上原 翔貴 2015-09-02 20:04:23 |
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ニュースはできる限り見るようにね。(授業の終わりにはいつもの世界情勢の話で締めくくりチャイムが鳴れば「終わるよ〜」と号令を促し。
これはね…(時間になれば、「はい、終了!」と授業終えて。廊下に出れば、ある生徒が、ここ教えて下さい、とついてきて。廊下の壁にもたれ教えていれば。
お疲れ様でした。(号令とともに上記述べればきょうしつをあとにし。職員室に戻り途中に相手の姿を遠くから見つければ傍には生徒が居て、「しっかり教師してる。」なんて心の中で思い頰緩め。
っ...(相手に声を掛けようと言葉を発そうとした瞬間に頭を撫でるのが見え。嫉妬する相手ではないことは理解しているがモヤモヤとすれば声をかけるのをやめて足早に相手の傍を通り過ぎ職員室に向かい。
ごめん、俺行くね。(相手に気付けば、その行動を不思議に思い。さも、用事を思い出して…というように生徒に言えば、相手追い、職員室に向かって。
お疲れ様です。(職員室に戻ればすれ違う他の教師に挨拶し、席に着けば盛大にためいきを吐きあれは先生の中では普通のことで嫉妬することではないと自分に言い聞かせ。
ん。(何度か頷けば相手の言葉に「ありがとうございます。」と頭下げては笑ってみせ。授業で使ったプリントなどの整理をすれば先ほどの光景を無意識に思い出してしまい、「あー」と髪の毛をぐしゃぐしゃにすれば一人になろうと職員室を出て。
ん~………。(仕事に飽きてきたのか、気分転換のためにメガネを掛けて。相手が出ていったことには気付かず、黙々と作業を続け。
はぁ...(中庭に出れば近くにあったベンチに腰掛け頭の後ろで手を組めば、自分が何故このような状況にあるのか落ち着いて考えようと目を閉じて。
センセ……って、いない…。(資料に関して聞こうと思えば、相手が居らず、辺りをキョロキョロ見回して。相手の姿が見えず、はぁ、と肩を落とし。
んー...やっぱ俺が我慢すべきだよな。(相手は相手の仕事をしているだけで先ほどの行為については特別な意味があるわけがない。と考える反面、相手が誰に対しても優しいのはいいことだけどそれにより自分の敵が増えてしまうような気にもなれば一人悶々とし。
仕方ない…(相手に聞こうと思っていたが、他の先生に聞こうと立ち上がり。分かりそうな先生に問えば、すぐに教えてくれて。しばし、二人で話していれば。
しょーがないか。(一人考えては自分が我慢するしかないと決意したようで立ち上がり大きく伸びをすれば職員室に戻ろうと歩き始め。
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