璃星( りせ ) 2015-09-01 20:50:48 |
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その後、なぜあんな嘘を着いたのか聞きたかったかのだが話をそらされてしまう。本人はうまく逸らせていると思っているのだろうが、物凄く不自然だ。
「 ねぇ。「 なぁなぁ、今日さぁ影山の来てたシャツ裏表だったよなぁ! 」
こんな風に自分が話そうとすると、被せてくるのだ。でもグイグイ自分の腕を引っ張る姿が可愛かったので、このまま連れ帰っていいだろうと思った。それに日向の家はここから一山超えていかないといけないのだ、土砂崩れなど事故にあわれても困るのだ。そして家に帰り、練習でベタついた汗を流して今に至る。
「 えっ、だってさぁ。」
「 ん…? 」
言いずらそうにもじもじしている日向に、優しく問いかけてみる。
「 月島さっきは大丈夫って言ってたけど、やっぱり調子悪そうだったし。今日一人だって言ってたから心配でさー! 」
あの後のミニゲームでも隠せてたはずなのに、ばれていたのだ日向には。しかも家族が今日いないことを言っていたらしい。 月島と日向が付き合い始めて半年、出会ってからは1年以上付き合っているから本人曰くなんでもお見通しなのだそうだ。 でも恋人に心配されるのも悪くない気分。
「 ありがと、日向のお陰でさっきよりはよくなったと思う。 」と礼を述べると後ろから抱き締めた。ははっ、と笑いながら「 やだー、月島君デレ期なんですか。 」なんて言いやがるからすぐに離したけど。
よしっ、頑張るぜっ☆〜(ゝ。∂)すいません、ただ気合い入れたかっただけです。
この後も見てる人がいたら引き続きお楽しみください。((
でも日向と話したら本当に気持ちが軽くなったような気がする。ガンガンと頭に響くような頭痛も、さっきの事が嘘のように鎮まった。 日向はソファーにごろんと寝転がり月バリを呼んでいる、全くこっちの気も知らないで呑気なものだ。
始めは気にくわないやつだって思ってた。チビのくせに食らいついてくる変人だし、バレー馬鹿。でもそうやってずっと視線で追っていくうちにいつの間にか好きになっていた。山口やバレー部の人に抱くのは違う気持ち、月島の性格上言わないほうが良いと思って自覚してからも黙っていた。そんな時だ日向が告白してきたのは、物凄く驚いたが、今ではいい思い出として自身の胸にしまっている。食べ終わったらかまいに行こうときめてまだ残っているカレーを口へ運んだ時。__突然家の明かりが消えて、一筋の稲光の後。
『 ゴロゴロゴロー! 』
「 っ…や。 」
落雷の音。さっきまで正常に動いていた思考が止まり、頭が真っ白になる。すっかり雷のことを忘れていた。ぎゅっと身をすくめる、日向にこんなとこ見られたら、絶対引かれるよネ…嫌だよ。なんて意志とは裏腹にガタガタと震えだす体。幸いにも停電で真っ暗なのが月島にとって唯一の救いだった。
「 月島?真っ暗なんだけど懐中電灯とかないの? 」
そんな月島の様子に気付いていない日向はつかつかとこっちに向かって歩いてくる。そう思った瞬間月島は叫ぶ。
「 来ないでっ! 」
こんな姿見られたくないそう思って言った一言だったが、この一言だけではわかるはずもなく。ぴとその場に止まった日向は暗くて表情は確認できないが、明らかに動揺していた。さらに追い討ちをかけるように雷鳴が轟いた。「 ひっ、」とひきつった情けない声。ああ、もうばれてしまっただろうか月島の意識は傾く身体と一緒にまどろみの中へ落ちていった。
※
今の自分より少し幼い僕はテレビを見ている。録画してあった日本代表男子バレーの試合だ。外の大ぶりの雨にも気づかず真剣に。きっと夢の中なんだろうと思った。だってこの光景今までに何回も見て、この後の結末も知っている。だってこの日から自分の中で雷は恐れの対象に変わっていったのだから。
試合が中盤に差し掛かった頃突然「 ぷつり、 」とテレビが最初に消えて、その後どんどん消えて真っ暗になってしまった。その頃まだ小学校に上がったばかりだった僕は、だだただ怖くてあたりをキョロキョロしたが勿論、誰もいない。その時ピカッとあたりが光ってすぐに大きな音が来る…! いつもはその雷鳴の音で目がさめるねだか今回は違った、誰かが自分の名前を呼んでいる。また自分の意識が急浮上したのがわかった。
「 月島…つきしま! 」
「 ん?日向。 」
瞳を開けば射し込んでくる光、どうやら無事電気は復旧したようだ。そして自分を覗き込む顔、心配そうにこちらを見る双眸には涙が溜まっていた。ふっ、と笑うと日向の頬にするりと手を伸ばす。
「 なんで君が泣いてるの。 」
