フランシス・ボヌフォワ 2015-08-26 01:08:10 |
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……アーサー!………なんで、…あんなに……。(悪態を付く相手にいつものようにいやおまえちょっとよく見ろよ滅茶苦茶美しいだろ、なんて返そうとするもひょっとしたら小さい頃を除けばはじめて見たのでは、と言えるほどの溜まった涙の量に思考が働かなくなってどうしてやればいいかも解らぬまま拭ってやりたいと思うも触れることさえ出来ずに部屋から駆け出してしまう相手に動揺を隠せずにそう呟くも早く探してやらないとと廊下に出て追い掛けるも途中で見失いそれでも諦められる訳もなく片っ端から付近の部屋の扉を開けていって相手を探し始め)
…っく、ひっ、…(しゃくりあげながら必死に涙を拭うも次から次へと溢れ出てくる涙に拭うことも止めて鼻を啜り落ち着こうと息を吸えば歪む視線の先によく知る妖精の顔がある事に気付けば「ぴくしー…はは、どうしたんだよ…ああ、あのさ、」なんて手のひらに乗せながら眉を下げては先程まであった話をぽつりぽつりと話し始めて。話している間にも気になるのは部屋へ置いてきた相手のことであんなキスをされても嫌だと感じなかった自分に驚いて相手を突っぱねてしまった事に罪悪感を感じて手にピクシーがいるにも関わらず再び顔を膝へ)
アーサー!…駄目だ、地下にも居なかったしな……あと居るとしたら…庭か、でも庭ったって広いしどこに……あっ!居た…しかたねえ、……アーサー!(広い屋敷にはとても似つかわしくないけたたましい音を立てて廊下を駆け、三階の書庫まで来ては一向に居る気配はなくこんなことをしている間にも落ちる涙の量は増えるだけだ、泣かしてしまった理由は解らないけど止めてやらなくちゃと最後に思い当たる場を探ろうと窓から庭を覗くと多少手の辺りに何か持っているのだろうか、と不自然な様子だったが間違いなく踞っている姿の相手が見えこのまま律儀に玄関から出たら入れ違いになるかもしれないし時間を経過させてしまうと高さも気にせずに窓から飛び降りて)
はっ…、ふらんしす…?(名前を呼ばれた気がすればびくりと肩を揺らし聞こえた方へ顔を向ければ高い所から飛び降りる相手に目を見開いてどうしてここがバレたのかと考えて相手が飛び降りた階を見れば納得しては目元に溜まった涙を腕で乱暴に拭えば手のひらにいたピクシーに「あいつが来ちまうから、ほら」と逃げる様に言えば大きく息を吸って気持ちを落ち着かせ相手が来ても悪態が付けれるようにと深呼吸を繰り返して)
――っ、あだっ!…痛ぇ……久し振りすぎて下手くそになったな……じゃなくて。アーサー!お前大丈夫か!(人間が飛び降りるにはいささか高過ぎるそこから落ちる浮遊感に体を持っていかれそうになりながら窓から他の使用人たちが見ていないことを祈りつつ無事に着地するためにばさりと背から黒い翼を広げその空気抵抗を利用するようにして難なく着地――まではいかずかなり久し振りに飛んだためか庭の木に寄ってしまいあ、と思ったときには遅く木の枝に掛かりながらどしゃりと腰から地面に落ちるも種族ゆえか性格ゆえか案外タフに立ち上がり頭に乗せた葉を払いながら腰を擦って立ち上がると相手のそばまで駆け寄って)
俺は平気だけど…お前こそ着地ミスったようだが、大丈夫なのか…?(己の心配よりもこちらの心配を優先してくる辺りこいつらしいなと心の中で思いながらも声を掛けては「別に探さなくても良かったんだぞ」なんて顔を俯かせながらぽつりと呟いて座ったままでいる為指先で土に触れながら相手の方を見るのは気まずいのか見ようとはせずに。きっとこんな自分に相手も呆れるだろうなとマイナスに考えては首を横に振り)
お、俺は平気だから…つか今の忘れてくれると嬉しい…ってこんなんはどうでもよくて。心配だから探しに来たんだ、部屋に戻ろう?クグロフ、食うだろ。(着地を失敗したことを指摘されてはうん、まあばっちり見られたかと醜態を晒したことを恥ずかしく思い目を反らしながら言うも相手の様子に目線を合わせるように自分もしゃがみこんでそう言葉を掛ければ「…やな思い、させて悪かった。軽率な事しないって約束する。……戻ろう。」なんて相手の様子を伺いながら首を傾げて尋ねて)
…、今のら忘れといてやる。…ん、戻る。プチフールもそのままだからな(ケーキをそのままにしている事を思い出せば目線をわざわざ合わせる相手にこくりと頷けば鼻をすすってこちらの様子を伺うような相手の言葉になんて返してやろうかとと考えては「俺、あれ初めてだったんだからな…クソ髭」と立ち上がってはズボンの土をパンパンと払ってから「どう責任とるつもりだよ」なんて問い掛けて)
う、うん…なるべく思い出すなよ…。…うん、お前に食べてほしくて作ったからな。見付かって良かった…、行こう。(鼻をすすりながらも相手の涙が止まったことにも頷いてくれたことにもほっとして柔和に笑みを見せながら自分もゆっくりと立ち上がり隣に立つと問われた言葉に内心では初めてって事は俺だけだったのか、なんてどこか自分勝手にも嬉しさ覚えつつも「貴重な物頂いちゃったからなあ、お前が望むなら何でもするし……どのみち責任の前に、最初から一生お前に付き添う津守だけどさ」なんて微笑んでみせて)
思い出さねえよ、……悪かったな、いきなり飛び出して、(視線を下に落としてもごもごと口を動かし乍謝罪を小声で述べ、微笑む相手に目をぱちくりさせれば「ああ、そうだったな…責任云々の前の話だな。でもまあ、責任は取ってもらおうか」と肩を竦め乍1つ息を吐けば「ほら行くぞ」なんて相手を待たずに一人先行こうと足を元来た道へと向けながら自分が相手に抱く感情には気付かず)
良かった…カッコ悪いとこばっか見せらんないからな。…別に大丈夫だっての、驚かしちまったのは俺の方なんだし。ただ無事で良かったよ、どこにいるかわかんないのに怪我でもしてたらってさ。(笑みを絶やさぬままゆるゆると首を左右に振って俺も悪かった、と呟けばでもこうしてまたちゃんと普通に顔を合わせて話が出来たことにもほっとしており、相手の言葉に対し「そうしたくって俺はここにいるんだもの、…ふふ。どんな灸を据えられちゃうかなあ」ただ嬉しさでいっぱいなためそんなことを明るく宣うと待てってば、なんて相手の後ろをついていき)
んなカッコつけてどうすんだよ、あれか他の使用人にモテたいのか?そこまで餓鬼じゃねえよばかぁ!どうせ、此処から出ねえんだし。(からかう様に上記を告げればふう、と息を吐きつつ相手の呟きに気にすんなよ、と。笑みを絶やさず普通に接してくれる相手に目を細めてはふ、と笑みを浮かべ歩きながら後ろからの声には答えず「きついお灸を据えてやる」なんて言いながら自分の部屋へと足を運び、部屋に着くなり机へ行けば椅子に腰掛け)
?何言ってんだよ、他の子達に見せらんないなんて言ってないだろ?お兄さんカッコつけなくてもそもそもモテるし、な。…ふふ…はいはい、…本当可愛いなお前。…そうかもしんないけど…それでもお前が泣いてると、なあ…。(きょとん、とした表情で相手の言葉に首をかしげては気にするな、と自分が誤った行動をしたにも関わらずそう優しい言葉をくれる相手にありがと、と感謝しつつ続く台詞にわあー、なんて声を漏らせば「精々覚悟させていただきます」とくすくすと笑み、相手が腰かけた椅子の前で使用人のそれらしくしゃんと立ち)
うわ、マジでそれ本気で言ってるのか……?自分で言わねえだろそういうの、普通は。俺が泣いてたら、なんだよ?(首を傾げ乍続きを催促しては相手の言葉を一部スルーしてケーキスタンドに並ぶプチフールを見れば先ずはどれから食べようかなんて考えながらしゃんと立つ相手に目線をやればこうしてりゃ全然吸血鬼には見えねえんだよな、と内心思いながら「紅茶、」と一言だけ言えばカップ差し出して)
失礼な、本当の事ですー。他の使用人なんかにカッコ悪いとこ見られたって構いやしないし手出しもしないし、丁重に丁重にお断りしてるの。……駄目なんだよ、とにかく。お前が泣いてると。お前が、泣いてるのはだめなんだ。(暫し言葉を迷うように目を泳がせて考え込むと自分でも相手が泣いてると知ったら他のことや冷静な判断が頭から全部抜け落ちて相手の涙を止めることが最優先事項になって他はどうでもよくなった理由を明確に答えられる気がせずに説明になどまったくもってなってないが破綻した言い方ながらも断言してしまえば相手がケーキを選ぶ姿にどれが一番のお好みかしら、なんて楽しそうに眺めていては「はぁい、主人様」なんて台車に乗っているポットをカップへと傾けて注ぎ)
――…ふうん、知らなかった…おい理由になってねえんだけど、それ。(丁寧にお断りしている、と聞けば意外そうにしては己が泣いているのはダメ、としか言わない相手に訝しげな目線を送りつつもそんなに泣かれたくないのかなんて思えば注がれた紅茶に口を付けながら沢山のプチフールに頭を悩ませ乍近くにあったプチフールを取れば「うまそう、」と小さく呟いてから料理の腕もなかなかな腕前の相手に目を細めてはそれを口に入れて)
………うん、やっぱりお前可愛いわ。…とは言っても、なあ…俺自身何でかなんてきちんと説明出来ねえよ。でも冷静に考えられる今でもあれが間違いだったとは思わないんだよな。(かなり引っ掻き回した言い回しをした自覚はあれどカッコ悪い所を見せたくないと呟いたのも相手の前で誰にも手出ししない中で相手にキスをしてしまった事実に気付かぬ相手を鈍く思う反面で本当に疎いからこそ純粋に感情を見せてくれる節もあると思うと憎めずにいては相手の言葉はもっともだが理由など浮かばないと首を捻りながら言うと料理好きには堪らない一言に満悦とした様子で綻び紅茶も菓子もうまそうに食べるなあ、なんて嬉しいのか見つめていて)
なっ、可愛くねえよばかあ!、間違ってない、か。別にほっておいてくれても良かったんだぜ?(頬を赤くしながらむすっと。理由を聞くのをやめて首傾げ上記を告げれば美味しそうにプチフールをもぐもぐと食べて行けば見つめられている事に気付くなり「食べるか?」なんて特に何も思わず食べ掛けを差し出しては首を傾げ)
そー怒んなって、折角の可愛いお顔が台無しよ?…でもさ、仮にほっといたらまだ泣いてたかもしんねえじゃんか。それは嫌だ(相手の表情にによによと笑みを浮かべながらからかってみせるとはっきりとした理由を言葉には出来ないがそうしっかりと首を横に振ると相手の言葉や差し出されたそれに一瞬きょとんとするもそのまま飲み込めるにつれえ、あ、いや、なんて狼狽えた様子見せつつも間を置いてから「ん、」と頷けば手で受け取らずにそのまま口でぱくりと口に含み)
うるせえ!クソ髭!俺は可愛くねえよっ!……、そんなに嫌なのかよ泣かれるの(べしっと相手の背中を思い切り叩き乍むすり。しっかりと首を振る相手にまあ泣かれたら面倒くせえもんな、なんて内心思うなり目を細めては狼狽える相手に不思議そうな顔を向けながら特に気にした様子もなく他のプチフールに手を伸ばしそれを美味しそうに咀嚼してやっぱうめえ、なんて小声で呟き)
いだっ、すーぐムキになっちゃってもう。そういうとこ可愛いって言ってんだよ。…それが独りぼっちで泣くような、だと余計な。気になるし心配になる。(背を叩かれつつも相手の反応が面白くてけたけたと笑みを響かせてまたおちょくるようなことを宣うと考え込むようなしぐさをしてそばにいてやりたい、と言おうとするもうまく伝わる気がせず断念し。自分もうん、と頷きながら口に含んだケーキの甘い香りを味わいながらもくもくと咀嚼し飲み込むと聞こえた呟きにも相手の食べかけにも俺、本当に大丈夫なんだろうかとはふとため息こぼし)
おちょくってんなよ、クソ髭!こっから追い出してやってもいいんだからな!?…泣き顔なんてダサくて見せれねえだろーが…(からかう相手にイライラしつつ力一杯叩けば序だと言うようにグーで背中を殴って眉間に皺を寄せたままふん、と顔を逸らしみせられないといいつつも目の前の相手には既に見られている為説得力は無く。クグロフが欲しくなったのかため息を吐く相手に首を傾げるも「クグロフ、」と指さしては相手の悩みなど知らぬ顔で)
べっつに本当にそう思って言ってるんだしそんなことで追い出すなよお兄さん寂いっだぁあっ!!痛いよ!恥ずかしすぎちゃったの!?照れ隠しなの!?……見せろ、って訳じゃなくて…泣くようなこと一人で抱えてるのが、辛そうで、何て言うか…。(あくまでも調子づいての口調のままで言いたいらしくまた余計なことを言おうと口を開くが強さの増してきたひっぱたき方と続くパンチに思わず軽く退けぞって背中を擦りながら馬鹿げたことを宣えば自分の前で泣けとか、一人で抱え込むなだとかありふれた台詞を吐きたいわけではなくただただそんな泣くような理由を消してやりたいと願うのだが首を捻り「なんか自分で言っててわけわかんないかもな」なんてぷは、と眉下げて笑めば次の菓子を指示する様子がどうしても甘えた猫のようにしか見えずはいはい、なんて微笑みながらすでに大まかに切り分けられデコレーションされたそれを小皿に移し変えてはフォーク添えて相手の前に出し)
うるせえ!黙れ!思ってても言うなよなばかぁ!お前なんか仕事中転けてしまえ!照れ隠しな理由あるか!……あれか、つまりその泣く理由を分けろ、みたいな?(照れ隠しかと言われれば顔をカッと赤くしながら否定の言葉と罵る言葉を紡ぎ乍仰け反る相手の背中を未だ殴り続けては不機嫌そうに唇尖らせ、首を傾げながら前記を呟いては「ま、もう暫くは泣く事なんてねーよ」なんて困った様に笑う相手を見ながら目を細めて相変わらず準備の良い使用人に驚きで目を僅かに見開き乍受け取ればそれを一口サイズにフォークで切り取ればパクリと食べ口の中に広がる味に再び口元を緩めて)
だって本当にお前のことが可愛いんだもん!っつーかなにその謎の呪い!照れ隠しじゃなきゃ褒められて殴るわけないだろっ。……難しいな、半分当たりって感じだ。もっと言うと…最初から泣く事もなければ、あるならその理由を丸ごととっぱらっちまえば…って。そんな感じだ。(否定しながらも顔の色がみるみる真っ赤に染め上がっていく様子に恥ずかしいくせに、なんて内心で思いながら背を叩いてくる手をなんとか止めるために取ろうとしては「本当に?…泣かなきゃ良いって無理に我慢しても逆効果なんだぞ?」なんて釘を刺すかのような物言いで首を傾げながら問えば目を見開かせたり笑みを浮かべたり表情を感情の通りに変えていく相手が面白くて眺めていれば今おいしいって顔した?なんて言ってみて)
っ、う、うるせえ!第一男に可愛いとか言ってんじゃねえぞ!!…嗚呼、なるほどな 。そういう事か(顔を真っ赤にし乍噛み付くように反抗的な態度を取り相手の背中を殴る手をすんなりと捕らえらてしまえばむっすり不機嫌顔で「つまり、無理すんなって話なんだろ?」なんて首を傾げて問い掛けては違うか?と見つめていれば相手の言葉にぎくりと肩を揺らして視線を彷徨かせ乍そんな顔してねえ、なんて否定してみるも頬は図星のせいで赤くなり)
お兄さん男女差別はしませーん。大体、お前が可愛くて仕方無いって思ってなかったら俺だってここまで近くに居ないっての。根本的に悲しませたくないってのが一番、悲しいなら迅速にそれを消したいってのが二番…うん、そんな感じ。(捕まえた手のひらが乱暴を働かないように握るようにして掴んだままガキの頃からずっと可愛くて仕方無かったんだしさ、なんて続けては相手とは対照的に笑み溢し「大体そんなかんじ。……反対に俺が無理しててもお前はあんなに気にかけてくれたし」なんて呟くと嬉しそうに瞳細め。すっかり赤くなってしまった頬に愛おしいと感じればまっかっかのくせに。ほんと嬉しいね、お夕飯も今日はコック任せにせず俺が作っちゃおうかな、なんて幸せそうにして)
はあ!?それ、俺が可愛くなかったらこんなに近くにいたくねえってか!?あ?、…お前はそういうけど、迷惑、じゃないのか?面倒くせえ、だろ(手を握られれば殴ろうにも殴れず続いた言葉に目を見開けば視線を彷徨かせ耳まで赤くすれば、あ、だのう、だの呟いて相手の方をちらちらと様子を伺うかのように見やりつつ「べ、つに、あんなお前見てられなかったからなんだからな、俺の為なんだからな!」なんて顔を逸らしながらたまにはそれもいいかもな、頷きつつ相手の呟きに同意しては食べてみてえし、と続けて)
は!?いやなんでそうなるわけお前…そうじゃないよ、そもそも俺がお前のことが可愛くて仕方ないって事が…なんていうか……ああもう。仕事でよりもお前のことが大事で可愛くて近くに居たくて居るって意味だよ、…おこちゃまなんだから。……なんで?お前が悲しくて悲しくて仕方なくて泣いてる方がつらいよ(相手に殴られることを牽制してやったとはいえまったくもってそんなつもりじゃない言葉に驚いて振り替えるとまさか直接自分の気持ちをここで不用意に伝えるわけにもいかずにそれでも誤解は嫌で必死にそう言うも気恥ずかしさやらなにやらで鈍感、という言葉をおこちゃま、に変えて言えば不思議そうに首を傾げながら笑ってくれた方がいいと断言し、さもあからさまに狼狽える相手にクスクス笑いながらも「お前のため、ねえ…大事にしてくれて嬉しいよ、…それとおんなじきもちだから無理すんなよ。俺も。」と落ち着いた声で返すとまさか夕飯について同意が出されるとは思ってなかったのか相手に食べてもらえる!と目を輝かせては本当か!?なんて嬉しそうに聞き返せばすぐさま何が食べたい?俺、なんでも作ってやるよ。なんてはにかんで)
…は。え、どう意味だ、それ。てか、仕事優先しろよばーか、!…お前ってホント俺のこと心配し過ぎだろ(相手が述べた言葉に頭が追いつかずクエスチョンマークを、幾つか浮かばせながら理解しようと思うも相手の考えが分からず不思議そうな顔をし乍最後の言葉は敢えてスルーしてやりつつ狼狽えながら「うるせーばーか!大事になんかしてない!」なんて頬を赤くしながら顔を背けては何が食べたいかと問われればうーん、と悩めばお前の得意料理、なんて答えて)
いや、…だ、だから。お前に付き従う仕事、してるのも使用人って職に就きたいとか仕方なくとかじゃ、なくて……あ、あとはもう自分で考えろよ。ホントにちび扱いしちまうぞ。……自分にとって大事なら人であれ物であれ過保護にもなるんだよ。(誤解はされたくない故に細かな説明をしたいものの反面で自分の感情をばれるだけの行動はもうやらかしてしまったが気付いていないのなら気付いて欲しくなくて必死にごまかそうとするたびよく解らない説明ばかりになるも無理にそう終結させてしまえばまるで、というかそうなのかもしれないが照れ隠しする様子に「お前がそのつもりでなくとも大切にしてもらえたし感謝してるんだっつの。…ホントに、お兄さん嬉しかったぞ?」なんて相手の顔を覗き込もうと試みてはそのまま呟かれた台詞に嬉々として得意料理か…基本色々作れちゃうけど、そしたらメインの肉料理は豪華にしてみようか。もちろんデザートも。なんて頭の中でメニューを思い浮かべては今日は二人で晩餐会だな、なんて続け)
俺だからつきたい、とかか?わけわかんねえ……もう少しわかり易く説明しろよバカ。後子供扱いしたら鳩尾な。……大事な人、なのか?(相手の言葉を理解しようと頑張ってみれば上記をぽつりと。相手の考えていることは分からず、首を傾げるだけで頬を赤くしながら「う、そうかよ 」なんて視線を彷徨かせつつ相手の言葉に目を輝かせればそれも悪くない、と頷き)
……たぶんそんな感じ。み、みなまで言う話じゃないだろ。本当、天然なんだか鈍感なんだか…。急所狙わないの、てかお前を子供みたいに甘やかせるのはいちお特権じゃない?…そうだよ、大事だ……って言ったら顔真っ赤にして恥ずかしくなっちゃうくせになーにを訊いてんだよお前は。(分かりやすく、と言われそれができたら苦労はしないんだよなあなんて思いながらも頷いて見せれば訊ねられた言葉に返答するも気恥ずかしさを払うように続け、続いた台詞にうん、だからずっと覚えておくよ。と微笑めば晩餐についてじゃあ楽しみにしてて、と呟くとぽふと相手の頭を撫で)
ふうん、?俺は鈍感でも天然でもねえよばーか。は、何が特権だよ、ふざけんなクソ髭。俺はもう大人だし、子供扱いされる歳じゃねえよ。う、うるせえ!赤くなったり恥ずかしくなったりしねえよ!(相手の言葉に返しつつどちらでもないと否定しつつ相手との歳の差はあるけれどそこまで子供扱いされる歳ではない、と眉間に皺寄せれば己の頬を隠すかのように手で覆いつつ。撫でられればその手を払い落としながらおう、楽しみにしといてやる。なんて口角を上げれば残りのプチフールやらクグロフを口の中へ入れ咀嚼をして)
そりゃお前に自覚がないだけだ…まあ、敵が増えなさそうだからそんまんまでいいけど…逆に心配になったり…。残念だけどいつまで経とうが俺はお前のことからかいながら甘やかし続けるからね、生き甲斐だもん。ホントかよ、いつもすぐ照れてかーわいい色の顔してたような気がするんだけどな?(自分からあれこれされていながらも何も気付かない相手が言うには納得出来ず誰かに惚れたりしないなら、いやでも騙されたりとか、なんて思案してから年齢がどうこうじゃなくお前が可愛いから甘やかし続けるんだと首を横に緩やかに振れば顔を隠す相手にわざと覗き込むようなそぶりをしてみたりして。手を払う悪態を付きつつも笑みを浮かべる相手に満足そうに食べる様子見つめては「そしたらもう少ししたら支度してくるよ」と告げながら微笑み)
はあ?自覚がないって、天然でも何でもねえからする必要性がねえと思うんだが?やめろよ、んなの生き甲斐にすんじゃねえよ。あまやかされっぱなしも嫌になるぞ…。んなのなってねえよばかぁ!お前の気のせいだろ、妄想!(自覚も何も自分は天然も鈍感でもないのだからする必要がない、なんて訝しげに相手を見ながらそう告ながら生き甲斐、と言われれば首を横に振るなりそんなもん生き甲斐にするか普通、と小さく呟きつつ顔を覗かれそうになれば相手の顔を掴んで自分から引き離し。頷きながら最後のプチフールを口に含めば咀嚼して飲み込めばご馳走様、と手を合わせてからまた作れ、なんて小声で)
いや、十分に天然混じってるってお前は……なら、なんで俺がお前が相手だから仕えてるかお分かりかしら?だって一番面白いんだもん、…そう?ならたまには俺もお前のこと……ほっとけるかなあ。なってたって、でもからかったり笑ったりしないのな。(あくまでも自分自身がそれを知らないだけだと答えてはそう訊ねてみたりして、暫し考え込むように間を置いては嫌だと言われるならしつこくし過ぎてもよくないしうんざりされてしまうかもと思えばたまにはそっとしとこうと思うもそうする自信がないらしく唸れば引き離さんとする手にやーん、乱暴ー。なに、隠すほど恥ずかしい?なんて軽口を叩くものの続いた行動と台詞にふっと表情を柔らかく緩ませてはもちろん、いつだって幾らだって作るよ。と嬉しそうに答え)
は、だから天然じゃねえって言ってんだろばかぁ!なんでって……幼馴染みだからだろ?、面白がるな!こっちは面白くとも何ともねーよ、ほっとけるだろ。…は、からかったり笑ったりしてる、だろ…?(相手が自分に仕える理由、そんな分かりきったことを、なんて思いつつきょとんと首を横にし乍そう告げれば違うのか?と見上げては何やら難しそうな顔をする相手にどれだけ自分は子供扱いされるのだろうなんて、思いつつ。次の言葉にえ、と唖然とした顔をすればいやいや、何度かしただろうなんて思い乍記憶を探るも確に笑ったりからかったりとそんな事をしている記憶はなく。相手の顔を離し軽口を叩く相手に舌打ちをしながら嬉しそうに答える相手に楽しみにしてる、とだけ伝えれば紅茶を飲んで)
……天然じゃん。はずれ、結構惜しいけどさ…それだけで一生は中々捧げないって。でも廊下とかでばったり会っといて挨拶だけでスルーする俺とかどうよ?…俺はだいぶ寂しいよ…うっとうしがられるよかましだけど…。…お前のことが大事だって言ったことには、しなかったろ?(複雑そうに不正解を告げるももちろん今までのように正解を告げるつもりはなく、むしろ言った所で伝わらないのではなんて考えれば目の前に相手が居てからかいも甘やかしもできない生活なんてと葛藤しつつもそう無理に納得しようとしてからその話題に対してのからかいやつっこみのなさが嬉しくて軽くはにかみながら言えばそれなら普通に素直に一番にお前のことが大切なんだと言えばよかったと少しだけ後悔したりしては舌打ちに聞こえないふりをしてからうん、ありがと。俺も楽しみだよ。なんて幸せそうに呟き)
