私は世界一愛されています。
あの津波から私達家族と引換に、いえを奪われました。
家に、命を守られました。
あの日、私の命と引換に母は地震でなくなりました。
母に命を守られました。
こんなにも、私のためにして下さるのは私を愛してくださったからです。
しかし、私は世界一愛されていると同時に世界一不幸になりました。
私の大切な人の命が、私の為だけに…手の届かない遠くへ歩いていきました。
私は…家族の元へ帰りたい。
私は親から愛されない人よりももっと残酷だ。
愛されることすら
できなくなってしまった。
誰よりも不幸だと思う私は間違っていますか