「 だって、月島いきなりぶっ倒れるからびっくり、して。 」
「 そっか…。」
確かにそれは驚くよね、目の前でぶっ倒れられたら。じぶんのおでこには濡れたタオルがちょこんと置いてある。きっとこれも日向が魘されている自分のために必死で探しておいてくれたものだろう、迷惑を掛けてしまった。
「 僕は雷が苦手なんだ、小さい頃にトラウマになるような出来事があったから。…かっこ悪いデショ。 」
そう独り言のように呟き、自嘲気味に笑う。雷が嫌いになってからそう思っていた、だからずっと誰にも話さずひた隠しにしてきたのだ。日向だってきっとそうおもうにきまっている。
しかし月島の予想は大きく外れることとなる。
「 えっ、なんで。別にかっこ悪くないじゃん。 」
そう言う日向は首を傾げながらケロリとしている、本心から言っているようだ。思わず驚いてまう、絶対からかわれると思ったのに。月島は人に弱みを見せるのが苦手だ。勉強も運動もできると思われているからこそよりそう思ってしまう。面倒ごとも誰かに話すより自分の中に抱え込んでしまった方が楽だからだ。 高校に入ってバレー部で「 頼る事。 」をおそわってもなかなか性格上意地を張ってしまうことが多い。
「 それにどんなお前でも、俺は好きだぞっ。 」
ああなんか、秘密としていた自分が馬鹿らしくなって来た。なにそれ最大の殺文句ダヨネ、好きな人にそんな事言われて嬉しくないはずがない。彼の顔が真っ赤に染まるに連れて、自分の顔もきっとそうなっているのだなと思う。
「 月島が雷怖いなら、俺が守る…月島? 」
僕はきっと日向のこういうところが好きなんだ。明るくて照らしてくれるような、暖かさが__と抱きしめながら月島は思う。口元はゆるみっばなしだ。これはやられっぱなしじゃいられない、とニヤリと口角あげれば、
「 もう、君。可愛い過ぎ。 」
そう言ってデコチューをおみまいしてやった、どうやら効果は抜群のようだ。月島のデレに、さっきまでの頼もしさは何処へやら「 可愛い、かわいい、カワイイ。」と完全にフリーズしている。そんな日向の手を引いて月島は階段を登っていった。
いつのまにか雷はやみ、だた静かな雨が地面を打ち付けている。きっと明日は綺麗な虹が出ることだろう。
__終わり
後書きと言う名の大反省会。
さて何故こうなった。( ずぅううん / 反省。 ) 本当はもっと日向を頼れるお兄ちゃんぽくしたかったのに!ツッキーを弱らせることには成功。
結局またバカップルでオワタ\(^o^)/でもカップルはラブラブしてて欲しいですネ。現実では爆ぜて欲しいけども。
さてさて、次はシリーズ物で行きまっせ。黒バス再熱の私でございますが、三年生組を中心に書いていきます。頼れる先輩うまいよね(( と言う事で。頑張りますっ!d( ̄  ̄)
おはようございます…。泣きすぎて目が痛い((
次から次企画しているシリーズ物となりますので、更新遅くなるとは思われますが、暇な人は立ち寄って見てください。
彼等はヒーロー!! / 黒バス三年生組 / モブ目線。
あてんしょん!!
・妄想いっぱい、夢いっぱい。☆
・モブ目線です、ご注意ください。
・今回は腐要素はありませんが、作者が腐って居ますのでご注意を。
以上を読んで大丈夫だという方は、お進みください!☆〜(ゝ。∂)
《 海常高校山田さんの体験談。 》
* モブ紹介。
山田 雅 ( 17 )
黒髪を高い位置でポニーテールしている、バレー大好き少女、バレー部。黄瀬のファンで雑誌もよく買っているし、バスケをしている彼も好き。
そして今回出てくるのは勿論、笠松さん、森山さん、小堀さんです!お三方が大学一年設定なのでご了承ください。
うーん、とりあえず書きかけの小説ほっといて…。
岩ちゃんマジ岩ちゃんー!( きりりっ、) もう、男前でオカンで可愛い岩ちゃんだいすきですね!はははっ、( どした。 ) あぁ、岩ちゃん不足でやばい、17巻でほぼ出番終わってしまって悲しい。(つД`)ノ ああ、あの男泣き岩ちゃんに私も思わず涙してしまった。及岩書きたいなぁ。
ということで岩ちゃんの出番を願ってあげ。
ただいまー!昨日、及岩書きたいなぁ、ってぽそっと行ったんですけどあの後本当に設定考えて出来ちゃいました!そのお陰で学校ではぐっすりお休みタイムでしたけどねっ。お腐れ頑張りました!( どやっ、 / ただの馬鹿 ) 取り敢えず今電車の中なんで本編は夜上げよう。ちなみに3話か4話に別れたシリーズものですよ、もし暇な方は暇つぶしにでも見てくださると嬉しく思います。((
________________
青空から垣間見えるのは、きっと君の笑顔。 / 及岩
あてんしょんぷりーす!!
