……
何してんの…?碧?
(顔を勢いよく背けた相手を見れば、やぱり興奮したのかと思い、ニヤニヤしながら後ずさっていく相手を追い詰めていくように相手についていき。「碧!?…いつつ」上から本が落ちてきたのを見れば、急いで相手に近づき、かばおうとするがいくつか防げず、相手にあててしまい
な……!?
(本が落ちてこなくなり目を開ければ目の前には自分に覆い被さるようにして本棚に手をついている相手の姿が。驚いた表情で相手の顔を見つめるも、ハッと我に帰れば、守る立場の自分が護衛対象者に身を呈して守られてしまったと気付けば相手の手首を掴んで)
おい、なにやってんだよ怪我人が。悪化でもしたらどうする!
新たに怪我人が出なくてよかったじゃん…?
(怒っている表情でこちらを見ている相手を見れば、何をそんなに怒っているのか分からず、相手に怪我がないことを見れば首をかしげながら言い。「それに、俺にも怪我はないんだし…」自分は大丈夫であることを言えば何怒ってるんだという顔で相手を見て
あのなぁ、俺が重傷を負うことがあっても、お前が擦り傷ひとつ作ることは許されないんだよ。
(思わず声を荒げてしまったことを悪く思いながらも、自分が言っている事を全く理解していないような様子の相手に、ふんぞり返って守られている今までの護衛対象者を少しは見習って欲しいと溜め息を吐けば、相手に言い聞かすように、ボディーガードの研修時から耳にタコができるほど聞いている大原則を伝えた後)
頼むから、これ以上心配させないでくれよ。
嫌だ
(心配させないでくれと言う相手の言葉を聞けば、相手を少し睨んだ顔で嫌だと即答し、相手に掴まれていた手を振り払えば立ち上がって相手から離れ。「だから、嫌いなんだ」と小さな声でボソッと言えば自分で寝間着のボタンを止め、ベッドに入れば布団を頭から被り
え……、柳?
(「嫌だ」と睨まれてしまえば、予想だにしない反応に固まってしまい、そのまま離れていく相手を呆然と眺めるも、小さく呟かれた「嫌い」という言葉をしっかりと聞き取れば、胸にチクッと引っ掛かりを感じながらも、布団に潜る相手の横にしゃがめば、何かそんなに怒らせるようなことを言ってしまったかと不安になりながら名前を読んでみて)
…………
(自分のすぐ近くから声がしたのに気がつけば、相手はしゃがんでいるのだろうと思い、布団を被ったまま腕を伸ばして相手の顔の目の前で止めると、相手の額にデコピンをして。「碧のバカ」と一言言えば腕を引っ込めて再び亀のようにじっと潜り続け
いてっ、……?
(腕が伸びてきて、「なんだろう?」何て思っていれば、額に受けた痛みに「ああ、デコピンか。懐かしいな」なんて悠長な事を考えながらも、なぜ相手が拗ねてしまったのかわからない様子で。暫く横にいるも、全く出てくる気配のない相手に、諦めたように立ち上がり声をかけ、部屋を後にしようと歩みを進め)
おやすみ、柳
…………
(相手の言葉に返答もせず、相手が部屋から出ていく音を聞けばチラッと布団から顔だして周りを見て居ないことを確認して。「はぁ………」かるく溜め息を付けば体を横に向けてそのまま目をつぶり、眠りはじめて。「ふぁ………」次の日、いつもより2時間早く起きれば、物音を立てないように歩き、部屋を出れば周りを確認して相手が居ないことを確認して
はい、はい、……すみません。
もちろんです。
(相手の部屋から自室に戻った途端、ポケットの携帯が震え、着信は上司からで。急いで出れば、柳の父親から聞いたのかはたまた他の情報網からなのか、クライアントの会社に乗り込み警備員を大勢伸して回った上にクライアントに直談判するという諸行に注意を受ければ、最後に「いつもそつなくこなすお前らしくない」などと言われてしまい、「そりゃ、こんなに感情移入した対象者は初めてだからな」と言えるわけもなくただ苦笑し。最後に「とにかく次はないぞ。傷ひとつつけるな」と厳しく言われれば、しっかと返答し。疲れたのかその日はぐっすりと眠りにつき、相手が2時間も早くに起きていることに気が付かず)
……………
(朝食もとらず、学校の制服に着替えれば外へと飛び出て。真っ直ぐ学校に行くわけもなく、街中を一人でぶらぶら歩きだして。「俺の自由にさせてくれないし、どこ行くのにもついてくるし、あげくには心配させないでくれ…って…俺は縛られることが嫌いだってのに…」と一人でぶつぶつ文句を言いながら街中を歩いていると見慣れた顔の人を見つけ。その人が真っ直ぐ此方に歩いきて、顔がはっきりと見えるところまで来ると、それはクラスメイトの櫻井さんで。「櫻井さん…久しぶり。元気だった…?」と何時もと変わらない口調で声をかけて
櫻井
……、元気だけど、アンタ馬鹿?
