募集中! 2015-09-04 01:56:01 |
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……?どういう事?
(だよね、と思い、車から外の景色を眺めていると相手の言葉が耳に入るが、相手の言葉の意味がよくわからなかった為にどういう事か相手に聞いて。「まさか、碧…本当に俺に…!?いや、まぁ、碧みたいな女の子ならいいんだけどさぁ…」と相手に言えば相手の胸に視線をやり、相手は男だしなぁっと思い
っ……、ちっげぇよ、勘違いすんなっ。
俺が言いたかったのは、この仕事をやるにあたり、恋人とか奥さんとか、大切な特定の誰がを作ってしまうと、自分の命が惜しくなって、捨て身で護衛できないだろ?だから、そういう対象を作らないようにはしてる。そういうわけで、今の俺にとっての「特別な誰か」は、ある意味お前なのかな、って意味だ。
(自分の胸に視線が来ている事に気づけば、いくらサラシを巻いてスーツを着込んでいるとはいえやはり気恥ずかしく、思わず胸元を両腕で隠そうとするも男である自分がそんなことをするのはおかしいとグッと我慢し、早口で訂正し)
じゃぁ、俺がある意味恋人なんだ
(相手の言葉を聞けばニヤニヤしながら自分を恋人だと言って、相手の顔を見ればニコニコし。「碧が恋人なのも悪くないね~」と冗談でそう言えば狭い車内で相手に近づき、相手の耳許に口を近づければ「ねぇ、付き合っちゃう?」と相手に囁いて
だっ、から!恋人じゃなくて、特別な誰か!!
(ニヤニヤする相手にたじろぎながらも根気強く否定をするが、相手がジリジリと距離を縮めてくれば、嫌な予感がして頬をひきつらせ、後ろに下がろうとするも、すぐ後ろには車の扉で下がることができず、そのまま相手の顔が近づいてくれば、何かを囁かれることは察しが着いていたものの、それでも心臓の音はうるさくぎゅっと目を瞑り、相手の囁きを聞き終えればバッと目を見開き相手の肩口を押しやって離れさせながら)
ぜっったいに、有り得ねぇ!!
てか、俺は男だっつーの。お前男が趣味な訳!?
冗談だよ?
(相手が必死になって相手から自分を遠ざけて反論する姿を見ればクスクス笑いながら「何ムキになってるの?」といった事を言い。「あ、碧の顔赤いよ?まさか、碧…男が好きなんじゃ?」とニヤニヤした顔で相手の顔が真っ赤になっていることを指摘し、ホントは相手が男好きなんじゃと疑いの言葉を投げ掛けて
んな訳あるか!
俺は女の子が大好きだっての!!
(からかわれていることにイライラしながら声をあらげてそう言えば、大袈裟な表現で「大好き」だと言い、男が好きなんてことは絶対あり得ないと強調して)
ていうか、この話終わり!
ほら、家に着くぞ。
あー、話を強制的に終わらした…
(相手がも終わりだと言えばやれやれと首を振りながらややおおさげにリアクションを取り。数分後、相手のいう通り屋敷に着けば、荷物を持って車から降り屋敷の中に入って行けば、リビングにあるソファーに一目散に駆け出してソファーに寝転び。「やっぱ家が一番いい…も外に出たくない」と引きこも宣言をすればそのまま寝ようとして
お前がサバゲー行こうって言い出したんだろうが。
(帰ってくるなり一目散にソファに駆け出して寝転ぶ相手にやれやれといった表情浮かべそういえば、自分も慣れないことをして些か疲れたため、リビングの椅子に座り、じいやはそんな二人の前にそれぞれお茶を出し)
あ、ありがとうございます。
碧が何処か行きたそうな顔をしてたから
(ソファーに寝転んだまま相手の言葉を聞けば軽く相手のせいにして、ゴロゴロしているとじぃがお茶を淹れてくれたのを見ればむくっと起き上がり、お茶を飲み出して。「でも、案外楽しかったでしょ。碧の変な声も聞けたし」会場での相手の男ぽくない女の子らしい声を出していた事を思い出して、ニヤニヤした顔でそう言って
そーだなー、意外と面白かったな。
柳の頬を染めて恥ずかしがる姿も見れたしな?
(相手の発言にこちらも負けじと、しれっとした表情で肯定し、耳元で囁いたときの相手の反応思い出しては、チラッと相手に視線を向け)
恥ずかしがってないよ
(相手の言葉を聞けば相手の方を見てじぃっと目を相手に向けて否定して。「碧の気のせいじゃない?碧が恥ずかしがってる姿しか覚えてない」と自分に都合の悪いことは覚えてないと言い、再びソファーに寝転がって
自分に都合が悪いことは忘れるって訳ですか。
(相手の発言に苦笑しながらそう言えば、ソファに横になる相手の傍らにしゃがみこみ、徐に相手の鼻をつまんで)
案外お子様なんですね、柳お坊っちゃま?
んっ!?
(ソファーに寝転んでいるといきなり鼻をつままれ、息ができないことに驚けば目を開いて相手を見て「女みたいな碧に言われたくないっ」と相手の手を自分の鼻からどけさせようと相手の手を掴み
柳には負けるさ。
(驚く相手に声を出して笑いながら手を離せば立ち上がり、中性的な見た目の相手の姿を眺めながら「女らしさは相手が勝る」と判断しそう言って)
男臭さとかないもんな、まったく。俺の同僚たちなんて、もう大体ひどい奴らばかりだぜ?
同僚と仲良くしてるとこ見たことないけどね
(相手の言葉を聞けばなんだか同僚と仲の良さそうな感じだが、相手が仲良くしているところなど見たことがなく。「でも、碧も男臭くないじゃん。逆に、いい匂いがした覚えが…」相手のスーツを着た時に嗅いだ匂いがいい匂いだったことを思い出し
まぁ、この仕事は休日なんてあってないようなもんだし、護衛対象者の前で仲良くしてたら、それは職務怠慢ってもんだろ。
(暗殺される人を一人でも減らすこと、叔父夫婦を暗殺した組織を根絶やしにすることが自分の使命だと、ただただボディーガードとしての日々に打ち込んできたため、友人という人はいないが、それでも訓練生の頃から一緒の同僚は数名おり、仲が悪いわけでもないが、などと思い起こしながら答えれば、話が香りに戻ると)
あー、あの臭いは柔軟剤だろきっと。クリーニングしたばかりだったから。
いいよ。俺が休日あげる。明日の休日は碧休みね。ついて来たら碧と口聞かないから。碧のこと忘れるから
(ふと思いつたかのように相手に明日は自分について来るなと指差して言えば、相手の反論を聞く前に寝てしまおうとソファーから立ち上がって自室へと入って行き、ベッドに倒れこんで寝息をたてれば寝たふりをして
え、ちょ、そういう訳にはっ
(いつなんどき組織が再び相手を襲って来るかも分からないのに休日なんて貰える訳がないと、すぐさま休日返上を申し立てようとするも、全く聞く耳を持たずに自室に籠ってしまった相手に、扉の前で軽く溜め息を吐けば、どうしたもんかと頭を悩ませながら、自分も隣の自室へ入っていき)
まったく、いつもいつも何考えてんだか。
………
(寝たふりをしていたのだが、いつの間にか眠りに落ちていて。次の日の朝、目を覚ますとベッドから降りて部屋のドアを開け、ドアから少し顔を覗かせれば部屋のドアの周りをキョロキョロ見回して相手がいないことを確かめれば部屋を出て。「今日は何しようかな…」と特にやることも決まっていなかった為にどうするか悩み、とりあえず朝食を取りに食堂へ行き
竜胆 睦月
おはよう、柳くん。
(食堂には碧の姿はなく、碧と同じ黒スーツを身に纏った20代後半の長身の男性がおり、碧の無表情とは相反し相手をにこやかに迎えては、じいやからティーポットを受けとると、食卓の上のカップに注ぎ)
さ、どうぞ?
…………
(食堂に行くと知らない黒スーツを着た人物が自分の目の前に居り、笑顔でこちらにティーカップを勧める相手を見れば数秒間固まっており。数秒後、そのまま後ずされば食堂を出ていこうとし
竜胆 睦月
はい、待った。
(碧から大体の情報は聞いていたため、相手が逃げるだろうということは予測がつき、食堂から出ていく直前に相手の片腕を掴んで制止させればこちらを向かせ、握手をしようとにこやかに手を出して)
別に怪しいものじゃないよ。僕は碧の代わり。同僚の竜胆睦月。よろしくね?
……人違いです。僕、ここの使用人です。じゃ
(相手がニコニコしながら手を出してきたのを見れば相手から顔をそらしながら早口にそう言って。言い終わればきびすを返して走って食堂から出ていき、部屋に逃げ込めば私服に着替え。「何で碧を休ませたら新たに付くんだよ…せっかく一人でいろいろ出来ると思ったのに」と碧の指示だろうと思い、文句を言いながら着替え終え。窓からロープを垂らして外に逃げ出し
竜胆睦月
うんうん、全て予想どおりだね。さすが碧。
(相手がロープで降りてくれば、足元には先程の黒スーツの男がニコニコしながら立っており、「護衛対象者は自由を制限されるのを嫌い、間違いなく窓から逃げようとするだろう」という碧の分析通りに、目の前に登場した相手に感心したように頷き)
君が碧にお暇を出したんだろう?また戻ってくるまで大人しくしてないと。
っ!?
