主 2015-08-30 22:06:01 |
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あ…ごめん、怒ってるわけじゃ無いんだ。ただ…その、人の日記なんて読んだらその人に悪いだろ?だからー…まぁ、やめとこう、な。(相変わらず視線を合わせないまま歯切れの悪い言葉遣いで説得し
あ、やっぱり日記だったんだ。てことは瑠衣ちゃんはこれが誰のか知ってるの?
(あたかもその日記が他人のものであるかのように述べているが実際はどうか分からず、真意を確かめるためそれとなく疑問を投げかけ)
(/こちらこそお相手ありがとう。足りない頭で謎解き頑張ります。)
あ。(明らかにしくじったといった様子で小さく舌打ちをして、しばし迷ったあと曖昧に頷いて
…書いた奴はもういないんだ。(迷子のようにどうすれば良いのか分からない不安と焦りを滲ませる。そのまま日記帳を持っていってしまうが古いものだったからか一ページひらりと床に落ちて。幽霊は気が付かず廊下へ
それってどういう…おーい。…ん?
(これ以上聞かれたくないのか、まるで逃げるように去って行く相手に声を掛けるも、聞く耳持たずといった感じで姿を消してしまい。床に落ちた紙に気付くとそれを拾い上げ)
んー読めない。
(読んでみようとするも細い字に加え暗さで文字が見えづらく、彼女の持つランタンを求めて後を追って行き)
…。(廊下で待っていたのか出てきた相手にランタンを渡し、自分は暗がりに溶け込むように佇んでいて
《日記の切れ端》
『1/18 今日のピアノの稽古は、お父様が見にいらしていたのにあまり上手く行きませんでした。緊張すると指が回らなくなってしまいます、お父様は落胆したご様子でした。
自分の性格が好きになれません。もっと竹を割ったようにさっぱりとした、毎日失敗に怯えなくて済むような性格になりたいです。』
えっ。
(まるで自分が切れ端を拾ったことを知ってるかのようにランタンを差し出され、困惑しながらもそれを受け取り、相手に背を向けて隠れるように紙に光をあて)
うーむ…。
(見たところ女の子の日記のようだが、この繊細さと口調からして彼女の線は無さそうだ。)
さ、いこっか。
(疑問を残したまま何事もなかったように振り返ると、元の方向へ歩き始め)
…ん。(相手が紙を読んでいる間も殆ど存在感なくその場に立っており、声をかけられてからも後ろから灯りを避けるように付いてきて
次、どこいくんだ。(音も無く滑るようについてきながら、広い廊下に響かないどこか曖昧で淡い声で話しかける
…あれ、どうかした?
(相手の先程までよりもワントーン下の声色に足を止め、暗がりの中の声の方向に振り返り)
うーん、じゃあ次は瑠衣ちゃんのご両親の部屋にでも案内してもらおうかな。
(案内してもらうには先導してもらうしかなく、次の目的地を述べながらランタンを差し出して)
何も……分かった。(なぜここまで敏感にこちらの反応に気づくのだろう。ゆるりと首を振ってランタンを受け取ると次の部屋へと滑り出ていく
…なぁ、全部まとまって、解決したら、お前はどうするんだ?(前を向いて移動しながらまま問いかける。尋ねるのにもためらっているような響きがある。
…それは…その時になってみないことには分からないよ。まだ謎は深そうだしね!
(全てが解決すれば彼女がいなくなってしまうのではないか。何と無くそんな気がするも、当然そんなこと口にできるはずもなく、暗闇の中でできる限りの笑顔を作りながら曖昧な返事を返してしまい)
…そうだよな。うん、おかしなことを聞いた。(一瞬思い詰めたように目元に影を落としたものの、ふと思い直したように顔を上げて微笑み
よし、次行くぞ。(先程の妙な態度が嘘だったように強気な彼女に戻り、ランタンを振り回しながら歩いていく
ちょ、危ないよ!
(あからさまに様子が変わったことには驚いたが、良い方向に変化してくれたようで一先ず安心しつつ後からついて行き)
さて、ここだな。(キィ、と金属質な音を響かせてドアを開けるとシンプルかつ整頓された部屋があり。締め切られたカーテンを開ければちょうど月明かりが入り少し明るくなる
私自身、あまり入ったことはないんだ。(物珍しげに辺りを見回しながら少し楽しげに話して
へぇ、瑠衣ちゃんのご両親ってどんな人だったの?
(先程までとはまた違った空間の空気を感じながら部屋の中をまわりつつ、興味本位で彼女の両親について問い)
そうだな…父は厳しくて、いつも完璧な娘を求めていたな。期待に応えきれない事も多くて、色々と心苦しかった。反対に母は優しかったけど気弱でね。私がしっかりしないとって子供心に思ったものよ。(後ろ手に指を組み、窓の外で煌々と光る月を見上げながらまるで独白のように応えて
厳格なお父さんと優しいお母さん、まさに良いとこのお嬢さんって感じだね。
(ふむふむと微笑ましげな笑みを浮かべて相槌をうちつつ家族の情報を整理していき、続けざまに「他に家族は?」と問いかけて)
やめてくれよ気色悪い。(うわぁ、と声を上げながらわざとらしく肩を両腕で抱くようにして擦り
兄弟は居なかった。家事は母とたまに手伝いの人が掃除に来る位で…本当に無駄な広さだ。(うんざりしたようにため息をついて
えっ、てことは…。
(薄々勘付いてはいたが、先程の日記はやはり彼女の書いたものなのだろう。それを言おうとするも、日記はみていないティであることを思い出して言葉を切り)
てことは、瑠衣ちゃん家事とかやったこと無いんじゃ…!
(特に言う予定もなかった言葉を咄嗟に口にして)
…い、いやそんなことは無い!誰もいない日は軽い昼食を作ることくらいは出来たし、その…お菓子も作ってたからな。(バッと顔を上げると手を勢いよく振って否定して。しかし後者は明らかに似合わないことを自覚しているようでセリフはどんどん尻すぼみになり
例えばパンケーキとかー?
(意外にも意地を張る相手を健気に思いつつ、お菓子という言葉に反応して、若干にやけながらからかうように)
あぁー、なんかお腹減ってきたなぁー。
(続けてわざとらしく声をあげながらお腹をさすり)
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