主 2015-08-30 22:06:01 |
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…やべ。(こちらに向かってくるような気配に気が付き、急いで暗いところに溶け込むように隠れて
てか見てないのかメモ…(あわてふためく訪問者を眺めつつ、とりあえずすぐにこの屋敷から出ていかせるべく思考を巡らす
なんだ、これ……紙か。っつ!?
(頭から払ったものが床に落ちると、少し警戒しながら覗きこんでそれが紙だと分かると拾い上げ。
書かれた内容に目を見開くも、これで幽霊の存在が証明されたようなものだと勝手に思い込み、もう一度階段を上り始め)
(遅くなってすみません)
え、ちょっとなんだこいつ…!
(普通ではありえない現象に驚きながらもどんどん動き回る相手に眩暈がする思いで
今…6時半だな。
(近くに転がる時計で時間を確かめると壁をすり抜けて別の部屋へ移動する
(/一週間近く来ないとかじゃないかぎり大丈夫ですよ、まったりいきましょ!)
うわぁ、これ崩れたりしないかなぁ……
大丈夫かな……
(ギシギシと音のなる階段を歩いているのだが、十年以上放置されていた階段はどこかしら腐っていてジャンプでもしたら崩れそうな勢いで、しきりに足元を気にしながら階段を上って行って)
…なんであんなゆっくり歩いてんだ…。
(暗いものの特に壊れていたり汚れているようには見 え な い階段をやけにゆっくり歩いている音に不思議そうに首をかしげ
こうなったら一回だけ出てくしか…。
(普通なら多少驚かせば出て行ったはずが一向に帰る様子が見えず、いっそわかりやすくおどかしてやろうかとだるそうに思案して
ふぅ……やっと登れた。
(慎重に登っていたため無駄に時間がかかり、十分ほどで階段を登りきると、少し息を整えて。
次はどこへ行こうか左右を見回しながら考えていて)
…。
(足音が止まったことに気がつくとようやく意を決して。ぬ、と壁をすり抜けて相手の目の前に現れ、橙色の目を爛々と光らせながらじとりと睨み
…出てけ、今すぐに。
(これで無理ならどうしようもないと諦めるしかない程に精一杯のおどろおどろしい顔ではっきりと告げる
―――うっわぁ!!だ、誰!?何!?
(いきなり目の前に橙色の光が二つ現れ驚きのあまり若干のけぞった姿勢になり。それが人だと分かると更に驚きが重なったようで、おどろおどろしい相手に負けないくらい相手の耳元でで絶叫して。「な、な、な……―――」帰れと脅かしてくる相手に、何かを言いたそうに口を動かすが、下がうまく回らないのか「な」を連呼して。それでも、その位置から微動だにはせず)
うっさい…な?な がなんだよ。
(かなりの至近距離で叫ばれ無い耳が痛くなる気がして顔を力いっぱいしかめる。その後何か言いたげに な を連呼する相手に思わずそう問い返して
―――なんでこんなに早く幽霊に会えたんだろう!!
(一呼吸置いて、かなりのテンションで幽霊に向かってそう叫べば。まさか屋敷に入ってものの十分辺りで会えるとは思っておらず、こんなにも早く遭遇できたことに疑問を持ちながら嬉しさが先行して)
……はあぁっ!?
(あまりの迫力に一瞬気圧されフリーズしたものの、想定もしていなかったトンデモ発言に驚愕と困惑が入り混じった声を発して
おま、何言ってんだ。
(思わず5、6歩後ずさり相手を指差しながら
え、だって!幽霊はこそこそと隠れてるか、自分からは出てきてくれないもんだとばかり思ってたから!まさか自分から姿を現してくれるなんて、うれしいよ!
(相手の困惑気味な表情を気遣う気はないらしく、そのままのテンションのまま両手に拳を作りながら熱弁して。指差しにも応じずにキラキラとした目だけを向けていて)
(ごめんなさい、寝ますね)
こそこそって…お前みたいなのが人の家に入り込んでくるからだろうが。
(嬉しそうに語られてもどうしてよいのかわからない上に出ていく気配が全くないためめんどうになってきて
まぁ、私を見るのが目的だったんならもういいだろう?とっとと帰れ。
(もはや幽霊らしい雰囲気を作るのもやめて、げんなりとした様子で手を追い払うように払う
(遅れてしまってごめんなさい)
え、そうだったの……ごめんね。
(面倒くさそうに言う相手に、自分が勝手に家に入ってしまったから気を悪くしてしまったかもと思い、申し訳なさそうに言って。「―――――イヤだ。」幽霊らしい雰囲気ではない事を気にも留めず、出て行けとの相手の言葉に、まっすぐ相手を見ればキッパリと言って)
…分かったんなら、いい。
(さっきまでの興奮した様子とは打って変わり申し訳なさそうにうなだれる相手を見て、誤魔化そうともせずに受け入れる姿勢を好ましく感じ。いらだちをおさめてぼそりと言葉を返す
…なんだ、なにか用事でもあるのか。
(ここまで来たらつきあってやろうと心の中で開き直り、夕陽色の目を射し込むように相手へ向けて
(/一週間経ってしまうまではこうやって上げておきますのでご心配なく!!)
(今気付いたんですけど、思いっきり名前間違えていましたね。ごめんなさい)
いや……用事ってほど用事でもないんだけど……――――
(何か用事があるのかと問いかけてくる相手に、幽霊に会うという目的は達成されたはずなのに何故か帰りたくない自分が居て、なぜなのかよくわからず返答に困って)
…まさか帰り道が分からないとか言わないよな。
(しどろもどろになる相手を見て不思議そうに首を傾げると、近くにあった机になんの音もホコリも立てずにふわりと腰掛ける
…だとしても案内は出来ないからな。
泊まる気なら話は別だけど。
(念を押すように言えば手をひらりと振って眠そうにあくびを一つし、どうでも良さそうにちらりと明らかに軽装備な相手を一瞥して
(/いえいえ。なんとなくそうだろうなーとは思ってましたから大丈夫ですよー。)
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