だから違うって…、え、幼馴染みだからじゃないのか…?ずっとそうだと思ってたんだが、違ったのか…。…あ、何かそれはムカつくな…って、事は、俺はお前の甘やかしを受けないといけないのか…。しなかった、な(答えが違うとわかれば目を見開いてはこいつが俺に仕える理由を再び考える為に首を捻り挨拶だけの相手を想像すれば何故かムカムカするなりハッとしたように上記を述べればなぜムカムカしたのだろうかと首を傾げて。こく、と頷きながら再度告げられる大切という言葉に、少なからず頬を赤くしながら俯いて幸せそうな相手にそうか、と目を細め、)
…まあ最初はそうだったし…かなり近いけど…今は他にもっと大きな別の理由が有るんだよ。はは、どっちにせよお前にとってはマイナスとマイナスの選択だったか。まあでもお前からもちょっかい掛けて来るようになるかも?………安心した。否定しないんだなって。(どう言葉にすれば伝わるか、そしてすべて伝わらないように伝えられるかと模索しながら言葉を選べば自分もそう言いながらも淡々と普通に使用人として最低限必要な関わりしか持たぬ自分など想像もできないくらいで苦笑い浮かべてはムカつく、という言葉に愛想が悪いって意味かななんて思案したりして。拒まれなかったことにひどく安堵しているのかそんなことを表情緩めながら宣えばお前も楽しみ?なんて首かしげ)
大きな別の理由って、何だよ、?俺には言えねえのか?…マイナスとマイナスの選択肢だな。って、ちょっかい掛けて欲しいのか俺に。んん、否定しないっていうか…なんていうか、(別の理由、などと言われてしまえば気になるのが人と言うもので、答えてはくれないだろうが聞いてみる価値はあるだろうなんて思い乍首を傾げては他の関わりを持ってこそ使用人ではないのか、と個人的な考えでそう思っていればそんな奴がいたら即追い出しているな、と薄く笑って素直に嬉しいとは言えず素っ気ない態度を取りながらも頬は赤く聞かれれば少し考えた後こくん、と頷いて)
お前には言えないって訳じゃなくて…そいつを今言うにはまだ準備が足りてないと言うかさ。でも絶対伝えるつもりだから安心しろよ。掛けてほしい、っつーか見たいかも。お前から構ってくるの。…ん?なあに、坊っちゃん。気になるんだけど。(その本当の理由を相手に伝えるには今はまだ場面も準備も足りていないと考えては待っていて欲しいと伝え、そのままちょっかいをかけられたいたいのとは少し違うような気がするも相手から構われるのは嬉しいのでそう言ってみれば普段通りそっけない態度を取りながらも頷いてくれるしぐさや行動が嬉しくも愛おしくてふにゃりと表情を柔らかくさせてはそっか、なんて答えてからお皿下げるな、なんて台車に片付けて)
…分かった、じゃあその時が来たら絶対教えろよ。気ままに待っといてやる。絶対忘れんなよ?、は、物好き過ぎんだろ…見たいとか。…まあ、たまになら掛けてやってもいいけどな。うっせ、何でもねえよ(やはり答えてはくれなかったか、なんて思いつつも相手が教えてくれる迄自分はゆっくり待っておこうと決めれば相手を見つめては約束事を取り付けるかのように。相手の発言に目をパチパチさせた後顔を逸らして小声でぼそりとたまになら、なんて答えては子供みたくべっと舌を出して。片付けられる皿に目をやれば満腹感に襲われつつふう、と息を吐いて)
うん、ちゃんと伝える。ふふ、お前こそ。…まあでもお前が忘れてたって伝えるからあんまりそれは言う意味ないけどな。そうか?坊っちゃんのこと嫌いじゃないし、構われて嫌だとは思わないよ。…うん、待ってるな。なぁんだよ、途中で言い掛けられちゃ気になるじゃないの。でもいいや…悪い意味では決してない気がするから。直感だけど。(いつか自分がその想いを伝えるときは相手は拒絶をするかもしれない、幼馴染みは平気でも吸血鬼と恋なんて拒むかもしれないと思いつつもそれでも自分の存在を受け入れてくれたのだからいずれちゃんと、と覚悟を決めてそう返すと舌を見せながらも頷いてくれる様子を可愛く思いそのときが待ち遠しくて微笑めば息を漏らす相手眺めながら流石に作りすぎたかしら、お夕飯食べれる?と言いながらもいっぱい食べてくれる相手が嬉しくも愛おしくて堪らずくすくす笑み)
っは、俺は忘れねえよ。きちんと覚えとくからな、まあ。一応言っとくぐらいは良いだろ。そりゃどうも、…やっぱ物好きだよなお前さ。……さぁ、それはどうだろうな?言わねえけど(その時が訪れればきっと自分も相手も少しは成長している筈、今でも立派な大人だが紳士というにはまだ及ばない自分を思いつつその時は相手が伝えようとした事を受け入れれるといい、なんて思い乍微笑む相手に視線をやればお腹に手をやりつつ全然平気だ、まだ食える、なんて別に食い意地は張っていないのだが食べれるというのは事実で。だからと言って沢山作られて全部たべろと言われれば無理かもしれないなと思い)
ふふ、何だかんだ言いつつ坊っちゃんこういうのちゃんと覚えてそうだもんね。もし言うよりお前のが先に解っちゃったらどうしようか。……そう?いたって普通な気がするんだけどな……。ばっかだなあ、お兄さんの読みは案外と当たるもんだぜ?それに、何年お前のこと見てきたと思ってんだよ。何を言うかは解らなくともニュアンスは解らなくもない。(それでも相手を手に入れるため、ではなく自分の気持ちを伝えるために。相手に好かれるためではなくただ好きである事実を伝えるために動きたいなと脳内で纏めながらそんなことを宣えば物好きと言われ不思議そうに肩を竦めながら首をかしげ、続けられた言葉には毎日使用人として大体の食べる量を把握している故にあんまりヘビーだときついだろうし調節しようかな、なんて頭では気を回しながらも口では本当?ちゃんと綺麗に食べれたら今日のデザートは丹精込めちゃうから頑張れよ、なんて反応見たさに言ってみて)
ああ、こういうのはきちんと覚えてるぜ。...、それは有り得る話なのか?俺のほうが先に解るとか。...俺からすれば、十分物好きだと思うんだがな、そんな気がする。そんな読み外れちまえ、何年って...何年だろうな、そんなの覚えちゃいねえよ。ま、何かが解らないならいいけどな(はて、と首を傾げれば相手が言うよりも己の方が先に解ってしまう等あるのだろうかと考えれば解ったとしてもそれは当たり外れはあるだろうなと内心苦笑を浮かべつつ、個人的にな、なんて首を傾げる相手に告げれば次の言葉にう、と言葉に詰まり乍視線を己の腹へと向ければ反応見たさに言っているとは気付かずに悶々と考えれば多分、大丈夫だ、なんて答えて)
お前、律儀な所有るからなあ。嬉しくないと言えば嘘になるけどさ。…さあな、けど単純な理由だから見破られない確証は無いかな。…うーん…物好き、たってそこまで変なものを好きになった覚え、ないんだけどな…俺はちゃんと良いなって思ったものを好きになるもの。ふふ、お前がどう祈ろうが呪おうが必ずあたっちゃうんだよな、これが。……ならこれは解らず仕舞いでいいから別のこと聞かせろよ。お前は、ちゃんと俺がお前のこと大切なの気付いてる?(微妙そうに唸りながら頭を巡らせるも確率的な物もあるし、そもさも答えにたどり着けるだけの行動を先走った前科もあるわけで天然さを持っていると思われる相手とはいえ答えを見つけてしまう未来を浮かべてはその時は白状するっきゃないかなあなんて思案し、自分の好きな物を思い浮かべては難しそうに考え込むも答えが出せず眉間に皺を寄せれば最後に告げられた台詞の多分、という部分がどこか揺らいでるように聞こえたのが面白くて笑いそうになるのを堪えてはホント?じゃあ洋梨や林檎のコンポートでパルフェでも用意しとくよ、くっくと笑い)
まあ、覚えておいて損はねえと思うしな…。単純な理由?、それなら俺にもわかるかもしれないが…んん、単純な理由か…。物好きって俺がただ単にそう思っただけだから気にすんなよ。はあ!?外れろよそんなの!当たらなくていいから!……は、そ、んなの気付いてる、けど何だよ…(考える仕草をし乍単純な理由、と小さく呟きつつ考えてみるもその理由らしき理由は浮かばず相手が先走った前科は関係が無いものとして考えては相手に天然と言われる自分でも分かるのだろうかなんて思うなり眉間に皺を寄せる相手を見れば軽くてをひらひらさせて次の言葉に目をパチパチさせては視線を彷徨かせては首を傾げて。パルフェ、と聞けば悪くないな、なんて口角上げて)
ま、今すぐ答えを割り出そうなんてしなくっても良いけどな。お前が解ったとしても解ってもらうことに意味があるんじゃなくて、ちゃんと俺の口で言うことに意味がある事だからさ。…うーん。ていうか、何でそう思ったんだ?気になる。だってこれはもう最早勘っつーか経験則のレベルだもん、いつかエスパーみたくお前のことが解るようになれるかもな?…そっか、良かった。お前たまーに寂しそうな面、見せるからな。俺だけはずっと隣で腐れ縁してるから一人じゃねえっていってんのに。(自分が相手の傍に就くその理由を考え始める相手の様子を微笑みながら眺めては仮に相手がそれに気がついても自分は打ち明けるだろうと力強く頷きながら言えば物好きそうな素振りなんかあったろうかと考え込むも解るわけもなく相手に何故そう感じたかを率直に尋ねては相手の普段の様子を思い浮かべてはからかうような口調ながらも心配しているという旨をこぼし。パルフェと聞いて笑みを浮かべる相手が可愛らしく乗ってきたな、なんてくすりと笑むとそう。クリームいっぱいの。気に入って頂けた?と返し)
そんなに大事な事を言うのか...?お前の口から言わないと意味がないって。なら考えたって、意味がないと思うんだがな...。いや、気にすんなって言ってるだろばかぁ!うわ、それだけはやめろよ...気味悪いしおちおち過ごせれねえ気がするんだけど...。は、そんな顔、してねえよ。...お前がいるの知ってるし、俺には妖精さんもいるから一人じゃねえってことぐらい解る。(相手の口から言われないとその言葉は意味がない、なんて言われてしまえば考えても意味をなさないのなら考えなくてもいいか。なんて考えることを放棄しつつ気にするなと言っているにも関わらず尋ねる相手から顔を逸らしながらふん、と腕を組んではそんな顔していたのか、なんて己の頬に手をやればボソボソと呟いて心配されていると分かれば肩を竦めて。口角をあげたままこくん、と頷けば美味しく作れよ、なんて相手に)
はは、確かにそうかもな。でも低い確率だとしてもお前に先に気付かれちゃったらって思うと焦っちゃいそうでさ。えぇええ何でそこで罵倒!?そう言ったってことはなんらか理由が有ると思ったんだけどな…。お前には吸血鬼よかエスパーのが恐ろしかったか…。してるって、たまに俺なんかとか言うしな。お前だから心配なのに。…俺のこと含めて考えてくれてるのは嬉しい…けど、……そういや庭でも手の位置変だったっけ。いつも何処に居るんだよその子たち。(自分が言わなくては意味がない気持ちだとしても先に気付かれてしまったらどう開き直って伝えようかと思うとしっかり言える時を踏まえて伝えたくもやや焦る気持ちが混ざりそうで複雑げに呟けば顔を反らしてしまう相手に言いにくい理由だったのかなあ、なんて眉下げながら考えてみてはまあいっか、ごめんね?と首をこてんとさせながら謝れば相手のことが大切と言う気持ちには偽りはなくそう言いきれば人外の類いには一応己も含まれる為に存在の否定はしないがまさか屋敷に妖精が同居してたりするんだろうかなんて思い唸るとうなずいてくれた様子にもっちろん、…ご飯もとびきりなの作るからさ。楽しみにしてて。なんて柔和に表情を緩め)
んな焦る程の事なのかよ、それは。まあ、多分気付くことは無いと思うから安心しろよ。だから、理由も何もねえって言ってんだろばぁか!、…エスパーの方が、何考えてんのか分かんねえし…神出鬼没そうだしな。たまったもんじゃないぜ。ん?ああ、あいつらなら今日俺がいた所に主にいる、ブラウニーやユニコーンは偶にこの部屋に来たりするけどな。みんないい奴らだぜ?小さくて可愛いし、ユニコーンだって素直で可愛いし……って、わ、悪い(見つめ乍複雑そうな相手に上記を述べては俺はお前が言うまで待ってる、と内心で付け加えきっと言われるまで分からねえだろうしな、なんて思い乍眉間に皺を寄せて唇を尖らせ謝る相手に別に、と素っ気ない態度をとるも許してやれば妖精たちの事を聞かれれば目をキラキラ輝かせ己の部屋から僅かに見える先程迄いた場所を指で指しながら興奮気味でペラペラとしゃべれば喋りすぎた、とハッとしたように口を噤んでは、おう、なんて今日の夕飯が楽しみだと一人ワクワクして)
まあ、決死の覚悟で伝えたらいや知ってました、みたいなことになったらちょっと場の空気も呆気に取られちゃいそうで…。わかったって!わかったからすぐばかばか言わないの!お兄さん案外ガラスのハートなんだから!…エスパーなら普通に人間で居そうなのにそれよりかは怯えられないってのも何か複雑だな…。い……いや、お前の大事な友逹なんだし別に……。庭とかに居たのか…今日思い切り翼出して飛んでたし俺が吸血鬼なんもばれたかもな、……ただ、俺長年この屋敷に居るけど見たことないんだけど…。(しっかり伝えるからには場面やその場の雰囲気に配慮したいもののもしその場で気付かれていたなんて事があったら白けさせてしまいそうで考え込むも待ってると言う言葉にありがと、…あんまり待たせないようにするからと早く伝えられるような自分や状態にしようと心に決めてはすっかりへそを曲げてしまった様子の相手にそっぽ向くなよ、寂しいじゃんか。と狼狽えながら相手の表情眺めては急に妖精の話題になるなり饒舌になりそれにすら謝る相手に押され気味になりつつも別に楽しそうに語る姿も面白いので構わないのだがかなり長く居ても一度すら目にしたことのない妖精に対し存在を疑うというよりはよくお前見えたなと妙な感心をすればふふ、嬉しいねえ。そしたらそろそろ下拵えしに行こうかな、コックにも話さなきゃだし。なんて続けながら台車を軽く整理整頓してはあ、と相手に振り返れば……今日のティータイム、いろいろあったけど嬉しかったよ。坊っちゃん。と瞳を細めながら呟き)
それは、複雑だな。折角伝えたのに知られてて、ぽかんてしそうだ。伝えられた側は対して気にもしないだろうが。嘘だろ、ガラスのハートなんて。お前のハート鉄だろ?あー…まあ、な。というより、まだ実感がねえのかもしれねえ…夢じゃねえって事は分かってるんだけどさ。信じ難いというか…なんというか 。多分、ブラウニーとかにはバレたんじゃねえ?あいつ何かと鋭いし…他の妖精さん達も鋭かったり、鈍かったりするし…。はは、だってアイツら俺がいないと出てこねえからそれは当然だろ?…でも、お前にもいつか会わせたいな、妖精さん。みんないい子だからさ(それをふと想像すれば思った以上に可笑しかったのかクスクスと肩を揺らして笑えば早く伝える、なんて言葉にそこまで焦る必要ないだろ、ゆっくりでいい。と伝え乍何を言われるのだろうか、何がきてもいいように準備しておこう。と心で決めつつ狼狽える相手に完全にへそを曲げたつもりではなかった為肩をすくめながらわかったわかった、と顔をそらすのやめれば相手から振られる妖精の話題に瞳を輝かせ乍さも当然のように話してはさっきは語り過ぎて引かれちったかも…なんて眉を下げマイナスの方に考えてしまいつつ気付けばお前にも会わせたいなんて呟きながらふと何時も人間が来れば逃げてしまう彼女達を思い出せば無理そうか、と肩を落としそもそもこいつは吸血鬼で怯えて出てこねえんじゃ…、と小さくて可愛い妖精たちが震える姿を想像して)
お前側が構わないなら良いんだけど、な。でも例えそうなっても俺がちゃんと自分の言葉で気持ちを伝えられるようにするよ。坊っちゃんひどい!脆いもん!せめてアクリル位にしてよ!…まあ確かにお前からしたらかなり突飛な話だしな……でもそれって多分俺がずっと隠してたからってだけでさ。留守にして獲物を探しに街に出たりだってしてたのも事実だしな…。ブラウニー…って確か羽根ついてる女の子…だったっけ?…うーん、ただでさえ怯えられててもさ……仮に出てきてくれたとしてお兄さん見えるかなー…。…そっか。ふふ、ありがと。じゃあその時はちゃんとお前と、お友だちの分も。美味い菓子用意するよ。(いざ真剣に話をしようとして空気が固まってしまう様子を頭に浮かべるものの相手が知っていたとしてもそうならないようにちゃんと自分の言葉でしっかり伝えるのが筋だしなと考えては続く台詞に心底有り難たいと思いながらうん。ありがとう、な。ちゃんと伝えるよ。と頬を緩めて感謝しては顔を向け直してくれた相手になんとか不機嫌からは抜け出せただろうかと表情眺めては相手のからかいに憤慨だとばかりにひとしきり喚き、相手の友人達に関しては話せるものなら話してみたいがとそう答えれば自分の手が届かないところで相手を支えてくれていた事には変わりないし見えなくとも存在の有無も別に感謝はしているために挨拶くらいはするべきだな、なんて納得してはそれも楽しみだと微笑み)
俺側はそんなに気にしないけどな。お前がちゃんと伝えてくれる迄俺は待ってやってもいい。気長にな。はあ?、仕方ねえな…じゃあ、アクリルにしといてやるよ。仕方なくだからな!最初から解ってたら違ったかもしれねえけどさ、お前それ、他の奴にバレてねえのか…?バレてたらやばいと思うんだが。…ばぁか、ブラウニーは小さいお爺さんだよ。女の子はちげーよばーか!見えるんじゃね、知らねえけどさ。…それは、楽しみだな。楽しいお茶会になりそうだ。勿論お前も参加するんだろ?(腕を組み頷いては上記を。大人しく待っていればいいか、その時迄には先程己が感じた気持ちも分かるだろうかなんて。もし解ったとしてどうするのか。と1人考えては頬緩める相手に機嫌は直りふん、と偉そうに口角を上げて煩く喚く相手に耳を塞ぎ乍呆れたように訂正してやりつつ相手の口から出た間違いを否定しながらけたけた笑っては罵りの言葉を掛けつつも説明してやるなり相手に見えるかなんて考えてはおらず適当な対応になりがちになるも見えたらいいのに、なんて内心で思い首を傾げて見つめ)
良かった、それに…きっとそれが言える頃には俺ももっとお前のことちゃんと大切にしてやれてると思うし、な。ほんと!?わあいありがとう!なんに対してのありがとうか自分でもよくわかんないけど!坊っちゃんのハートはあれかな、なんだっけウルツァイト……。…お前はたぶん最初から吸血鬼だとしても怯えなかったんじゃないの?…深夜なら酔っ払いが寝てたりするからそういうの狙ってたからな…仮にバレても他の人がそいつの話を中々まともに信じないだろうし。そもそも俺は餓死しない最低限までしか狩らないしな…。へ…へえ……そ、そう…か、うん、間違えちゃってごめんな。お前から名前を聞くだけじゃ中々把握しきれないな…、……もし見えたら俺びっくりしそう。俺自身吸血鬼なのに。お前のお友だちが怯えなかったら、ね。好物とか分かるならたくさん作るし、さ。(今までずっと行動の原動力だったり悩みの種だったり、はたまた幸せの元だったりしたひとつの感情を相手に伝えられるに値するほどの自分になれていたらいいと未来を描きながら呟き、独り善がりではなく心から相手を想って行動出来るようになりたいと心から願いながら瞳を細めては余程自分のわめき声が喧しいのだろう、耳を塞ぐ相手によくわからない感謝の言葉を述べては名前を思い出すような口振りでダイヤよりも硬い鉱石の名前を口に出してからかい返してみては間違いを指摘されてもなおやはりブラウニーとやらの顔は頭に浮かべられる訳もなくクエスチョンマークを浮かせながら首を傾げれば…向こうは俺が見えてるのになあ、もし皆見えてるなら肩とか背中に乗せて飛んで遊んでやったりしたいよ。と仕方なさげに笑み)
大切に?今以上に大切にされたらお前が過保護になりそうで怖いんだけど…過保護になんなよ?、そんなのでお礼とか、お前、ははっ。は?お、俺はまあ、そんぐらいだな。お前みたいに繊細じゃないからな、俺は。…んん、どうだろうな。あ、そう、って終わるかもしれねえし吸血鬼って何だって聞いたかもしれねえし…想像もつかねえかな。酔っぱらいの血なんて飲んでたのか、美女とかじゃないのか…、ふうん、最低限か。っはは、ブラウニーが女の子…っ、妖精さんも沢山いるからな。そりゃ仕方ないぞ、俺だって間違えたりするからな。びっくりするもんか?吸血鬼なのに、可笑しいな。大丈夫だって、あいつらイイ子達ばかりだし。好物か…(今よりもっと大切にされるのは別に嫌じゃないが相手が過保護になりそうだ、なんて内心思いつつ首を傾げて見つめては念を押すように。礼を述べる相手に思わず笑い乍次の言葉に笑うのをピタリとやめれば見上げながら鉱石の名前を内心で呟いて目線を逸らしながらこくんと頷いて認めればきっとからかってんだろうな、と予想しては相手の予想を裏切る回答をして己の口から出てくる名前だけでは把握出来ないと言われればふむ、と腕を組みながら己もたまに間違える、なんて呟きながら仕方なさそうに笑う相手にどうにかして妖精たちを見せてあげたいと思うも自分には何も出来ず眉を下げ)
はは、まるで父親かなんかだなあそれじゃ…大事にされてるって言う自覚がちゃんとあるのは良いんだけどさあ…って何だよ笑うなって!ホントにありがたいなって思って言ったまでだってばもう!え、なにその薄い反応。そこまで硬くねぇよ!とかお前が脆すぎるだけだこの髭やろう!とか言われるかと思ったんだけど。……うーん…でもさ、だからって距離おいたり突き放したりはされなかったのかなあって。なんとなく。俺が都合よく解釈してんのかもだけど、さ。…まあバーとかでつぶれた女の子とおっさ…おじさまが居たらそりゃ選ぶけど生死の危機まで餓えてたら…なあ……美味くもないし、美味い物欲しさに飲んでたわけじゃないし…人間になりたかったからね。そ、そーんな笑うなってーの。あんなに妖精が大好きなお前でも間違えるくらいいっぱい居んのか…妖精屋敷だなまるで。まあ…俺は特に人間の生活に馴れちゃってるし、自分以外の人外見たことないからな…同じ吸血鬼でも話くらいしか。なら良いんだけど。俺もその子達にお礼したいことあるし。(相手の言い分がなんだか面白くてくつくつと肩を揺らしながら笑みを溢してしまえば相手のことを他の誰よりも大切な気持ちはあれどそっちの意味ではないのでそこはちゃんと大丈夫だってば、と否定しておくとぽこぽこ怒ってくる相手を予想していたために少し呆気にとられたような様子で相手の真似をしながら尋ね返してみてはブラウニーがどれほどまでに女の子とかけはなれたお爺さんか解らずそんなに面白かったのかと複雑そうな反応を示してからその子たちが俺のこと認めてくれたら見えたりするのかなあ、なんて悩むように呟いてから台車の用意を済ませては「そんじゃ、そろそろお兄さんお料理始めに行こうかなあ。…超おいしいの作るからほっぺ落とさないでよ?」なんて宣戦布告してみて)
お前が過保護になるってったら父親みたいな感じにしか思えねえよ...、まぁ、ちゃんと自覚はあるしな、その、感謝してないわけじゃあないぜ?だってそれぐらいでお礼って、なぁ。ふふ。は、否、実質お前が脆すぎるのは事実だけどな。言って欲しかったなら察せれなくて悪かったな?...どうだろうな、餓鬼の俺のする事だし突き放したりはしないんじゃねえの、妖精さんと同じって認識するだろうよ。今も昔も変わってねえんだから。嗚呼、やっぱり選ぶには選ぶんだな...人間になりたかった?傑作だな、ダメだ、思い出し笑いするかもしれねえ。そりゃ、妖精さんだって一人や二人じゃねえし...、結構居たりするんだぜ?妖精屋敷って、いいなそれ。小さい頃から俺等と一緒に生活してたらそりゃ慣れるだろ、お前仲のいい吸血鬼とかいるのか?お礼したいこと?(笑う相手を見ながら腕を組んでは想像してみて苦笑にも似た笑みを浮かべては肩を竦め。そんな想像してたのかよ、なんて呆れつつ尋ねられれば上記を述べ実際はどうかは知らねえけど、なんて呟いてハートの強さなんて己で分かる訳もなく。相手にブラウニーの予想が出来ないのは仕方ないと思うもやはり可笑しく笑って目尻に溜まった涙を拭いながらからかうように言えば悩むように呟く相手を見つめれば今度妖精さんに言ってみるか、と心の中で呟いて「はん、それは作ってから言えよな。まぁ、楽しみにしといてやるからさっさと行けよ」宣戦布告を受け取りながらくつくつ笑って手でしっしっと払う仕草をして)