(早朝、学校に行く前に日課である繁華街の組織の支部に向かっていたところ、後ろから声をかけてきたのは標的である相手。確か自分は敵として認識されていた筈だと相手の危機感の全くない行動に驚けば言葉を続けて)
アンタ、もしかして自殺願望でも?
え、………
(朝起きて身支度を調え、相手が起きる時間よりも一時間も早い筈だが、何だ胸騒ぎが
して相手の部屋を覗いてみればもぬけの殻で。焦りから一瞬固まるも、「襲われたのか、それとも…」と思考を巡らせ、部屋が荒れてないことと昨日の一件から、相手が自主的に逃げ出したのだと分かれば、悔しそうな表情をして屋敷を飛び出し)
くそっ、何で気がつかなかった!!
自殺願望なんてないよ。ただ、櫻井さんを見つけたから
(自殺願望でもあるのかと思われているのか、そんな言葉を聞けばニコニコしながらないと言い。「それに、櫻井さんはクラスメイトだし…?」といまだに敵という認識がないのかいつもの調子で気の抜けたことを言えば再び歩きだして
櫻井
ふーん、まあ好都合だけどね。
(誘拐を命じられている人物が目の前に現れたんだから丁度いいとばかりに相手の手首を掴めばそのまま引っ張って組織の支部まで連れていこうとし)
あー、ダメだよ。今日は学校に行かなきゃ…碧も怒ってるだろうし…
(手首を掴まれればそのままどこかに歩き出した相手を見て。自分のボディーガードである碧を置いてきており、チラッと時計を見れば今頃自分が部屋にいないことはバレてるだろうと思えば、碧の怒った顔が頭に浮かび。「櫻井さんも行こう」と言えば、逆にこちらが手首を掴み、相手とは逆の方向に歩きだして
櫻井
は?え、ちょ……
(誘拐されかかっている相手の口から「学校へ行こう」という言葉が聞こえれば、一瞬ポカンとしてしまうも、引っ張られる手首に驚きながら、今回の任務の前に相手の事を調べあげた資料を見たがその内容とはかけ離れた発言や行動のため、聞かずにはいられず)
……ボディーガードが怒ってるとか、学校に行かなきゃとか、アンタって縛られるのが嫌いで他人と群れずに一人で行動するのを好むタイプじゃなかったの?
あー…まぁ…ね。でも、やっぱり碧が心配するしさ…俺のことを思って心配してるんだろうし…
(あんまり心配するのもどうなのだろうと思いながら相手に聞かれたことを少し迷いながらではあるが、そう答えて。手首を離すことなく学校に向かって歩いているとふと立ち止まり、振り返り。「あ、でも、学校に行くのは、学校に碧が一番最初に探しに来ると思うからだよ。発信器とか全部置いてきたし…。それに、群れるの今でも嫌いだよ。」と群れるのは嫌いだの部分は自信満々な顔で言って。「碧は怒ると怖いんだ…」と学校に向かう理由をボソッとつけたし
櫻井
なんか……、仲いいんだな、アンタら。
(相手の口から色々と言葉は飛び出てくるも、その端々からボディーガードとの絆のようなものを感じればそう言って、今回は諦めたのか手を引かれるまま相手と共に学校へと向かえば、丁度登校時間の為クラスメイトもちらほらと姿が見える校門に差し掛かればクラスメイトの女子生徒に見つかり、まるで手を繋いで登校してるかの様子の自分たちに対し、何やら友人間でコソコソ話をしており)
……やっと見つけた。
(相手の予想通り学校の敷地内を探して回り、昇降口にたどり着いた時点でクラスメイトに話し掛けられ、「今日は菊池くんと別々に来たんだねー、珍しい。菊池くんが付き合い始めたの知ってたの?」などと聞けば嫌な予感がして校門へ走りだし、上記を呟くも、隣の人物が目に入れば、相手の手首を掴んで二人を引き剥がし自分が間に入って櫻井と対峙し、櫻井を睨み付け)
……暫く大人しいと思ったら。一体コイツに何を吹き込んだわけ?
