Male attire Bodyguard & Load

なっ……、はぁ！？
（何度か告白されたことがあるという発言に対して、そうだろうそうだろうと頷いていたところ、好みのタイプに自分の名が登場すれば我が耳を疑い、驚愕の表情のまま固まってしまい、頬をつつかれると一気に顔が熱くなるのを感じヤバイと瞬時に寝返りをうって相手に背を向け）

いだっ!?いだだだっ
（相手が自分に背をいきなり向けたので自分の手と相手の手を繋いでいる手錠がジャラっと鳴り自分の手が相手の方に急に引っ張られたので驚いて痛みに声をあげて

あっ、悪い！！
（痛がる相手の声でハッと我に返り、一体自分はなにやってるんだと自己嫌悪に陥りながらすぐに再び寝返り相手の方を向くと、つい先程まで自身に引っ張られていたせいで直ぐ目の前に相手の顔があり驚きのせいかドキンと胸が高鳴り）

あれ…碧、顔赤いよ？
（相手がこちらを向いたことにより手が楽になれば相手をチラッと見て、相手の顔が赤いことに気がつけば首を少しかしげながら相手の顔が赤いことを指摘して

……お前が変なこと言うからだろ。
（いつもは護衛対象者である相手のことは「君」と呼んでいたが、装う余裕がなくなったのか思わず「お前」呼ばわりすれば何食わぬ顔で指摘する相手を恨めしげに見つめ、「静まれ心臓！俺は男だ男だ男だ」と心のなかで叫びながら自身の頬をバシンと叩くと、いつもの無表情に戻し）

どうしたの…いきなり
（いきなり自分の頬を叩く相手の姿を見れば少し驚きながら相手に問い。「あ、頬を叩くから赤くなった」と相手の頬を見れば赤くなっており、相手の頬に手を伸ばすと指でつついて。

……、まあ、そういうことだ。
（叩くと赤くなるということでなんとか誤魔化せたと内心ホッとし、もう二度とこんな失態犯すものかと固く決意しながら、何食わぬ顔でそう答え
さ、寝るぞ。明日も学校だろう。

ん～…
（暫く無表情の相手の顔をつついていれば相手が寝ると言うので自分も寝ようと思い寝転んで周りを見て。「なんだか眠れないなぁ…」と相手が隣にいることで普段とは違い、何故か眠れず

……
（「それはこっちの台詞だ」と内心突っ込みながらも、これ以上ボロを出すわけにいかないと仰向けで目をつぶったまま微動だにせず狸寝入りを決め込み）

………
（寝ているだろう相手の顔をじーっと見れば相手の頬を指でつつけば次に頬をぐいっと軽く摘まんで引っ張り。「ぷっ…変な顔」相手の頬を引っ張るのがはまってしまうとクスクス笑いながら相手の顔を見て

………大人しく寝ろ。
（いつまで経っても引っ張ることをやめない相手に痺れを切らすと、相手の両手首を自身の両手でグッとベットに押し付け、顔を近づけ凄み、それは端から見るとまるで押し倒しているかの格好だが自身は冷静を保つのに精一杯のため気づくことはなく）

えっと…ん…これは…？
（相手に両手を掴まれて身動きが出来なくなった状態になると相手の顔を見上げて。するとカーテンから差し込んだ月の光で相手の顔がはっきりと見えて。「碧に襲われる～」とわざとらしく言えばニヤニヤした笑みを浮かべ

っ……、そんな趣味はない。とにかく早く寝てくれ。頼むから。
（相手の言葉に動揺しそうになるも、先程決意したばかりというのもあり、なんとか表情に出さずにキッパリと否定すると、手首を離し再び隣に仰向けになり）

ん～…そうなんだ
（相手の言葉を聞けばふーんと鼻で返事をして。相手が仰向けに横になるのを見れば自分も大人しく仰向けになって。「やれやれ…」とクスっと笑えば大人しく眠りについて次の日まで起きることなく

あー、だめだ、眠れない……
（普段から仕事中は浅い眠りしか取らないが、今日に限っては目をつぶってもなかなか眠れず、気持ちよさげに寝ている相手恨めしげに見つめながらため息を吐き夜を過ごし）

ん……
（学校に行く時間が近づくと自然とむくりと起きればふぁ～っと欠伸をして。ボーッとした顔で周りを見ればすぐそこで寝ているだろう相手を見つめて

おはよう……
（けっきょく一睡もできずに、起きた相手と視線合わせれば挨拶をし、我慢できずに欠伸をこぼし）
取り合えず、手錠外してくれる？
スーツのまま寝たからシワになってるし、着替えてくる。

スーツ脱げばよかったのに
（ボヤけた視界の中で相手の顔を見ながら出来ないことを分かっていながらそう言って会話をすればふぁ～っと再び欠伸をして。手錠の鍵で手錠を外せば手首を掴みながら食事をするために食堂へと行き

まあ、そうだけど、ね。
（男ならスーツ脱いでそのまま寝たり出来るだろうと曖昧な笑みを浮かべながらそう答え、相手が食堂に移動すれば護衛の名目上着いていくしかなく）
食事済ませてから制服に着替えるのか？

そうだね～…
（朝食が出てくるとぼぉ～っとしながら朝食を食べ、そう言いながら朝食を食べていき。食べ終われば寝室へと向かい、中に入れば制服へと着替えて用意を済ませて