いやいやいや、それじゃお前が俺の子供みたいじゃねえか……っ、ふふ。わかってるって、ただでさえずっと一緒にいて理解してたってわかりやすいもん。だから、ちゃんとずっと覚えてろよ。俺からしたらすごく嬉しかったんだよ!そんな笑うなってこっ恥ずかしいだろもう…。なっ、た、確かに最初こそガラスとはいったけどアクリルだからそこまで脆くねーし!ウルツァイトとか工事現場道具に加工されてもしらないからな!…妖精さんはほら、お前に優しいかもしんないけど吸血鬼は怖くないか……ってまあ怖がらないんだろうけど…。そりゃ…おっさ、おじさまの首筋に歯を立てるのは……どっちみち酒入ってるし美味くはなかったけどもさ………お前と、おんなじ風に居たかったからな…けど。…今のお前見てると、おんなじなのかなって思えるから良いや。えぇえ、それブラウニーちゃんに言わないでよっ?嫌われちゃうかも…!その妖精に俺も一応含まれそうでなんか微妙に複雑だけどな……案外と知らぬ間にファンタジーだったのかこの屋敷…。そもそも必要以上に人襲うつもりもさらさらなかったしな、我ながら人間じみた方だとは思う。…そもそもの生き甲斐が俺は……他の吸血鬼と違うからな…、稀に同じ吸血鬼に会っても会釈すれば良いくらいかな?…うん、お兄さんの大事なかわいい坊っちゃんの相手してくれてありがとうーってね?(自分が父親なら相手は息子じゃないかと想像続けるもそんなのお断りだとばかりに首を横に振るも例えが面白くて思わずくっくと笑いながら言えば、予想していた方向とは全く別な方向で言葉を向けてくる相手に言う口もなく自分も外れたことをわめき散らしてみればお爺さんとは解ったものの小さい、というからにはお人形みたいなかんじだろうと勝手に想像すればちゃん付けでお人形みたいならば繊細なのかもしれないと傷つけてしまわないか心配したりしてはそのまま相手を子供扱いでもするような口振りで言ってからけらりとしたようすで手をひらつかせながら「作る前から解ってるから言うんだよー。お前に食べてもらうんなら尚更張り切れるからな、…出来たらまた来るからな?」なんて相手の手の動きとは対照的にわざと大袈裟にしっかりと使用人らしい礼を決め込んでからキッチンへと向かうべく鼻唄を漏らしながら部屋を出て)
...お前の子供ってなんかヤダ、こんなのが父親だと大変そうだしな。タダでさえ今でも大変なのにな。わかりやすい、のか...。気が向いたら覚えといてやる。あー、おもしれえ...なんか久々にこんなに笑ったような気がするんだが、気のせいか。アクリルだとしても結構衝撃与えたら壊れるだろ。ごな粉とまではいかなくとも欠けていくと思うけどな。はん、加工なんて易々とさせると思うか?この俺が。妖精さんが最初から俺に優しいなんて思うなよ?ココまで仲良くなれたのは頑張った成果なんだからな!怖がらねえって。うわ...想像したくもねえけど想像しちまったじゃねえか...、あれ、酒入ってる血飲んでも酔ったりはしねえの?そこが気になるんだが。俺と同じ風に、な...見た目はそんな変わらねえけどな。そうか、それなら良かっただろ。さぁて、どうしようか...ブラウニーなら呼んだらすぐ来るんだけどな?ブラウニーだけじゃなくピクシー達にも教えてやろうか。お前は妖精じゃないだろ、一緒にすんなばかぁ!妖精さんに失礼だろ!生き甲斐が他の奴と違うって、どういうことだ?ふうん、そんなもんなのか。...お前は俺の保護者かなんかかよ...(あからさまにだるそうな顔をすればふるふると首を横へ振っては嫌味を言うようにさらりと言えば、相手をからかうのが楽しいのかわざとからかうような言い方で相手の様子を伺えば腕を組んでちらりと窓の外へ視線をやるなりによによと口元を緩ませて企むような意味を含む笑みで。ちゃん付けには敢えてスルーし乍はぁ、と肩を落としながらぽつりと呟いては「分かった分かった。待っといてやるから...ったく、ホントおかしな奴。」部屋を出て行く相手の背中を見つめながら呆れたような声色だが表情は和らいでいて)
――ふうっ…。…なんかひっさしぶりにバカ笑いしたかも。あいつもあんなにたくさん笑ってくれて良かった…。(部屋を出たあとの廊下にてがらがらと台車を引く音を響かせながらキッチンへと向かいつつ相手と交わした鉱石に例えたハートの話だったり妖精の話だったり、はたまた未来に告げるべき感情だったりを思い出しながら楽しかったと心からそう呟くと相手の表情も笑顔だったことを思い返してはあの泣き顔が晴れたことが嬉しくて上機嫌そうに微笑めばこれからの晩餐がとても楽しみで絶対に喜ばせてやるからな、と宣戦布告通り意気込むとキッチンに着くまで相手の笑顔や一連の会話を思い返しており、特に未来についてはいずれちゃんと気持ちを言えるだけの己になれる時がくるまでと心から願うものの受け入れてくれた優しさやふと思い出す唇の感触に胸が高揚するのを押さえつけるように首を横に振ると「…カッコ付けといて、駄目だなあお兄さん……」なんてため息混じりに呟いて)
あー、疲れた。久々にあんなに、あいつとゆっくりした気がするな…。…ん、?ピクシー!お前いたのか。話、え、聞いてたのか…?あのさ、その事だけど、ブラウニー達には内緒な。別に、あいつの為じゃなくて俺の為だからな勘違いするなよ!…まあ、中は入れよ。夕飯まで時間あるしさ。(先程迄この部屋にいた相手を思い出せばふと思い出し笑いを浮かべては窓を叩く小さな音が聞こえればそちらの方に身体を向ければ先程話していた妖精が一匹そこにいれば窓を開けて話し掛けてはまるで内緒話をするかのように指を口元に当てて眉を下げていつもの様に。部屋へ招き入れれば妖精を掌へ乗せてから思い出した様に首元に触れれば僅かに残るあとに何度も夢じゃないんだなと思うなりふとした疑問が浮かび上がってくれば「あいつ、狩りに行ってなかった、のか?」と呟いて)
……さあって、坊っちゃんの為に美味しい晩餐の支度をさせて頂くとしますか!(キッチンへとたどり着けば台車の上の皿や物を片付け、先についていたコックに訳を話せば多少なりからかわれはしたもののいつも作る菓子の出来映えから反対されることはなく了承してもらえたためにぐいと腕捲りをして髪を結い、黒いサロンエプロンを身に纏うと何をばかなことを考えているんだ、自分は今これから彼に笑ってもらうために最高の晩餐の支度をするんだからとぱちんと両頬を両手のひらで叩いて煩悩を払うとそれでも実に楽しそうな笑みを浮かべながら厨房へと向かい巨大な冷蔵庫の中から材料をあれこれと漁りながらこれまた楽しげに鼻唄を歌いながら下拵えを始めて)
なぁ、あいつ…フランシスの事お前達怖いか?―…いや、別に怖いなら怖いでいいんだけどさ。お前達に会わせてやりてえなって思って、あいつもお前達に会いたいとか言ってたしさ。あいつの正体解ってるだろう、さっき見たしさ、(ピクシーを指先で撫で乍ふと思った事を首を傾げて問い掛けるように聞けば言いにくそうな表情を浮かべては眉を下げたままで確かそう言っていたよな、と記憶を遡りつつぽつぽつと呟いて「はは、本当か?お前達にお礼がしたいとかなんだとか言ってたんだ。俺がお世話になってるからとかなんとかでさ」と先程の表情とは違い明るい表情を浮かべて見つめてあいつ見た目はチャラいけど中々イイヤツだからさ、仲良くなれるといいな。とつぶやいては内緒な。と口元へ指を宛て)
…メインは肉にする津守だからオードヴルはさっぱりとスモークサーモンでマリネにでもして、ポタージュもクリーム系の物にしてー…肉は…レアめにステーキ焼いてヴァンルージュのソースでも作ろうかな、でも…あんま多いと苦しいだろうしフルコースじゃ可哀想か?……デザートは高さある奴作ってやろう。(広めの調理台の上に材料たちを並べてはやはりキッチンでは生き生きとするのだろう、腕がなるとばかりに目を輝かせてさっと今晩の献立を思い描いて見せてはまず時間掛かるものを用意しつつ同時進行ですぐ出来るものを作るかとポタージュの準備に掛かろうと鍋を戸棚から取り出しながら相手の事やたぶん一番楽しみにしてくれているだろうデザートのことを浮かべながら幸せそうにくす、と笑みを漏らすと「…アーサーのために、って思うとつい作りすぎちまうんだよなあ」なんて呟いて)
そういえば、あいつらはどうしてるんだ?最近見掛けねえけど…え、今いねえのか…そっか。嗚呼、その日に帰ってくるんだな。なら迎えてやんねえとな。…それより、お前達今度お茶会しないか。お茶会と言っても、のんびり過ごすだけなんだけどさ。お、おう。そうだが?ほかの奴も誘ってくれて構わないし、ああ、ユニコーンとかさ。(のんびり椅子に腰掛けては目の前のピクシーに首を傾げて以前見かけていた見掛けないと不思議に思っていた事を問い掛ければ出掛けていると返答され机に頬杖を付きながら嗚呼、と納得して話題を変えて誘えば首を傾げて今度は問い掛けられた事にこくこく頷き答えては口元緩めて)
…よし、ポタージュの下拵えも良い感じ…ここからクレソンのにしていこう……ソースも中々順調だし。……。アーサーは今頃なにしてっかな、大喜びする顔が待ちきれないくらいだ。うまいって絶対に……、………。……いや、なに考えてるんだ。(蒸らし炒めにしておいたじゃがいもやたまねぎをブイヨンといっしょに煮ていけばあたりには白い湯気を漂わせており、手際よくその片手間で別のコンロに置いてある鍋でエシャロットと砕かれた胡椒やタイムが入っており、入念に選んだ赤ワインのボトルを持ち上げてはなんとも小気味良い音をたてながら鍋へとそれを注いでは流石に一から煮詰めるわけにもいかないために先日に残りを取っておいたとみられるフォンドボーを加え火に掛けては鍋の中身を焦がさぬよう木べらで混ぜ合わせて煮詰めては相手のことをぽつりと漏らしてはその口から向けられたいろいろな言葉が頭のなかで反響させては嬉しかったなとひとりキッチンにて呟くとふと目に入った真っ赤なワインのソースの色に相手に襲いかかった時のその表情や、声や、体温、そして血の味を思い出してしまいそしてそれを嫌だと思えず自分の思考回路に焦って首を横に振り)
んー、今日は色々騒がしい日だったなピクシー。お前達に泣き顔見せちまったし、恥ずかしいけどさ。ははっ、そう思うか?紳士は泣かないもんなんだけどな、情けないな。ああ、Thanks.…え、いや、……ちょっと、そこは分からねえかな…別に、そうは思わなかったし…。?それは、ってお前らみんな来たのかよ!(足を投げ出してクスクスと肩を揺らし乍笑っては問われた言葉に視線を泳がせてぽつぽつと答えていきつつふと増えた気配に泳がせていた視線を前にやれば先程迄居なかったはずの妖精たちがそこにはいて。驚いた様な顔をしては直ぐ嬉しそうな顔になってそういえば窓を開けたままだったな、と思い出せば髪を風が撫でるように吹いて目を細めてはふわふわと浮いている妖精に手を伸ばして「居たなら声かけてくれれば良かったのに」と零してだって、と口を尖らせる妖精にくすくす笑って)
………、………あー……。………。……、……何だよ頭っから離れていってくんないんだけど!(がしゃがしゃとミキサーでポタージュ用のクレソンをかき混ぜて用意する間、その機械のスイッチを無言のまま偉く思い詰めたような表情をして押し続けるも不意にばん、と反対側の手のひらで軽く調理台の上を叩くと相手に受け入れて貰えた事や笑ってくれた事が何よりも嬉しくて堪らなかった筈なのにも関わらず相手を苦しめてしまった襲いかかった事やキスをしたときの感覚やらばかりが勝手に脳内をぐるぐると巡るらしく困り果てたように上記をのたまうと調理台叩いた手で今度は額押さえながらふうと仕方なさげにため息こぼし「何考えてんだ……」と自己嫌悪を孕んだ声色で呟くとかけっぱなしのソースの火に気付き慌てて消せばなんとか焦げたり質が落ちたりしなかったもののまたひとつこんなふうにまで大得意の料理さえ危うい手つきになりかけてることに重症だ、と実感してはあーあ、と肩竦め)
んー、何もやることがなくなっちまったな。お前達、帰らなくても大丈夫なのか?…ふふ、そっか。ありがとな。じゃあ、あいつが来るまで何かするか。何がやりたいんだ?…トランプ?お前達出来るのか?ははっ、悪い悪い、からかっただけだって!ババ抜きか、いいぞ。ええと、カードは…ああ、Thanks.良くそこにあるって分かったな。わ、くすぐったいって、ははっ(一通り話題が無くなってしまえば腕を上へ伸ばしてリラックスすれば首を傾げながら目の前の妖精たちに問い掛けて“あの使用人が来るまでいる、”と言われたのだろう肩を揺らしてくすくす笑えば目を細め乍トランプを探そうと席を立つも直ぐピクシーが持ってくれば驚いた表情で頭を撫でてからふと先程迄いた使用人を思い出して)
……よいしょ、っと…あとは、坊っちゃんが食べるのに合わせて焼いたり温めたりするだけかな。……はあ。ちょっと落ち着こう。(スープが乳白色がかった中にうっすらと鮮やかな緑色に染まり、あとはソースも完成したしマリネも盛り付けるだけのところまで進めては最後にとクリームやアイスなど溶けたり崩れたりするものを除いたマスカルポーネのクリームやベリーソースなどをパルフェ用の器にできるところまでプレップを終えれば作る感ずっともやもやとしていたようで気晴れしない気持ちのまま小休止のつもりでキッチンの壁に軽くもたれ掛かればまたふっと極限状態だった故に最初の辺りはおぼろ気ではあるが血をむさぼった時の相手の確かに混ざっていた怯えと困惑、それでも嫌悪の無い瞳が浮かびまたばっと自分の額を押さえては何でだろう。何で、と思考巡らせては…ある意味での独占欲なのだろうか、というあるひとつの答えにたどり着くもそんなにもエゴを振り撒くのが愛なんかなわけないと切り捨てては相手を呼びにいこうかな、なんてため息をまたひとつ増やし)
―…何考えてんだ俺。あいつはただ腹が減ってて…近くにいた俺の血飲んだだけだ。男より女の方がいいに決まってる…。って、悪い、トランプするか。適当に配っていくからな。覗き見とかずるい事すんなよ?(半ば独り言の様にぽつぽつと呟いては眉間にしわを無意識のうちに寄せて妖精に肩をとん、と叩かれれば我に返ったように謝りトランプを配っていき。配り終われば揃ったカードはないかと探して捨てていけば手持ちは少なくなりこれは勝てるかもしれねえな。なんて妖精相手に大人気ない考えをしながら妖精の手持ちカードから一枚引けば合うものはなく肩を落として)
……あいつのこと、誰よりも大切で宝物で…ずっと昔からあいつさえ無事なら良かった筈なのに。それが矛盾すること自分がしたって言うのに……俺、どうしてこんなに…嫌じゃないんだ?後悔してるのに……。(忘れられない。そう言葉を続けようとしたところでなんてことを言うんだと首を左右に振るもその言葉に嘘はなくて吸血鬼としての本能が覚醒したのか?違う、ならあいつのことだけを思い返したりなんかしない。あいつのことを愛していなかったのか?違う、ならあいつのことだけを想って無我夢中になって笑わせようなんかしない、と自問自答繰り返すも何度繰り返したところで答えだけは出ず、気をしっかり持ってないとあの体温や瞳や血の温もりに、あの唇のやわらかな感触の記憶に飲み込まれてしまいそうでぱちんと自分頬を叩けば「ばぁか、」と相手の声を真似するように自分をあざけ笑えばそのまましっかりしろ、と自分を叱咤しながら廊下へと出て)
―……っし、あと一枚、…一上がりだ!ははは、わかったわかった。もう一回な?次は勝てるといいな、俺トランプは強いからな言ってなかったけど。悪かったって、怒んなよ、ははっ(一人先に上がれば妖精にぽかぽか殴られるも痛くはないためくすくす笑って思い出す様に告げてるも頭の中は使用人の事を考えていて。女の方がいい筈なのに何故相手は己にキスしたのだろうか、その理由がわからないなんて、理由を探しながら無意識の内に唇に手をやればハッと手を降ろすも何故何だ、と、謎は深まるばかりで。それを嫌だと思わない自分にも首をかしげては終わったらしいトランプを再び混ぜ合わし配ればくすくす笑って)
……誰か、いる…?………坊っちゃん、お夕食の準備が整いましたよ。開けて頂ける?(自己嫌悪や自問自答で頭の中をパンパンにさせながら相手の部屋のドアのすぐ真ん前までたどり着くもののたくさんの事が絡まっている脳内では上手く話しかけることが出来ずこのまま中途半端な感情のまま相手と変に関わってまた自分が考えなしに相手の嫌がるようなことを突発的にしてしまったらと危惧しノックをしようとする手を一旦止めるもドアの向こうから聞こえてきた声に眉を潜めては件の妖精たちだろうかと思うももし違う誰かだったら、いや、そんなの俺に関係ないし言う権利無いしいやでも、なんて妙な感情に目を回してはいや確認しにきたわけじゃないけど確認したらいいし別に俺は約束果たしにきただけだしと訳のわからない納得をしてはノックを鳴らし)
……!フランシス、もう出来たのか。今開けるから待ってくれ、(ドア越しに聞こえた声にハッとすればトランプを机に置いては妖精たちに目線だけを寄越しそのままで、と唇で形だけを作ればドアへと近付いて鍵は開けてるはずなんだが、と思い乍もドアを開ければ声の主を見つめては「早いな。まだそんなに経ってないと思ったんだが」なんて頬を指でぽりぽり掻きながら部屋の中にある時計へと視線を移してはなんてタイミングなんだ、と先程迄考えていた事を思い出してはとても逃げ出したい気分になるなりこの気持ちは一体何なんだ、と自分自身混乱しつつも「トランプ片付けるから待ってくれ、」とドアを開けたまま机の方へ戻ろうと向きを変え)
うん、と言ってもメインの肉とかは出来立てを食べてもらいたいからソースの準備だとかあくまで支度や下拵え程度だけどな。まだ早いようならもう少しここに居るし……って言うか誰か居るの?(相手が出てくれた事で開かれた扉に思わず誰が中に居るのだろう、と使用人としての疑問にしてはいささか個人的過ぎる感情ではあるが気になって仕方ないのかぐるぐると頭の中で思案しつつも相手により隙間から僅かしか見えない部屋の様子にもはらはらしつつまさかこいつに限って…いやないとは言えまいが実は女の子が、とか居たらどうしよう。いやもしくは男だったらもっとどうしよう。なんて複雑げに瞳を泳がせながら晩餐の支度についてはさっとそう説明してから「それか食前酒でも一杯やってから食べます?」なんて柔らかく笑みを溢しながら言うと部屋へと体を向ける相手にさりげなく部屋を覗こうとしながら訊ねてみて)
今日のメインは肉か。楽しみだな。いや、早いことはないから大丈夫だ。誰って、妖精さんしかいないだろ?…誰も呼ばねえし、(メニューを聞けばふむ、と腕を組む仕草をしつつ口元を緩ませてはきっと美味いのだろう、と想像するなりトランプを全て綺麗に並べた後元にあった場所へ返し自分が妖精たちと話しているのが聞こえたのだろう、部屋に誰かいるの等問われればきょとんと首傾げ乍当たり前のようにこの部屋にいる妖精だと答えては「一緒にトランプしてたんだ。一応、まだ居るんだが見えるか?」と己の机の周りに視線をやりながら肩を竦めつつ相手の方へ改めて視線を向けて。妖精はじっと相手の方を見るだけで。)
それは良かった、お前に満足頂けるよう頑張ったからさ。そうか?なら良いんだけど……そっか、まあ普通に来客が有るなら俺にも話が伝わるもんな。(楽しみと言う言葉を聞けば心底から嬉しそうに表情を綻ばせては相手の部屋にいる人物が先程まで話していた妖精たちと知ればほっと胸を撫で下ろしつつもいやいやなんで俺今安心してるんだと内心で声にはしないもののそっと己の勝手な感情に突っ込みを入れておけば相手の向けた視線からどうやら机の周りに居るらしいと悟りそちらに視線を向けては一瞬のみふわっと相手以外の存在を視界に確認するもうん?と思ったときには消えていてこしこしと目を擦りながら不思議そうに目をまるくさせながら「…今一瞬だけ……見えた?…かな…いや…幻覚…?」なんて首を幾度も傾げていて)
そんなに、俺に喜んでもらいたいんだな。お前の料理上手いからいいけどさ。そうそう、お前に全部話伝わるようになってんだから疑う必要も無いだろ?(相手の料理の美味さは認めているし己も好きだから、という意味で後者を述べては妖精の方へ手を伸ばし乍どうやら疑っている様子だった相手を見つめれば肩を竦めて目を擦る相手に「見えたか?多分、慣れればもう少しはっきり見える」と机に寄りかかりながらふと相手の様子が先程よりも違うような気がして探るかのような眼差しで見ては「何かあったのか?」なんて問い掛けては自分の気のせいだろうかと内心首傾げ)
そりゃそうだ。それが生き甲斐だって言ってるだろ?お前からその言葉を貰えるのが堪らなく嬉しいんだよ。…ああ、そうだ……いや別に疑ってるとかってアレじゃないんだけど何か気になっただけっていうかさ。うん。(喜んでもらいたいと言う気持ちに嘘はなくむしろそれが一番にあるためにすぐさま肯定しては続く言葉にも嬉しそうににっ、とはにかめば何故か他の誰かが相手の部屋にいて一緒に二人で話してるんじゃないかと思えば妙な焦りを感じた、のが本音ではあるがそんなことを言えるはずもなくしどろもどろとして誤魔化そうとそんなことをのたまえば先程一瞬ではあるが見えた不思議な光景は嘘ではないと思えばまたぱちぱちと目を瞬かせながら「…凄いな、俺妖精見たのか…、……聞こえてるかわかんないけど今日は。いつも坊っちゃんといてくれてありがとうね」なんて机の方を向きながら軽く挨拶を述べてみれば掛けられた言葉にえっ!?とどきりとすれば妙な嫉妬じみた事かそれかキッチンで考えていた事かが表情に漏れていただろうかと焦ると首を左右に振りながら「な、何にも。」なんて早口に答えて)
そっか、まあ喜んでもらいたい相手からそんな事言われたら嬉しいよな。俺はそんな相手なんていないけどさ。ふぅん、まあ俺もこいつ達が来るなんて思ってなかったから吃驚したけどさ、はは、ピクシーくすぐってえよ、!(ふむ、と頷き乍その言葉に同意しては笑いながらぽつりと呟いて相手が自分を大切にしているという事を改めて感じていればふと傍にいたピクシーがくすぐってくれば思わず身を捩ってくすくす笑っては止めさせようとはせずに唯々笑うだけで。相手が妖精たちに伝えた言葉がきちんと伝わった事を察すれば「ああ、ちゃんと聞こえたってさ」と答えながら傍にいる妖精達に微笑み掛けて。相手がキッチンで悩んでいたことなど知らずふと疑問に思った事を問いかけただけで早口に答える相手にますます疑問を抱くもこれ以上聞いてもきっと答えてはくれないんだろうなと苦笑すれば「そっか、でも何かあったら言えよ?」なんて首を傾げ乍見つめて)
そうそう、相手がお前だからだな。…うっそー、なんだかんだこの子達の前じゃ何かして喜んでくれたりしたら嬉しい癖にさ。…うん……ってどこくすぐられてんのそれ坊っちゃん…。(クスクスと嬉しそうな笑みを浮かべたままで数回頷けばそんな相手は居ない、と宣う相手に現に今だってこうして部屋に来てくれてる友人らのことは大切で仕方ないくせにと俺がいるだろ、と言ってやりたい気持ちを抑えつけながら代わりにそんな言葉を口にすれば擽ったさに見悶える相手に頬を描きながら複雑そうに眺めていればまあ妖精さんが相手なので変な嫉妬も沸かずなんか妖精といるときのこいつ、生き生きしてるなあと微笑むと「そっか、良かった。この通りお兄さん吸血鬼だけど、アーサーの事は大好きだからさ。俺とも宜しくね」なんてぺこと頭を下げる素振りしては相手の何となく読み取った表情が気になって気になって仕方無いものの聞き返すのも余計怪しいかと思案し頷くも「あ、ああ。…大丈夫、お兄さん何ともないもの。」と心配をかけさせてしまっただろうかとそれを取り払わせようと柔らかい口調で続け)