(目の前に再び相手が現れたことに驚いて、その場から動けず。どうしても自分を一人にしないつもりかと思えば、逆に対抗心を燃やし。「あ、用事を思い出した」と白々しく言えば門に向かって走りだし、門をよじ登れば外に飛び出して
竜胆睦月
あ、……もう、しょうがないな。
(相手が走り出せば、話には聞いていたがそこまで護衛されるのを嫌う対象者は初めてだと溜め息を吐けば苦笑しながら上記を呟き、相手を追いかければ門を軽く越えると相手との距離が縮まり追い付いて肩口を掴み)
はい、追い付いた。なんでそこまで嫌うのかな、ほんと。
はぁ…はぁ…
(普段運動をしないため息が切れて荒い息づかいをすれば肩を上下させて。数分後、荒い息づかいを がなくなれば相手をじっと見て。「なんで着いてくるかな」相手をじと目で見れば自分に着いてくる理由を尋ねて「俺なら大丈夫なのに」と相手に大丈夫だと言えばまた歩き出して
竜胆睦月
そんなに息を切らして…
悪い人に追いかけられても逃げられないよ?
(お金持ちの家の人によくあることだが、やはり体力はあまりないみたいだと判断すればそう言って相手の不安を煽り、一人でスタスタと歩いていってしまう相手の斜め後ろに立ち着いていきながら)
大丈夫じゃないでしょ?
自分一人で勝てる?アイツ等に。
あの碧だって、苦戦したって言うじゃないか。
うっ……
(相手の言葉を聞けば足を止めてしまい。確かに身体能力が高い碧でさえも直ぐには決着をつけれないほど手強い相手なのに自分一人ではその手下にも勝てないことをわかっていて。「君なら勝てるの?」相手の顔をじぃっと見ながら勝てるのかどうか聞いてみて
竜胆睦月
そうだね……、絶対に勝てる。
……と、言いたいところだけれど、碧でさえ苦戦した相手だし、どうだろう。あいつ、ああ見えてうちの組織の中じゃ1、2を争うやり手だし。
(相手の質問に少し考えれば「勝てる」と言い切るも、そのあと苦笑しながら言葉を繋げ、碧は体格は小柄だがかなり強い方だと説明し、正直に答え)
でもね、これだけは断言できるれ俺達ボディガードは、依頼者を必ず守る。勝てたって勝てなかったって、そんなのはどうでも良いことなんだ。勝てなきゃ逃がせばいいんだもん。
じゃぁ、君は碧より弱いんだ?
(組織の中で1、2を争うと聞けば軽く驚くが余りそう見えないと思うも、相手が言うのだからそうなのだろうと納得し。「はあ…まぁ、逃げても逃げても付いてくるんでしょ?」軽く溜め息をつきながらジト目で見て、そう言えば再び歩き出し
竜胆睦月
んー、どうだろうね?
(碧より弱いかと聞かれれば首をかしげて笑ってみてはぐらかし、相手が逃げるのを諦めた様子を見て、よかったと一安心すれば、適度な距離を保って斜め後ろを着いていき)
これからと何処に行くつもり?
まぁ、いろいろと…
(相手の問いかけにはっきりとは答えず、道を歩き、駅にいけば電車に乗って。数分後、繁華街で降りると街中を歩き出して。「あ、トイレ…」あるデパートに入ればトイレに行きたいと言い、相手にトイレの前で待っていてと言えば中に入っていき
竜胆睦月
まーた、こんなところをウロウロと……
(いままで一人で電車に乗ったり繁華街を闊歩する護衛対象者など聞いたことがないと面白そうにクスクス笑えば、大人しく相手の後ろを着いていくも、いつ逃げられるかわからないため相手の上着のポケットに発信器を潜り込ませておき、トイレの前で待っていろと指示をされれば軽く手を振って帰りを待ち)
(/組織に再び襲われる感じにしますか?
………
(相手と上手いこと離れる事ができれば、急いでトイレの窓を開けて外に飛び出して、デパートから離れれば人混みの多い表通りを歩き出し。「まぁ、こんなもんかな…」後ろをちらっと見れば相手が着いてきていないことを確認し。相手を上手いこと離せたと思えばクスクス笑いながらしてやったりといった顔をし
(そうですね、そうしましょう)
竜胆睦月
あ、やられた。
(相手がいつまでも帰ってこないことに痺れを切らしトイレの中に入ればもぬけの殻で、諦めてなかったかと溜め息を吐けば、GPSを頼りに追っていき)
組織の一員
………アレか。
(上層部から、どうやらボディガードをつけてデパートに入っていったらしいと情報が入れば数名で急行し、各階をしらみ潰しに探したところターゲットの姿を発見し人混みに紛れて近づけば布に含ませた薬を嗅がせ相手を眠らせて一気に連れていこうとし)
んっ!?
(ボディーガードが居ってこないのを確かめて気が緩んだのか自分を着けている複数の人に気がつかず、警戒せずに歩いているといきなり睡眠薬を嗅がされ、直ぐに意識が朦朧になるとそのまま意識がなくなり寝てしまい。すると脚に力が入らなくなったのかその場に崩れ落ちて
組織の一員
行くぞ。
(崩れ落ちるのを見越したようになれた手つきで、まるで病人に肩を貸すかのような体制で人気のない通りに移動すれば、清掃員に扮して道具を入れる用のカートに人質を押し込めば、仲間が車をつけている出口を目指し)
竜胆睦月
っ!?手が早いな……。
(相手がいるであろう人通りの多い通りにやって来れば、相手が複数の人間に囲まれ慣れた手つきで連れていかれるのが分かると、いくらなんでも敵組織に情報が漏れるのが早すぎると少し驚きながらも、懸命に距離を縮めようとするも、人だかりが邪魔でなかなか前に進めず)
………
(薬で眠らされているため反抗することもなくただただ寝息をたてて寝ているだけで、そのまま車に押し込まれると、車は発信しようとし
竜胆睦月
車か……
(GPSの移動速度が上がり、徒歩から車に移動したと判断すれば、何処かへ連絡し、届いた黒塗りのバイクに飛び乗れば相手を追い)
…………
(2時間後、車が廃墟ビルに入っていき、停車すれば中から数人の男達が出てきて。その男達が眠っている柳を運び出せば、縄で拘束して身動きが取れないようにして。「ん……」まもなくして柳が目を覚ますと場所が分からず、ボヤけた視界の中で周りを見て
組織の一員
やったな、これで俺達も上に行けるぞ。おい、早く報告しろ!
(縄で縛り上げた相手の周りで男たちが何やら嬉しそうに言葉を交わしており、そのうちの一人が携帯電話を取り出せば、何やら直属の上司に連絡を取っており
あ…俺また捕まったんだ…?
(視界はまだはっきりしないが、自分が捕まってしまったことは拘束されていることで理解し、横になっていたがむくりと起きて座り。「んっと……君達も大変だね…」自分を捕まえにくる下っ端らしき男達に声をかけると軽くアクビをして
組織の一員
お前なぁ…、自分の置かれてる立場わかってんのか?誘拐されてんだぞ!?
(相手の余裕のある態度にイライラしたようにそう言えば、相手の胸ぐらを掴んで持ち上げると遠くに投げ飛ばし)
っ……!?
(軽々しく持ちあげられ、投げ飛ばされるとズザザザと音をたてながら地面を滑っていき。体が止まると土で汚れた顔をムクッと起き上がらせて相手を見て。「みたいだね。まぁ…慣れてたらこんな反応にもなるよ」と軽くため息をつきながら相手に先程と変わらないトーンで話し
組織の一員
その余裕な顔がムカつくんだよっ
(金持ちというものが嫌いらしく、それが悠々自適に暮らしてきた息子だと思えば余計で、眉間にシワを寄せて怒鳴れば、倒れた相手に馬乗りになり、再び胸ぐらを掴み顔を殴ろうと拳を高く振り上げて)
竜胆睦月
っ!!
(廃墟に到着しバイクを乗り捨てるようにそのままの勢いで室内へ走り込めば相手がまさに殴られようとする瞬間で、仕方ないと胸にしまっていた拳銃を取り出せば発砲し、相手の胸ぐらを掴んでいる組織の男の手の甲にちょうどヒットし)
!?
(いきなり銃声が響き渡ると廃墟ビルの入り口の方を見て。すると相手がいることに少し驚き。自分の上から先程まで乗っていた組織の男が手を押さえながら転がり落ちて。「な、なんで君が…?」相手の顔を見ればなぜ居るのかと聞いて
竜胆睦月
ポケットに手をいれてごらん、答えがわかるから……
(銃を構えたまま、一歩また一歩とゆっくりと相手との間合いを積めていきながら、ポケットの中に忍ばせたGPS発信器の存在を教えるようにそう言い)
組織の男たち
てめっ、ボディガードか!