………!?碧…?
(意地を張って相手よりも早くに慣れない早起きをしたために、頭の中は眠いや寝たいの睡眠欲しかなく、櫻井の手首を掴んだままのも忘れてぼーっとした状態のまま校門を通れば、いきなり手首を掴まれ引っ張られ。反応に一瞬遅れるも驚きの声をあげれば櫻井の手を離してしまい、そのまま引っ張られると、ようやく相手の姿を確認して名前を呼び。「あ、あー…俺が連れてきたんだ…たまたま会ったから」といけなかっただろうかややっぱり怒っているだろうかと思い、相手から顔をそらして頬を軽く指でかきながら櫻井と一緒にいる事情を話して
……柳から?
(相手が口を開いて発した言葉を聞いて少しの沈黙の後反芻すれば、チッと舌打ちをして、櫻井に「いいか、金輪際コイツには近付くな」と釘を刺しては、相手の手首を掴んだまま踵を返して。授業が始まるにも関わらずどんどん階段を登っていき、屋上を目指し)
え…ちょっ…碧…?
(櫻井を置いてきてしまい、ずんずん無言のまま歩く相手を見ればやっぱり怒ってる…と思い。このまま教室に行くのだろうと思っていたが、何故か教室に向かわず、授業が始まるにも関わらずさらに上に登っていく相手に驚きながら声をかけて。「………碧?」屋上のドアを開けると屋上に着き。やはり、もう直ぐ授業が始まるために屋上に居る者は誰も居らず。いまだに沈黙を貫いている相手にもう一度声をかけて
お前一体どういう神経してんだ!!
相手はついこの間お前に刃を向けてきた奴だぞ?姿を見て全力で逃げるならまだしも、自分から近付いていくなんて……っ……
(屋上へと着けば手首を離したとほぼ同時に相手と向き合う体制になれば相手の後ろのコンクリートの壁に手を突き、端から見れば所謂壁ドンの体勢で相手を怒鳴り付け、壁についている手は微かに震えており)
や、やっぱり怒ってた…
(手を離されると、やっと離したと思い、相手をチラッと見るといきなり壁際まで追いやられ、驚いている暇などなく壁ドン状態になると今の状況が理解できずに頭の中はハテナマークでいっぱいで。相手に怒られると顔を軽く背けながらぼそっと呟き。「あ、碧…ほら、今、はたから見たら壁ドン状態だからさ…」と苦笑いしながら言えばなんとか抜け出そうとそーっと動き
話をそらすな!
