募集中! 2015-09-04 01:56:01 |
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くっ……
(銃口を顔に向けられた状態でも相手を真っ直ぐ睨み付ける眼差しは変わらず、自身の幼い記憶が蘇ったのと、現在の自分の状況の不甲斐なさとで、止めどなく幼い頃復讐の代わりに封印した筈の涙が溢れだし)
なんで、殺したんだっ。私の、大事な家族をっ……
………
(碧が拳銃を向けられて絶体絶命の状態になっているのを見ると密かに廃工場の電源があるところに行き、数分間目をつぶってから廃工場のブレーカーを下ろすと一瞬にして真っ暗になり。「………」直ぐに目を開いて碧のところにやって来れば相手の口を手でおおって相手をその場から連れ去って
なっ、……んんっ!?
(一気に辺りが真っ暗になると何事かと辺りの気配伺おうとするが、その暇もなく口を塞がれてしまい、逃れようともがくも先程までの気持ちの高ぶりで手が震えており力が入らず、抵抗できないまま相手に連れていかれ)
ふぅ…危なかった
(廃工場から出てある程度離れるとようやく相手の口に当てていた手を外して相手に向かって言い。やれやれと額の汗を腕でぬぐえば相手を見て
な、んで……君がここに?
(脱走しようとするのを見越して、護衛対象者に一切感情移入せずに出世のためだけに護衛している同僚に相手を任せたのに、自分の行き先を知らない筈の相手が目の前にいること現実のようには思えずに目を見開き、サイレントにしていた携帯を確認すると同僚からの着信が何十件も残っており)
……よく逃げ切れたな、アイツから。
碧からも逃げれるんだよ?楽勝
(相手から逃げれることを自慢げに言えばあんな奴から逃げるのは造作もないと相手に言えば立ち上がり。「じゃ、帰ろっか」と色々聞きたいことはあるがまずは屋敷に帰ってからだと思えば屋敷に向かって歩きだして
ああ。あっちに車停めてある。
(相手がいつからあの場所にいたのか、どこまで聞いていたのかなど気になることは多々あるものの取りあえずは誘拐犯から相手を離すことが先だと、行くときに乗ってきた車へ相手を案内すると、運転席に乗り込み)
碧、車も運転できるんだね?
(相手の隣の助手席に座ればハンドルを握る相手の姿を見て。「カッコいいね?」と相手の姿を見れば素直にそう言って。シートベルトを締めれば窓から外を眺めて
あー……、真似するなよ。
(年齢的には免許を取れないが、事故を起こしたことはないためバレたことはなく、ボディーガードをしていると、生死が関わった事案でどうしても運転しなくてはならない場面が多く、いつの間にか運転できていたと苦笑しながら車を走らせ)
ふーん…
(暫く車に乗っていると屋敷に着いて。明日も学校だと思えばさっさと屋敷に入って寝ようと思い。「あ…そう言えば…」と言えば相手の方を見て腕を掴めば腕にカシャッと自分の手と相手の手に手錠をして。「俺置いてさっきの奴のとこに勝手にいかないようにね」とニコッとしながら言えば自室に向かい
は!?
ちょっ、……え?
(屋敷に到着し、詳しいことをなにも聞かれないことに少し安堵しながらも、それでもどこまで相手にバレてしまったのだろうとモヤモヤした気持ちを抱えながら相手の様子をうかがっていたが、まさか手錠を掛けられるとは思ってもおらず、これでもかと目を見開くと、混乱する頭を落ち着かせようとしながら相手の自室へと一緒に向かい)
さて…と。じゃ、聞かせてもらってもいい?
(普段冷静で驚きをあまり見せない相手があんなに取り乱した姿を見たのは初めてで。「嫌ならいいけど」と相手の顔を真剣な目で見ればそう言って
………
(相手の真剣な眼差しを見つめ返しながら、どうしようかと迷ったものの、先程助けられたことや既に話を聞かれてしまったであろうことを考えると、話しておくのが筋だろうと口を開き)
俺は6才のときに両親を事故で亡くし、それ以来叔父と叔母に引き取られて育ってきた。その叔父と叔母を暗殺したのがあいつらだ……
その碧の敵討ちの相手が今俺を狙ってると…?
(相手の過去にそんなことがと思いながら話を聞いていて。そんな敵討ちの相手がなぜ自分を狙っているのか分からないが、考えてもしょうがないので軽く納得し。「あ、今日はずっとこのままだよ」とサラッと言えばベッドの上に乗り
なぜあいつらがそんなことをするのかは分からない。だが、狙った金持ちを次々と仕留めて来たことは確かだ……
(話をしている間にも沸々と沸き上がる怒りに目蓋をぎゅっと閉じ、拳を握り締めていたが、相手の手錠に引っ張られる形で自身もベッドの上に乗る形となれば驚き目を丸くして一気にしどろもどろになり)
は?ええっ!?
ちょ、ずっとこのままって……え?まさか、ここで手錠はめたまま一緒に寝るってこと!?
そうだけど…?
(相手が驚いているが何驚いているのだろうといった顔で相手の顔を見ながら答えて。「また何処かに行かれたら困るしね」とクスクス笑いながら相手に言えばベッドに横になって天井を見て
………
(「マジかよ…、どうしよう……」と内心焦りながらも掛ける言葉が見付からず、横になっている相手の隣に座った状態で相手を眺め続け、それでも廃屋での会話から最大の秘密である女であることがバレたかと思っていたが、どうやら違うらしいと納得すると、男の自分には断る理由もないため、意を決してスーツのまま相手の横にごろんと横になって)
そう言えばさ、碧には彼女とかいないの?
(相手が自分の横に寝転がったのをチラッと横目で見れば相手も自分と同じ年頃なのだからいないのか不思議に思い相手に聞いてみて。「同じボディーガードの中にとかさ」と顔だけを相手の方に向ければ興味津々のような顔で聞いてみて
いないな。告白なら何回かされたことあるけど、今の自分に恋愛している時間はないからな。
(相手の問い掛けに即答すると、ふと思い出したようにそういえば告白してくれた女の子も何人かいたっけと思い出しながら、恋をする普通の女の子達を見て少し羨ましいなと思うものの、自分とは違う世界の生き方だと自身を律せば、恋愛はしないと言い切り)
そういう君は?彼女とか、好みのタイプとかさ。
何度か告白はされたかな。断ったけど…
(学校で告白されたことを思い出せば軽く笑いながらそう言って、自分の好きなタイプはなんだろうと考えるとん~っと唸り「碧が女の子だったらよかったのに」と冗談混じりで相手の顔を見て笑いながら言い。「あ、でもそうしたら彼女に守られる彼氏になっちゃうねぇ」とクスクス笑いながら相手を見れば相手の頬をつつき
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