(いつものボディガードとは違うものの、服装は同じ黒のスーツであったためそう察しがつけば、鉄パイプ片手に男たちが次々と竜胆に襲い掛かり)
ん~……俺、縛られてるんだよね
(苦笑いしながら相手の問いに答えると、自分の縛られている姿を相手に見せて。組織の一人が自分の前に立ちはだかるのが見えると自分を見下ろしており、再び逃げようと自分を持ち上げれば車に向かって走りだし
竜胆睦月
あ、そう言えばそうだったね。
(相手の返事にクスクスと笑いながら何処か楽しそうで。「ね、自分一人じゃ自分の身一つ守れないでしょ?ボディガードは必要なんだよ」などと相手を説得するように言う最中も、次々と襲い来る男たちの手首目掛けて銃弾をどんどん打ち込んでおり、相手が再び連れ去られそうになれば、抱える男の足を狙い銃弾を放ち)
いつつ……
(銃弾が男の足を貫けば自分を離して足を押さえながら地面を転がり始めて。「銃ないし。それに…逃げれたし」相手の言葉を聞けば顔をふいっとそらしながら相手に反抗的な態度をとりながらそう答え。「君を撒けたんだから誘拐犯からも簡単に逃げれたよ」
竜胆睦月
逃げ切れてないじゃないか。
(結局こうして追い付かれているんだから逃げられたとは言わないと未だにクスクスと笑みを携えたまま言えば、相手の拘束を解いてやろうと近付いていき)
ここからほら…あーやってこーやって逃げようと…
(相手に言われてうっと何も言えなくなるが、何とか言い返そうとあーだこーだ曖昧なことを言ってはぶらかし。「はぁ…さんざんな1日だった…」結局したかったことも出来ず、疲れたために早く家に帰りたいと思いながら呟き
竜胆睦月
(相手に近寄っていくと、「はーい、ストップー」という声と共に飛んできたのはナイフで、それを竜胆は瞬時に察知して後ろへよければナイフは床に突き刺さり、飛んできた方向を見ればそこには入り口の前に立つ若い女の姿が。年は相手とたいして変わらないようだが、その人物の雰囲気と碧からの話で大体察しをつけて)
君が呼ばれた上司って訳か。……もしかして櫻井さん?
あ…久しぶりだね
(聞き覚えのある声が聞こえれば声がした方を見て。するとそこにはかつてのクラスメイトかいて、彼女が再び自分の目の前に現れたの見るとまたも緊張感のない声で相手に話しかけて。「まだ諦めてなかったんだ…?」と自分を使えることが相手の命令なのか再び自分を襲ってきたのだから諦めてないのだろうと思い
竜胆睦月
君が焦るところが見てみたいよ、俺は。
(強敵が現れても余裕綽々な相手の反応に、一体いつ焦るんだとクスクス笑うも、その後櫻井に向けた視線からは全く笑みがなくなり、むしろ殺気を放っていて。もう一度放たれたナイフを銃弾で打ち落とせば、ナイフを構えこちらへと高速で近付く櫻井に向かって銃弾を打つも、難なくかわされてしまい少し目を見開き)
ナイフ遣いなのは聞いていたけれど、そんなに動きが早いとは聞いてなかったな。
(/すみません!返信、まちまちになりそうです…
碧でも手こずってたからね
(自分が戦うわけではないため相手の戦闘の様子を見ながらいつも通りの声色でそう言うと、逃げた方がいいのでは?と思い。「逃げた方がいいんじゃない?」とまだ櫻井とは距離があるため逃げるなら今のうちだと思い、相手の後ろから声をかけて
(大丈夫です、待っときますから)
竜胆睦月
はは、ここで逃げたら怒られちゃうでしょ!!
(拳銃を打ち続けてながら上記を述べるも寸手のところでかわされ続け、どんどん距離が縮まり、言い終わると同時に懐にもう片方の手を伸ばせばもう一丁拳銃を取りだし左右で間髪なく打ち続け櫻井の動きを止めようとくるぶしの辺りに狙い通りヒットさせるも何故か銃弾は甲高い音と共に弾かれ、動きを止めた櫻井に向かって苦笑しながら)
随分と、固い靴だね、ソレ。
……誰から貰ったの?
神咲 碧
………
(休暇中のため街中を歩いても目立たない黒シャツに黒ジーンズというラフな格好で、組織の手がかりをなんとか掴もうと櫻井を尾行していたところ、相手が囚われている事が分かれば、櫻井が竜胆に気を取られているうちにゆっくりと相手の後ろへ回り込み、タイミングをうかがい、銃声が鳴り響く中、相手の後ろの茂みからゆっくりと近付けば、無言のままナイフを手に相手の拘束を解いていき)
次、走ってきたらもう拳銃じゃ無理じゃない…?
(なぜか足に当たったはずなのに崩れることなく立ち続けてこちらを見ている櫻井の方を見て少し苦笑いを浮かべながら相手に言って。相手はどれだけ体術が強いのか分からないが、銃を主流の武器にしているあたり碧よりは強くないのだろうと思い。「碧…?なんで居るの?」縛られている縄が音をたてながらほどかれていくのに気づけば後ろを振り返り。するとそこによく見知った碧がいることに驚けば休暇を与えたはずの相手に何故ここに居るのか聞いて。「まさか…組織の情報掴むために櫻井さんを尾行してたとか?」
……、まぁな。
(相手の問い掛けに、敵に気付かれないように端的に答えれば、どんどん拘束を解いていき、ついにすべての縄をほどき終れば相手を逃がそうと立たせたところで櫻井が異変に気づきナイフをこちらに向かって放ち、身を亭すように相手に覆い被さりながらも距離を保つように逃げ続け、竜胆も拳銃で櫻井のナイフの軌道を反らすことで応戦し)
うおっと……
(いきなり相手に背中を押されるように走り出すと声を出しながら驚き。逃げていると後ろから銃声と金属同士がぶつかり合う音が聞こえ、きっとナイフだろうと思い、速くもない足で走りながら後ろを見。「……いっ!?」後ろを見るために自分の後ろを走っている相手から少しズレると、その瞬間を見逃さなかったのか櫻井が放ったナイフが右肩に刺さり、声を出して
チッ……、竜胆!!
(相手が自分と櫻井の間の軌道からズレた瞬間、「ヤバイ」と瞬時に自分も身体をずらすも、ナイフは寸手のところで自分の右肩を掠めて行き、相手の短い痛々しい声が聞こえれば、舌打ちをして相手を後ろに隠すように立ち止まり櫻井と相対し、竜胆の名前を呼べば二人で息を合わせ、櫻井が投げ続けた周辺に刺さっているナイフを次から次へと拾い上げれば、竜胆の拳銃と間髪入れずにお互い櫻井の身体の全く別の箇所を狙っていくと、避け切れないと察したのか、一歩また一歩と後退し、ついには腰についていた発煙筒をその場に投げれば、その内に立ち去っていき。
(/ごめんなさいお待たせしました。
つぅ……
(ナイフが刺さるとその場に立ち止まり、ナイフが刺さっている腕を押さえると押さえている手の間から血が流れ出て。表情が苦痛を表しながらも櫻井が居ないことに気づき。「もう、居なくなったんだ…」と安心したように言えば力を抜いて
(いえいえ、大丈夫ですよ!お疲れ様です)
竜胆!車回せ!!
(櫻井が立ち去れば全く追うことはせずに、すぐに踵を返して相手に駆け寄りながら竜胆に叫べば、慣れた手つきでポケットから布を取り出し、出血を抑えるためにナイフを抜くことはせずにその回りを布で押さえれば止血を施し)
(/もう……、クタクタです(笑)
あー……疲れた…
(相手に止血をしてもらえば、いつも通り抜けたような事を言えば軽く苦笑いをし。「せっかく休日をあげたのに…碧、意味ない」と相手とたまたま出くわした事を思い出せばナイフが腕に刺さっているせいか、顔に軽く汗をかきながら相手に言って
(大変ですね、無理しないでください!)
こんな事になるなら休日なんて取るんじゃなかった。
(言葉はいつもの悠長なものだが、痛みに苦しんでいる様子の相手の姿に胸が締め付けられるような思いがして、そう吐き捨てるように呟けば、目の前に車が到着し、竜胆が車から降りてくれば相手をお姫さま抱っこの要領で抱えて自身は車の扉を開ければ後部座席に相手を横たわらせて)
菊池家お抱えの病院しじいやから聞いてある。すぐに連れていってやるからな。
(/ありがとう。お金を稼ぐのって大変(笑)
え…帰って寝たい…
(帰りたいと軽く冗談めかしく言えば軽く微笑み、そのまま意識を失うように気を失えば小さな寝息をたて始めて。「ん…ここは…」一時間後、目を覚ますと見慣れた天井が目に入り、起き上がって周りを見れば自分の部屋に居ることに気づいて。右手を動かそうとすれば包帯で固定されといる事に気づいて
(同感です。つらいですw)
起きたか……、どうだ?具合は?
(病院へと向かう途中、意識を失った様子の相手に一瞬焦ったものの、寝息をたてていると分かればホッと安堵して苦笑し、そのまま病院へと運び終え治療後にはじいやも到着しており一緒に屋敷へ帰れば相手の自室のベットの傍らで、椅子に座り意識が戻るのをずっと待ち続け、目を開けたのに気付けば優しくそう尋ねて)
(/因みに、柳くんの両親って、どんなキャラとか関係性とか考えてます?
別になんともないよ…
(相手が近くに居ることに気がつけばチラッと相手を見て、軽く溜め息を着けば腕を見ながらそう答えて。「碧に休暇を与えても休まないんじゃ意味ないね」相手を見れば軽く皮肉を言うように相手に言って
(父親は財閥のトップで様々な事業に手を広げたせいで息子が狙われるように…母親は幼い頃に病死といった感じにしましょうか)
もう休暇なんて取らないから安心しろ。
(自分が休暇を取った日に相手が傷付いたことを酷く気にしている様子で、俯いて自身の両手を悔しそうにギュッと握れば眉間に皺を寄せ、深刻そうにそう告げ溜め息を吐き)
やっぱり、お前の警護は俺一人には荷が重いのかもしれないな……
(/父親は息子を溺愛している感じですか?