(壁についている手と逆方向にそーっと動き出す相手に更に怒鳴り付ければもう片方の手も壁について逃げられないようにし、「何でお前はいつもそう……」自分の危険を省みないんだと言葉を繋げようとしたものの言葉を止めて、項垂れたように相手の額に自分の額をくっつければ)
頼むから……、もっと自分の事を大事にしてくれ。俺の心臓がもたない……
うっ…
(空いている方から逃げようとしたが、すかさず空いてる手で退路をたたれるとビクッとしてしまい、オロオロし始めて。「碧……それは、碧を信じてるから。俺が逃げても逃げてもどこからか現れて、いつも俺を助けてくれるからだよ…」自分と相手の額がくっき、泣き出しそうな声で自分を大事にしてくれと言われると、相手の頭を優しく抱きしめながら囁くように言えば目を閉じて
……俺は、そんなに万能じゃない。叔父や叔母だって俺の目の前で…
(「助けたい」と心の底から思った相手を目の前で失った経験があるからか、どうしても自分の力不足で相手を失ってしまう事を考えずにはいられず、実はその度に夜うなされて起きていることもあり、そのまま力なく壁に付いた両手を下に垂らし)
でも、俺は助かってる…助けてくれる碧がいるから安心して外に出れる
(相手の過去のことをかつて聞いていたため、今も過去のことを引きずっているのだろうと思い。しかし、自分の今の心境を相手に言えば相手の頭を撫で始め。「大丈夫…俺は碧の前から居なくなったりしない」体重をこちらに預けるような形になった相手をはたから見れば抱きしめている形で。頭を撫でながら相手の叔父や叔母のようにはならないと言えば微笑み
………約束だからな。
(「叔父や叔母のようにはならない」という言葉を聞けば少し落ち着きを取り戻しそう言って。暫くすると頭の整理がつき落ち着きを取り戻せば、今の体勢がまるで相手に抱き締められているようだと気付き、急いで相手の肩口を両手で掴み離れれば、弱い自分を見せてしまった恥ずかしさと合間って顔が熱くなるのを感じながらうつ向いたまま)
もう大丈夫。ありがとう……
碧があんなことを言うなんて…ねぇ?
(クスクス笑いながら先程の相手の弱っている姿を思い出して、意地悪なもの言いをすれば、真っ赤な顔をした相手をじっと見て。「あーあ、碧が怒って屋上に来るから、授業が始まってる…」時計を見ればすでに授業は始まっており、やれやれと言いながらその場にしゃがみこんで
うるさい!見るなっ
(頬に感じる熱さから自分でも赤くなっているのがわかり、からかうようにこっちを見てくる相手にそう訴えればくるりと背を向けて。「悪かったよ。でもお前が軽率な行動をするのが悪いんだからな!」相手の隣に座れば、確かに自分がサボらせてしまったようなものだが、もとはといえば相手の言動だと意地を張り)
えー…碧、それは責任転嫁ってやつじゃ…
(隣に座った相手の顔をじーっと見ればすぐに疑問を相手に言って。はぁっと溜め息をつけば軽く欠伸をして、早く起きたせいかうとうとし始めて。「……眠い…」とボソッと呟けば、隣の相手の肩に頭を乗せて寝息をたてながら眠り始めて
そんなことはない。
(相手の発言は的を射ていたが、一度文句を言った手前覆せずに更に強がりを重ね、肩に少しの重さを感じて横を振り向けば、相手が気持ち良さそうに眠っているのが目に入り、苦笑すればそのまま自分はすぐ後ろにあるコンクリートの壁にもたれ掛かるように座り、起こすことのないようなるべく動かずに空を眺め)
ん……あ……
(暫く経ち、1時間目の終了を知らせるチャイムが学校に鳴り響けばそれで目が覚めて。いまだにぼんやりとした視界の中、相手の肩から頭を起こして座ったまま背伸びをすれば誰もいない屋上を眺めて。「あー…授業にいかなきゃ…」と現実世界に連れ戻されたような顔で言えば軽く溜め息をつき
よく寝てたな。寝不足か?
(教室へと向かおうとする相手の後ろを着いていきながら、夜ぐっすりと眠れていないのではと気になりそう尋ねれば、教室に帰れば櫻井ともう一人、怪しいやつがいると、気を引きしめなおし)
早起きしたから…眠い…
(教室に向かっている途中に、相手から話しかけられると、目を擦りながらそう言って。数分後、教室に帰りつけば、誰にも気づかれないようにスススと教室の中に入っていけばいつもの自分の席に座って、再び寝ようと机につっぷして
そうか。
(何か悩みごとがあっての寝不足でないならいいと軽く返事をすれば、相手の後ろの自分の席へと座り、机に顔を伏せていまだに眠たそうにする相手に少し微笑むも、教室内に視線を巡らせ、櫻井と新藤の位置を把握し)
…………
(何かを思い出したのか、ピクッと反応すれば机につっぷしていた顔をあげて教室内をキョロキョロし始めて。探しているものが見つかったのか、一点を見ると立ち上がってその人のもとへと行き。「櫻井さん、帰らなかったんだ。今朝は碧がごめん…」と今朝、学校に連れてきたのはいいが、碧に屋上に連れていかれてそれ以降会えていなかった為、あやまり
トピック検索 |