Male attire Bodyguard & Load

うわっ…ちょっ、まだ学校が…
（相手に腕を掴まれば校門に向かって走り出したので驚いてしまい、まだ学校があると言うが相手に引っ張られたまた抵抗できずに校門に向かって行き。「えっと…良く分からないけど…助けてくれた？」相手の顔をじっと見て屋上でのことを少し思い出すと相手が居ると言うことは助けてくれたのかと分かり「ありがとう」とニコッと笑ってお礼を言い

………、礼を言う必要はない。それが俺の仕事だ。
（今までの護衛対象者はみな「高い金を払っているのだから当たり前だ」とふんぞり返っているだけだったが、やはり相手は今までの対象者とは違うのだと確信するも、お礼を言われることに慣れておらず、どう反応していいものか分からずに一瞬黙ってしまい、やっと思い付いた言葉は業務的なものでしかなく、それでも足は止めずに屋敷へと一直線に進んでいき）

まだ学校あるのに…
（屋敷に到着すると軽くタメ息をついて相手の顔をチラッと見ながらそう言えば、制服姿のままリビングへと行きテレビをつけるとぼーっとテレビを眺めるがつまらなく、何かすることはないかと周りを見渡すと水鉄砲を見つけたので水鉄砲に水を入れれば相手の顔に向かって引き金を引いて

ぷっ……、な、なんだいきなり。
（リビングにいる相手の傍らにいつもの通り佇みながら、先程の犯人の正体を突き止めようと携帯端末片手にGPSの動きに集中していたため、水鉄砲避けきれず顔面に受けると、スーツの袖で拭いながら、まさか相手から攻撃が来るとはと恨めしげな目線向け）

いや、暇だなぁっと
（相手に恨めしげな目線を向けられるとそう言って、再び相手の顔に向けて水鉄砲の引き金を引けばクスクス笑い。「まぁ…碧が来る前から暇な日々だったんだけど」と特に友達と遊ぶことがないため学校が終われば帰るだけの日々だった為に今の方が楽しいと相手に言って

友達作ればいいじゃないか。
目立ちたくないから関わらない、だと学校だと逆に目立つでしょ？
（再度飛んできた水は顔を少し横に傾けるだけで華麗に避けると、いかにも「友達がいないから暇だ。暇は嫌だ」と言うような事を発している相手に、わざとそうしてるんだろうと鋭く心理を突き付け首かしげ）

まぁ…そうだけどね
（相手に痛いところを突かれればうぐっとなりなが肯定して。「碧は学校で作らなそうだよね」と今日の自己紹介を聞いていても簡素なものでどことなく周りを寄せ付けなさそうな言い方をしていたのでそう思い。顔が避けられると次は体を狙って引き金を引いて

俺は、護衛の手段として「入学」を選んだだけだからな。自分の歳に感謝したのは今回が初めてだ。
（形上は確かに入学という形をとっているが、自分の気持ちとしては高校生になっているつもりはないとキッパリ断言し、ボディーガードになってからというもの、若さのせいで護衛対象者や同僚に舐められてばかりだった事を思い出しながら苦笑し、身体に水が掛かりそうになる瞬間に身体を横にずらしかわして、そのまま滑るような動きで相手の目の前に詰め寄ると水鉄砲の銃口に指をあて、わざと耳元で囁き）
さぁ、もうお遊びはお仕舞いですよ、お坊ちゃん？

なっ…（耳元で囁かれるとビクッと反応して顔を真っ赤にしてしまい、ガタガタっと直ぐに後ずされば真っ赤な顔のまま相手の顔を見て。「っ…なんで当たらないんだよ…」少しムスッとした顔で相手に向かってさらに何度か引き金を引いて

あはは、赤くなっちゃって、可愛い。
（相手の事をからかうかの様に笑うと、わざと「可愛い」という男には屈辱的な単語を選べば、発言しながらもどんどん水を避けていきながら相手に近付いていくと、ついには壁際に立つ相手の目の前にたどり着き、子供のように頭を撫でて挑発し）

っ…撫でるなよ…
（相手が目の前に立ちはだかると壁際に立っているために逃げ場がなく、相手に頭を撫でられると多少顔を赤くしながら顔を軽く背けて相手に文句を言えばこんなに近くにいるのだから当たるだろうと相手の隙をついて素早く水鉄砲の銃口を相手の顔に向けて引き金を引いて

あー、……、油断した……
（相手の赤くなる顔珍しく、面白がりながら顔を覗き込もうとしたところ、近距離で水が発射され避ける暇もなく顔面に水がかかると滴った水で襟元まで濡れていき）
………着替えてくる、が、誰か来ても玄関のドアを開けるな、窓際に立つな、わかったな。

ぷっ…碧もまだまだだね
（クスクス笑いながら相手の顔に水をかけれたことに嬉しそうに笑いながら相手に意地悪たらしく言えばぷぷっと意地悪な笑みをして。スッキリしたのか水鉄砲をテーブルに置けば、相手が着替えに行ったのを見ればこっそりと屋敷を出ていき

なにやってんだ、俺……
（護衛対象者とじゃれて楽しいと感じていた先程までの自分に戸惑いながらも、結果相手を一人にしてしまっている状況に不甲斐なさを感じ、急いで着替えてリビングに戻るも相手の姿はなく目を見開き弓に弾かれるように外へ駆け出し）
な……、くそっ

ずっと屋敷にいるのも嫌だしね
（軽く背伸びをすれば周りをキョロキョロして。これからどうしようか悩むが、取り合えず服装を変えようと思い、鞄に入れて持ってきたジーパンにパーカー、Tシャツをトイレで着替えるとフードをかぶって街へと向かい

うわ……、よりにもよって…
（相手の携帯のGPS機能を読み取れるようにしておいたはいいが、GPSではピンポイントの場所まではわからず、しかもその場所が繁華街だと分かると人が多すぎて見付けるのに苦労すると舌打ちしながらも走って繁華街へ向かい）
まださっきの犯人のカタもつけきってないっていうのに……


（/誘拐犯リベンジと行きましょうか！今度は仲間を引き連れてっ（わくわく

…繁華街に来たのはいいけど何しようか
（ん～っと悩みながら歩いていると数人の大人達に囲まれてしまい。それに気がつくと苦笑いして、逃げ出そうとすれば両腕を掴まれてしまい、そのまま人気の少ない裏通りまで連れていかれるとそこで両腕を後ろに回されて両手を拘束され

あそこかっ！！
（スーツ姿で繁華街を全力疾走しているため、辺りの人々がこちらを何事かと見ているもそんなこと一切気にすることなく、GPSを便りに近くまでたどり着くも、相手が着替えていて、しかもフードを被っていることもあり人混みの中ではなかなか見付けられず辺りを見回していたところに、滅多に人が立ち入らない裏通りまでの人の流れを感じ取れば、辺りの人を押し退けながら自身も裏通りへと走っていき）

あ、碧
（相手が裏通りに入ってきたのが見えればつい相手の名前を呼んでしまい、それに気づいた誘拐犯が相手の方を見て。「よくここが分かったね。来ないと思ってた」と縛られているにも関わらず呑気な声で話していると自分の目の前に誘拐犯が立ちはだかり

なに呑気なこと言って……、自分の状況分かってんの？
（名前を呼ばれそちらを振り向けばずっと探していた相手が拘束されており、しかも緊張感のない様子に呆れたようにそう言えば、相手の前に立ちはだかる男たちを一人また一人と殴っていき、男たちは「コイツが聞いてたスーツの男か」と自身を取り囲むと戦闘体勢に入りお互い睨み合いながら）
戦う気満々で来たってわけね……