碧にしては弱気だね
(相手の言葉を聞けば相手らしくないと思いながらそう言って。「はぁ…今日は疲れた…眠い…明日は学校だし…」話はもう終わりと言わんばかりに、ベッドに寝転べば天井を眺め、目をつぶれば数分後直ぐに寝息をたてて眠りだし。そのまま朝を迎えて
(いえ、疎遠ですね!)
ああ、すまない。お休み。
(護衛対象者に言うことではなかったとハッとすればそう言って笑顔を作って立ち上がれば、部屋から立ち去りリビングへと戻ればテーブルに座る竜胆の前に座り)
代わりさせて悪かったな。助かった。
(/了解です!だとしたら、日本にいる息子が襲われると何かと面倒だから護衛つけてる感じですかね。
ん……
(朝になればベッドから起き上がり。利き手である右手が使えず、左手で服を着替え始め。やっと着替え終わると食堂に向かい、中に入ると相手が居て。「おはよう…」と挨拶をすれば席に座って朝食が出てくるのが分かり
(そうです!)
おはよう。
(相手が起きてくればそこに竜胆の姿は既になく、キチンと制服を着た状態でコーヒー片手に相手を向かえ、キズがついているであろう右肩に目線を向けると一瞬表情を曇らせるも、すぐ元の表情へ戻り
(/では、息子が襲われたと聞いて、担当を変えようとするとかどうでしょう?それか女性だとバレるとか。新しい展開希望です!
ん……頂きます
(朝食が出てくれば頂きますと言って食べ始め。しかし、利き手ではないために上手く食べられず。「はぁ…疲れた…」溜め息をつくと朝食がのった皿を少し遠ざけてボーッとし始めて
(では、竜胆に変えようとしましょうか)
………、食べさせてやろうか?
(相手が起きてくればフォークを置く音がカチャリと鳴り響けば、自身の食べる手を止め相手に目を向ければ、そこには遠ざけられた朝食があり、少し考えれば、良いことを思い付いたとでも言うようにそう真顔で進言し)
(/ではそうしますか。竜胆のキャラがなかなか定着しないところはご容赦ください。
………なんかやだ
(相手の発言を聞けば少し固まって、数秒間相手の顔を見ては嫌だと答えて。「なんで碧に食べさせてもらわなくちゃいけないの…」自分はもう高校生なんだがと思いながら、恥ずかしいのか多少顔が赤くなりながら文句のようにそう言えば顔を背けて
(了解です!)
だって、食えてねぇじゃん。
(傷を負わせてしまった手前、相手が食事を採れずにいることにむず痒さを感じながら言葉を繋げれば、無理にでも食べさせようと相手のフォークを手に取ったところでポケットの携帯が鳴り、フォークを置いて電話に出ながら退室し)
………はぁ
(相手が出ていったのを見れば軽く溜め息をついて。食べることを断ればまた先程のようにフォークを持って食べさせてくるのだろうと思い、再びフォークを持って食べ始めて
はい……、はい……、分かりました。
(電話の相手は上司で、相手がかかりつけの病院で治療を受けたことにより、自分の息子が怪我を負ったという事を知った雇い主である父親が、もっと有能な護衛への交代と求めていていて、怪我を防げなかったのは事実な為、交代せざるを得ないと伝えられ)
碧、なんの電話?
(朝食を食べ終わると、相手が出ていった食堂のドアに目をやれば相手が出ていってから時間がたっているため遅いと思い。席から立ち上がれば食堂のドアへと向かい歩き出し、ドアを開けると電話中の相手が居たので話しかけて
いや……
(相手に余計な心配を掛けまいと伝えないでおこうと思い言葉を濁そうとしながら目線を反らすも、一応今までの期間一緒にやってきた手前、挨拶はすべきだろうと思い直し、相手をしっかりと見据えて)
護衛要因の変更が決定した。明日からはこの間の竜胆が護衛につく。
………え?
(いきなりの事のため頭が上手いこと理解出来ず、数秒間固まっているとハッと我に返り、相手を見つめて。「碧、クビ…?なんで…?」相手の肩を掴めば、瞳を震わせながら口早く質問して。しかし、やはり先日の出来事が原因なのは明らかで、質問し終わればだんだん顔を俯かせていき
……仕方ない。決定事項だ。
クライアントあっての俺達だからな。クライアントの意向は絶対だ。
(「どうして」という言葉に、理由を伝えようと口を開きかけるも、俯いた相手の姿から理由は大体察しがついているのだろうと分かれば、苦笑しながら頭をポンポンとたたきながら説得し)
…………
(相手に頭を軽く撫でられると相手の肩から力が抜けるように手を離せば、俯いたまま何も言わずに相手に背を向けて玄関へと歩き出し。「…………」何も考えられず、いつも通り学校へ向かい教室に入れば机に突っ伏して。しかし、頭の中は真っ白で、相手が自分の前から消える事が未だに信じられず
………
(自分が担当から外れる事を告げた後からずっと何もしゃべらずに俯き加減の相手をいつものように斜め後ろから護衛しながら眺めて自分も学校へ到着すると席につき、机に顔を突っ伏している姿にどうしたものかと困りながらも話しかけて)
お前も会ったからわかると思うが、竜胆はいい奴だぞ?
腕も確かだし、性格も温厚だ。
うちの組織の中では、お前にあってるタイプだと思うが……
…………
(相手から話しかけらろるが、特に反応を示すことはなく、机に突っ伏したまま微動だにせず。(クラスメイト)「なんだ?お前達喧嘩したのか?」いつも二人一緒に居て楽しく会話している二人が今日は会話をしていないことに気になったのか茶化すように二人に聞いて
うるせー、ほっとけ。
(端からはそう見えるのかと少し淋しく思う反面、クラスメイトの好奇心から来たであろう質問にそう答えてあしらえば、始業のチャイムが鳴り、小さくため息を吐くと席へと戻り)
………
(授業が始まってもどこか上の空で、クラスメイトの声も耳には入っておらず、教室の窓から外をジッと見て。「はぁ……」授業も進み、4時間目になれば昼食を食べようと思い、食堂に行き。しかし、片腕が使えないことを思い出せば軽く溜め息をついて
だから、食べさせてやろうか?
(ずっと上の空の相手を斜め後ろの席から心配そうに眺めているといつの間にか昼食で、ため息を吐く相手の斜め後ろから声をかけると、断られると予測しながらも朝と同じことを言って、相手の前に座り)
やだ。何で碧になんかに…
(イライラしているのか言葉がすこし強くなるが、相手の方は見ることなくブスッとした顔で。食堂の席から立ち上がると食堂を出ていき。「俺、トイレだから」と言えば近くのトイレに向かって歩き出して
なんかとは何だよ。
(断られることは予測していたが、意外と鋭い言葉だったなと、文句を言いながらも、トイレに行く相手の後ろを護衛のためについていき)
今日で最後なんだから、もう少し優しくしてくれたっていいのになー。
………
(興で最後という相手の言葉にピクッと反応すれば足を立ち止まらせてチラッと相手の方に振り返り、相手を見るが何も言わず、数秒後再び歩き出して。「そこで待ってて」と相手に言えばトイレの中へと入っていき
………、まったく。
(言葉に反応しこちらを振り向いた相手に、少しは機嫌が直ったかと若干の期待を抱くも、それも虚しく相変わらずの対応にトイレへと入っていく相手の背中を残念そうに見送り、仕方ない奴だと苦笑して)
…………
(相手がトイレの中に入って来ないことを確認すれば、中でじぃに携帯で校門に車で来るように言い、数分後に携帯が鳴り。それを合図に相手を残したままトイレの窓から外に出れば運動慣れしていない体で校門まで走って車に乗り込み、父親の会社まで行くようにじぃに指示して
………っ、まさか!
(暫くしても戻ってくる気配のない相手に、まさか逃げたのではないかと急いでトイレへと入っていき確認すると、そこには誰もおらず、敵の気配などは感じなかったことから相手が逃げたのだろうと察すれば、トイレの窓から勢いよく飛び出して辺りを見回して相手の気配を探り)
くっそ、ここんとこ逃げようとしてなかったから油断した。こんなときに一人になって、また襲われでもしたらどうするんだあのバカ!
…………
(相手の追跡を避けるために携帯の電源を切れば車の窓から外を眺めて。暫く車が走り続けるとオフィス街へと到着し、その中で1、2を争う高さのビル前に到着すれば車から降りて。「はぁ……」軽く溜息をつけば中に入り社長室へと向かい、中に入り。するといつも海外にいる父親が自分の目の前のイスに座っており、父親を少し睨んだような目で見つめて
チッ……、変な知恵ばかり付けやがって。
(相手がじいやを呼んで車で移動していることなど露知らず、辺りを探しても相手の姿はなく、携帯のGPSを探ろうとするが電源が入っていないため分からずに悔しそうに舌打ちをすれば、再び探すために走りだし)
…なんで、碧をクビにするの(父親を数十秒間ジッと睨んでから今まで思っていた事を口を開いて真っ先に父親に聞き。しかし、父親はこちらを見たまま黙ったままで。「この怪我だって俺が勝手な事をしたからで…それに、まだ初めの頃、勝手に碧から逃げてもちゃんと見つけてくれたし…助けてくれたし…碧のおかげでクラスメイトとも少しは仲良くなれたし…最初、ウザかったけどずっと側に居てくれたし…」幼い頃から側に居なかったそんな父親を見ては今までの事を伝え
一体どこに……
(学校周辺をくまなく探したが相手の姿もなく、仕方なく屋敷に戻ってみればそこにじいやの姿はなく、更に黒塗りの車が一台減っていて、相手がどこにいるのか察しが付けば、踵を返し走り出し)
っ、そういうことか!
