青い刀 2015-08-30 09:12:16 |
通報 |
ああ、お前に介抱してもらわないくらいにしとくよ。
( 一緒に飲む時は お前のほうが先に酔うんだけどな、なんて心の中で呟いてみるも口元を緩めて笑う相手にこちらも目を細めながら笑みで返し。「お前のたまにだけど、柔らかく笑う顔。結構好きだわ…俺。」なんて冗談ぽく述べるとちらり、と相手の様子伺い。 )
では、湯呑を片付けてくる。
(立ち上がり二人分の湯呑を持って台所へ向かおうとしたが相手の好き、と言う言葉に勢い良く振り返り。顔を真っ赤にして「す、すき、とは…」持っていた湯呑を取り落としそうになり)
ちょ…、動揺しすぎだろ。
( くすっ、と口に手を当てれば笑い出して。相手がこんな失敗をするなど珍しい、しかも自分が発した言葉に。もしかしたら同じ気持ちなのかもしんねェなんて感じながら「 ああ、せっかくいい顔してんのにいつも、仏頂面はもったいねェぞ。」と好き、ということには触れず。例えそうだとしてもこの想いは墓場まで持っていくつもりで。 )
突然大きな声やそのようなことを言われては…当然だ。
…その、好いている奴の前では、一応ながら感情くらいは出しているつもりだ。
(そいつ前でだけ、と相手をちらっと見ながら慌てて湯呑を片付けそそくさとその場を出ていってしまい。一足先に自室へ戻り先程の態度で相手に気持ちが知れてはいないかと襟巻きをぎゅっとにぎり目をつぶってあたまをふるふると振り考えを払拭して)
マジ…か。
( 好いている奴の前だけで、そういう彼の顔は自分の勘違いでなければ、赤く染まっていたような気がして。ぽつん、と取り残された部屋の中で静かにそう呟き。多分ここで気づかなかった振りをすれば彼はきっと何も言わないだろう。どうしたものか、なんて考えていると此方に向かってくる足音。ひょっこりと顔を出すと。「 斎藤、さっきの言葉はそういう意味で受け取っていいのか? 」そう問いかけ。 )
そ、そういう…こと…などではっ!
(一瞬肯定してしまおうかとも思ったがやはりそれも癪に触るためぶんぶんと頭を振っては必死に否定して。言いすぎただろうか、と相手の顔色を伺うように見上げれば「嫌いではない。」すぐに目をそらして)
なぁ、斎藤。今から俺の言うこと最後まで聞いてほしい。
( 目をそらす相手に、先程墓場まで持っていく決意はどこえやら我慢がきかなくなって。唐突に相手に切り出し。でも嫌だと言ってもやめるつもりなんてないが。たぶん今ここでいうのが最後の機会だろう。言わなきゃ男じゃねぇ、そう腹をくくりふぅ、と溜息つくと「 俺はお前の事が好きだ。仲間としてじゃないほうのな、ずっと前からそう思ってたんだぜ。」と静かに切りだして。 )
なんだ改まって。死ぬつもりでもあるのか?
(冗談ぽく返してはみたがお前は俺のことが好きなのかとでも問われると思い手は震えていて。一応聞こうと相手に向き直れば出てきた言葉に絶句して「…は?」とかろうじて返し次第に赤くなっていく頬と耳を隠さなくてはと襟巻で顔を半分隠し)
こんなご時世だし、…そもそも男同士だ。 引かれてもしょうがねぇって思う。
( ほら、またそういう顔をする。己に話す時の声が、表情が他の奴とは違うからついつい期待して自惚れてしまう。ははっ、と乾いた笑いをうかべながら上記。「 でも、…それでも好きだ。そんなの関係ねェって思うくらいに。 」強く相手を見据えて。取り敢えず伝えたい事は伝えられたと思う。 「 さぁ、酒でも飲むか。 」と何時もの調子に戻れば。 )
聞き捨てならんな。
…俺は引いたつもりは無い。こ、これでも喜んでいるつもりだ。
(猪口に酒を注ぐが動揺をかくせずにこぼしてしまい。それを拭きながらもにやけてしまうのを必死に抑えて上記述べ「誰かに言えと言われたとかではなく…?」また総司あたりの差し金ではないかと不安になり)
…オイオイ、大丈夫かよ。へぇ、__そりゃ嬉しいわ。
( 満更でもない表情と態度を見る限り、やっぱり思い込みじゃなかったんだと一息つき。近くにあった台拭きで畳にこぼれた酒を拭き取りながら、上記を述べれば相手の不安そうな声。まだ彼には己の気持ちが信じられないのだろう。ゆっくりと相手を抱きしめると「 お前に言うのも、ましてやこーするのも結構緊張してるんだけどな。まだ信じられないならもっと言ってやるけど。」と意地悪く口角あげ。 )
ああ、すまない…っおい?!