死ネタ / 及川さん幽霊。 / 最初は及岩未満 / 安定の阿吽コンビ : 切なさ 4: 6
以上を呼んで大丈夫と言う方はお進みください。☆〜(ゝ。∂)
3月 28 日 午後9時。東京のとあるマンションにて。
「 …ただいま。 」
バレーの練習で疲れた身体を引きずりながら中に入る。今は一人暮らしなのについつい挨拶をするのが癖になってしまった。玄関横のスイッチを入れる、先程まで暗かった廊下が一気に明るくなった。が、二人で住むために借りたこの部屋はやっぱり一人で使うには広すぎる。_そう苦々しいため息を零すのは来年の四月から大学三年生となる、岩泉一だった。どすどすと足音を響かせながら向かうのは黒地でお洒落なソファのあるリビング。こんな疲れている日は何もする気が起きない、そして扉を開ける。その時窓の方からふと視線を感じ振り向くと__。
「 あ、久しぶり岩ちゃん! 」
朝出てきたとき、しっかりと閉めてきたはずの窓は開け放たれカーテンがゆらゆらと風にたなびいている。そして外の柵に座り、パチパチと瞬きして自分を認識したそいつは1年前と同じようにふわり、と微笑してそう自分を迎えたいるはずのない幼馴染。__''及川徹''その人だった。
*
驚きと状況が掴めず固まっている岩泉に「 しょうがないネ。 」と呟きながら柵からひょいと降りたその幽霊は、すすすっと近づいていくと顔の前でひらひらと手を振ってみせる。
「 おーい!!折角幽霊になっても会いに来たのにサー。無視しないでよう。 」
そうしばらく呼び掛けること数分、やっと我に返った岩泉。ずささとその幽霊から距離を取ると片手にほうきを持った。じっ、と見つめる瞳には明らかに警戒の色がやどっている。
「 お前、本当に及川か? 」
この目の前の奴が幽霊だということは分かる、足がないし何しろ浮いているからだ。そして顔も、声も及川とそっくりでなにしろ事故当初着ていた服を身に付けているが、霊感はない。目に見えないものは信じないという岩泉は、頭では理解していてもやはり半信半疑だったのである。そしたら目の前の偽及川は誰だよと言う話になってしまうのだが。 少しの間が空いた後ふふふ…と不気味に幽霊が笑いゆっくりと口を開くと、
「 こんなイケメンな幽霊なんて他にいるわけないでしょー、長年一緒にいた超絶信頼関係の及川さんの事忘れちゃったの?ヤダー、岩ちゃんたらその歳にして痴呆が始まっちゃったんだねドンマーイ!」
「 あ、うん。ウ ザ川に間違いねぇな。 」
嫌味ったらしい口調で自分に突っかかってくるのはこいつしかいない、正真正銘 及川徹だと岩泉はすぐに警戒を解いた。はやれやれと首をすくめ「 やっと信じてくれたー? 」と及川。はんっと鼻で笑い飛ばせば「 男の部屋に出る物好きな幽霊なんてお前しかいないわ。 」と先程のお返しの一言。'' ちょっと、どーいう意味っ!'' と後ろでギャンギャン騒いでいるが、岩泉は気にすることなく遅い夕食の準備に取り掛かった。
うわわっ、早速誤字だわ、最後のところのやれやれの前、及川って入ります!ほんっとすいませんんん。((
※
「 ところでお前、ウチに来るまで何やってたんだよ。 」
部屋に帰る前コンビニで買ってきた唐揚げを一つほうばりながら、及川にそう問いかけた。ぐわっと大きな口を開けて待機していた事には特に触れない。
「 幽霊になったのが病院。その後お葬式を見てから思い入れのある処全部回ったよ。 」
スルーされたことに、むぅと唇を尖らせながらぶうたれていた及川だったが、岩泉が鼻先に唐揚げを近づけてやればすんすんと匂いを十分に堪能してから話し始めた。
「 自分の葬式見てたのかよ…。 なんか複雑な感じだな。 」
「 ふふ、そうでもナイよ。みんな泣いてたから申し訳なかったけど、それ以上に嬉しかったから。 」
そういうものなのだろか、生きている自分には分からない。その時ふっと意識が1年前に飛んでいた。