碧がいたから俺は少しずつだけど変わってきたのに…碧を俺の下から遠ざけたら…俺、また元に戻るよ
(碧が屋敷に来てから自分が変わってきたことを自分でも分かっており、幼い頃から自分の側に誰も居なかったが、今は碧が居るから変わったのだと自分にとって碧がどれ程必要かを拳を作りながら父親の顔を見て述べて
ここか……
(契約書に書いてある父親の会社の住所まで来てみれば、そこは一等地で立ち並ぶビル群の中でも一際高いビルを見上げては、予想はしていたがやはり圧倒されるな等と思いながら呟き)
(父親)
お前に怪我をさせたのは事実だ。それに、ボディーガードはクビも仕方なしと受け入れたぞ
(やっと口を開くが、出てきた言葉は碧をクビにするというもので。それを聞けばいっそう拳を作る手には力が入り、歯をギリッと音をたてれば父親を睨んで
あれは……
(正面から受付に行っても取り次いでもらえる筈がなく、さてどうしたものかと思いながら辺りを見回せばそこには見知った黒塗りの車があり、運転席にはじいやの姿が。窓をコンコンと叩くとじいやが窓を下ろし)
なんで柳を連れてきたんですか、まったく。
………
(ポケットに入れていた携帯を取りだし、電源を入れると碧の携帯にリダイアルし。数秒後、碧の携帯につながり「…碧…どうせ碧の事だから会社に居るよね。社長室まで来て…」と相手の文句も聞かずに一方的に事を述べれば携帯を閉じて再びポケットへと戻して
え?あ、ちょ、柳……?
(携帯が震えればポケットから取り出して、画面を見れば相手の名前が表示されており急いで出ると、元気そうな相手の声にホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、用件だけ言って切られてしまった電話を戸惑いながら眺め溜め息を吐き)
切りやがった。………まぁ、行くしかないか、社長室。最上階だろうなぁ…
…はぁ……
(携帯をしまった後、父親と暫く目を合わせるが直ぐに父親から目線をそらしてしまい、軽く溜め息をつけば碧が来るのを待ち。「碧のバカ…」碧が車で今日の朝のことや学校の事を思い出せば、少しイラッとしながらボソッと呟いて
……あー、やっぱ無理か。仕方ない。
(フロントで受け付け係に自分の身分や事情を説明するも全く取り合って貰えず、「アポイントのない方は通せない」の一点張りで、めんどくさそうに呟けば、次の瞬間にはヒラリと軽い身のこなしで社員ゲートを飛び越え中へと侵入者、最上階をめざし)
あーあ、こんなことしてタダじゃすまねーよなー……、まあアイツ家族の話するとき表情曇るもんなー…、放ってはおけねぇし……
…………
(碧を待っていること数分、物音のない社長室の電話がいきなり鳴り響けばビクッと身体を震わせて電話を見ればちょうど父親が取るところで。父親が話している内容を耳をたてながら聞けば、どうやら相手が無理矢理進入したらしく、苦笑いをすれば軽く溜め息をついて
はいはい、ごめんねーっと……
(追いかけてくる警備員を撒くように曲がり角を駆使して移動しながらも、通路にいる社員をひらりひらりと軽い身のこなしで避け、着々と社長室のある最上階に近づいており)
…………
(父親と二人という空間に耐えられなかったのか社長室を出れば、こちらに向かってきている碧を迎えに行こうと歩き出して。社内は騒がしく、不審者が入ってきたということで警備員達が厳重に警備をしており、その中をスースーと騒がしい方へと歩いていき
あ、柳!!
(社員たちの後ろに見知った姿を見つければそう声を掛け、自分と相手の間にいる人々を軽々と避けながら相手の前まで辿り着き、立ち止まると後ろから追いかけてきている警備員に捕まってしまうため、相手の手首を掴めばそのまま奥へと走り出して)
お前、また一人でどっか消えやがって。危ねぇだろ。
碧がちゃんと見てないだけだよ
(相手が目の前まで来れば迎えに来たと言おうとしたが、いきなり手首を掴まれて走りだしたため一瞬驚いて言葉を飲み込んでしまい。走っていると相手に文句を言われたため、少しニヤッとした顔でどや顔を含みつつそう言い。「社長室は一番奥だよ」と自分と碧を待っている父親の場所を指をさしながら言って
ったく、いい加減安心させてくれよ……
(初めのうちに逃げ回られるのは仕方ないとは思っていたが、最近は大人しく守られてくれていたため慣れてきたようで良かったと思っていたのに、今回逃げられたことが少しショックだったようでそう文句を溢せば、後ろからの追っ手が迫っている中相手を連れて逃げるのは難しいと判断し、そのまま走り続けて社長室と掲げてある重厚な扉を勢いよく開き)
碧は俺の親か何かなの?
(相手の文句を聞けばムスッとした顔で反論とばかりにそう言って。追っ手から逃げながらもやっと社長室にたどり着けば、碧がドアを開けたのに続き自分も社長室へと入り。「碧…碧は俺の護衛から離れたいの…?」やっと碧に確認ができると思えば相手に今まで思っていたことを問い
は!?
(社長室へ入ると扉を閉め内側から鍵を掛け、ふぅと落ち着いた矢先に相手から耳を疑うような質問を受ければ驚きに比例して大きな声を上げてしまい、暫く驚いた表情のまま相手を見つめた後)
え、なんでそうなるんだよ……
碧、親父からの護衛クビを簡単に受け入れたから
…(相手の顔を見るが直ぐにふいっと顔を相手からそらしながらそう言って。自分は相手から離れたくないことを父親に言ったが、碧はすんなり受け入れてしまった為に相手の気持ちを聞きたくて。「碧は…このまま別の警護人に俺の警護を譲っていいの…?」と顔を背けたまま相手に言い
いいってわけじゃないが……、怪我をさせたのは事実だし、けじめとしては交代は当たり前の流れで……
(ボディーガードが守りきれずに対象者に怪我をさせてしまった時点で交代は当たり前で、自分の中にそれに歯向かうということは全く思い浮かばなかったと少し戸惑いながらそう伝えるも、「自身の気持ちとしては」と言われれば、相手の顔をまじまじと見つめ、仕事中に自身の敵討ちのことを少しでも忘れられたのは相手が初めてだという考えに至れば、戸惑いながらも少しずつ言葉を紡ぎ)
俺は……、出来ればお前と一緒に居たい。
えー……トイレまで一緒って言うのはちょっと…
(相手の気持ちを聞き出せれば顔が少し微笑み、すると何時ものように意地悪を言うようなニヤニヤした顔で冗談を言えば、今度は相手から父親へと向き直って。「碧も怪我をさせた責任って言うけど…あの日は碧は休むように言ったの俺だったし…碧は警護の仕事についてなかった…。たまたま碧と出会って、勝手に俺が怪我をしただけだから…」と顔を背けがちではあるが、父親に上記を述べ
それはどうかな。
(先程学校で逃げられたため、トイレの中まで着いていくかもしれないと冗談めかして曖昧な受け答えをした後、相手が苦手であろう父親に真摯に訴えている姿を見れば、自身も頭を下げて訴え)
今回ご子息様に怪我をさせてしまったことについては、私の力不足が原因です。申し訳ございません。
ですが、今後2度と怪我をさせることのないよう、護衛に誠心誠意勤めますので、どうかもう一度チャンスをいただけないでしょうか。
(父親)
……はぁ…好きにしろ
(暫くの間二人の姿を見れば軽い溜め息をもらし、もうそれ以上興味を無くしたのか二人から顔を背けて椅子へと戻り、仕事を始めればそれ以上の事は口にせず。
「………」父親の姿を見れば軽く頭を下げ、そのまま社長室を出て。すると、社長室の目の前が多数の警備員に取り囲まれており、苦笑いすれば再び社長室へと戻って
えーっと、君のお父様が警備員を撤退してくれる、なんてことはないのかな?
(相手が外に出ようと扉を開けた瞬間に外の様子が見えれば、屈強な男達が立ちはだかっているのが見え、相手同様苦笑いを浮かべれば、冗談っぽく、しかし少しの期待を込めてそう尋ね)
…………
(相手の言葉を聞いてチラッと父親を見るが、こちらを見ることもなく仕事をたんたんとこなしており。再び相手を見れば苦笑いを浮かべて。「…無理みたい…」と言った瞬間に社長室の扉が開き警備員が流れ込んでくれば碧目掛けて突進し、碧の上に幾多の警備員がのし掛かり始めて
ちょっ、まっ……!
(扉が勢い良く開いた瞬間、やはり自分に向かって一目散な警備員たちに焦りの声を上げながらも、屈強な男たちはスピードは遅めのようで、次々とのし掛かってくる男たちを左右前後の最小限の動きで避けながら、相手に近付いていけば、再び相手の手首を握って、室内に出来ている警備員の山を避けながら急いで社長室を後にし)
お邪魔しました!!
(/お待たせしました。ノロウイルスに掛かってしまいまして…
うわっ!?
(警備員と相手のやりとりを見ているとやっぱりこの人数でも碧には勝てないかと思っているといきなり手首を掴まれ再び走り出したことに驚いて声をあげて。「今、他の人から見たら社長の息子が誘拐されているように見えるんだろうなぁ…」と他人事のように言えば軽く笑い。会社の外に出れば車へと駆け込んで。「とりあえず…おかえり、碧」と一段落すれば相手の方を見て軽く笑いながら述べて
(大丈夫ですか!?無理をなさらないようにしてください)
え、誘拐?
