上原 翔貴 2015-09-02 20:04:23 |
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じゃあ、いつか呼んでね?(微笑んでそう言えば。「泣いていいよ。」と相手の頭撫で、むしろ、俺の前だけで泣いて、なんて相手に言って。
ん、気長に待っててください。(小さく一度頷くと目を細めて。「好きです。大好き。」とぎゅっと抱き着いては胸に顔埋めて涙を零して。
うん。呼び捨てで呼んでくれるようになるまで、俺のことを信頼してくれるようになるまで待ってる。(少しでも楽になるようにと背中をとんとんと軽く叩いて。
センセ...俺、先生釣り合う人間になりたいです。(しゃくりあげながら言葉を紡げば「こんな女々しい人間すぐ捨てられるだろうし。」と付け加え。
俺の方が釣り合う人間にならないといけないと思うよ?(「女々しいかもしれない。でも、凄く可愛い。」と耳元で囁けば、そのまま耳にキスして。
俺が頑張らないと。(相手の言葉を否定するように大きく首を何度も振っては。「...俺、高校生のとき片思いしてた人に遊ばれてた。そんなの気付かなくて、俺は本気だったのに。陰であんな女みたいなやつ、気持ち悪いって言われてて。」とポツリポツリと話し始めて。
だってこんなに純粋な子久しぶりに見た。(相手の話聞けば、そうなんだ、と相槌打って。「文句言うなら関わんなよ。めんどくせぇ。」と相手を遊んだ人にムカつき、暴言を吐き。
センセ、遊んでた?(相手の言葉に高校生の頃ホストなどと言われていたことを思い出し首を傾げて。次ぐ相手の言葉に「俺が悪いんです。俺バカだからすぐ信じちゃって。」と目を擦ると苦笑漏らして。
うん。結構遊んでた。(恋人とかも、別に好きじゃないけど告白されたからとりあえず付き合う、みたいな感じだったと告げ。「バカじゃない。純粋で素直なの。」と相手に口付け。
なんかヤです。(どんな形であろうと相手に恋人がいたことは嫌ででもしょうがない。なんて思えば抱き着いて。「それをバカって言うんですよ。」と口付け受け、どこまでもネガティヴ思考になり。
でも、本気で好きなのは翔貴だけだから。(俺の初恋の人、なんて笑み浮かべ。「違う。俺みたいなのがバカなんだよ。」と反論し。
わかってます。(何度も頷くと「だから余計に、先生と付き合ってた人たちに嫉妬する自分が嫌になります。」と付け加え。「なんで先生バカなんですか。」と相手のどこにバカなどという要素があるのか全くわからず。
いいよ。いっぱい嫉妬して。(自分ですら覚えていない元恋人に相手が嫉妬してるのが可愛らしく、優越感もあり。「ろくに何も考えてないとことか。」なんて相手の問いに答え。
苦しい、です。(自分の服の胸あたりをぎゅうと掴んでは目線を下げて。「そんなことないです。」と相手見つめて言葉を紡げば相手の頭に手を伸ばしそっと撫でて。
ん………。(相手を上向かせれば、何度か口付けて。口離すと、誰と付き合ったのかすら覚えてない、などと告げ。撫で受けながら「そんなことある。」なんて笑って。
っ...(そっと目を閉じると「先生のキス、好きです。」と口付け受けた唇に指を這わせながら言って、それでも嫉妬しちゃいます。と付け加え。「むー、ないです!」と唇尖らせては首を横に振って。
翔貴が柔らかいからしたくなるんだよ。(自分の唇をなぞっている指をパクリとくわえ、少し舐めてみて。口離せば、「どっちもバカじゃダメ?」なんて首傾げて。
俺先生居るとドキドキしすぎて早死にするかも。(なんて照れ笑いしながら言葉紡げば。「わかりました。でも納得はしてないです。」と苦笑漏らして。
ホントだ。(自分だけではないわかり嬉しそうに目を細めては「お互い様ですね。」なんて言えば、酒を口に含み口付けし相手にそのまま酒を流し込んでみて。
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