そうか?、…うるさい。それは当たり前だろ、俺の小さい時からの友達なんだぞ妖精さんは!へ、首筋、ピクシーふわふわしててさ、毛が当たるとくすぐったいんだよ(こてん、と首を傾げては次の言葉にう、と言葉を詰まらせ目線を逸らしながら相手の気持ちなど知らぬままにそう告げて。妖精は小さい時からずっと一緒にいる大切な友達、と目の前の相手へそう言えば擽られている部位を聞いてくる相手に一瞬きょとんとするも嗚呼こいつは一瞬しか見えなかったんだよな、と一人納得すればくすぐられつつも質問を答えれば「ピクシー!やめろって…ホントくすぐってぇよ」と笑いながら手で制しては頭まで下げる相手に驚きながらも「吸血鬼でも、襲ってこなければ仲良くしてあげる。って、妖精さんが言ってんぞ。…え、俺のこと好きなのは負けねえって?そんなので張り合うなよな」なんて苦笑を浮かべつつ妖精達が言う言葉を相手へと。下らないと思いつつもやはり自分はこの妖精たちが好きで、突っぱねるような言い方はせずに。何でもない、それだけを言う相手へこれ以上は言わない方がいいかと思案すれば「…分かった」と頷いて机から離れて)
えー?なに、照れちゃったの?坊っちゃん初だっからなあ…。そうだろ?なら誰も居ないなんか言うなよ、おまえがそう思ってても言われる側は結構寂しいんだからな。大切なんだからさ……ぷっ、なんか、想像するとほほえましい。ふわふわした可愛いのに擽られてるお前。(からかうつもりで言ったつもりこそ無かったがつっぱねてしまう相手の様子に乗るような形でによによと笑みをわざとらしく浮かべながら茶々を入れてみてはならば自分も相手の事を大切に思いながら昔からそばにいたとそれも妖精達と気持ちが同じならばと自分の気持ちをなのか、妖精の気持ちをなのか自分でもよく解らなかったが代弁してはふわふわの毛がついてる、という物言いからしてきっとそれは妖精らしく可愛らしい見た目の小さな子なんだろうと想像してはファンシーさに思わず笑みをくっくと漏らしては妖精たちの言葉を訳してくれた相手にも微笑みつつ受け入れてくれてよかった、と嬉しくて堪らない心持ちで「ほんと?良かった!怖がらせるようなことは絶対しないよ、ありがとうね。…ってあら、おにーさん妬かれちゃった?平気さ、アーサーを取ったりしないよ。俺の大好き、はちょっと風変わりな大好きだから」なんて自分の気持ちをずるいやり方なのかも分からないがこんなふうにはっきりと口に出来るのがなんとなく嬉しいのかそう自信げに頷きながら答えると追求をしないでくれたものの気にさせてるかな、なんて不安になれば言わぬままではあるが胸の内でごめん、と呟くと机を離れる相手に「行く?この子達も一緒ならなにか……主食に何を食べるか解んないけど作るよ?」と首傾げ)
ばっ、照れてねえよ!うるせえ糞髭!お前の髭毟るぞ!…、あー、その、分かった、悪かった…そうだな、そう言われると寂しいよな、俺には妖精さんもいてお前もいた。……微笑ましい、か?こっちはくすぐってぇけどさ、て、ピクシーもイイだろ?やめろよーっ、!(わざとらしく笑みを浮かべる相手にむっと唇尖らせ乍ふいっと顔を逸らしては恥ずかしさで薄く頬を赤く染め上げて口をもごもごさせれば相手に聞こえるか聞こえないかの声の大きさで謝りつつちらりと相手の方を見て。首を傾げては未だにくすぐってくるピクシーに腕で阻止しながらじいっとその妖精を見つめてはポツポツ呟いて止めさせてふう、と息を吐けばピクシーを頭の上へ乗っけては自分の周りの妖精達が相手の方を向いているのに今更乍気付いて妖精が囁く言葉にこくこくと頷いて「怖がらせる事したら倍にして返す、と、風変わりとは一体どういう事なのか説明しろって言ってんだけど…、風変わりってどういう、」と見つめて。「そう、だな。行くか…、こいつらも連れて行きたいのは山々なんだが他の使用人にはバレてねえから…」と苦笑を浮かべつつ指先で周りの妖精を撫でて)
えっ、ちょっ罰がキツすぎやしないそれ!?うっそだ、ちょっと可愛い色してるくせに。……え、……あ……いや、良いんだよ。ただ単に、何て言うか、ここの子達も…俺も。おまえが大切だからさ、お前も自信持てよってだけだけで。おまえが寂しそうだと気になるんだ。…ふふ、うん。なんか普段よりお前も楽しそうな顔してるしさ。(思わずばっと己の髭を手のひらで守るように覆いながらも相手をからかうのは反応が可愛らしいのと本当に照れているような素振りを見せる姿がいじらしいため未だにそんなことを宣ってはお前も、と告げられた言葉に一瞬面食らったようで目を丸くさせてぽかんとしてるもすぐに調子を崩したようにしどろもどろと言葉を返しつつも胸が暖かくて頬を綻ばせずには居られずに嬉しそうに瞳を細めては相手の表情や楽しそうな様子を見ているとこっちまで楽しくなってくるようでこの子達には本当に感謝しないとなあ、なんて胸の内で呟きながら眺めては相手が教えてくれる妖精たちの言葉に肩を竦めるようにして「それはお兄さんでも敵いそうにないなあ、ご安心を。手出ししませんよ。……んー、……坊っちゃんにはナイショ。これはまた今度でいい?」なんて人差し指を自分の唇に当てて笑みを浮かべれば「あー…そっか、じゃあ今日はまたあとで、って感じ…かな?…せっかく坊っちゃんと遊んでくれてたのにごめんね、そうだ。また今度お茶会でもしようよ。さっき話してたから。」と妖精達にも言葉を返しながら首をかしげ)
はんっ、お前にはそれぐらいの罰が丁度いいだろ。その髭毟ってやる。毟った方が清々すると思わねえか?う、るせぇよばかぁ!黙ってろ!かわいい色ってなんだよ!……お、おう、自信持つから、お前らがくれる、その、あ、愛、で最近は寂しいとか思わねえ、し…。…まぁ、妖精さんもいるし、楽しいからな。(手で髭を隠す相手に鼻で笑えば企む様な笑を浮かべながらわざとらしく首を傾げ、からかうような茶化されれば噛み付くような言い方で頬を両手で隠し相手から見えないようにしてはしどろもどろになる相手に一気になにかまずい事でも口走ってしまっただろうかと不安になるも笑みを浮かべる相手に少しほっとしてはつられるようにこちらもしどろもどろにぽつぽつと呟いてきっとこんなことを言えるのも此処にいる妖精たちのお陰なのかもしれない、なんて思えば妖精たちに微笑み掛けて再び内緒のように話す相手に唇尖らせれば「また内緒かよ…」と不服そうに呟き「悪いなお前達、今日はThanks.…っと、その話はさっきしたぜ、お茶会参加してくれるってよ」と腕を組み)
お前にはって何だよ、お兄さんそんなにタフじゃないんだからね!ってかこの髭そんな要らないものじゃないんだって、お洒落だろ?…きれーな赤色?写真撮って見せようか?……そうか。うん。そうしてほしい。この子達と同じで…俺もお前を愛してるから、さ。お前が楽しいとお兄さんまで嬉しいんだよな、何でかさ。笑ってて欲しいのと同じ気持ちかもな。(相手が笑みを浮かべるのにもう、なんて拗ねたような顔をするも自分は髭、相手は頬を隠す様子がなんだか可笑しくてくつくつ笑みを漏らしながら相手の頬の色を指摘すると相手が普段の声色に比べると恥ずかしいのだろう、威勢のない声で発せられる言葉達に暖かいだけでは止まらぬままひどく胸が熱くなり相手の瞳をじっとまっすぐ見据えたままきっと相手の言う愛と自分の言う愛のそれは細かく言えば違っていて、大まかに言えば有っているのだからこれくらいはいいだろうと迷いもせずに言葉を紡ぎ出すと不満そうな様子の相手に眉を下げながら困ったように笑みを見せては「大丈夫、坊っちゃんにはまた俺がずっとここにいる理由と一緒に後で解ることだから」と続けてから「良かった、その時は楽しみにしててね。……勿論坊っちゃんもね?」なんて机の周りと相手を交互に見ながら言えば相手が出やすいように部屋のドアを先に開けて支え)
はぁ?俺から見たら要らないと思うがそんな髭。邪魔だろ?毟ってやるからさ。…撮ったらてめえの携帯真っ二つにしてやる。…そうする、から。お、お前らが俺のこと大切にしてくれてんのも知ってるし、その、な…。そっか、なんか照れくさいなそういうの。仕方ねえから笑っといてやってもいい、ぜ。(一歩相手に近付きながら相手へ手を伸ばせばクスリと笑みを浮かべて、笑う相手に何笑ってんだと視線だけを向けて問い掛けながらも頬から手は退けずにそのままで写真、なんて聞けばそんな恥ずかしいもの見れるかと内心思えば撮ったその時はその携帯を使い物にならないように割ってやろうと決めながらやはり自分の気持ちを言葉を口に出すのは恥ずかしいのか何時もよりも途切れ途切れに言葉を紡いでは恥ずかしげに視線をそらし。困ったような顔をする相手をジーと見つめながら「…、絶対その理由と一緒に教えろよ」なんて上からで言いながら「もちろん楽しみにしてやってもいい。な、お前ら?」と周りの妖精たちに微笑み掛けて)
お前はなんでそう俺の髭に対し憎悪の念を見せるのか…ってかなんでそんな原始的なんだよせめて剃るとかさ…。携帯ごとなの!?写真データだけじゃなくて!?…うん、ありがとう。それだけで凄くうれしい。俺だけじゃなくて、きっとこの子達も、ね。なに、笑顔が見たいーって言う俺の為に?(延びてきた手にほんとに抜かれるんじゃないのかと危惧して一歩後退しつつ髭を手のひらでガードし続けては未だ小さく肩を震わせながら可笑しそうに何二人とも手顔に抑えてんだよ、と吹き出したように呟けば写真を撮っただけで真っ二つにされてしまう携帯にそれは困るなあと写真を断念するもそっぽを向いてしまいながらも真っ直ぐに伝えられた言葉に頷くと相手の表情を伺おうと覗き見るように体を斜めに傾けながらからかうように訊ねて見せればやはり難しそうにしたまま「ちゃんとその時が来たら、ね。約束する。」なんて呟くもふっとキッチンで浮かんだ事を思い出せば自分の気持ちをしっかり言えるだけの自分になりたいと言った言葉と反したそれを思い出せばちりと罪悪感に胸を痛ませてから「ふふ、そっか。ならお兄さん頑張って作らせて頂きます、…そろそろ行く?」と首を傾げ)
だって見ててムカつくし、…毟るのがダメなら剃るのなら良いのかよ?携帯ごと。データだけならお前ならまたやりかねないだろうからな。……そう、か。こいつらも嬉しいなら、良かった。は、誰が笑顔見せるっつったよ。笑って、としか言ってねえぞ糞髭!変な解釈すんじゃねえよ!(髭を毟ってやろうと相手の方へ伸ばしかけていた手を止めればふむ、と悩む素振りを見せた後剃るのなら良いのか、と真面目な顔で問いかけ頬から手を退ければ誰のせいだよなんて呟いて携帯ごと真っ二つにすれば使い物にならない為写真すらも撮れないだろうとふん、と鼻を鳴らしてはからかうように言われた言葉に眉間に皺を寄せ顔を覗き込んできた相手の前髪をがしりと掴めば見下ろすように。「………仕方ねえな」もうこれ以上は言わない、と口を閉ざしては肩を落とし「ああ、そうだな、そろそろ行くか…。お前達、窓は締めていけよ」と周りの妖精たちに告げれば妖精は外へ出たのだろう独りでに窓がしまれば軽く手を振ってから相手の方へ向き直れば「あー、どうだ、妖精さんと仲良くなれそうか?」なんて首を傾げて問いかけ)
いやいや別にそういう意味じゃないです勘弁…それを言うなら坊っちゃんも眉整えたげようか?せっかく可愛い童顔してんのに勿体無い。えぇー…そーんな心配しなくたって大丈夫だしいいじゃーん、誰にも見せないよ俺?…俺でさえとっても嬉しいんだもの、間違いないと思うよ。いだっ、いだだだだだ抜けるから!お兄さんの美しい金糸のような髪が抜けっから!いいじゃないの笑顔くらい見せろよ恥ずかしいの?やっぱり恥ずかしいの?シャイなの?(毟る、から剃る、にシフトした相手の考え方は相手からすればかなり譲歩してくれた方なのではあろうがこちらからすればどちらも堪ったものじゃないとぶんぶんと嫌がるように首を横に振り回すとやっと頬から手を退けた相手を見ては自分も顎から手を離しつつ俺のせいなの?俺のせいで恥ずかしくなっちゃったの?なんてまた懲りる気のないようでくすと笑めば確かに撮っておいて思い出にと大切に置いておきはするだろうが誰かに見せたりはしたくないのでと相手が嫌がる理由がはずかしいから、とは気付かずに首をこてんと傾げ前髪を掴まれ思わず表情歪ませながらひとしきり喚くと仕返しとばかりにじぃいい、と見つめ続けてから「結構心配掛けたり不安にさせてるだろ、俺。ごめんな。お前が不安になる事じゃないし、ましてや心配なんか掛けていいことじゃないんだけどさ」と落ちたトーンでそうか細く呟いては解ってはいつつもなにもせずにしまった扉により実感が沸き、目を見開かせてそちらに視線を向けているも相手の方へ移すと「これから見えるようになって…あとはあの子達に妬かれなければ、かな?」なんてくすくす笑み)
違うのか?毟られるのは痛いから剃るほうがいいんだろ?は、ふざけんなやめろよ!童顔とか言うなよばかぁ!くそ!…、見せるとか見せねえとかの問題じゃねえんだよ!お前の携帯に俺の写真がある事が嫌だ。…ん、わかった。うるせえ!黙らねえとこの髪の毛引っこ抜くぞ!ばっ、誰が恥ずかしいかよ!シャイじゃねえし、お前もう黙れよ!(嫌がる相手に首を傾げ乍違ったのか、と問いかけては毟られるのは嫌だったよな、悪いと悪びれもせずに淡々と謝っては今度は己の眉毛が危ない、と手で隠し童顔、という言葉に気にしていたのか頬を赤らめながら罵りの言葉をかけ懲りない相手にむかっとすれば相手の脛を思い切り蹴り上げふん、と顔を逸らして。仮に相手が誰にも見せないと言った所でもし取られてしまった場合、その時はどうするんだ。と内心で思いつつもそういう問題じゃない、と首を振っては嫌がる本来の理由を口にして仕返しにと見つめられればその分こちらも見つめ返しながらも前髪を掴む手ははなさずいっそ抜いてやろうかなんて思うも流石にそれは可哀想かと情けで掴むだけに留め「―…、別に俺が好きで心配してる、っていうか、心配してねえけど…っ」しどろもどろになりがちになりつつ視線泳がせた後相手へ視線を返せば首を傾げて「妬かれる?…、なんで妬かれる必要があるんだ?」と解らないと見つめながら「まぁいい、ほら行くんだろ」と相手より先に部屋から出て)
いやそりゃ毟られるよりかはマシだけどだからってそもそも剃ってもいいって訳じゃなくてな…なんでよ、整えたらもっと可愛くなるのいっだぁあ!おま…っ弁慶!それ弁慶!!え、何で。悪用しないしたまに眺めてそういやこれあの時のかって思い返すくらいよ?そうじゃなかったらなんで髪の毛引っ張るんだよ!あまのじゃくで恥ずかしがりなの知ってるんだからね!(あくまでまだそっちの方が良いと答えただけであって決して許可の意ではないのだと言えば相手も元はかなり良い顔立ちをしているというになんだかとても勿体無い気がして見詰めているも急所にぶつけられた相手の足に思わず肩を跳ねさせて痛みに仰け反れば情けなくも悲鳴を上げ、なぜそんなにも嫌がるのだろうと思案してはまさか気持ち悪いとかだったりして…なんて突飛もない予想に顔を青くさせたりすると頭皮が引っ張られる激痛と髪が抜かれることへの恐怖に無慈悲だ!坊っちゃん無慈悲だよ!と騒ぎながら手を離させようとその手首を緩く掴んで反対方向へと押したりすれば目線を迷わせたのちに戻ってきて呟く相手にそんな言い方でもとてもありがたくて堪らないと感謝すれば「どっちなんだよ、…ふふ。お前は優しいやつだからな、…お兄さんのことなんだかんだ気にしてくれてるじゃない。」と相手の目を見つめるようにしてから「んー?俺も妬かれそうな事、言いそうだし…それに俺の思ってること、第三者からはバレバレなんだろうしさ」なんて自嘲げにつぶやけばなんだかおかしくて吹き出すようにぷっと笑みながらぱたんとしっかり相手の部屋のドアを閉めてからついていく形で廊下を歩き)
剃ったらスッキリするだろ、顔も気分も。な、どうせすぐ生えてくんだから一回ぐらい良いだろ?うるせえ!てめえにだけは言われたくねえよばぁかっ!分かってて蹴ってんだよ!だから、それが嫌だっつってんだろ。んなの黒歴史になって恥ずかしい思い出になるだろうが…。だからもうお前黙れ喋んな!(許可ではない、と分かりつつも相手の髭をどうにかしたいのか諦めるという選択肢は無いようで眉毛云々言われるのは昔から嫌でゴスゴスと弁慶を蹴り乍ギリりと奥歯を噛み締め唯単に嫌がるのはその写真が恥ずかしい思い出になってしまう事が嫌で黒歴史になるなら消した方がましだと口にしてはグイグイと相手の前髪を引っ張りながら喋る相手に図星をつかれたかのように頬を赤らめては手首を掴む手を見つめて仕方なしに離して「う。んなことねえし、気にかけてねえし」否定する言葉しか出て来ずに内心自分に呆れながら「バレバレ?…妖精さんに、か?」わからない、と首を傾げて廊下を歩き)
いやそれ気分がスッキリするのは坊っちゃんだけじゃないですかね…ってかどれだけ剃りたいんだよ、そんないらないこれ?何でぇええ俺褒めてるのに!褒めてるのに!そうか?今まででお前が恥ずかしい思い出になった出来事なんか無い気がするけどな…お前と居るときは大概楽しいし…。解ったって、照れ隠しで禿げるのは流石にお兄さんつらいです…。(自分としてはあった方が大人っぽいという理由でお洒落として髭を伸ばしていたために無い方がいいのかと一瞬流されるもいやこれはアイデンティティの喪失に匹敵するだろうと何故か壮大に話を理解しては絶対やらせないからね、と釘を刺して、急所に当たり続ける相手の爪先にあんまりだと答えてはなんとか蹴りから逃れようとかわそうと後方へと下がってみたりすれば相手が嫌がる理由にふむ、と考える素振り見せては相手がそれでも嫌ならば仕方無いが黒歴史になるような想い出なんかあったっけかな…と今までのことを思い返しながらそう宣うと照れ隠しであることくらい解っているために前言撤回も完全に黙ることもしなかったがやっと前髪を解放されてはそれを整え直すように手ぐしにかけながら「じゃあ聞くけどさ、今日だって俺が栄養不足でふらついてたとき心配してベッド、貸そうとしてくれたんじゃなくて?」なんてによによと笑み浮かべたまま訊ねれば「他の子から見たらあからさまなんだろうもん、俺の態度って」と行動を振り返りながら我ながら大人げないと眉値下げて言い)
俺だけか?いや、きっとお前もスッキリするだろ。もう剃っちまえよ、そっちの方がいい。…う、うっせえ!くたばっちまえ!お前には分かんねえだろうけど、後々自分の行動見返してみると結構恥ずかしくなったりするんだぞ…、あんときの俺何してんだ!ってすげー恥ずかしくなる。楽しいなら、何よりだけどさ。禿げてもお前であることには変わりはねえよ、髪型は変わるけどな。(やらせないと釘を打ってくる相手に双眸を細めるなり髭を剃った相手を想像すれば髭のないこっちの方が似合ってていいんじゃないか、なんてふと思えばそっちの方がお洒落だろと相手の方を見ればふむ、と考える素振りを見せながら爪先が相手の急所に当たることなく空を切ればむ、と眉間に皺を寄せ不服そうな雰囲気を出せば何故避ける、と視線だけで訴え黒歴史になった話などする筈もなくいつかの恥ずかしい思い出を思い出したりすれば堪らなく恥ずかしくなって逃げ出したくなる、なんて言いつつ肩を竦め。照れ隠しだと思われている事に呆れつつ皮肉とも言える言い方で笑ってやれば禿げた相手を想像してぷ、と吹き出し笑った後ぴたりと止まれば「は、な、別に、お前の為じゃねえし、か、勘違いしてんなよ!」なんてその態度すら肯定であるという事に気付かずに相手の態度がバレバレ?と首を傾げ「よく、わかんねえ、バレバレって何がだよ」と双眸を瞬かせ)
いやいやいやこれ剃りすぎた翌日とか違和感物凄いからねこれ、しかも俺案外髭無くなるとあどけなくなるから駄目です旦那様。可愛い顔だっつって蹴ってくたばる意味が解んないよ!…あー…そう言われると恥ずかしいとはまた別だけどたまに大人げなかったなあとか悪いことしちまったなあとかって後々思うのは俺もあるな。でもお前の場合俺との事なら気負わなくていいのに。ちょ…っやめてまじやめて!きついから!きつすぎるから禿げた俺とか!禿げで吸血鬼とか嫌だよ……。(あくまでも自分の描くお洒落の方向性は大人の男としてのものらしくあとまた伸ばすとき暫く中途半端な無精髭姿になるのも嫌な様で青い顔をして拒むと蹴りが空振りで終わったことに不満そうな視線を送ってくる相手には痛いからかわしただけだよ坊っちゃん……と内心で突っ込みを入れておくとそこまで童顔云々言われるのが恥ずかしいのか、と思えばそれでも本当に可愛いのでそれは心のなかで止めるように勤めようと判断し、そう?お前が恥ずかしいような失態犯したことあったっけか…お兄さんのが寧ろ頭下げたいくらいだもんなあ。と記憶を回想させながら苦し紛れに苦笑い浮かべればなんでお前髭なり髪なり俺の体毛抜きたがるんだと相手をじ、と見つめれば言葉のわりには動揺のためかどもる様子に思わず吹き出しながら「じゃあお前のためなの?なんでさ?」なんて意地が悪いのも自覚していたがわざとそんなことを聞くと続く言葉には「俺の思ってる事が、ってこと。…ほらほら頭使ってる場合じゃねーぞ?これからたらふく食べてもらわなきゃなんだから」とすり替えるのも卑怯な気はしたがキッチンに直通する食堂の扉のドアを引きながら相手に入るように手を指して)
――…どうしてもダメなのか。あどけなくなるなら余計に見たい気もするんだがな、あどけないお前が見たい。俺は可愛い顔なんてしてねぇし!ムカツクからくたばっちまえ!まだ脛なだけマシだと思えよ!いや、確かにお前とだからそこまではあれなんだが個人的にうわってなる時が何回かあるからな…、その、色々と。笑い者になるどころかお前を見ただけで俺が笑い転げそう。髪の毛元に戻っても笑える自信あるぜ(あどけなくなる相手というのは想像が出来ず興味を示してみるもこれ以上拒否をされてしまえば諦めるしかないか、と内心で思いながら空振りをした足を組んではぐっと眉間に皺を寄せて不服そうに見続け童顔やら可愛い顔だの己の気にしていることばかり言われれば否定ばかりで、少しはかっこよく見られたいものだがどうしてうまく行かないのか、なんてひっそり考えて、色々と。と言葉を濁しながら相手の方を見ずにぽつぽつ呟けばお前の髪の毛なげえからうっとおしいんだよ、と視線だけで訴えれば髪の毛切れよ、と相手に告げ「な、んでって、その、」意地の悪い質問をされてしまえば視線を彷徨かせたじたじになりつつ言葉を紡ごうとして食堂へ入れば「…たらふく食べてやるが、量はきちんと考えたよな?」と首を傾げて)
そんなん見ても何の得にもなんないだろ、流石にお前より下に見られるってことは剃っても無いだろうけどお前の前くらいはかっこいい大人で居させてくれよ。そんなん本人が解ることじゃないじゃん!脛でマシってお前裏拳でもするつもりか…。そうなの?こっちからしたらいつも大分良くしてくれてるって感謝しきれない位なんだけどそういうもんなのか…。ちょっ、やめて!まだ禿げてもないから…いやまだって何だとにかく禿げないから!はげさせないから!(髭がなくなることに関してふざけあいの延長線上のような否定はせずにううむ、と考え込みながら自分の顎に触れては己の矜持として相手の前ではお兄さん、で居たいらしく難しそうに眉間に皺を寄せては自分が可愛いか可愛くないかなんてそんなもの自分自身で判断がつくわけないと宣いつつもまあ多分俺だからかなり可愛いんだと贔屓目に見てる可能性もなくはないのかもしれないがとひとり苦笑い浮かべながら相手の様子を見ていれば何やら平和とは言えぬ視線が髪に注がれるのに嫌な予感を抱きつつ続けて発せられた言葉にまあ禿げるくらいなら多少短くするくらいならいいけど…と、そこまで暑苦しいだろうかと自分の髪の毛を指でつまんで考えてみたりして。そのまま「んー?お兄さんすごく気になるんだけど…何でかな?」と答えが直接聞きたいのもあったがうろたえる仕草が可愛らしい為に質問を取り下げずわざと首を傾げてみせれば相手に続けて食堂へと入ると「ふふ、結構おやつ食べてたからな。大丈夫よ、パルフェまで食べてもらわなきゃ俺も残念だし考えてます。」なんて微笑むとその広い部屋にある大きな椅子の背凭れに手を掛けて音を立てないように引くとまた手のひらで指して)