………、お前からちゃんと説明してくれる、よな?
(相手の発言に、先程の光景を思い浮かべれば、端から見れば確かにそうかもしれないと困惑したような表情を浮かべ、相手に助けを求めるように引き吊った笑みを携えてそう伝えて。車に逃げ込めば「はぁ」と大きな安堵の溜め息を吐いて、相手の方を向けばフワッと自然な笑みが思わず溢れ)
ただいま、柳。
(/いやー、お腹痛すぎて死ぬかと思いましたf(^^;
さて…じゃぁ、学校に…行かずに帰ろう
(キリッとした顔で途中から学校を抜け出して来たために帰るのが面倒くさく、ちゃっかりサボろうとそう言えば自宅に戻るようにじぃに言い。「はぁ…とりあえず一件落着…」相手が自分から離れることなく近くに居てくれることになったことに嬉しく、笑みが消えず、軽く微笑みながら外を見て
(辛そうですね…トイレにこもってそうですね)
ったく、サボるのは今日だけな!
(今回の一件で相手も相当疲れただろうと、普段なら絶対に認めないが、今回は特別と自宅に帰ることを黙認し、自身も一緒に自宅へと帰ってくれば、リビングのソファに倒れこむように座って背もたれに全力でもたれ掛かれば、ふぅと息を吐き)
にしても、やっぱり天下の菊池グループのトップは迫力あるな。
(/そうですねー。そんな時期もありました(笑)
もしかして碧、漏らしたんじゃ…
(相手の前のソファーに自分も疲れたように座れば軽く溜め息をついて。相手の言葉を聞けば、社長室ではそんな風には見えなかったがやはり緊張したのかと思えばニヤッと笑い、いつも通りの意地悪な口調で冗談をいい。「あー、右腕が痛くてなにも出来ない~…」といいながらソファーの上でだらーっと寝転べば顔だけは碧の方を向けて
(気をつけてくださいね!)
んなわけあるか!お前こそ大丈夫かよ。
(お漏らし発言に間髪入れずに否定をすれば、相手だって嫌煙していた父親と話すのは勇気がいっただろうと冗談を返し。撃たれた「右腕」が話題に上ると動きが止まり、相手の方を見るも何も言い返せずに)
ぐ……、はいはい、何か取って欲しいものとかありますか?ご主人様。
(/気を付けます!(笑)
俺は…まぁ…そこそこ?
(相手にまさか聞き返されるとは思っていなかった為、少しギクッとし相手からそーっと目線をそらせば相手の顔を見ずに平気だと言って。「ん~、じゃぁ、飲み物にゲームに毛布がほしい」と引きこもる気満々の回答をニコニコしながら相手に言えば「お願い」と付け足して。
またまたー、強がっちゃってさ。
(相手の反応からやはり少しキツかったかと察しがつき、自分の割り切った対応がそんな思いをさせてしまうきっかけになったことに対し悪かったなと思えば、素直に立ち上がり)
おう、持ってきてやるから待ってろ。
え、あ、うん…
(まさか素直に持ってきてくれるとは思っていなかった為、少し驚きながら返事をすればリビングから出ていく相手を見送って。「碧もやっと俺を甘やかしてくれるようになったかぁ…」ふぅっと軽く息を吐くと全く違った捉え方をして
はい、どーぞ。
(部屋に戻って来たかと思えば相手の目の前にドサッと置き、そこにはお望みの毛布とゲームがあるが、どのゲームか分からずにとりあえず相手の部屋を適当に漁って目についたものを片っ端から持ってきて。飲み物も同じように冷蔵庫内のジュース系やらお茶系やらほぼ全て持ってきてテーブルに並べ、まるでドリンクバーのような品揃えになり)
飲み物をこんなに持っくる…?普通…
(テーブルに次々と並べられるジュースやらお茶やらの飲み物を見れば苦笑いしながら相手に尋ねて。まぁ、いいかと思えば相手が持ってきた毛布をソファーの上で被り、沢山あるゲームの中からガサゴソと気分にあったゲームを探し始め。「なんか…俺一生このままでいい…」とゲームを選べば上手いこと両手でゲーム機を持ち、カタカタと遊び始めて
だって……、そういえばお前の好みの飲み物とか何も知らないし…
(並べられた飲み物を眺め呆れ顔の相手に向かって少し拗ねたようにそう言えば、自分もグラスにコーヒーを注ぎ相手の正面に座り、毛布にくるまってゲームに没頭する相手を眺めながら、何の気なしに思ったことを口にして)
なんか、あれだな。引きこもりってきっとこういうことを言うんだろうな。
俺も碧の好きなも知らない
(相手の拗ねたような言葉を聞けば、そういえば未だにお互いの好きなものや苦手なものをよく知らないなと思い、自分も知らないと軽い対抗をして。「じゃぁ…碧、養って」ゲームをする手を止めて、チラッと相手を見ればさらに引きこもりが言いそうな事を言って、相手に養ってもらおうとし。「碧…髪延びた…?」相手を見た時にふと気づき、ゲームをいったんやめて立ち上がれば前屈みになって相手の横上を少し触りながら聞いて
はは、まあそうだよな。
(相手の答えを聞けば、護衛において好きなものを知る必要はなく、今までも仕事上護衛対象者の好みを知ることもなかったし知りたいと思ったこともなかったと、自分が先程相手の好きなものを知らないことに少し寂しさを覚えたことに自分でも戸惑いながら苦笑し。「今でも充分養って貰ってるだろ。引きこもりにはこれ以上ない環境だと思うけどな」と引きこもり発言に軽口で返せば、ゲームをやめて立ち上がる相手を何事かと見上げ、手が延びてきたことに一瞬ドキッとするも、セリフを聞いて納得し)
ああ、そろそろ切らないとな。仕事の邪魔になる。
これから、碧の好きなもの教えてもらおう…
(自分の護衛を外れるはずだった相手をなんとか自分の護衛役に引き留めたため、これから相手のことを少し知ろうと思い、小さく呟けばクスッと笑い。「そのまま伸ばしてポニーテールにするとか。碧、女顔だから似合うと思うよ」と相手の髪を触りながら相手の様々な髪型を想像し、ポニーテールもなかなか似合うんじゃないかと思えばそう提案して
ん?何か言ったか?
(相手が小さく呟いたこと聞き取れずにそう尋ね、クスリと笑った表情に一体何を呟いたのかと不思議そうな表情で眺め。「ポ……、女顔とか超失礼」まさか相手の口から女の髪型が出てくるとは思わずに一瞬唖然としてしまうも、不服そうな顔を浮かべれば文句を言ってふいっと横を向き)
だって碧、どう見ても女顔だし…
(失礼と言って横を向き、こちらから目線をそらしてた相手を見れば、相手の髪から手を離して相手の頬に向けて指を伸ばし、相手の頬をつつきはじめて。「あー、お腹減った…」一通り相手の頬をつつき終わるとソファーに戻り、軽くため息をつけばそう言って
いーや、男顔だ。
(頬をつつく指を手のひらで払っては、意味不明な意地を見せそう訂正すれば、ダメ押しとばかりに「なんなら角刈りにしたっていい」と付け加え。お腹が減ったという相手の言葉を聞けば、確かにもう夕飯を食べてもおかしくない時間で、「じいやさんに何か作ってもらうか?」と声を掛ければ、返答を待ち)
碧が角刈……いいね?面白そう
(相手の角刈りした姿を少し想像すればニヤッと笑って角刈りさせようとし。「いや…そろそろ出来るはずだから行こう…」と言えばゆっくり立ち上がり、ふらふらしながら食堂に向かって歩きだして。食堂につけばいつもの席に座り座り、しばらく待っているとタイミングよく料理が運ばれてきて
いや、それは言葉の文というやつで…
(角刈りが意外にも肯定されれば、さすがにあんなに厳ついのは嫌だと仕事仲間の先輩たちを数名思い浮かべては慌てて訂正し、相手のいう通りに素晴らしいタイミングで出てくる料理に感心しながら自分も相手の正面の椅子に座り)
さすがは菊池家の使用人……。
えー?遠慮しなくてもいいんだよ?
(声色や相手の顔を見ると明らか嫌そうなので、クスクス笑いながら角刈りすることを進めて。運ばれてきた料理を食べ始めると、使用人に感心した相手に冗談混じりで使用人を勧めて「碧も使用人になる?ボディーガード兼執事とか。あ、メイドかな?」相手の顔をみながらクスッと笑えば再び食べ始め。料理を食べ終わると立ち上がり、寝ようと自室に向かい歩きだして
まあ、全てが終わったら考えてもいいかもな。
(自分は叔父と叔母の仇を取らなければならないため、情報を得るためにもボディーガードをやめるわけにはいかないが、相手といるのは心地好く、もし全てが解決したら、なんて思わず本音を漏らし。自室に向かう相手に気付けば背中に声をかけて)
ちょっと待て、一応室内を確認する。
全てが終わったら…ね
(相手の敵は今、自分流を狙っている組織のボスであり、相手が全て終らせるということは自分も狙われなくなるため、相手と呑気に過ごせると思うと少し微笑み。「大丈夫だよ」と警戒する相手を見ると少しクスッと笑い、屋敷にまでは入ってこれないだろうと思い、いくらなんでも警戒しすぎだと思えば、相手の放って自室に入ろうとして
いや、最近やけに静かだからな。何かが起こってもおかしくない。
(無用心に室内に入ろうとする相手の手首を掴めば、後ろに引き寄せ、相手とすれ違うように自分が室内に入れば、棚の裏やベットの下などを確認した後、最後に窓の戸締まりを確認すれば相手に向き直り)
よし、入ってもいいぞ。
また、櫻井さんが襲ってきたり?