__「 及川徹が死んだ。 」その突然の訃報にきっと関わりのあったものは驚いていただろう。通夜には大学の友達、高校のクラスメイト、バレー部。更に自分たちの代からライバル関係にいる烏野。及川に忌み嫌われていた牛川などたくさんの人が参列した。ボロボロと涙をこぼしていた人、静かに泣いていた人、そして泣くまいと唇を噛み締めて堪えていた人。皆19歳という早すぎる死を悼んだ。何時もは粗雑に扱われていた及川だったが、やはりその存在は大きいものだったのだと遺影を眺めながらどこか他人事のように思った。 自分はまだいつものようにヘラヘラと帰ってくるのだと、コイツは死ぬはずがないのだと何処かで信じていたのだ。自分はコイツの最期を看取っていたのに。
※
「 い、わ、岩ちゃん! 」
ハッとして我に返った。目の前に心配そうな顔な及川がふよふよと浮いている。
「 わ、悪い。 」
「 ううん、大丈夫ならいいんだけど。岩ちゃんの所最後に回しちゃったから拗ねちゃったのかと思った。 」
「 はァ!?別に拗ねてねぇッ。もうとっくに成仏したと思ってたわ。 」
「 うわっ、ひっどいなッ!本当は嬉しいんでしょ?ねぇ〜ねぇ〜。 」
うっせぇと口ではそっけない返事を返すものの、こんなやり取りも1年ぶり。思わず頬が緩んでしまいそうになるバレないようにきゅっと真一文字に口を結び直す。
「 ねぇ。 」
「 なんだよ。 」
暫くたわいのない話をしていると真剣な顔で及川が問いかけてきた。こういう顔をする時は馬鹿なことか頼み事をする時だ、きっと今は後者だと判断した。
「 いやー、岩ちゃんてばやっぱりゴ…。」
「 ア? 」
「 ごめん、冗談。だから塩だけはだめだって! 」
コイツが折角何か言おうとしたのに茶化そうとする時は、よっぽど話ずらいことらしい。でも、言いかけられて止めるのは一番嫌いだ。こんな時は力尽くでも聞き出さなければいけないのだが、相手は幽霊。さっき試してみたが、どついたり、殴ったりは身体を通り抜けてしまう。ならばと近くにあった塩を掴めば、やはり及川も観念したようだ。
「 実はサ、超絶信頼関係の岩ちゃんに幽霊の及川さんからどーしてもお願いがありまして。 」
「 何だよ。 」
そう問い返すと、少し俯き気味になった及川。
「 俺が成仏できなかったのは、強い心残りがあるからなんだって。 」
「 おう。 」
この先に続く言葉なんとなくわかったような気がしたが、話の腰を折ると拗ねてしまうだろうと分かっている。コクリと頷き先を促した。
「 たぶんその原因は、突然死んじゃって産まれてから、死ぬまでたっくさんの人にお世話になったのに有難う。が言えてないからだと思う。 」
「 そうだな。 」
「 大学で一緒になった黒チャンや菅クンは、一年だけだったけどすごい楽しかったし。_マッキーやまっつんだって近畿の大学に行ったのに東京まで今もちょくちょく遊びにてくれるじゃん。澤クンも次期主将で頑張ってんでしょ?」
「 ん、てか御前そんな事まで知ってんのか。 」
「 当たり前でしょ、及川サンの力見くびっちゃだめだよ、もう! 」
黒チャン、と菅クンは元烏野の菅原孝支と、黒尾鉄郎の事だ。バレー部入部後久しぶりに再開し、黒尾と及川どうように面識がある菅原が中を取りもち仲良くなったそうなのだ。オフの日は此処に近畿の方の大学に行った花巻や松川。岩泉と同じ大学の澤村を加えて遊んでいた。
あと一レスで終わるんですけど、休憩します。←
…一徹コンビ難しい( むむ、) でもハイキューのキャラの中で特に好きなのがこの二人なんですっ。あ、一つここで訂正を入れると岩ちゃんは四月から三年生ですね。48レス目の表現だと来年から三年生です。((
切なめ系の話を書きたくて思いついたのがこの話だったんですけど、ハイキューの中で適任はきっとこの二人だと思ったんです。( 私のひいき目もありますが、 ) まぁ、これからどうなるかは所詮璃星クオリティというくらいの目で見ていただいている人は見てほしいなと。
そんな事より!ヘタリアにハマってしまいまして、今ものすごく幸せでありますッ( 敬礼 ) いつかはヘタリアも書かせていただきたいです。( 勉強してから ) リクエストなどがありましたらぜひ受け付けまーす!
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