気になるだろ、そんなの言われたら。剃ったとしてもかっこいい大人だろ…。はあ!?分かるに決まってんだろ!俺は可愛い顔なんてしてねえ!お前の目がおかしいだけだろ!別にほかの急所狙われるよりかはマシ、って意味だ。裏拳なんてやんねえよ…。まあ、個人的に、だし。分からなくてもいいし、感謝されるのも悪くねえから、気にするなよ。良くしてるつもりはねえけど。はっ、せいぜい禿げねえように頑張れよ。そのうち禿げてくるかもな(たとえ髭があってもなくても相手はかっこいい大人、と無意識のうちに呟けばはっとして視線を逸らしてはふとなぜ俺の前だけかっこいい大人でいたいんだ、と首を傾げるもののまあ紳士ならそうか、と納得しては自分でわかるわけがないと言われるもそれぐらいは自分でもわかるし俺はかっこいいって言われたいなんて内心で思うだけで自分を可愛いという相手の目がおかしいだけだと言えば今度俺が切ってやってもいいな、と失敗する確立はかなり高いがそんなことを企みつつ相手の髪の毛を見れば流石に長くねえか、と首を傾げて「だ、だって、」とたじたじのまま声を絞り出せば相手へ視線を「…ふ、流石だな。」椅子へ座れば口元を緩ませて)
…うーん……、……元々これ大人っぽくなりたくて生やしたからなぁ…。でもお前がそう言ってくれるならたまには剃ってもいいかな、伸ばし直した時の無精髭に笑わなきゃだけど。っていうか顔だけの話じゃないしお前の場合はさ。ほかの急所って…脛の時点で結構際どいんだけど。…そうか?ならまあ写真はやめておくけどさ、覚えておいて俺が懐かしめばいいんだし…でも個人的なのは解るけどお前もそんな気にしすぎなくても良いんだよ?居てくれて嬉しいことばっかりだから。…ま、まだこの年で禿げるわけないでしょ…ふわっふわのふっさふさなんだから…。(相手の前ではしっかりとお兄さんのままで居たい、そして居たいから伸ばし始めた節もあるのだが剃っても変わらないと相手の口から聞けば暫し悩みつつ夏場とか位なら良いかな、試しに。なんて思うもまた伸ばす津守でそうとだけ付け足せば可愛くないと首を横にふる相手にまあ頷く男の方がおかしな話ではあるのかもしれないしそりゃ俺が贔屓目なのかもしれないけど見た目云々だけでなくそもそもの仕草だって間違いなく可愛く愛おしい為にそう呟くと自分の髪に関しては柔らかい髪質の方だし括っておけばなんて事ないけどな、と返し相手が切る、という思惑も知らず短い方が男らしくて案外格好よくなるならそれもいいかなあなんて興味示せば「…どうあれ親切にはして貰ったしね、お兄さんお礼したいからなあ」と次にまた相手と関われる事を作ろうと考えて口にすれば「お前の食べる量くらいは把握するさ、…さて。まずは食前酒だ、白のスパークリングワインをご用意しました」なんて使用人らしく説明を交えながら後方へと下がるとキッチンの側にある冷蔵庫から緑のガラス瓶とグラスを運ぶと馴れた手つきで注ぎ)
たまにはいいだろ。まあ、…無精髭に笑うか笑わないかはその時になってみねえと分かんねえかな。笑うというより、それって言うかもしんねえけど…。は?顔だけじゃねえってどういう事だよ!だろうな、急所は有りまくりだからな。思い出すな忘れろ。そんな事覚えてなくていいんだよ、…別に気にしすぎてねえよ!うっせえ。何がふわっふわのふっさふさだよ、その歳で禿げてるやつに失礼だろ(剃ったあとの無精髭が生えた相手の想像してみればふ、と鼻で笑った後実際見てみねえと笑うかなんて分からないと口元を手で隠すようにしては無精髭を生やしたままは余り身なりは良くないが、と。可愛いのは顔だけではないと言われれば目を見開いて顔だけじゃなかったら後は何処がそう思わせるのかなんて腕を組んで考えてみるも思いつかず眉間にシワを寄せて相手へ視線を送りこの歳で、と相手が言えば世の中にはお前くらいの年でもいるんだぞ、という意味を込めて視線をやればそういえば、一時期俺も髪を伸ばしてた時があったっけ、なんて小さいときの記憶を掘り起こしてくれば相手の髪が羨ましかったからだったか、と双眸を細め「は?お礼?んなの気にしなくても…」と首を傾げて見やれば「…悪くないな、」と口元を更に緩ませれば満足そうに呟き)
お前がその方がいいって言うんなら、な。そ…その反応からして間違いなく笑われる気がするんだけど気のせい?まあやっぱしばらくマスクかなー…。いや、だから……かわいげないこと言いながらもたまに優しかったりさ、照れるとなんも言えなくなったりさ。そういうとこ結構俺は可愛いなって思うんだけど。……流石に鼻とかは勘弁してくれよ?べつに思い返すくらいいいじゃねーの、生き甲斐だって言ったろ?てかやっぱ気にしすぎてるし。いや俺はべつに同年代で禿げてる人の事を言いたい訳じゃ…じゃなくって!俺は絶対に禿げないから!(見てみないとわからない、と言いながらも口元を隠してしまう様子に間違いなく半端な無精髭を見せたら笑うんだろうなあと予想しつつまあそれでも相手が今より良いって言うなら考えようと思いつつ相手の見た目以外の可愛い点を口にするのはやや恥ずかしい気もしたがそんなことをわずかにだけ口ごもらせながら呟くと相手の台詞に思わず同年代でなった人間に何故か罪悪感感じるもいやいや違う、とすぐに首を左右に振り回せば昔はすっげぇ輝かせた目で俺の髪の毛見てたのになあ、とため息混じりに呟き。「お前からは親切したって思ってなくとも俺はして貰ったって思うからさ、…どうすっかな。」と何か次の約束を取り付けようと思案しては俺も卑怯なことするなあ、と少しだけ自己嫌悪しつつ口元を緩ませた相手にお、と嬉しげに呟くと「食前酒を白のスパークリングにしたのには訳があってね、前菜が…スモークサーモンのマリネで御座います。よく合う筈だ」とボトルをテーブルに置いてまた冷蔵庫へと戻ると中位のガラス皿に盛られた鮮やかなサーモンのマリネを出してテーブルに置き)
笑わねえから、な?剃ってみろよ。マスクなんてすんな、そしたら見れねえだろうが。それにお前が笑ってるか分かんねえし…目が笑ってなかったら怖いし…。ばっ、う、うるせえ!誰も説明しろなんて言ってないだろばかぁ!お前の目なんて腐っちまえ!鼻は可哀想だからやめといてやる。生き甲斐って、それとこれは別だろ?…だから、気にしてねえってば。…ふぅん?禿げたら笑ってやるから安心しろよ?(口元から手を離せばじい、と見つめつつマスク姿の相手を想像すれば流石に目が笑っていないと怖いしな、なんて呟きつつマスクが無ければ笑ってしまうかもしれない、と思いつつ自分の可愛いと思うところを呟き出す相手に顔を赤らめれば耳を塞いで聞こえないようにしては眉間にシワを寄せて同年代で禿げたヤツ可哀想なんて思いながら今でも長い相手の髪の毛を見つめれば相変わらず綺麗な髪してるな、と目を細めては自分の髪はボサボサでよくこんなので相手の髪に憧れたんだろうかと苦笑しては「勝手に思ってろ、……どうすんだ」と悩む相手を見つめては腕を組み「……うまそうだな…」思わず歓喜の声を出しながらはっとしたように顔を背けて)
剃るのは良いんだけどさ……まあたしかにそりゃ不気味だな……となると今度はまた伸ばすっつって半端な無精髭生やしてたらそれはそれでお前が剃刀持って来そうな気もするんだけどなぁ…。何でぇえ!?どういう事だって聞いてきたのはお前だったでしょうが!目が腐るとか仕打ちが過激すぎるんだよ…。なら他の急所って何処なんだ…というか鼻以外に顔は本当にご遠慮頂きたい。お前をからかったりお前と時間過ごしたりが生き甲斐なんだからそれを思い出したくもなるんだよ。なら思い出すくらいは許してよ、お前はいつだってちゃんと可愛かったり優しいまんまだ。……何に対しての安心なのそれは……。(相手の言葉にまあ表情の半分以上が見えないとなると相手から見たらかなり不気味なのかもしれないと賛同しつつもとなればやはり無精髭を晒す他ないと思うと出てくる心配ごとは変わり相手じっと見たりしてはすっかり赤い顔で聞くまいとする相手に聞きたがったのはどちらからだと喚くも顔を赤くする辺りやっぱり仕草から可愛らしさも来てるんだな、と再確認したりすれば未だに自分が禿げたときの話を止めぬ相手に恨めしげに視線送りながら結構これ手入れ頑張ってんのになあ、でも相手の髪にもやってやったら結構良くなるかもなあ。なんて思いながら相手の髪に目線移すと「そうする、…んー……そうだ。お前高いところ平気か?」と暫し悩んだあとに相手にそう首を傾げれば相手から漏らされた料理人としてはこれ以上ない賞賛に嬉しくて堪らないと目を輝かせては「良かった!…喜んで貰えたならお兄さん幸せだわ」なんて表情ゆるめ)
不気味だろ、それを俺に見せるのか?……さぁ、どうだろうな、持ってくるかもしれねえし持ってこねえかもしれねえ。マスクなんてやめとけって。だっ、だからってんな説明するかよ普通はさ!こんのばかぁ!腐っちまえ!過激すぎるとか知ったこっちゃねえ!顔以外だったらいいんだろ?……そもそも吸血鬼って傷とか回復すんのか…?そこがすごい気になんだけど、どうなんだ?わ、わかった、それぐらいは許しといてやっけど誰にも話したりすんなよ?いいな、話したりしたらお前の命ないと思えよ。だ、か、ら、可愛くねえってなんど言えば…。さぁ、何に対しての安心だろうな?(ヒラヒラと手を振ってやめとけ、と見ながら言えば持ってきそう、なんて言葉に強ち間違っちゃいないなと内心ひっそり笑ってやるも言葉ははぐらかす様な言い方で肩を竦めて耳を塞いだまま不服そうな顔を浮かべてどういうことだと聞いたのは確かに己だがそんな説明をされるとは思っていなかった等嘆くように言いつつも口をもごもごさせてはふと思ったことを首を傾げ乍問いかければ良く本等で見る吸血鬼は直ぐに傷が癒える等書いてあったりもするが目の前の吸血鬼は一体どうなのだろうかと双眸を細めて見つめつつ相手の視線が髪に行っているのに気付けばんだよ、と髪を触って眉間に皺を寄せた後「高いところ…?、あー、まぁ平気だけどどうしたんだそれが」と頷き乍相手の意図が読めずに頭にクエスチョンを浮かべ「そ、そんなに喜ぶなよ…」表情を緩める相手に頬を赤らめて行けばぼそぼそと呟いて)
うーん……確かに使用人としても余り頂けないか…嘘、お前その反応からして顔に「持ってきます」って書いてあるようなもんだろ…。俺はべつに普通に思ってることを口にしたまでだよ……はいはい、ごめんね。急に変なこといわれて恥ずかしかった?い、いやべつに良いよって意味では無いんだけど…出来れば手厚く優しくして頂きたいんですが…。……しようと思えば即治療も出来るけどその分体力浪費して餓えるし…任せとけば人間と大体おんなじ早さで回復する感じだな。餓えるのが怖いからあんましないけどさ。え、命かかってるレベルなのこれ。…っつーかお前との事なんて誰に話すんだよ、勿体ないし…。……そうは言うけど禿げってストレスと深く関係してるみたいだしな、お前溜め込む方だし坊っちゃんこそ危ないんじゃなくって?(確かにマスクをして顔を隠したまま給仕するのも使用人としてあまりよろしくないと暫し考え込んでは相手の反応から嫌な予感しかせずにエンドレス無毛顎になりそうだ、なんてよくわからないことを呟くといやむしろそこまで怒られるような反応…いや照れ隠しなのかもわからないが、をされるとはこっちこそ予想外だったと眉下げ苦笑い込めながら相手見つめてはたしなめるように柔らかく声を掛け、問いにたいしてううむ、と考え込む素振りをしては指切ったとかほんのちょっとの怪我すぐ治すくらいならそんな変わんないけど重症治療したら腹へって自我なくしそうでこわい…と青ざめた表情をしては自分の視線に気づいた相手に一瞬わた、と調子を崩してからふにゃと笑うといや?またいつぞやみたいに髪の毛ケアしてやろーかなあって?なんて言ってみれば「そっか。よかった。じゃあもういっこ質問、…星は?好き?」とまたもう一度こてんと首をかしげながら問うと「お前のそういう言葉が聞きたくって頑張ったんだからそりゃ嬉しいさ、…食べてみて?」と顔を赤くしてしまう相手につい微笑みを浮かべてしまいながら相手のすぐとなりに立って様子うかがい)
まあ、使用人がマスクってのはな、流石にアウトだろ。…持って来ねえって…、なんなら約束してやるよ。う、うるせえ、恥ずかしくなってねえよ!勘違いすんな!大体思った事なんでも言いすぎなんだよてめえは!…はあ、仕方ないな。手厚く優しくしてやってもいいぞ、保証はしないけどな。へえ、吸血鬼ってのも大変なんだな。回復する代わりに体力消耗とか…、そんなの関係ないとばかり思ってたんだが違ったんだな。別に命は関わってねえけど、今のは脅し文句。…まぁ、お前が他の奴と喋ってるところ見た事がねえし…それは低いかもしれねえけど…って、勿体無い?…ばっ、ばかいえ!俺はまだ禿げるわけにはいかねえし、それに、ストレス溜め込んじゃいねえぞ!(うんうんと頷きながら、基本的にマスクは無しだと告げれば相手に自分の考えが読まれていると気付けば心の中で舌打ちをしながら半ば諦めたように首を傾げて相手を挑発するような言い方で耳から手を離しては相手のせいだと言わんばかりの言葉で素直に何でもかんでも言ってしまう相手が悪い、なんて言いながらむすりと顔は不服そうなままで吸血鬼でも傷の治療は簡単ではないという事を知れば驚いた様に双眸を丸めてぽつりとつぶやいてはそこは人間と変わらないのか、と小さくつぶやいた後に髪のケア、と聞けば…お前みたいにサラサラになるか?なんて首を傾げ眉を下げながら問い掛けては自分の髪が相手のようになるのならそれは喜ばしい、なんて思いつつ「ああ、星は好きだ。綺麗だしな」こくんと頷いて肯定しては「…ん、いただきます」挨拶を小さな声で呟いてナイフとフォークで器用に切れば一口口の中へ入れた途端広がる味に頬を緩ませて「…うまい」と小さく)
だよなあ…いっくら髭か情けないからって使用人としてみっともないのはちょっとな……、…ほんとに?まじで無精髭だよ?結構気になると思うよ?じゃ、じゃあどうしてそんな怒ってんだよ!聞かれたこと答えてなにが悪いのよ!あとせめて素直って言って!……ちなみに言うけどその手厚く優しくってのは…なるべくそういう風に殴ってくれ、って意味じゃないからな…?まあ普通の吸血鬼ならもっと血吸ってるだろうから大怪我治すくらいはお茶の子さいさいなんだけどな。人離れした能力の吸血鬼ってのはそういう奴等だ。んな脅さなくとも誰にも話さねえよ、……べつに。なんとなくもったいないって思っただけよ。でも積極的に発散するタイプではないだろ?きっと枕の下にぱらぱらと髪の毛が落ちている日が今に来るぞー?(そりゃもちろん使用人として身なりがきちっとしていることも大事だがそれで失礼にあたっちゃ本末転倒にもほどがあると頷くもそれでもいざ自分の無精髭を目にしたら伸ばす間もなく剃られそうで念のために尋ね返せばすっかり拗ねたような表情をしてしまった相手にそんなにも色々と言ってしまっただろうかと思考巡らせつつも嘘をいったつもりもなければ普段のようにからかったつもりもないために声をあらげておくとあくまで生命活動に必要な最低エネルギーだけを摂取してる自分には難しいだけだと首を横に振り。髪の毛に関して訪ねてくる姿がなんとなくどこか小さい頃のまんまに見えて可愛いな、なんて思いながら時間はかかるかもしんないけどだいぶは良くなるだろ、毎晩乾かしてやったり必要かもだけど、と慈しむように微笑みながら答えれば頷かれた答えに満足そうに笑むと「それもよかった、なら自然プラネタリウムにでも招待しようかな。抱いて飛んで高台までいってさ」なんて続ければそのまま相手が食べる様を幸せそうにじっと眺めていると紡がれた呟きにまたふっと柔和に表情をゆるめながら「…ああ、嬉しい。」と漏らすとたまらなくなって相手の髪をわしゃり、とひと撫でして)
使用人としてみっともないのは嫌だろ?俺も使用人がみっともないのは嫌だ。…しつこい、剃らねえし気にもならねえってば!もうお前黙れよ!恥ずかしいから怒ってるわけじゃねえからな!は?解ってるけど、お前、俺をなんだと思ってんだ…流石にしねえよ……。ふうん、お前もそこら辺の狩って飲んでくればいいだろ、そうしたらお茶の子さいさいだな。てか、色んな吸血鬼がいて訳わかんねえな…。変なヤツ、勿体無いなんて。や、やめろよ!気になって寝れなくなっちまうだろ!(肩を竦めてはわざとらしく溜息を一つついてはしつこく問う相手に眉間に皺を寄せて睨む様に見やればそんなに剃って欲しいのか、と言わんばかりの雰囲気で別に恥ずかしいからじゃない、と自分に言い聞かせるように言いながらもやはりあんなふうに言われるのは恥ずかしいのか顔を見られないように逸らすもなんてことをさらりと告げるもきっと相手はしないだろうなと分かりつつもついつい言ってしまい相手の様な吸血鬼もいれば他の吸血鬼もいる、と混乱してきつつ苦笑を浮かべ。微笑みながら言われればそうか、それでもサラサラになるんなら、なんて目を細めて自分の髪をくしゃりとなぜて告げられた言葉にぱちぱちと瞬きしては「へ、飛んでいくのか、」と目を丸くしては「わ、な、撫でんなよ!」と一気に恥ずかしくなって相手の手を退かせて)
うーん…お前に嫌がる以上俺もそうはしたく無いな…悪い悪い、つい剃刀片手に全速力で追い掛けてくるお前が想像出来て……ま、それなら一回位は剃ってみるか。え、じゃ、じゃあなんで怒ってるの坊っちゃん…。確かにお前にばれちゃった以上そうするのが一番なんだけどさ…何か、…なんでだろうな…極力吸いたくないと思ってる。ふふ、吸血鬼の時点で相当訳分からないだろうし、ね。……変かなぁ、やっぱり。でも教えたくないし話したくないんだよ、誰にも。……俺の年でも禿げたらかなり辛いけど俺一応四捨五入したら三十路じゃん?坊っちゃんだけは気を付けてな…。(自然に相手の嫌がる使用人、としてではなくいやがる人物像、としての答えが出てしまったことにはっとなるも不自然な返しではないだろうと放置しては一度くっくと笑いながらからかってから相手の反応もみたいところだし一度くらいは試してもいいか、なんて思えば一向に怒っている理由がべつに照れていたわけではないと否定し続ける相手にまさか本当に気に触ることを、なんて心配になってはさっと一瞬顔を青くするも顔を横に振ってそれを繕いつつ尋ね、吸血鬼について難しい顔を見せる姿にけたりと軽い笑みを響かせてはそれでも自分でももうそうする理由はないのにと不思議になりつつ他の誰かの血を生命活動に必要な最低限のための最終手段として以外はなるべく体内に取り込みたくないと断言すれば髪の手入れに許可してくれる相手にうん、と頷けば暫くはお風呂上がりにでも呼んでくれたらやってやるよ。と続けてやり、手を離されてしまえば思わず撫でていたことに「ごめん、ついすっごく嬉しくてさ。幸せで触れたくなった……コックの仕事も身に付けたいくらいだ、こんなに嬉しいもんなのか」とそれでも尚瞳を細めながら幸せだと呟いて)
ん。じゃあ、付けなきゃいい話だな。…お前、…そこまで俺は鬼じゃないぞ。流石に持って追いかけたりしねえよ…。じゃあ、早速今日にでも剃るのはどうだ?――……、なんでだろうな。何でだよ、吸わないと生きていけねえんだろ?…まあ、吸われる側はご愁傷様としか思えねえけどさ…。そうだな、吸血鬼の時点でちょっと分かんねえかな。…変なヤツ、俺が恥ずかしい話以外なら話せばいいだろう?ばっ、気をつけるに決まってんだろ!お前こそ禿げんなよ!(こくんと頷いてはこの件の話は終わったとでも言うようにぐ、と腕を伸ばしては剃った相手を見るのが楽しみだ、と内心でひっそり楽しみにしてなんで怒ってる、なんて言われてしまえば照れていないと否定していた手前でそれを修正することはほぼ不可能に近く視線を逸らしはぐらかす様に呟いてから本当にこいつは大丈夫なのか、と心配する様に見上げてはまあおっさんの血なんて嫌だよな、と頷いて一人納得しつつ血を吸われたやつは可哀想だけどなと他人事の様に。お風呂上りにでも、と相手に言われればしてもらおうかと考える素振りを見せて「やめてやれ、お前がコックの仕事を身に付けたら可哀想だろう」と現コックの顔を思い出しながら苦笑を浮かべ)
そうなるな、ならしょうがない。お前の反応も気になるところだし剃ってみるとするかな。ふふ、ごめんって、つい。まあでも無精髭剃るか伸ばすかはお前の反応に合わせて決めるさ…って随分急じゃない。そんなに見てみたい?……っぷ、…っ…くく、なんだよそれ。何か傷つけちゃったかなってすっげぇ不安になっちまったじゃんか。明らかに前とは全く違う理由で吸いたくないのは確かなんだけどその理由が自分でも明確に解んないんだよなあ…。だろ?そもそも生命維持するのに食事以外に血液が居るとか動物的に人間より劣ってる様な気がするよ……。…だーめ、教えたくない。それこそ俺とお前の事ならお互いの記憶と胸の中にあればいーんだよ。俺は髪の毛大事にしてるもんさ、せいぜい俺より早く禿げないでよ?(相手がその方がいいというならまあそうなっても仕方無いしそうでなければまた伸ばすまでだと髭くらい好きな相手の好みに合わせてもはぐらかすような口ぶりの相手に自分でなんでだろうなってなんだ、と思えばおかしくなって吹き出すように言えばでも逆にそれがまたお前を襲っちまう原因になっちゃうのかもと思うと……なんて葛藤するように呟くも、誰かの血液をむさぼりたいと言う気持ちは全く沸かず。相手の髪を観察するように眺めながらさらさらになったらきっと手触りもよくなるだろうと撫でる日が楽しみだと柔らかく微笑むと「はは、そうだな。こんなに幸せなお仕事とられちゃあものすごく悲しいかも。食べてくれる奴も嬉しい反応してくれるし」とこくこくと頷きながら笑み浮かべて)
気になるって、笑うかマジマジと見るかの二つしかないと思うんだが。実際見て見ないと分からないのはわからないが……。ついって、お前な……。俺の反応を見てからで良いのか?笑うかもしれないぞ?……まあ、気になるには気になるから見てみたいな、どれだけあどけなくなるのか。わ、笑うなよばかぁ!何に対して怒ってたか忘れただろうが!明確にわからねえのに吸いたくねえってのも、不思議だよな。比べようにも比べれねえから何とも言えないが、それが吸血鬼なら仕方が無いだろ。……、そんなに話したくないのか。そこまで話したくないものなんてあったか?誰がお前より早く禿げるか!お前よりかはまだ若いだろ!(反応なんて決まってるぞと言わんばかりの物言いで告げればこくこくと頷きながら今すぐにでも見てみたいと見上げて笑われてしまえば頬を赤らめまた相手のせいの様な口振りでポコポコ怒ってはうーんと首を傾げ乍眉を下げつつなんと言おうか悩む仕草をしつつぽつぽつ呟き。サラサラになって昔の自分に会えるのなら髪の手入れは怠るなよなんて言いたいと思いつつ「だからやめてやれ、お前は俺の周りの世話をすりゃあいい」と食べながら告げて)
気になるって、笑うかマジマジと見るかの二つしかないと思うんだが。実際見て見ないと分からないのはわからないが……。ついって、お前な……。俺の反応を見てからで良いのか?笑うかもしれないぞ?……まあ、気になるには気になるから見てみたいな、どれだけあどけなくなるのか。わ、笑うなよばかぁ!何に対して怒ってたか忘れただろうが!明確にわからねえのに吸いたくねえってのも、不思議だよな。比べようにも比べれねえから何とも言えないが、それが吸血鬼なら仕方が無いだろ。……、そんなに話したくないのか。そこまで話したくないものなんてあったか?誰がお前より早く禿げるか!お前よりかはまだ若いだろ!(反応なんて決まってるぞと言わんばかりの物言いで告げればこくこくと頷きながら今すぐにでも見てみたいと見上げて笑われてしまえば頬を赤らめまた相手のせいの様な口振りでポコポコ怒ってはうーんと首を傾げ乍眉を下げつつなんと言おうか悩む仕草をしつつぽつぽつ呟き。サラサラになって昔の自分に会えるのなら髪の手入れは怠るなよなんて言いたいと思いつつ「だからやめてやれ、お前は俺の周りの世話をすりゃあいい」と食べながら告げて)