(確かにあれ以降教われてないと思えばクスクス笑いながら今のところ敵の仲間であることが分かっているクラスメイトの名前を冗談で言いながら中に入り。「いつ……」早速着替えようと自分の寝巻きを出し、服を脱ごうとするもまだ腕が痛いため上手く出来ず
そうだ。それに恐らくもう一人……
(櫻井は確かにそうだが、もう一人あの新藤というクラスメイトもカラオケの時の立ち回りからして櫻井の仲間なのではと少し疑っているためそう言って窓の外に視線を向けるも、相手の声で振り向けば、怪我をしたせいで難儀そうな相手の姿があり)
待ってろ、今じいやさん呼んでくる。
別にいいよ…一人でできる
(相手かじぃを呼んでこようとしたのに気がつけば、必要ないと断り、何とか自分だけの力で着替えようとして。「はぁ……」何とか上を脱ぐことができれば、鍛えているわけでも、痩せすぎているわけでもない体型が現れて。服を寝巻きを掴めば脱ぐときとは逆の要領で寝巻きをゆっくりであるが、着ていき
いや、なんか辛そうだし……っ。
(目の前で半裸になる相手から恥ずかしさで目線を反らし、助けが要らないと言う相手に「あ、そう。なら頑張れ」と今までの自分なら部屋を出ていくところだが、困っている相手を放っておくことが出来ず、相手に少しずつ近付けば寝巻きを持って着るのを手伝っていくが目線は外したままで)
…………
(着にくかったが、いきなり着やすくなったのに気がつけばチラッと相手の方を見て自分から目線をそらして少し俯いている相手が目に入れば、手を止めてしばらく相手を見つめて。「碧…なんで顔そらしてるの?もしかして…興奮した?」とニヤニヤした顔で相手に尋ねれば、前がはだけた状態で相手の視線の先に回り込んで
なっ!?
や、ちょっ、んなわけ……
(いきなり目の前に、前がはだけたままの相手の姿が現れては、相手の服から手を離し顔を凄い勢いで背ければ、そのまま距離を取るようにどんどん後退りしていき本棚に背が当たればその振動で上から本が数冊落ちてきて)
ぅわ!?……いっつ……
何してんの…?碧?
(顔を勢いよく背けた相手を見れば、やぱり興奮したのかと思い、ニヤニヤしながら後ずさっていく相手を追い詰めていくように相手についていき。「碧!?…いつつ」上から本が落ちてきたのを見れば、急いで相手に近づき、かばおうとするがいくつか防げず、相手にあててしまい
な……!?
(本が落ちてこなくなり目を開ければ目の前には自分に覆い被さるようにして本棚に手をついている相手の姿が。驚いた表情で相手の顔を見つめるも、ハッと我に帰れば、守る立場の自分が護衛対象者に身を呈して守られてしまったと気付けば相手の手首を掴んで)
おい、なにやってんだよ怪我人が。悪化でもしたらどうする!
新たに怪我人が出なくてよかったじゃん…?
(怒っている表情でこちらを見ている相手を見れば、何をそんなに怒っているのか分からず、相手に怪我がないことを見れば首をかしげながら言い。「それに、俺にも怪我はないんだし…」自分は大丈夫であることを言えば何怒ってるんだという顔で相手を見て
あのなぁ、俺が重傷を負うことがあっても、お前が擦り傷ひとつ作ることは許されないんだよ。
(思わず声を荒げてしまったことを悪く思いながらも、自分が言っている事を全く理解していないような様子の相手に、ふんぞり返って守られている今までの護衛対象者を少しは見習って欲しいと溜め息を吐けば、相手に言い聞かすように、ボディーガードの研修時から耳にタコができるほど聞いている大原則を伝えた後)
頼むから、これ以上心配させないでくれよ。
嫌だ
(心配させないでくれと言う相手の言葉を聞けば、相手を少し睨んだ顔で嫌だと即答し、相手に掴まれていた手を振り払えば立ち上がって相手から離れ。「だから、嫌いなんだ」と小さな声でボソッと言えば自分で寝間着のボタンを止め、ベッドに入れば布団を頭から被り
え……、柳?
(「嫌だ」と睨まれてしまえば、予想だにしない反応に固まってしまい、そのまま離れていく相手を呆然と眺めるも、小さく呟かれた「嫌い」という言葉をしっかりと聞き取れば、胸にチクッと引っ掛かりを感じながらも、布団に潜る相手の横にしゃがめば、何かそんなに怒らせるようなことを言ってしまったかと不安になりながら名前を読んでみて)
…………
(自分のすぐ近くから声がしたのに気がつけば、相手はしゃがんでいるのだろうと思い、布団を被ったまま腕を伸ばして相手の顔の目の前で止めると、相手の額にデコピンをして。「碧のバカ」と一言言えば腕を引っ込めて再び亀のようにじっと潜り続け
いてっ、……?
(腕が伸びてきて、「なんだろう?」何て思っていれば、額に受けた痛みに「ああ、デコピンか。懐かしいな」なんて悠長な事を考えながらも、なぜ相手が拗ねてしまったのかわからない様子で。暫く横にいるも、全く出てくる気配のない相手に、諦めたように立ち上がり声をかけ、部屋を後にしようと歩みを進め)
おやすみ、柳
…………
(相手の言葉に返答もせず、相手が部屋から出ていく音を聞けばチラッと布団から顔だして周りを見て居ないことを確認して。「はぁ………」かるく溜め息を付けば体を横に向けてそのまま目をつぶり、眠りはじめて。「ふぁ………」次の日、いつもより2時間早く起きれば、物音を立てないように歩き、部屋を出れば周りを確認して相手が居ないことを確認して
はい、はい、……すみません。
もちろんです。
(相手の部屋から自室に戻った途端、ポケットの携帯が震え、着信は上司からで。急いで出れば、柳の父親から聞いたのかはたまた他の情報網からなのか、クライアントの会社に乗り込み警備員を大勢伸して回った上にクライアントに直談判するという諸行に注意を受ければ、最後に「いつもそつなくこなすお前らしくない」などと言われてしまい、「そりゃ、こんなに感情移入した対象者は初めてだからな」と言えるわけもなくただ苦笑し。最後に「とにかく次はないぞ。傷ひとつつけるな」と厳しく言われれば、しっかと返答し。疲れたのかその日はぐっすりと眠りにつき、相手が2時間も早くに起きていることに気が付かず)
……………
(朝食もとらず、学校の制服に着替えれば外へと飛び出て。真っ直ぐ学校に行くわけもなく、街中を一人でぶらぶら歩きだして。「俺の自由にさせてくれないし、どこ行くのにもついてくるし、あげくには心配させないでくれ…って…俺は縛られることが嫌いだってのに…」と一人でぶつぶつ文句を言いながら街中を歩いていると見慣れた顔の人を見つけ。その人が真っ直ぐ此方に歩いきて、顔がはっきりと見えるところまで来ると、それはクラスメイトの櫻井さんで。「櫻井さん…久しぶり。元気だった…?」と何時もと変わらない口調で声をかけて
櫻井
……、元気だけど、アンタ馬鹿?
(早朝、学校に行く前に日課である繁華街の組織の支部に向かっていたところ、後ろから声をかけてきたのは標的である相手。確か自分は敵として認識されていた筈だと相手の危機感の全くない行動に驚けば言葉を続けて)
アンタ、もしかして自殺願望でも?
え、………
(朝起きて身支度を調え、相手が起きる時間よりも一時間も早い筈だが、何だ胸騒ぎが
して相手の部屋を覗いてみればもぬけの殻で。焦りから一瞬固まるも、「襲われたのか、それとも…」と思考を巡らせ、部屋が荒れてないことと昨日の一件から、相手が自主的に逃げ出したのだと分かれば、悔しそうな表情をして屋敷を飛び出し)
くそっ、何で気がつかなかった!!
自殺願望なんてないよ。ただ、櫻井さんを見つけたから
(自殺願望でもあるのかと思われているのか、そんな言葉を聞けばニコニコしながらないと言い。「それに、櫻井さんはクラスメイトだし…?」といまだに敵という認識がないのかいつもの調子で気の抜けたことを言えば再び歩きだして
櫻井
ふーん、まあ好都合だけどね。
(誘拐を命じられている人物が目の前に現れたんだから丁度いいとばかりに相手の手首を掴めばそのまま引っ張って組織の支部まで連れていこうとし)
あー、ダメだよ。今日は学校に行かなきゃ…碧も怒ってるだろうし…
(手首を掴まれればそのままどこかに歩き出した相手を見て。自分のボディーガードである碧を置いてきており、チラッと時計を見れば今頃自分が部屋にいないことはバレてるだろうと思えば、碧の怒った顔が頭に浮かび。「櫻井さんも行こう」と言えば、逆にこちらが手首を掴み、相手とは逆の方向に歩きだして
櫻井
は?え、ちょ……
(誘拐されかかっている相手の口から「学校へ行こう」という言葉が聞こえれば、一瞬ポカンとしてしまうも、引っ張られる手首に驚きながら、今回の任務の前に相手の事を調べあげた資料を見たがその内容とはかけ離れた発言や行動のため、聞かずにはいられず)
……ボディーガードが怒ってるとか、学校に行かなきゃとか、アンタって縛られるのが嫌いで他人と群れずに一人で行動するのを好むタイプじゃなかったの?