(またやってしまった、と申し訳なさそうな顔をして。こいつにはいつも助けられてばかりだ。少しは器用に生きなくてどうする、と自分に言い聞かせていると突然柔らかく包み込まれすぐ近くで心音を感じる。抱きしめられたのだとわかれば「もういい。…あんたがおなごにもてる意味がわかった。」もはや自分のものか相手のものか分からない心音にふと耳を塞ぎ)
そーじゃなくてよォ、斎藤の答え聞かせて欲しいんだけど。
( はぐらかされたのだろうか、それとも本気なのだろうかぴくり、と相手の言葉にふるふると首を振りながら上記。耳を塞ぐ相手に、恋色沙汰に疎そうな上にいきなりだきしめてちょっと飛ばしすぎたかと抱きしめる手を緩めて。今はもう真っ暗な闇夜だから誰もここを通りかかることはないだろう。優しい眼差しで見つめれば「 お前の口から、お前の気持ちが聞きたいんだ。」と問いながらくしゃりと頭撫で。 )
お、俺は…
あんたの思っている何十倍も…あんたのことが好きだ。
(やっと解放してもらえたかと思えばちゃんと答えを出せと言う相手に今日くらいは素直にならなくては一生伝わらないと思ったことをそのまま述べて。頭の上に落ちてきた自分のそれより幾分か大きな手に何故か安堵のため息を漏らして「ずっと…言おうか迷っていたことだ。」嬉しさやら驚きやらで泣き崩れそうになるのをぐっとこらえて)
…おう、俺もお前が好きだよ。
( 相手の言葉一つ一つから真剣に自分と向き合っているという事がわかる、そして同時に真面目なコイツらしいゆるりと口角あげ言葉を返し。迷っていた、と言う言葉に気持ちを自覚した時から悩んでたんだろうなと眉尻下げ。何か泣いてしまいそうな彼に「 斎藤泣いてもいいんだぜ、無理する事はねぇよ。」と撫でていた頭をぐっ、と引き寄せ肩口に押し付けるとそう告げて。 )
っ…あんたはずるい。いつもそうだ。
(引き寄せられ、真上からの声に一瞬気が緩んでしまいそうになり「あんたは…俺に甘いな。」少しだけ泣いてみるのもいいか、などと考えたがやはりここで泣くのも迷惑だろうと振り切って顔を上げては相手の頬をすっと触ってみて気を取り直して酒を飲もうと猪口を手渡し)
ははっ…俺はおめーの方がズリィと思うけどな。
( ぽんぽんと相手の背中を叩きながら、そうゆっくりと上記を述べて。相手の暖かさを感じながら首を横に振り、「俺は好きな奴は、ドロドロに甘やかしてやりてーの。」と本心を告げて普段中々顔に出さないお前だからこそと内心で付け足し。頬をするりと撫でながら離れていく相手。少し残念そうにしながらも猪口渡されるとにっこり、と笑って「 じゃあ、今日は付き合いだした記念にとことん飲むか!」と答え。 )
(/ この後の展開どーいたしましょうか? )
なにゆえ…
(なにかずるいことをしただろうか、相手は余裕綽々と自分と向き合っているはずなのに。きょとんと相手を見て述べ。「甘やかされた試しがない。…すこし、気はずかしいな。」いつものように無表情でさらっと。その後に続く「付き合い出した記念」という言葉に思わず酒をこぼしそうになり急いで口へ運び)
(/この後は…左之さんが先に寝てしまって説教を聞いてもらえなくなった一君を覚醒させようかと。お互い酔っている設定なので普段は出来ないような悪戯を仕掛けると思われます気をつけて下さい!←)
トピック検索 |