お兄さんは案外剃った方が好評であった、という僅かな希望に掛けてるのさ。いや、追いかけるまではしなくても鬱陶しげに俺が剃ってやろうかとか言ってきそうだってつい想像が。駄目そうなら数日我慢して元通りにしたら良いことだし一回くらいは別に良いよ、…早くてもいいけどさ、あんまりひどいと今度はお前を童顔だってからかえなくなりそうなんだよなあ…。ぶはっ、忘れたってなんだよ!なんで忘れてんだよ…くくっ…。俺自身かなり不思議な気分、あんなに飢えていたし…飢えで辛かったことも有るのに、不思議と血を吸いたくないよ。面倒な生き物に生まれてきちゃったなあ…本当に主人がお前でよかったよ。……話したくない訳じゃなくて…ただ…誰かに…お、教えることじゃないし。その年でも禿げる子はいるじゃない、あんまりケアしてなかったら今にどんどん禿げてくぞ?(言う態度はふざけ半分、内心はそれならずっと剃ってたって良いと割かし本気らしくわざときりっとした表情を作りながら答えれば余程髭のない自分が見たいのだろう相手の言葉に普段からかっている言葉が今度は言えなくなると苦笑い漏らしてみては笑うことを怒る相手には悪いが忘れた、と聞けば余計におかしくて込み上げてくる笑みは止まることがなく。きっと昔のこいつに素直にさらさらにしてやる、っていってあげてたら大喜びしたんだろうなあなんて過去の自分に罪悪感を感じて眉潜めれば「ふは、そうだな。それも俺の特権みたいなもんだし。…スープ、とってくるな、」なんて笑みを浮かべ相手の頬に手を伸ばすとすると愛おしむ様に撫でてからキッチンへと踵を返し)
ふうん、剃ったほうが女性にはもてるかもな?僅かな希望だから、そう思われるかは知らないけど。………、あー、敢えて否定はしないでおく、言いそうだからな。からかえなくていいだろ、俺は童顔じゃねえし!早くてもいいなら今日な。〜〜…っ、う、うるせぇ笑うなよばかぁ!でも、吸っておかねえとまた倒れそうになるんだろ?何でかは知らないが無理すんなよ、って、別に倒れたら困るからだからな!…ふん、俺が主人で良かったな。光栄に思えよ。……?教えたくねえ、ってことか?ばっ…は、禿げねえよ!ちゃんとケアすればいいんだろ!(僅かな希望を聞けばふは、と笑いながらその希望が叶うといいなと。相手が自分を童顔だとからかえることが出来ないとなるとこちらは都合が良い、今度はこっちがからかってやろう、と心に決め。笑わわれむっと唇を尖らせ不服そうな顔をしながら見つめれば相手の足をぐっと踏んづけ。過去を思っても仕方が無い、と肩を竦めながら自分の髪が本当にサラサラになるのかが楽しみだと言わんばかりの雰囲気で「お前にしか頼んでないしな。………!」頬を撫でられればその手付きにびくりと肩を揺らしキッチンへと戻っていった相手を思えば顔を赤らめ俯きながら最後の一口を口に含み)
別に女の子からは剃る前からモテてるから良いんだよ、お前の反応が良いんだ。…ほら、お前は変なとこあったらちゃんと正面から言ってくれるだろ?…追いかけてくるのは流石に誇張表現が過ぎたけど持ってくるまではその延長戦で有りそうだなあと。童顔だろ、だいぶかわいい顔立ちしてるって毎回言ってるじゃんか。はいはい、じゃあ精々風呂上がりを楽しみにしといてよ。だ、だってお前おもしろ…いっでぇ!!踏まなくたって良いでしょ!そうなんだよなあ……何でかこの事について最近妙に違和感を感じるな…、……それは倒れられたら心配で困るって事?それか他に代わる有能な使用人がいなくて困るって事?どっちにせよ嬉しいんだけど。そりゃ勿論、そもそもにお前だから仕えてるんだけどな。……そう、だけども。っはは、物分かりが良いな坊っちゃん。その髪質もお前らしくて安心するけど撫で心地が良くなるならそれに越したことないもの。(自分の希望に笑みを漏らす相手に微妙そうな表情浮かべながら肩を竦めながら言うもつい溢れた本音を誤魔化すために率直な意見が欲しいと述べれば別に相手に大人っぽい顔立ちになってほしいといった願望はないしむしろ可愛らしい顔立ちに表情が明確に出る様子は生き生きしていて好みなために怒ったり照れたりの反応欲しさなのだが口に出さぬままからかえば肩を震わせたままでひきつる笑いに思わず手で口元を押さえながら言うも踏まれた痛みに言葉を吸いとられ、相手の髪の質が自分が整えてやって少しずつ撫で心地が変わっていくのも楽しそうだと嬉しそうな顔をしては相手に振り向かぬまま手を振りながら「最高の誉め言葉としてとっとくよ」なんて言えばキッチンに着き、皿に鮮やかな乳白色と緑色のスープを掬いながらどこか煩く高なる心臓を感じながらはふりとため息こぼし)
それ気のせいだろ。…は、俺の反応?……、まあ、確かに変なところがあれば指摘するけど、女性からの反応じゃないんだな。驚いた。お前が寝てる間に髭剃ったりしてるかも、な?起きた時のお前の顔が楽しみだな、ふふ。だから、可愛くもねえって!俺は男だっ可愛いなんて言われて喜ぶわけねえだろ馬鹿!……、気に食わねえけど、待っといてやるよ。ムカついたから踏んづけただけだ、俺は悪くないからな!吸血鬼から人間になる、とか有り得る話か……?べ、つに、お前の好きな様に解釈すればいいだろ、!、何でだよ、損はしないだろ?うっせ、禿げるよりかはましだ。(女性からもてている、等聞けばハッと鼻で笑い飛ばした後訝しげに相手を見るも後から述べられた理由に腕を組みふむ、と頷きながら見やりつつわざとらしく肩をすくめいたずらっぽい笑みを浮かべながら相手をからかえば起きた時の顔を想像して一人ワクワクして、ぐぐぐと踏んでいる足に力を一層強く入れればふん、と顔をそらし。ふとある疑問が浮かべば首を傾げ乍それを問い、その可能性があるとするならそうなのではないかという考えが頭を過ぎり己の髪を触ればあまりいい触り心地とは言えず唇を尖らせるも今後のケアによってこの髪質がどんどん変わっていくことを予想してはどんな髪質になるのだろうかと楽しみではあるようで相手に撫でられた頬に手を当てれば頬が火照っていることに気付き何で火照ってんだよ!と一人自分に突っ込むも動悸がいつもより早い事にどうしちまったんだ、俺、なんて俯いたまま)
違いますぅー!自慢じゃないけど女の子側から話しかけられる事位ありますー。別に気にならないし気にしなくてもモテるしさ…それに、俺がそこまで女の子にだらしない訳ないじゃない。…お前からのお世辞無しの意見が聞きたいんだよ、率直に。はは、お前もなかなかいい性格してるよなあ…坊っちゃん止めといたら?お兄さんたぶん寝相悪いぞ。喜ばせるために言ってるんじゃない、本当に可愛いって思ってるから口にしただけなの。なーんだそれ、ほんとは見てみたくて仕方ないくせにい。いたいいたいいたい、なんで今の流れでムカつくのさお兄さんただ笑っただけじゃな…ふふ…。産まれてきたいきものがちがう限りそりゃ無いさ、蝙蝠は人にはなれない。それにあり得るなら既にお前とおんなじ目線に立ってる。ほんと?じゃあどちらも、って事にさせて貰うよ…ありがとう、アーサー。……お、俺はするんだ。平気さ、剥げたところでまた育毛すればいい。お兄さん毎日毛穴刺激ブラシやら育毛剤やらで可愛がってやるよ。(そもそもにモテているからどうと言うこともないのだが一応己の名誉のためそう言及しておけば小さく笑う相手の表情がなんだか少し可愛らしく思いつつも寝ている間に剃られていたら翌日鏡の前で叫ぶ羽目になると想像しては苦笑い込め、より強く踏みつけられ圧迫した足の痛みに喚きつつもやはり思い出すとおかしくなってしまうらしくまたもぷるぷると肩を戦慄かせては人間に変われるのならばとっくにそうなって相手のとなりに立っていると断言すると余計に何故自分がこんなにも急に血を求めたくなくなったのだろうと不思議になり首をかしげたりすればこれから暫くは相手の髪の毛をケアしてやるといった名目ができた以上関われる時間が僅かだろうが増えそうだとひとり内心でそんなことを思いながら微笑むとトレーの上に皿に綺麗に移し変えされたポタージュを乗せいつものように、いつものように、と頭のなかで繰り返しながら戻る道を歩くとだんだんに視界に入る相手の姿を捕らえる度に沸き上がる、まるで料理中に感じたような不思議な感覚に、首を傾げればすぐはっとなれば「お待たせ、クレソンのポタージュだよ」なんて普段通りに笑みながら配膳し)
……そうだな、昔っから声掛けられてたな。はー、もてるやつは言うこと違うな。……わかったわかった。言えばいいんだな、俺の意見。寝相悪いなら様子みながらすれば大丈夫だろ、怪我したくもさせたくもねえし。うぐ、…だ、もう……好きにしろよ、ばか。そっそんなことねえよ!…っ、な、笑い過ぎだ!やっぱ、それは有り得ないのか…。べ、つに、お前の為じゃない、し。絶対禿げたくねえ…そんな面倒なことやりたくないし、効果が出なかった時すげえ虚しいと思う…。(肩をすくませたまま昔を思い出せば昔から女性に話し掛けられてたなこいつ、なんて思い出しては納得して寝相が悪いのならいくらでも方法はあるだろうと腕を組んで考えて怪我をさせたら危ないしなと苦笑し足を踏んでいたのを辞めればむすりと不服そうな顔のままで相手を見、やはり吸血鬼は人間にはなれないとわかれば目を細めながらそうか、と頷いて余計に何故相手が血を求めなくなったのだろうかと首を傾げ己の髪へ手を伸ばし苦笑浮かべ相手が戻ってくればはふ、と息を吐いて顔を上げるも火照ったままで出されたポタージュを見れば目を細め「うまそう、」と呟き)
はは、思い出したか?…でも大方見た目だけだろうなぁ。俺の事よく知った相手に言い寄られ……たくともそんな事起こる訳がない。……ん、そゆこと。それに応じてより格好よくなってやるから見とれても良いんだぜ?諦めるって言う行動選択は無いのか坊っちゃん…。じゃあずっと可愛がり続けていくよ、可愛くて仕方ないから、な。うっそ、なんか妙に食いついてくるもん今回。…っ、だ、だって……くく、…わ、忘れるってなんだよ…嫌な思いさせたとかじゃないんなら良かったけど。………でも、なれるのなら今でも人間になりたいと思う。それは血が吸いたくないからではなく、さ。ふふ、それ二回目だぞ。嬉しいよ、本当に。……そのときはお兄さんお前のために髪を伸ばしてから短く切って鬘を作ってやるよ…。(うんうんとあからさまに大きく首を縦に振りながらもそのままはあと深く嘆息を漏らしては止めさせるために言った寝相についてが寧ろ計画を緻密にさせてしまったのではないかと諦め気味に肩を竦めれば解放された足の感覚を戻すために足首をらつかせつつ未だに笑いをひきつらせているも忘れた、と言うくらいなら深く傷付けた行動をとった訳じゃないのだろうか、と僅かに安堵すると暫し考え込むように黙り混んでからぽつりと溢せば吸血鬼であると相手に知られ、受け入れられた今でもひとりの、ただの人間として隣に居られるならそれに越したことはないのだと答えては呟かれた言葉にぱあと内心だけでなく表情を輝かせるも相手の表情の色にあれ、と目を丸くさせ首をかしげれば「暑い?…それか体調崩したか?」なんてもし後者だったらと不安なのか眉潜めながら相手見つめ)
ああ、思い出した。色んな奴から好かれてたよな、お前さ。お前の事よく知ってんのって、俺ぐらいじゃないか?幼馴染みだし。まあ俺が言い寄るなんて有り得ない話だけどな!はぁ?見とれるわけがないだろ、ばかぁ!諦めるって選択肢は今のところないな。残念だな?……好きにしろよ、もう。どうせ否定しても意味が無いんだしな。は、き、気のせいだろ。わ、笑うな!口封じるぞ!嫌な思いはしてない。………別の理由があるのか?……あっそ、それは良かったな。お前それ俺に喧嘩売ってるだろ、誰がてめえの髪で作ったもん被るかよ!(腕を組んで相手の事を知る人物を思い描いてみるも浮かばずに首をかしげながら己だろ、なんていいながらも言い寄るなんてしないと目を細めては未だに笑う相手の胸倉を乱暴に掴みながら眉間にシワを寄せるもすぐさま離してぽつりと。何か他の意味を含んだ言い方に首を傾げながら見つめては問い心配そうに見てくる相手には、とすれば頬を両手で覆い「な、んでもない!体調は平気だ」と相手から視線を外しながらはっきりと)
そうそう、…まあだから何だって話かも。俺自身好かれてたって付き合おうとか思わないし。…え?…ああ…うん、そうだな…。…はは、そりゃあわざわざ言い寄らなくたって坊っちゃんはお兄さん居なくちゃだめだってばればれだもんなあー。っはは、じゃあせいぜい見とれてもらえるよう頑張るとしますかね。その成し遂げる気持ちの強さはどっから来てるんだか…たかが髭に何のミッション計画してるのよ…。好きにする、俺だけの特権だからな。…ふふっ、だってさ…ちょっ、乱暴よー坊っちゃんー…おまえほんと面白いな…そっか。それ聞いてほっとした。…んー……気負わず正々堂々恋を…するため?なんて。…うん、良かった。俺もお前の事、とても大切に思ってるからもっと嬉しかった。売ってない売ってない、面白いからからかって…こほん。じゃあ何、今度一緒にもしもの時のために買いに行く?似合うの見繕ってあげるよ?(まさか相手から俺くらい、という言葉が出るとはおかしくもないはずなのに予想していなかったらしく目を丸くさせて僅かに照れたように目線はずすも続く言葉聞けば内心そんなことお前といた時間だけ知ってるよ、と呟きながらまたからかうように微笑むと胸ぐらを掴まれてもなお慣れているのかそれともこんな絡み方でも楽しいのか宥めるように両手のひらを見せてひらつかせるだけで特に慌てたりもせぬまま言うと解放され相手が気に病むようなことをしなくて良かったと安堵から息を漏らすとその理由を尋ねてくる相手にどう答えたら良いものかと思案すればかなり適当さを交えた言葉に作り替えて呟くとそのままこれなら伝わらないだろうかと首を傾げながら。目線を慌ててそらしてしまう相手に何ともなかったらこんなに焦ったりしないのにどうしたんだろうかと不安になると「本当かー?あんまり無理しちゃ駄目だぞ、病気して後で辛いのはお前なんだから」と眉下げながら呟くと熱だけでも大丈夫そうか確認しておこうとそっと相手の頬に触れ)
ふぅん、それ勿体ないと思うけどな。折角言い寄られてんのに。……、んだよその反応、あれか俺が知ってるのが嫌なのか。なななっ、馬鹿言ってんじゃねえよ!誰がお前がいないとだめだめだ!お前がいなくても俺は平気だ!頑張っても見とれねえから安心しろよ。髭だからこそミッション計画すんだろ?暇だし丁度いいかと思って。べっ、別に、特権、じゃねえだろ。笑うなっつってんだろばかぁ!本当に口塞ぐぞ!おもしろっ……!?面白くねえよ!……人間になって恋愛がしてえのか……?え、ほかの理由は?……うっせ、そんなの言われなくても嫌ってほど分かってんだぞこっちは。てめぇ……!だ、か、ら!俺は禿げねえって何度言ったら分かんだよ!!(反応が鈍かった相手にむ、と唇尖らせふいと視線を外しながら俺が一番、ってのが嫌だったんだろうかとマイナスに考えてはおどけてみせる相手に不機嫌そうに顔を歪めてはチッと小さく舌打ちをしてから
次の言葉に目を丸くしては首を傾げながら吸血鬼でも恋愛は出来るはずなのにどうして人間になってまで恋愛がしたいのかその理由がわからずぽかんと口を開けてほかの理由はないのか訪ねて未だからかうような口調の相手にギリギリと、歯軋りしながら自分は禿げないと主張。相手の手が頬へ再び触れればびくりと肩を揺らして更に顔を赤らめては視線をしどろもどろに動かし「だっ、大丈夫だって言ってんだろ、」と小さな声でポツリと)
そう?俺側は本気じゃないわけだし女の子も逆に可哀想だし…俺自身本気で好きな相手としか付き合う津守は無いもん。…はっ!?いやそんなことあるわけないだろ、どしたのいきなり。うっそー、坊っちゃんが一人じゃ駄目の寂しがりやさんなのも知ってるし俺さぁ自分でいうのも難だけど俺よりお前の事解ってる奴なんてこの世に居ないと思うよ?そう?坊っちゃんただでさえむっつりさんだから頑張り次第では行けるって信じてr…。どれだけ髭に対して敵意持ってんのさお前…来るならもっと普通に来いよ…。お前を可愛がれるのもお前のとなりに居てきたからだって事、俺だから出来るんだよ。っはは、いやいや面白いよ?お前といると退屈しないなあ本当。……ただ恋愛がしたい、って訳じゃなくて…好きな相手の血を吸い続けるわけにもいかないし…相手と同じ目線で生きていきたいっていう感じなのかもしれないけど。…なに、なんか他に重大な理由があると思った?ご理解いただいているようで何より。俺の方こそなんだかんだ大切にしてもらってるってわかってるよ。っははは!そうだな、せいぜい禿げないことを祈っといてあげるよ。(相手の考えていることも知らずに不機嫌そうな表情と溢された台詞にどうしてそうなると目を見開きながら有るわけもないと首を横に振って否定しては舌打ちの音が耳に入るなりそんな怒るなって、なんて宥めようと言葉かけながら苦笑い溢せば自分の理由に呆気にとられたような顔をする相手にぽつりとこぼしてからそんな表情が面白かったのかくすくすと小さく笑みこぼしながら訊ねると俺の願いはそれだけだと答え。元より危うくはげさせられかけたのはどちらだったか忘れているのか相手の肩をぽふぽふ叩きながら続ければただ頬に触れただけというにあからさまに大きな反応に不思議そうに眉潜めてはいつもみたく怒る様子もないし、なんて察すればどうしたんだろうと心配になるもそれでもこの様子だと部屋に戻って寝かせようとも首を横に振るだろうし、せめて食べられるときに食事は摂らせて栄養を接種させておいたほうがいいと判断したのか相手の頭を撫でながら「…ならいいけど、無理はするなよ?」と呟いて)
まあ、そうだよな。かわいそうだな…って、昔の話だけどな。今はどうか知らねえけどさ。てめえの反応があんま良くなかったから……ってべ、べつに、その…。なっ、俺は一人でも平気だし……!、寂しがり屋でもねえし、……そりゃ幼馴染なんだし…当然、だろ。むっつり!?てめっ、ふざけんな!俺はむっつりじゃねえ!もうホントお前…。敵意なんて持ってないぜ?…可愛がるのもそろそろやめてくれてもいいんだぞ、俺そこまで子供じゃねえし、さ。お前そればっかじゃねえか。俺からかってそんなに楽しいのかよ。……ふうん、もう少し重大な理由かと思ってた。はいはい、それなりに大切にしてやってる。ぜってえ禿げねえからな!(肩をすくめて息をはけば今の姿でもやはり相手は女性に人気なのだろうと思いつつもごもごと口ごもり乍ぽつぽつ呟いては視線を下へ落としからかうような口調で言われれば顔を上げ頬を赤くしつつ否定してはそんなガキじゃねえ!とポコポコ怒るもぼそりと小声で呟き。理由に目をぱちぱちさせてはそういうことか、と何処か納得した様子で適当にあしらうように肩を落として撫でられただけなのに大きく反応してしまった自分に驚き顔を俯かせ乍撫で受ければ相手の言葉にこくんと小さく頷き、俺一体どうしたんだ、と内心混乱して)
俺にとっても良いこと無いしな…って今も変わらないっての!っていうか昔のがニュアンス違ったし…お前の幼馴染みは今も昔もモテるまんまなの。……あー……いや、……あのな。俺の事を一番よく知ってるのは確かにお前くらいだ。で、その、嫌だって訳じゃなくて。…珍しくお前が自分からそんなこと言うから面食らっただけだよ…。お前の別に、は大概信用してないから逆効果だぞー。うん、当然だ。でもこれを当然だって言えるくらいなのも俺だけだろ?あら、あんまり茶化して遊んでると嫌われちゃう?その割には俺の髭にえらくご執心じゃない?……え、お前今まで子供扱いしてるから可愛がられてるって思ってたの?……楽しいっていうか……口にすると怒らせそうだけどお前の反応が一々面白かったりかわいかったりするからさ、つい見たくなる。っはは、それが俺にとって何よりも重大な理由なんだから仕方ない。でも良いんだ、恋が出来るのも人間らしい心を持ってる証拠だからなあ。……それなりって言いながら何だかんだ時たま必死になってくれちゃう癖に。おう、毛根に愛想つかされないよう頑張れよ。(女性から声を掛けられるのは今も昔もだと口にするも幼い頃はモテていたというよりかはその見た目的に恋愛でというよりかはただ大人達から可愛がられていただけなような気もして微妙そうな顔をすれば相手の言う別に、の意味は大半が反対言葉だと宣いながら愛おしげに瞳細めながら呟くと子供扱いの延長で可愛がってる訳ではなくむしろ一人の人間、もとい大人として行為を寄せているが故可愛がりもするし甘やかしもしている津守だったのか伝わってなかったのやもと知ればきょとんとして。もう少し重大な、と相手が認識しようとも自分にとっては最重要事項であることには変えられなく可笑しそうに笑いながら答えてはおとなしくちいさく頷くだけの様子の相手に何かあったのかな、なんて心配を続けるも僅かな間に相手の様子が変わったことから体調だけでなくなんか嫌なことでもあったのだろうか。でもそれならもっと冷めた顔をするはずだしと思案しつつもそのくせあまり見つめていると相手の赤い表情に惹かれるような、目を奪われるような感覚に陥りそうで慈しむようにぽふりとその背を撫でながら「うん、じゃあほら食べちゃいな。スープのあとはメイン、そのあとはおまちかねのパルフェ出してやるから。」といつものように微笑み)
お互いに良い事ないな、確かに。まあ、お前みたいなヤツ放っておかなさそうだし…、そりゃ今もモテるわけか…。……、嫌じゃないなら良いけど。俺だってそれぐらい言うんだからな!は、信用してねえのかよ!逆効果とか…、まじかよ…。……そう、だな。当然だって言えるのもお前だけだな。…、嫌いになるぞ。それは気のせいだろ、そんなにお前が思ってるほどしてねえって。………違う、のか?え、子供扱いしてるから可愛がってるんじゃないのか…?そ、それでからかってんのかよ!反応が可愛いとか…。もうみんなよ…なんか恥ずかしいだろ。人間らしい心、なあ。不思議だな、それ。ひ、必死になんてなってねえし、勘違いすんなよ!お前の為じゃねえし!愛想つかされねえってば!失礼だろっ、(腕組みじ、と相手を見つめては何処か納得した様に呟くも今の姿で女性に言い寄られている所は見たことが無い為本当にモテているのか首をかしげては逆効果、と言われてしまえば気付いていなかったのか口元を片手で抑えてまじか、と呟いてきょとんとする相手に目を丸くして子供扱いだから可愛がっているのではないかと驚いた様に見つめて違ったのだろうかと考えるも分からずに人間らしい心なんて言われれば双眸細めそういうの考えたことが無かったな、と小さく呟きながらそんな考えもあるのかと。顔を上げれば落ち着いたのか顔の赤みは引いてスープへ視線を落とせば「ん、わかった」と頷きスプーンでスープを一口掬って食べればやはり美味しいのか双眸細め口元を緩ませて)
そういうこと。……だと思う?中々つれない子はひとり見たことあるんだけどさ。どうしてもうまくいかないのよ。なにをどうしたら俺がお前のこと嫌がるんだよ、あるわけないでしょ。ふふ、そっか。でも本当だ、俺のこと一番知っているのは確かにお前なんだもん。照れ隠しとか無理するときに大概別にってつける癖あるからな、お前は。バレバレだっての。……今さら、違う誰かにこの座を任せられる?……からかうと嫌われるなら逆にどうしたら好きになってもらえるんだよお前の場合はさ?なら俺がいまやっぱ剃らないっつったら?……お兄さんが可愛いおこちゃまみんなに甘やかすと思ったら大間違いですー、単にお前を可愛がってるだけだって。ほらよくあるじゃん、いじめっこって反応が面白いことか気になるこによく手出しするあれみたいなさ。すぐ真っ赤になってムキになるとことか面白いし可愛いんだよなあ?…もちろん人間らしくなるために恋をしたい訳じゃないよ、好きな人と全く同じ立場に立ちたいだけなのかもわからないし。うっそー、普段かわいげないこと言いながらもいざってなると心配して大慌てしたり声かけてくれたりするじゃない…俺はなんも誰かのためだとかゆってないけどなあ?っはは、ちゃんと風呂上がり乾かしてから寝てやったりしないとそのうち嫌われちまうからなー。(こくりと頷きながら言うも放っておくはずのない、といった言葉にお前が言う台詞じゃないだろうと苦笑いしそうになってはどこか仕方なさげに眉下げながら呟くと相手がよく漏らすワードについては聞くタイミングがいつも同じような場面ばかりのために長年そばにいなくともさすがにそんなことくらい把握すると答えれば完全に子供扱いから大切にしていたと誤解しているらしい相手の様子にほんとにこいつは天然なのか鈍感なのかわかんないな…なんて思いつつも言葉にするのは難しくも恥ずかしいらしく頬をかきながら悩むそぶりをしつつ言うと人らしくなりたいのが先なら本末転倒だしそもそも人らしくなりたいのはお前が好きだからだよ、なんて言えない言葉を胸のなかだけで呟きながら微笑んだままで続けるといくらか顔の色が戻ってきた相手の様子にあ、と思えば少しよくなったのかななんてわずかにほっとしては言わずとも表情から漏れるスープの感想にくすくす笑いながら「そりゃどうも……わっかりやすい。」なんてなにも言われる前と言うに呟いて)