あー…まぁ…ね。でも、やっぱり碧が心配するしさ…俺のことを思って心配してるんだろうし…
(あんまり心配するのもどうなのだろうと思いながら相手に聞かれたことを少し迷いながらではあるが、そう答えて。手首を離すことなく学校に向かって歩いているとふと立ち止まり、振り返り。「あ、でも、学校に行くのは、学校に碧が一番最初に探しに来ると思うからだよ。発信器とか全部置いてきたし…。それに、群れるの今でも嫌いだよ。」と群れるのは嫌いだの部分は自信満々な顔で言って。「碧は怒ると怖いんだ…」と学校に向かう理由をボソッとつけたし
櫻井
なんか……、仲いいんだな、アンタら。
(相手の口から色々と言葉は飛び出てくるも、その端々からボディーガードとの絆のようなものを感じればそう言って、今回は諦めたのか手を引かれるまま相手と共に学校へと向かえば、丁度登校時間の為クラスメイトもちらほらと姿が見える校門に差し掛かればクラスメイトの女子生徒に見つかり、まるで手を繋いで登校してるかの様子の自分たちに対し、何やら友人間でコソコソ話をしており)
……やっと見つけた。
(相手の予想通り学校の敷地内を探して回り、昇降口にたどり着いた時点でクラスメイトに話し掛けられ、「今日は菊池くんと別々に来たんだねー、珍しい。菊池くんが付き合い始めたの知ってたの?」などと聞けば嫌な予感がして校門へ走りだし、上記を呟くも、隣の人物が目に入れば、相手の手首を掴んで二人を引き剥がし自分が間に入って櫻井と対峙し、櫻井を睨み付け)
……暫く大人しいと思ったら。一体コイツに何を吹き込んだわけ?
………!?碧…?
(意地を張って相手よりも早くに慣れない早起きをしたために、頭の中は眠いや寝たいの睡眠欲しかなく、櫻井の手首を掴んだままのも忘れてぼーっとした状態のまま校門を通れば、いきなり手首を掴まれ引っ張られ。反応に一瞬遅れるも驚きの声をあげれば櫻井の手を離してしまい、そのまま引っ張られると、ようやく相手の姿を確認して名前を呼び。「あ、あー…俺が連れてきたんだ…たまたま会ったから」といけなかっただろうかややっぱり怒っているだろうかと思い、相手から顔をそらして頬を軽く指でかきながら櫻井と一緒にいる事情を話して
……柳から?
(相手が口を開いて発した言葉を聞いて少しの沈黙の後反芻すれば、チッと舌打ちをして、櫻井に「いいか、金輪際コイツには近付くな」と釘を刺しては、相手の手首を掴んだまま踵を返して。授業が始まるにも関わらずどんどん階段を登っていき、屋上を目指し)
え…ちょっ…碧…?
(櫻井を置いてきてしまい、ずんずん無言のまま歩く相手を見ればやっぱり怒ってる…と思い。このまま教室に行くのだろうと思っていたが、何故か教室に向かわず、授業が始まるにも関わらずさらに上に登っていく相手に驚きながら声をかけて。「………碧?」屋上のドアを開けると屋上に着き。やはり、もう直ぐ授業が始まるために屋上に居る者は誰も居らず。いまだに沈黙を貫いている相手にもう一度声をかけて
お前一体どういう神経してんだ!!
相手はついこの間お前に刃を向けてきた奴だぞ?姿を見て全力で逃げるならまだしも、自分から近付いていくなんて……っ……
(屋上へと着けば手首を離したとほぼ同時に相手と向き合う体制になれば相手の後ろのコンクリートの壁に手を突き、端から見れば所謂壁ドンの体勢で相手を怒鳴り付け、壁についている手は微かに震えており)
や、やっぱり怒ってた…
(手を離されると、やっと離したと思い、相手をチラッと見るといきなり壁際まで追いやられ、驚いている暇などなく壁ドン状態になると今の状況が理解できずに頭の中はハテナマークでいっぱいで。相手に怒られると顔を軽く背けながらぼそっと呟き。「あ、碧…ほら、今、はたから見たら壁ドン状態だからさ…」と苦笑いしながら言えばなんとか抜け出そうとそーっと動き
話をそらすな!
(壁についている手と逆方向にそーっと動き出す相手に更に怒鳴り付ければもう片方の手も壁について逃げられないようにし、「何でお前はいつもそう……」自分の危険を省みないんだと言葉を繋げようとしたものの言葉を止めて、項垂れたように相手の額に自分の額をくっつければ)
頼むから……、もっと自分の事を大事にしてくれ。俺の心臓がもたない……
うっ…
(空いている方から逃げようとしたが、すかさず空いてる手で退路をたたれるとビクッとしてしまい、オロオロし始めて。「碧……それは、碧を信じてるから。俺が逃げても逃げてもどこからか現れて、いつも俺を助けてくれるからだよ…」自分と相手の額がくっき、泣き出しそうな声で自分を大事にしてくれと言われると、相手の頭を優しく抱きしめながら囁くように言えば目を閉じて
……俺は、そんなに万能じゃない。叔父や叔母だって俺の目の前で…
(「助けたい」と心の底から思った相手を目の前で失った経験があるからか、どうしても自分の力不足で相手を失ってしまう事を考えずにはいられず、実はその度に夜うなされて起きていることもあり、そのまま力なく壁に付いた両手を下に垂らし)
でも、俺は助かってる…助けてくれる碧がいるから安心して外に出れる
(相手の過去のことをかつて聞いていたため、今も過去のことを引きずっているのだろうと思い。しかし、自分の今の心境を相手に言えば相手の頭を撫で始め。「大丈夫…俺は碧の前から居なくなったりしない」体重をこちらに預けるような形になった相手をはたから見れば抱きしめている形で。頭を撫でながら相手の叔父や叔母のようにはならないと言えば微笑み
………約束だからな。
(「叔父や叔母のようにはならない」という言葉を聞けば少し落ち着きを取り戻しそう言って。暫くすると頭の整理がつき落ち着きを取り戻せば、今の体勢がまるで相手に抱き締められているようだと気付き、急いで相手の肩口を両手で掴み離れれば、弱い自分を見せてしまった恥ずかしさと合間って顔が熱くなるのを感じながらうつ向いたまま)
もう大丈夫。ありがとう……
碧があんなことを言うなんて…ねぇ?
(クスクス笑いながら先程の相手の弱っている姿を思い出して、意地悪なもの言いをすれば、真っ赤な顔をした相手をじっと見て。「あーあ、碧が怒って屋上に来るから、授業が始まってる…」時計を見ればすでに授業は始まっており、やれやれと言いながらその場にしゃがみこんで
うるさい!見るなっ
(頬に感じる熱さから自分でも赤くなっているのがわかり、からかうようにこっちを見てくる相手にそう訴えればくるりと背を向けて。「悪かったよ。でもお前が軽率な行動をするのが悪いんだからな!」相手の隣に座れば、確かに自分がサボらせてしまったようなものだが、もとはといえば相手の言動だと意地を張り)
えー…碧、それは責任転嫁ってやつじゃ…
(隣に座った相手の顔をじーっと見ればすぐに疑問を相手に言って。はぁっと溜め息をつけば軽く欠伸をして、早く起きたせいかうとうとし始めて。「……眠い…」とボソッと呟けば、隣の相手の肩に頭を乗せて寝息をたてながら眠り始めて
そんなことはない。
(相手の発言は的を射ていたが、一度文句を言った手前覆せずに更に強がりを重ね、肩に少しの重さを感じて横を振り向けば、相手が気持ち良さそうに眠っているのが目に入り、苦笑すればそのまま自分はすぐ後ろにあるコンクリートの壁にもたれ掛かるように座り、起こすことのないようなるべく動かずに空を眺め)
ん……あ……
(暫く経ち、1時間目の終了を知らせるチャイムが学校に鳴り響けばそれで目が覚めて。いまだにぼんやりとした視界の中、相手の肩から頭を起こして座ったまま背伸びをすれば誰もいない屋上を眺めて。「あー…授業にいかなきゃ…」と現実世界に連れ戻されたような顔で言えば軽く溜め息をつき
よく寝てたな。寝不足か?
(教室へと向かおうとする相手の後ろを着いていきながら、夜ぐっすりと眠れていないのではと気になりそう尋ねれば、教室に帰れば櫻井ともう一人、怪しいやつがいると、気を引きしめなおし)
早起きしたから…眠い…
(教室に向かっている途中に、相手から話しかけられると、目を擦りながらそう言って。数分後、教室に帰りつけば、誰にも気づかれないようにスススと教室の中に入っていけばいつもの自分の席に座って、再び寝ようと机につっぷして
そうか。
(何か悩みごとがあっての寝不足でないならいいと軽く返事をすれば、相手の後ろの自分の席へと座り、机に顔を伏せていまだに眠たそうにする相手に少し微笑むも、教室内に視線を巡らせ、櫻井と新藤の位置を把握し)
…………
(何かを思い出したのか、ピクッと反応すれば机につっぷしていた顔をあげて教室内をキョロキョロし始めて。探しているものが見つかったのか、一点を見ると立ち上がってその人のもとへと行き。「櫻井さん、帰らなかったんだ。今朝は碧がごめん…」と今朝、学校に連れてきたのはいいが、碧に屋上に連れていかれてそれ以降会えていなかった為、あやまり
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