へえ、お前に靡かないやつ?一体そいつはどんなやつだったんだ?気になるな。あるわけないっていうけど、分かんねえだろ、そんなのさ。幼馴染みだし、まあ当たり前だけどな。うぐ…そんなに、付けてたか?俺…。………、分かんないけど、多分譲れない、だろうな。どうやったら、って、そんなの俺にわかるわけないだろ、好きになるとかよく分かんねえし…。…、まあ、見てみたかったけど諦めるしかねえよな。お前は餓鬼かよ!そんな反応面白くも可愛くもないだろ、お前しかそんこと言う奴いねえよ…。いじめっ子っていうか、好きなやつに意地悪するやつだろ、餓鬼っぽい。あれか、好きな人と同じものを見てみたい
とか…?よく分かんねえけど。そんなもん?…だからちゃんと乾かすんだから大丈夫だろ!(つれない子、と聞けば双眸を見開き気になったように問いかければそんな奴もいるなんて世の中面白いなと内心密かに思いつつ口癖になっている事に気付いていなかったのか口元を片手で抑えては視線を泳がせてどれだけ言ってんだよ俺、と自分に突っ込みながらまるで相手がする事は餓鬼っぽいと笑ってそんなに俺の反応は面白いのだろうかと首を傾げて考えてみるもよく分からず結局首を捻るだけで。ああ、と何か納得したのかこういう事だろう?と何処かドヤ顔で言うも自信はないのか疑問系になりつつ己が感想をいう前に言う相手に双眸をぱちぱちさせてはわかり易かっただろうかと頬に手を当てながらスープを食べ進めていき「人が感想いう前に言うなよな」と特に気にした様子もなく)
だった…っていうか今も靡かないけど。友達には普通に仲良くしてる癖に俺にはつんけんしたり、優しくすればそっぽ向くし意地悪しても突っぱねるし……なのにさ、本当の内面は凄い優しくて…可愛くて。素直じゃなくて。気付いたら惹かれてて。…どうやっても落ちないんだよなあ…。……未来はわからないって?でもさ、そう変わるとは思えないだろ。俺はこれまでだって変わらずにお前の隣を望んできた。付けてた。たまに無理するときにまで言ってるんじゃないかってひやひやするよ。……はは、そうか。これ以上なく嬉しい台詞だ…俺もお前以外の誰かに支えるなんてできる気がしないよ。…そんな見たかったのか…ははっ、剃るからそうがっかりすんなよ。十分に面白いし可愛いけどな…っていうか他の誰かからもからかわれてたらお兄さん流石に使用人の肩書きの元お守りしますって止めに入るって、…職権濫用かもだけど。お前が真っ赤になった顔はまあ好きだから否定しないけど?……そんな感じ、なのかな。自分自身明確には分からない節もあるから何ともだけど…それに、不公平なんだよなあ。人間に恋する以上は。吸血鬼がいるのは認めるけど恋人は嫌って奴もいるだろうし。(その相手の特徴を質問されては妙なところで天然の働く相手の事だしもしかしたら参考になるかは分からないがアドバイス的な言葉がもらえるかもしれないしいいかと思えばぽつりぽつりと胸の内をほんの少しずつ明かすような思いで呟くも苦笑い浮かべながら深くため息漏らすとわかりやすく口元を覆うしぐさ見つめながらなんだか面白くて小さく笑むもこくこくと頷きながら別に大丈夫だ、とか別に平気だ、とか言われると時たま気になって仕方ないと続ければ子供っぽいと笑われようとも否定できる気もしなければやめられるような気もしないために頷いて笑うも他人に相手がからかわれているのは勝手ではあるがどうもいい気はしないらしくぽそぽそと言いにくげに呟くと長年相手の事を想い続けていた自分でもこの感情は難しいらしくなんとなくの感覚の域は出なかったが悩むように首をかしげながら答えると相手に吸血鬼であることを受け入れてもらえたとはいえ、なんて思えばそれでも側にいられるだけでだって幸せだと瞼を細めながら呟けば否定されない様子からわかってはいたが当たりだったとしるとまた嬉しそうにはにかむと「ふふ、悪い悪い。でもあんまり旨そうに食べてくれるもんだからさ」なんて相手見つめながら)
なんだそいつ…、それでもお前が可愛いとか言うなら相当なんだろうな。女だろう?そいつ。かなりお前に興味が無いというか……。そんなやつと何処で知り合ったんだよ、すげえハマってるような気がしなくもねえけど。…、まあお前だもんな。そう簡単に変わるとは思えないのが悔しい気もするけど、…安心っちゃ安心、だ。うわ、知らなかった…。特に無理してる時とかは言ってねえと思うけど、どうだろうな。ココ最近無理した記憶もないし、大丈夫だろ。てか、お前は心配症すぎんだよ。……ふん、お前は此処でずっと俺の使用人させるつもりだったからな、俺のところのやり方が染み付いてるだろ。はぁ!?勘違いすんなよ、がっかりしてねぇよばかぁ!……ほかのやつからはからかわれたりしてねぇし、お前にしかからかわれてねぇよ!止めに入る前に、お前が俺をからかうのをやめたら話は済むんだけどな?ばっ…真っ赤になった顔とか、やめろよ…くそ。んー、人間って不思議だよな、俺も人間だけど。あれとかいいな、とか言っておいていざとなると嫌だとか言ったり、…まぁそういうの実際やってみねぇと分からないだろって思うけど(相手がポツポツ話すその相手の性格を聞けば目をパチパチさせ女なのに強気なんだな、と想像してみるも難しいようで首を傾げ相手が落とそうとするその人物とは何処で知り合ったのか純粋に知りたくなったのか問いかけてまさか相手が話すその人物は己だという事に気付かぬままにふむ、と腕を組んでは後半になるにつれ恥ずかしくなって来たのか段々小声になって口元を抑えたまま首を捻るも相手がひやひやするような事は記憶にも無いし恐らくしていないだろうと思いながらじっと見つめて己を一番からかっているのは目の前にいる男だけだし他の人々にからかわれた事も無くわざとらしくため息と肩を竦めては嫌味の含んだ言い方で相手の話を聞きながら改めて人は不思議なものだと思い呟いては矛盾もしているし仮に相手が他の人に恋をした時は大変だろうなと哀れむような視線を送った後逸らし美味しそうに食べるから、なんて言われればそんなふうに食べていたのかと驚く反面「お前の飯は上手いって言ってんだろ」とスープを平らげては一息ついてワインへ手を伸ばし)
っはは、でも見た目だけじゃないよ?本当の本当に根はとっても内面から可愛らしい子なんだ…まあその他諸々は内緒。その子が好きになってくれたら俺、付き合うけど…かもなあ。どうしたら興味持ってくれるんだろうな。絶対に変わらないってことに関しては何を掛けたっていいくらいだ、…いくらだって安心してよ。俺はここから居なくならない。かく言うお前もそう簡単には変わってくれるなよ?お前の場合無理してたって自覚しなさそうでそれも余計に………相手がお前だからって言ってるだろ、あと俺の性分だ。そりゃもう他の使用人の誰にも引けを取らないほどにね。俺はこの屋敷に仕えてる訳でも仕事内容に生き甲斐を感じてるんじゃなくお前一人に忠を尽くしてるんだから胸を張って言えるさ。してたって…はは、お前よく見たがるなそこまで。そ、それはまあ…なんていうか……け、健気で一途な男の子の若く良き探求心はお兄さん止めるほど鬼畜じゃないって言うか…はは。俺からすりゃ大抵のお前の表情は可愛いもんだけどなあ。照れてるときの赤いのは特別可愛らしいけど。そうだな、これだけ難しい生き物はきっと他にいないだろうな…ああ、…受け入れてもらえても自分の恋人には嫌だってなる事はありえなくも……。……そうだな。俺自身が引きすぎなのかも。ぶつかってみるくらいはしないとな。(やはり特徴を聞いてもその人物がいったい誰なのかに気がつかない様子にくすと笑みながらもまあでもまさか相手がこいつじゃなくたって好きなやつがいる、って言われてそれが自分だと思うやつはそうそう居ないかなんて思いながらこんな安っぽいやり取りで気づかせるほど卑怯な手段は使うつもりはないがその方法が気になってぽつりと漏らせば相手が赤くなる姿に流石にこれぐらいは俺が相手の事を見つめすぎている訳とは違うだろうし相手からすれば自覚のない癖でもまだ単なる相手の僅かな一面にしか過ぎない故に誰にでも気づきそうなくらいなのになあなんて相手の表情を眺めると心配性なのは治せそうにないと首を振り。吸血鬼の存在を他人事のそれと自分の事のそれとで大きさや重さも違うだろうと臆病と言われればそれまでだが引っ掛かる感情を呟きつつも続く言葉に目をわずかに丸くさせてはふっと口元緩めて頷いてから空になったスープの皿に満足げにしつつ相手のグラスへ手が延びる一連の動きさえもじっと見つめては「…お前に当たり前のようにそう言われるのが嬉しいんだ…料理得意で良かったよ、本当に。…メイン取ってくる、…ちゃんと残さず食えよ?」なんて感極まったように言葉にしてからまたキッチンへとくるりと使用人服の上着の裾を揺らしながら向かって)
……お前、そいつの事が好きなんだな?なんか、そいつの事話すお前楽しそうだし……内緒かよ、つまんねぇの。さぁ、その人物がお前に興味を持つかなんてお前の努力次第じゃないのか?せいぜい興味もってもらえる様に頑張れよ。なんで俺が変わる必要があんだよ、俺だってそう簡単に変わらねえし何掛けてもいいぐらいだぜ?俺はずっと俺のままだ。は、自覚してるしそこまで無理する事なんて何もねえし……、いい加減その心配症どうにかしろよ。…ふん、当然だろう。長年務めてるお前が他の人に劣ってたらそれは考えものだったけどな。それの必要は無かったが……。てめえの気のせいだ、がっかりしてねぇ!そこまで見たがってもねえってば!……ふうん?止めるほどじゃねえって?…クソ髭。お前もう喋んな…可愛いとかもう黙れよ…恥かしくなんだろ…しかも、俺を恥ずかしがらせてるのがお前って言うのが気に食わねえ!…複雑すぎんだろ、人間って。うーん、分かんねえけど。そうそう、1度くらいぶつかってみろよ(相手の話を聞きながらその人物の事を話す相手が楽しそうに思える途端胸にちくりと小さな痛みを伴えば首を傾げて自分の胸元に手を当てるも気のせいかと腕を下ろし他の事を暈す相手にむすりと不貞腐れたような表情を浮かべつつも話す気がないのならそれ迄かと息を吐きやはりその人物の事を自分だとは思わずにひらひらと手を軽く挙げ心配症をこれ以上こじらせたら大変だと思えばどうにかしてその心配し思考を巡らせるも思い浮かばず人の事を散々可愛いだとか照れた顔が好きだとかペラペラ喋り出す相手の声を聞きたくないのか耳を塞いで恥ずかしそうに視線をうろつかせながら頬を段々と赤く染めていきやはり相手という事が気に食わないのか次第に眉間に皺を刻んでいき身を翻して再びキッチンへ行く相手の背を見ながら「……、さっきのは一体なんだったんだ」と先ほどのことを思い出しては首を傾げそのまま両手で頬を抑えるも熱は完全になくなっていて一層分からなくなり)
………ああ……好きだよ。中々振り向いちゃくれないし状況は不利な筈なのに、そいつと居るだけでたまらなく幸せでさ。振り向いてくれない度胸がちくちくして、届かない気がする度悲しいくせにちょっと笑ってくれるだけでたまらなく嬉しい。ちょっとそばにいられるだけでたまらなく幸せ。はは、そりゃ俺だってこんなこと恥ずかしくって言えないよ。……うん、これからも頑張るよ。ありがと坊っちゃん。だよなあ、それでこそ俺の主人だ…じゃあ決まりだな。俺たちはこれからもずっと変わらず隣同士だろ?……そ、…りゃかなり心配性な自覚はあるけどさ……相手がお前じゃなかったらこんなに気にかかって心配なんてしてないってば。まあ生き甲斐だしねえ。仕事っていうよか毎日の楽しみって感じだし。……それに、誰にだろうと負けられないよ。それは俺だけの座なんだから。ほんとお?なんか寝てる間に剃られた朝の俺の反応よかある日いきなり剃ってきたときのお前の反応のが面白そうな気がするんだけど。………ど、どうあれ好意であることにはか、かわり、ないし……あ、…あはは……。えーなんだよそれ、まるでそれじゃあ他の誰かからなら恥ずかしがらせられたって構わないみたいじゃない。…それに俺は本当に好きだよ?…さらにそれになりたいって思う心理って相当複雑なんだろうなあ……。そうする、……吸血鬼としての愛情じゃなくて、一人の普通の人間として好きだって感情を伝えるんだからそれくらいいいよな。(直球的な好きなのか、と問われる言葉に胸の奥まで貫かれたような感じがして思わず目を見開かせ刹那瞳を揺らすと僅か俯いたまま照れ隠しか自嘲なのか自分でもわからぬ笑みを漏らしながら答えては本人に話すことじゃないけど、気付かせることじゃないし、当たり前の事だらけだけど、目前のお前が好きなんだよ。と無言で切実に呟くもそれが届くことはもちろんなく複雑そうに眉を下げたりしては単なる心配性なだけではなく大事だと思う人間が対象であるがゆえに沸き起こる思いでもあるのだがとごにょごにょとした言い方で呟くと嫌がるわりにはこんな話をしている今でさえ顔の色を真っ赤に染めてしまうあたりがまた可愛くて他に照れさせられるのがいいと言うのなら聞き捨てならないらしくそう突っ込んでおくもののやめる津守は無いようで相手の顔を眺めながら微笑みを浮かべたりしては相手がそう思考を巡らせていることも露知らず上機嫌ぎみに鼻唄をキッチンに溢れさせながらまた小気味良い音で下拵えを終わらせたフィレ肉をフライパンで熱を通しながらメインではどんな顔を見せてくれるかなあなんて思いながらひっくり返したりして、レアに焼いたそれを付け合わせと一緒に皿に盛ればそのまま楽しそうに絡めるための赤いソースの入った容器を傾けてはその液体に一瞬相手の首筋が頭のなかで浮かび、瞳を見開かせ一度手の動き止めては「……あれ、」なんて呟いたりして今のは何だと首を傾げ)
……ふぅん。そいつに告白はしないのか?いや、まずは振り向いてもらう所からか、いきなり告白されちゃ相手もびっくりするだろうしな。…1度くらい遊びに誘ったりとかしてみりゃいいんじゃないのか、もしかしたら振り向いてもらえるかもしれねぇぞ。……べっ、別にお礼言われるようなことしてねえよ…!せいぜい頑張れよ。…おう、ずっと変わらず隣同士でいてやるよ、仕方が無いからな。感謝しろよ!…その心配症が俺だけってのも分かってる。けど、そこまで気にかけてもらうようなことも何もねえし、人の事心配するより自分の心配もたまにはちゃんとやれ!命令だからな。……はぁ、どうせその座を譲る気もないんだろう。お前みたいなヤツなかなか居ないからな、安心しろよ。……容易く想像ができるっつーか、俺そんな驚かねえと思うけど…何かいつもと違うきがする、とか言って終わらせそうなんだが…。面白さを求めんな髭。好意、ねえ…。そういう意味で言ったんじゃねえよばか!ていうか、他の奴にそんな恥ずかしくなるような事とかそもそも言われねえし…。…はいはい。それくらいならいいだろ、…人間と違えど、同じ生物なんだしよ。(相手が話す度に胸にチクチクした痛みが訪れ病気かと疑うも体調はその痛みを除いて元気だしと余計に分からなくなりつつこの痛みはなんなんだろうと若干顔を俯かせ乍肩を竦めては俺がこんなにこいつを心配症に仕立て上げてしまったのだろうかと片手で顔を覆うも人の心配よりも自分の心配を優先しろと相手に釘を打てばやれやれと首を横へ振って呆れたような態度を取りつつ己に恥ずかしいことばかり言うのは目の前の相手しかおらず妖精たちはそんな事を言わないし知り合いなんてごく数人、その数人も言ってこないと伝えては1人残されワイングラスを指でなぞったりと暇を弄ぶような仕草をしながらも頭の中では先程の己の反応の原因をずっと考えただ頬を撫でられただけなのにどうして女みたいな態度を取ったのだろうかとずっと一人悶々と考えつつふと噛まれた痕を指先でなぞり)
…んー…反応からするとまあ早い気がする…俺自身いいのかなあってへっぴり腰になってんのかも解んないけど……、……。……そっか。デートくらい行っても良いもんな、一緒に出掛けたことはあるけどちゃんとそれらしく約束をしてデートなんかしたことないかも。いいなそれ。お前のお陰でもっと頑張れるよ。なあ、お前どこに行きたい?どこでも連れ……あ、いや。ほら、ど、どんな場所が良いかなって?話聞いてくれたお礼もしたいし。プライベートで遊びにいくのも子供の時位な気がするし。で…出掛けてみないか?…っふふ、どうしたって離れることなんかないんだ、ある意味仕方ないのかもしれないけどそれがまた嬉しいねぇ。何してもこのままの関係なのが。最高に嬉しいに決まってる、他の使用人に目移りなんてさせないさ。有り難いお言葉感謝しますよ旦那様。解ってくれてるなら忘れないでくれよ、お前以外にここまで思ったりしない。あらら、命令とあっちゃそうせざるを得ないか…って言っても俺もそんな危なっかしい節あったかな…?そりゃ勿論、…ご主人様公認で安心していいなんて仰って下さるのも光栄だな。俺も他の誰かに忠誠心の欠片さえも抱く事はないけどさ。えー、目ぱちぱちさせながら凝視したりとかしてくるかなあって思ったんだけどな…まあ剃った方が好みなら驚かなくともそっちに変えるまでだから良いけど。な、なんだよう坊っちゃん。お兄さん嘘はなんも言ってないじゃん、てか流石に俺だって嫌いな相手にちょっかいなんか掛けないよ。…反応見たさにからかってる自覚はあるけど照れさせようとは思ったりはしないんだけどな、…そりゃよかった。そいでも照れた顔しちゃう辺りが可愛くてお兄さん好みだから取られたくないんだもん。誰にも。ええー、ちょ、簡単に流すなよー。……そう言ってもらえると自信も勇気もなんとなく湧くような気がするよ、人間と同じように好きになれて良かった。伝えてみる、ちゃんと。(相手の抱いている胸の痛みには気付かずに悩むように眉を寄せながら唸って続けるもふと相手が顔を俯かせたことにどうしたんだろうと首を傾げては重すぎる話題を振って迷惑をかけただろうか、なんて予測違いの心配をすれば素で相手に普通のデートのそれを誘いかけたのを慌てて取り消しながらも自信こそなかったが問い掛けるようにその約束を持ち掛けてみては相手を心配するのは使用人としての思いや兄心にちかいそれでは収まらないのだけど、と内心だけで苦笑いしつつ腕を組みながら自分の行動を振り替えるようにしてははて、と目をきょとんとさせたりしながら聞けば相手のことを可愛いからと茶化したりからかったりをしているのは認めるが恥ずかしい台詞を吐いている自覚はどこにもないらしくこくと頷きながらも照れた様子は愛おしいためにそれを誰かに見せたいとは思わず嫉妬心をふざけておどけた口調で塗り替えながら冗談めかして呟くと居ないことにすぐに安心した反面ひどい話だと自分自身思うもののそれが嬉しくて俺、こいつが知らない以上にすごいクズかも。なんて脳内で自分を罵ってはそのままぼうっとした様子のままソースを容器からステーキへ垂らし終え、余分に余ったそれに心を奪われた様に見つめる度にあの時の映像がフラッシュバックのように浮かぶのに何故かどくりどくりと胸を高鳴らせては作っていた時のと同じだと思う反面でさっきより強く相手の様子が浮かび、何を思ったか余ったソースの容器に指を差し入れ滴る赤色を纏った人差し指をちゅ、と口付けてから柔く咬み、飲み込む動作をすると深く息を付き低く「……違う、」と漏らせば肌を思い出す様に自分の手首を弱く噛んで)
早くてもいいんじゃないのか?でもまあ、お前がそれだけ考える相手ってのはよーくわかった。へぇ、あるのか、知らなかったな。……え、俺?いや、俺よりもそいつ誘った方がいいんじゃ…俺は別にどこでもいいし、ってか、ほんと、そいつ誘えよ!お、俺といても、その、楽しくないだろ…? …ふん、そうか。はん、せいぜい目移りしないよう日々努力してもらわないとな?そのうちふらっと違うやつにいくかもしれねえぞ。……仕方が無いから忘れないでいてやるよ。あっただろ、お前俺以上に無理してる気がするけどな…。すぐ他の奴に誓われたらこっちが困る。あー、まあ、それぐらいはするかもしれねえけどさ、そこまでお前が思ってるくらいには驚かない自信はあるし…。剃ったお前が見てみたいだけで…。は…な、それだと俺がひとり勝手に照れてるみてぇだろ…!?…誰も俺の照れた顔なんて興味ねえからそんな心配する必要もねえって、そんな嫉妬みたいな事言うなよ。おかしいやつ。…なんて反応すりゃ良かったんだよ、俺も好きって?おう、頑張ってみろ。(無意識のうちにぎゅ、と自分の服を握り締め乍何処かで嫌だと思う自分がいる事と相手に出掛けを誘われれば驚いた様に見つめた後言いにくそうに顔を逸らしながらポツポツと呟き先程のことも含め、無理をしているような相手を数回見た事を思い出しつつ上記を述べればもう忘れたのか、これだから歳は、なんてからかうような言い方で相手を見て笑えばこちらもおどけた様に言えばひらひら手を振り、相手が出て行ってから数分経っても出てこない相手に首をかしげ席を立てばそろりとキッチンの方を覗いて背中しか見えず相手がなにをしてるかまでは解らず「フラン?」
と声を掛け)
一度ふられたくらいで萎むような気持ちじゃないから先手打つのも悪くはないけどな。誰かに先に取られたりされたくないし。あるって言ってもその子の用事とかのボディーガードみたいなもんだから大分異なるけど。いやそんなこと!あるわけ無いじゃんか俺はお前だから楽しいし、ほら、…その。好きなことかどうとかは置いといて別件としてさ。その、…俺はお前と二人でどこか出掛けたりしたいなって…思ってる。そいつは困る、…誰かに目移りさせるどころか俺から目が離せなくなるくらいになるっきゃないな。ふふ、どーも。と、歳は関係ないって!…まあ確かにぶっ倒れかけたりした…し…け、結果的にお前に怖い思いさせちゃった事は…うん…あります…。はは、俺以外と一途に尽くすタイプだからその心配は要らないな。…うーん、そうなると剃ったとこであんまり反応変わらなかったりしそうだな……子供っぽくて変だって笑うかそっちのがいいって言われるかどっちかだとおもってた。勝手に照れてるって言うかさ、案外とお前ってば初な部分あるじゃない?だから真っ赤になっちゃう節も見受けられるし。うん。かわいい。…そ、そんなんわからないだろ。ていうか嫉妬とかそんなん……なのか?これ?でもずっと一緒にいてきたかわいい幼なじみ取られちゃうのは普通寂しいし嫌なもんだって……たぶん。言えば良いっていうかお前自身の意見のがいいけど。お兄さん好き?嫌い?…うん。ありがと。…ってなんか俺ばっか話して悪いな、…お前は?なんか浮いた話とか有るの?(どこかデートに行くのも、なんて言葉に飛び付きすぎて好きな相手がいると言った手前不自然な誘い方をしたと後悔しつつ自分自身相手と出掛けたいと言う気持ちには嘘はないために別件では全く無いのだがそれとは別に自分の気持ちとして相手と出掛けたいと述べれば服を掴む手のひらに気付くとどうした、どこか痛いか?なんて心配げに瞳細めながら問うとふと思い当たった事例にう、と思わず言葉詰まらせてはちゃんと吸血鬼であることを知らせるのを自ら告白すべきことだったというに倒れかけるだけでなく襲い掛かるなんて言語道断すぎると顔を青くさせながら頷くと背後から掛けられた聞きなれた声色にはっと目を見開かせ噛んでいた手首を離し振り替えると心配してきてくれたのかもしれないと、嬉しく思う自分自身の想いと他の誰かではなく相手自身と相手だけの血液を欲しいと思うような黒い感情が混ざりあい暫し言葉紡げずに相手を見つめているも口元だけで笑みを作りながら「どしたの坊っちゃん、待たせちゃった?」なんて首を傾げて)
なら、先手打ってみるのもいいんじゃないのか?意識をこっちに向けとけばこっちのモンだろうし。お前が夢中になるくらいのやつなら他からも人気がありそうだな。…ボディーガード?お前、そんなことしてたのかよ。てか、ボディーガードって事はそいつ、お嬢様なのか?お、置いといてもいいのかよ。お前、そいつのこと好きなんだろ?…お、俺だって普通にお前と出掛けれたらと思ってたけど……。お前に出来るのか?俺はそう簡単にお前だけを見るなんてしないぜ?…関係あるだろ、俺よりもおっさんだからなぁ。お前。ほら、あっただろ。忘れてんなよばか。それは知ってる、お前が一途って事ぐらいな。実際やってみねえと分かんないかもしれないぞ。その反応が嘘かもしれないし、な……んん、まあ、言うかもしれないけど…どうだろうな。な、何だよ初って、そんなところねぇよばかぁ!だ、か、ら、可愛いとか言うんじゃねえよ!クソ髭!…さぁ?嫉妬とか言ったけど俺知らないし、嫉妬とか。んー、お前が他の奴に取られる…からかってくるやつがいなくなるから清々するな。うん。あ?お前のこと?……ま、まぁ、嫌いじゃない、な。別に。 浮いた話なんてねえよ、俺外出てねえし…。妖精さんの話しなら沢山あるけど…(相手と出掛けるのは嫌ではないし寧ろ嬉しい方に入るのだが好きなやつを放っておいていいのだろうかと首を傾げつつ相手と見知らぬ女が仲良さげに歩いているのを想像すればやはり嫌だと頭の片隅でそう囁く声が聞こえて視線を少しずらしながら手を服から話せば大丈夫だ、と言うように手をひらりと言葉詰まらせる相手にくくく、と笑えばもう気にしてねぇからと顔を青くしたりする相手を可笑しそうに見つめ振り返りすぐ言葉を発するのではなく間を空けて言葉を発する相手に何かあったのだろうかと疑問を浮かべ「…いや、遅く感じたから、見に来ただけなんだが…何かあったのか?」と視線を彷徨かせた後相手を見つめながら問いかけては1歩中へ入って)
即座に答えは聞かなくたって気にかけて貰えたらいい訳だしな…そのあとは行動次第で何とか…、……かもなあ、傍目から見てたってきっと惚れてる奴居ると思うし。早いうちアプローチ掛けなきゃ後悔するよな。あ、勿論あからさまにSPみたいなあんなんじゃないよ?余り一人で出歩かせられないし……ふふ、そんなとこ。い、良いんだよ。今はお前と居るんだし…気にすんなって…。……思って……え?思う、じゃなくて思ってた…?……。……そしたら決まり、二人で出掛けよう。そう言ってもらえて俺も嬉しいしさ。長年お前のとなりに居るんだからそんなこと知ってるさ、でも男って簡単に捕まる獲物よか中々手に入らない獲物の方が追いたくなる生き物だと思わない?と、年上なんは確かだけどまだまだおっさんって年じゃないから!二十代はセーフなの!あの時は無理したっつーか怯えてた結果だけどさ…、……だめだ。あれに関しては言い訳も無いよ。心配してくれてたし……悪い。じゃあ何にでも一途なわけじゃないってことも?あー…そっか、たまに坊っちゃん天の邪鬼になるときあるの忘れてた。中々好みに近付けるのも難しいな。えー、あるよお前初なとこ。優しいところとか褒めたり感謝したりするだけですぐわかりやすいくらい顔の色赤くさせちゃうくらいじゃない。じゃ、じゃあなんだよいじらしいとかなら良いの?うーん……嫉妬なのかな……でもお前が仮に他に友達が出来たら嬉しい反面さ、ずっとその子とばっかで俺の事何も興味示さなくなったりしたら寂しいとは思うけど。な、なにそれ、言うけどそれ毎日のおやつ作る奴もいなくなるんだからね。ふは。どっちだよそれ。どもってるし…ふふ。ぷはっ、ちょ…っどの流れでいま妖精さん出てきたのさお前それ…っ、はは…。でも兄心としては坊っちゃんに好きな子居たら複雑だったな…。(好きな相手のことに関して気にさせてしまったと何か聞き出すよりも先に相手に自分からどこか出掛けてみないかと誘っておけばよかったと失敗したななんて思いながらも相手からも出掛けたいと思っていた、という言葉を受ければいま思ったわけではなく前から?なんて淡い期待のような感情を抱いたりすればひどく嬉しそうに頬を緩めながら続けると服から手を退けながら答える相手見つめながら理由や痛い箇所もわからないがなんとなく気のせいではないような気がして…本当に?どこか痛いようだったらすぐ言えな?なんて声をかければ笑いながら気にしていないと答える相手に怖い思いをさせたことももちろんそうなのだがあんなにも心配をかけたことも良くないよなあなんて思いつつもその言葉が本当にありがたくて柔く微笑みながら頷いてはああ、やっぱり様子を見に来てくれたんだ。なんていつものように嬉しいと思うはずなのに心のどこかで相手だけが欲しい、だったりいま来たら俺何かしそうなのに何で来たんだ、なんて幾つもの感情が入り交じっていて思わず目を伏せるもキッチンへと足を踏み入れた相手に自分も数歩近付くと相手の首に手を伸ばしかけ宙で一度止めたところでぽんと肩に触れ「大丈夫。ちょっとソースのかける位置に拘っちゃって。もうできたから戻ろう?」なんて柔和に微笑むと何をしているんだ俺は、とはっとしつつも内心では先程までの感情に怯え鼓動を速め)
お前にしてはかなり慎重な気がするんだが…。…行動次第か、そいつが鈍くないといいな…気付いてもらえなかった、なんて虚しいしな、……そうそう、早いうちアプローチでもなんでもして好意に気付いてもらえよ。後悔したくなければ、だけどな。あからさま過ぎたらボディーガードの意味が無いような気もするし、…ふうん。それなりのお嬢様なのか。……本当に放っておいてもいいのか…?えっ…あっ……や、その…、…おう…。ああ、それは思う。それと同時に中々捕まってやらねえ生き物だと思うぜ。簡単に捕まってやんねえから覚悟しとけよ。へえ、セーフなのか…へえ。結果が結果だったし、仕方が無いっちゃ仕方が無いだろ。特にもう気にすんな。それも勿論知ってる。はっ、清々俺好みになれるよう頑張ってみろよ。反応を期待するだけその分落としてやる。ま、まともに答えんな……。そんなにわかり易く赤くなってるかよ、俺…。耐えるようにしねえと。いじらしい……。流石にそいつらに構いっぱなしってのはねえだろ、やっぱ、ここにはお前がいるわけだし放っておくとかはねえと思うけど….、お、俺が食い意地張ってるような言い方すんなぶぁーかっ!う、うるせーな!嫌われてないだけましだと思えよ!くそ!…てか、笑うなよ!よ、妖精さんのこと馬鹿にすんなよ!?俺が何話そうが勝手だろ!……なんでだよ?(好きなやつを放っておいてその上気にするな、と。こいつは本当にそいつの事が好きなのだろうかと疑問に思う反面それに何故かほっとする自分がいてあれ、と首をかしげ乍相手の想い人は一体どんな子なんだろうかと気になるのか勝手に想像し大丈夫だから、と相手に気遣われればゆるく首を横に振り自分が発した言葉を思い出せばみるみるうちに顔を赤くして言葉につまりつつ何かを発しようとするも相手の言葉に頷くしかできずお出かけか、と何処かでそれを楽しみにしていることに気付いてはバレないように視線を落とし微笑む相手をちらりと見たあとにふん、と鼻を鳴らし。肩に触れる相手を見上げては少し時間がかかっただけだ、そういう相手に「そう、か。出来たんならいいけどな、」と席へ戻ろうと身を翻そうとして)
…たった一人の本気の相手にくらい慎重になるさ、変わりなんかなくそいつしか居ないんだから。はは…冴えてるじゃんか坊っちゃん、実を言うと何度もスルーされて来てるんだよ…アプローチ…。ああ、この事では絶対に後悔なんかしたくないからな。まあ俺もがちがちの肉体派って訳じゃないから威圧した所で逆効果だろうしな…あくまでエスコートだ。そうなの。だから吸血鬼云々もあるけど身分的にもちょっと引っ掛かったりする。良いんだって!そ、そんなんもう置いとけって…大丈夫だから。……はは、頷いてくれた。楽しみだな、どこが良いかな。町に出て店巡りとか…シアターも良いかな?それか動物とかお魚とか見に行った方が…どんなのがいい?ふふ、こりゃ相当本気で狩りに行かないとダメっぽさそうだな。せ、セーフだろ、たぶん。うん。セーフセーフ。……ありがと…、もう怖がらせたりひやひやさせないようするからな。お前にはそんな思いさせたくない。うーわ…ややこしい奴めぇ…まあでも諦める気はないからそれでも良いけど、…絶対好みだってその口で言わせてやる。えっ、な、なんで?俺普通にそう思ったから言っただけなんだけど…なんかおかしかったか?…なってるけど別にそんまんまだって良いじゃない、からかう意味だけでかわいいって言ってるんじゃないし。微妙?…じゃあ……愛くるしい、とか?……ほんと?た、たとえばさ。たとえばこ……いや。ど、どんなに気の合う親友ができても?っはは!食い意地が張ってるとまでは言わないけどそいでも坊っちゃんお兄さんのおやつだいすきでしょ?なくなったら寂しくない?ほんとに嫌われてると思ってたらそもそも怖くて聞かないっての、すきって言ってみろよいっぺんくらい。っくく…ちが、違、妖精さんのことはばかにしてな……ッふふ…。と、突発的にでたからつい……。………そりゃ大事な、いや、…に可愛がってる…弟的な子に恋人とか……できたら気にはかかるだろ。(このまま気にかけさせてしまえば折角相手からも行きたかったと言われたデートの計画も危うくなりそうだと危惧してかあわてて首を横に振りながらむしろこれお前のことだから忘れてくれなんて脳内で宣いつつもまあここまで本人から応援されるのもかなり複雑だと苦笑いしつつ頷かれた首の動きに嬉しそうに頬を緩めたままで最高のものにしなくちゃと楽しみで仕方ないらしく案を溢しては大丈夫と答える相手に不思議そうに首をかしげながらまた様子がおかしくなったりしないか見とかなくちゃ、と気にかけながらわかった。気をつけてね?なんて言うと相手が背を向けたことにどこか無防備さ感じまた瞳をそちらへむけたまま揺らめかせてしまうとぐらつく理性を無理矢理に押し込み、せめて晩餐終えて、部屋に戻って、着替えて、町に。なんて思うもでも血なんて欲しくなくて、欲しくないのに相手にかじりつきたいと矛盾した考えにぶんぶんと首を横に振ってから「うん、待たせてごめんね。いま持ってくよ」と皿をまたトレイに乗せてはあとを追う形で歩き)
それはそうだけどさ…そこまでお前が好きになるヤツ、凄い気になるんだが…写真とか無いのか?アプローチだってことにただ気付いてないだけじゃないのか、そいつ。鈍感そうだな…。まあ、逆効果だろうけど…んん、お嬢様か…この辺り、というか此処には近いのか?そいつの家。…身分的にもか…。…そこまで言うなら仕方ねえから気にしないでおくけどよ……。ど、どこでもいい、けど、その、動物、は見たい…とか思ってないこともない…っ。ど、こでもいいからお前が決めろよ!はっ、本気で掛かってこいよ。受けてたってやるぜ?ふうん、セーフって事にしといてやるよ。…だから、もう気にすんなっつってんだろしつこいぞフラン。ややこしい奴で結構、どんな手で来るのか楽しみにしてやるよ。絶対言わねえけど。おかしかったとかじゃなくて、だな…、俺だってそろそろ可愛いよりもかっこいいとかの方が嬉しいし…からかう意味だけじゃなくても可愛いよりもかっこいいって言えよ!愛くるしい…も微妙、 だな。…おう、どんなに気が合う親友が出来ても、だ。なんだ、そんなに不安なのか。そっ、そりゃ、美味いから好きだけど…別に寂しくねえし…か、勘違いすんなよぶぁーかぶぁーか!……すきだ。…なんていうと思ったか糞ヒゲ!笑うなっつってんだろ!くそ!…そんなもんか?気にしなくてもいいと思うけどな(ふと気になった疑問を幾つか問いながら何故そこまで気にしなくてもいいと言ってくるのだろうかと考えれば知られたくないのかもしれないとおもうなりやはり謎の痛みが胸を襲うもそれには気付かない振りをして動物、と聞けば思わずキラキラと相手を見つめるもハッと我にかえればもごもごと口ごもり乍動物を希望しつつやはり自分の事だとは思わずに胸の痛みを悟られるわにはいかないし何故かその話題に触れただけで痛くなるだけだからそこまで心配することではないなんて。相手より先に席に座れば大丈夫なのか、と視線だけを相手に向けながら)
ん?…ああ、俺自身も話した内容とかその時の思い出とか思い返したくてお願いしても中々撮らせてくれなくて生憎無いんだよ。まあそうだね、でもあんまり外に出るようなタイプじゃないしばったり会ったりとかは無いだろうけど。まあね…でも…はは、勿論俺も身分が高いからなんて理由で好きになった訳でもなければ諦めが付く訳でもないんだけどね。う、うん。ありがとう。あれ?ま、まあいいか。じゃ、じゃあ動物園にしようか!ほら、パンダとかフェレットとか可愛いと思うし、園内のレストランや土産屋も楽しいと思うし…ど、どうかな?そうさせてもらうよ、お前こそ油断はしない方がいいよ。気付いたら虜になってた、なんて恥ずかしいぜ?な、なんだよまるで本来ならアウトみたいなさ…。う、き、気にしてるっつうか。今のはただそのありがたくてつい出ただけで…。…余裕綽々としやがって…思わず素直な言葉が出ても恨むないでよね。そ、りゃあ女の子とかからはかっこいいって言われてもおかしくはない年かもしんないけど俺がお前にかっこいいって言うのも…う…うぅーん……愛々しい……?……そっか…よかった……え?いや…不安って言うかさ…お、お前のこと一番解ってるのは俺だけで良いんだってば。他の誰かなんかいいじゃん、ってだけ。い、いままでずっとそうだったからさ。そ、それだけ。勘違いなんかしてませーん、ほんとのほんとに俺の作る菓子が大好きで無くなったら寂しいって口は言わずとも態度がゆってくれてるもーん。……ッ…、……だよなぁ。べーつにぃ?皮肉やでつんつんな坊っちゃんがこうも素直に好きなんかゆってくれる訳ないし。きゅ、急になんか話が突飛に…ふふ…っ恋人っつったのに急に妖精っておま…っ……。お前が気にしなくたって気になるもんなの。だからあんまり…その……あー……。変な女の子に騙されたりとかしちゃ駄目だからな?(自分の好きな相手とやらを聞きたがる様子の相手の質問には嘘は言っていないがごく自然に別の人物が浮かぶような言葉を選びながら説明をくわえるもあからさまに好きな相手が居るってアピールし過ぎるのもなんだか可能性を潰して逆効果になってる来もしなくもないなあ…なんてひそかに苦笑いしつつもどうやら動物のくだりは当たりだったらしく、目を子供のように輝かせる相手に良かったと嬉しそうに笑むとこりゃ相当楽しそうな顔も喜ぶ顔も拝めそうだと言葉を濁す相手には構わずにそれを提案しては喜んでくれるのも嬉しいし、これで少しはさっきの痛そうな顔も晴れるといいんだけど、なんて思案しつつ。相手の待つテーブルへと静かに歩み寄るといつも通りの柔和な笑みを作ったまま「ごめんね、…ほら。メインのフィレのステーキだ。ソースは赤ワインのヴァンルージュだ。」と自然さを必死に装う中にも相手のその存在に近付くだけでそれさえも崩れてしまいそうで一瞬目を反らしながら確かに相手のためにと拵えたそれをテーブルに置き)
ふぅん、写真が嫌いとかそういうのか?今度さり気無く撮ればいいじゃねえか。2人で。お前そういうの好きだろ?…会う確率は低いのか…、でもここら辺でそんなお嬢様の話は聞いた事が無いんだが…最近越してきたとかではないよな?その話も聞かねえし…。身分目的だとかじゃない事ぐらい分かってる、ま、応援しといてやる。…パンダ、フェレット…どれも可愛いよな、ウサギとか…。園内のレストランよりお前が弁当作って行けばピクニックみたいで楽しいと思うが。まあ、いいと思うぞ。…はん、それはないから安心しろよ、俺から落ちることはないからな。いや、別になんでもねぇよ。んー、気にしてないならいいけどな。恨むとかしねぇよ、魔術は使うかもしれないけどな!なんだよ、男からでも言われたいだろ。可愛いって言われんのなんかすげぇ嫌だし…。なんかそれも微妙だぞ。…たまにさ、独占欲の塊みたいなこと言うやつだよなお前って、今迄がそうだったからそんなにさみしいのか?うぐ、だ、だって…俺好みの味だし…ま、まあ、寂しいとかは思ってねえけど!…物足りなくは、なるだろうけど。そんなの言うわけないだろ、期待させて上げて落とすのがいいんだからな。てか、皮肉屋っていうな!あああ!も、喋るな黙れ!過保護め。…騙されねぇよばーか。大丈夫だ(見たかったが写真が無いとなるも見れずそうか、と納得すると共に提案はしてはどうだ?と首を貸しげ見つめこの辺りは己に情報が入ってくるようにしているにも関わらずそのような話を聞いたことがなく首を捻りながら思い当たる人物は、と思考し動物園に行けるとなれば気持ちは更に高まり可愛い動物達を思い浮かべては思わず頬を緩め腕を組みながら思った事をぽつと呟くもそれじゃあ荷物になってしまうか、とな口元に指を当て考える仕草を。美味しそうなメインを見れば自然とあれだけ食べてもお腹は空いて相手が理性を保つ事に必死等分かるわけもなくナイフとフォークを持てば切り取り口へ運んで咀嚼すれば口に広がる味に「うまい」と一言つぶやき唇についたソースを舐め取り)
うーん…写真自体が嫌いって訳では無いんだろうけど…でもそうだね、思い出に二人で写ろうかって言ってみるかな。そりゃそうさ、好きな相手との思い出が形に残るなんて嬉しいさ。ん?…あ……それはその……あれだ、位置的には近いんだけど道が無いって言うか。道路のまんまにいくと曲がりくねって結果遠いんだよ。うん。……はは、そりゃどうも。…かわいい小動物とか結構好きだもんな坊っちゃん、ふれあいコーナーとかあるところにしようか。お、いい案出してくれるじゃない。そしたらお兄さん腕によりをかけてたくさん美味しいの作ってくるよ。なる前に言われたってわっかんないっての、ゆっくりじっくり大事に大切に基本にたまーに急なスパイスをくわえるのが駆け引きってもんじゃない?な、なんだよお前だって三年後はこうなんだからね。いや魔術って何、魔術って。の、呪いとか?……けど相手が俺じゃんか、さんざん年上としての振る舞いをしてきた相手に今更格好よくてクールだ、って言われても引かない?……う、うーん…と…となると…何だ…も、もう思い付かないんだけど…。へっ?そ、そう?そんなことないって、普通っしょ?…まあ…それだけって、よりかは。その。お前といるのがお兄さんほんと。案外楽しくて、心地よかったりするから、とられたくないのも、なくはないけど。……っ、…ものすごく嬉しいんだけど。お前好みの作れてるとか幸せ。なあ……俺のお菓子、大好き?お前案外と鬼畜なとこあるよな…、なにさ。じゅーぶん皮肉屋で照れ屋さんじゃないの。ご、ごめんって…ふふ、…でも安心したよ。友達には囲まれてるみたいで。……お前だからだって。…好きな相手できたら教えてくれよ。すぐに。(写真についての提案にふむ、と頷きながら考え込むと以前はからかいのまじった状況だったこともあるし一緒に出掛けるときにならもしかしたら嫌がったりしないかもしれないと思うと誘ってみるのもいいかなんて思うと聞いたことがないと言われては中々こう言うときに限って鋭いと目をわずか泳がせたまま適当に理由を模索しながらつらつらと並べ大丈夫かな、なんて苦笑い隠しては頬を緩めた相手の表情にあ、笑ってくれた。なんてただそれを嬉しく思うと自分も幸せそうにつられたように笑み浮かべてはなんだか話の流れではべつにそんなことはないのだがレストランに勝ったような感じがして相手からのリクエストならば余計嬉しいらしくめいっぱい作って持っていってやろうと相手の心配とは逆にそう意気込めば自分の作ったメインを頬張りながら漏らされるその感想の一言は何度聞こうとも飽きることはおろか、何度だって聞きたくて仕方無いらしくこれまた嬉しそうにたまらないとばかりに「いっちばん凝ったからね!ふふ、よかったあ。」と明るく宣うのだがふと唇についたソースを取ろうと這う舌先に思わず目が行くと無意識か意識的にか相手のそこへと手を伸ばし軽く拭くように指先を擦りながら「ついてる、」と呟いて)
恥ずかしい、とかか。写真が嫌いじゃあないなら…。その一瞬が記憶されちまうんだもんな、写真はさ。言ってみろよ、一緒に撮ってもらえるんじゃないか?そんなもんか、別れた後は凄い処分に困りそうだけどな。…どういう事だ、この辺じゃなくてもう少し向こうの方ってことか?それなら全然近くじゃないだろう…会わないのも話を聞かないのも納得出来るけど、本当にいつ会ったんだよ…。ふれあい…、うさぎとか触れたりすんのか?ひよことか、あれ、ひよこいたりすんのかな…。それに、お金も掛からないから節約にもなるしな。美味いもの沢山入れろよ。…んだそれ、そんなので落とそうって魂胆か?女ならころりと行くかもしれないが生憎俺は男だからな、分からねぇぞ?……、あー、そうか、三年後…。俺もそうなるのか…。魔術は魔術、黒魔術な…そうだな、呪いとかだな。バスビーの方がいいか?……高確率で引くな。散々可愛い可愛い言ってきた奴がいきなりかっこいいって言うのはちょっとな…。…どれも微妙だったな、俺も思いつかねえ…。普通なのか?他の奴とそんな話したことねえからどこが普通なのか全然分からないんだが…、ま、まあ、俺もお前とはいるのは…落ち着くし、なんつーか、気とか使わなくて楽だから、うん。そういうこと、だ。例え俺がそいつらに構ってばかりだとしてもその後でお前に構えばいいと思うんだがそれは嫌なのか?……っ、ま、不味くないからであって、別に、お前を喜ばせようと思って言ったわけじゃないからな!…お前のお菓子は、…その、…嫌いじゃないぞ…。鬼畜?なんとでも言ってくれていいぜ?皮肉は分かってっけど、照れ屋なんかじゃねえ!……おう、妖精さん沢山いるからな、友達には困ってないぞ。さみしい時にはユニコーンが側にいてくれんだ。とてもいいヤツなんだぞ。……お前に言ったらからかわれそうなんだが、絶対言わないといけないのかよ、それ。(恥ずかしくて写真撮りたくないなら俺と同じだなと少しその相手に親近感を覚えるも相手が思いを寄せる相手、1度くらい拝んでみたいような見たくないような複雑な気持ちを胸に抱きなんてアドバイスをしてい頭を抱えたくなりつつも近い様で遠いであろうその相手の家を想像しては会わないのも納得出来るなと頷き動物とふれあえるのかと相手を見つめながらもこくこく肯けば小さい動物くらいなら触りたいと思いつつあれ、と首を捻ればひよこはいるっけと疑問に思えばつぶやきレストランでお金を使うよりも作って持っていった方が安く済むし相手の料理も食べれて一石二鳥だなと一人肯けば荷物にはならなさそうだから平気かと先程迄の不安は無視して己の感想一つ一つに嬉しそうな表情を浮かべる相手をちらりと見てはすげえ嬉しそう、なんて思いつつ「これなら飽きずに毎日食べれそうだぞ」冗談交じりで言いつつ相手の指先が触れればぴくりと肩を揺らしソースを取ってくれたのだろうかと思えば「あ、わ、悪い、…ありがとう」と頬を赤くしながらぽつりと)
俺はその子の事好きだからそのときの事が残ったって嬉しくても向こう側はそういうもんなのか…でも記念にくらいなら言ってみるくらいは有りだな、宝物に欲しい。わ、別れるときの事なんか考えないってば。…も、もしそばにいられるのなら俺はずっと幸せでいられる方法を探す。い、位置は近いんだよ。位置は。道が回り道なだけ。って、そ、そんなんいいじゃんべつに。気にするなって。場所によるけど、ね。ほら、うさぎだっこしたり…ひよこはどうだろ、居るといいね。赤ちゃんライオンくらいならもしかしたらいるかもしんないよ?お前からとなれば腕を振るっちゃうよ、…お菓子も持ってこうか。特にお前は落としにくい部類だってぐらい解って言ってるんだっての、そもそもこのお兄さんが狙った獲物を易々と見逃す質だと思う?……なんだろう、何か間接的に微妙に傷付くんだけど気のせい…?…なんか割りと効き目ありそうなんだけど…妖精に魔法に呪いって吸血鬼であるはずの俺がびっくりする位だ…世界って広いな…ってゆか俺すわんないかんねそのバズビーなんちゃら。だろ?それにさ、お前の事可愛いと思うのは俺だけだってお前が言ってたなら余計そのままだって構わないじゃん。可愛がってやるから甘えてこいって。……普通にかわいいじゃだめなのか……。そ…りゃまあ、俺自身幼馴染みとしての普通を把握仕切れてるかわかんないけど…おかしくはない……と、思う。…悪い意味でなくいい意味で、な。変に気負ったりせずまんまの自分で話が出来るからな。お前にだけは見栄とか嘘とかは通用しそうにない。……ダメ、ってわけではないんだけどさ…妖精さんとかと仲良くしてたりするのもむしろありがたいって思ったし…ちゃんと今までみたくそばで居られるなら別に他の子の事まで気にしたりしないさ。たぶん、な。…喜ばせようと言った訳じゃなくって、本心からお前自身が美味しいって思ってくれてるってことだろ?お世辞じゃないってことならもっと嬉しいに決まってるじゃないの。なんでそう誉め言葉は受け取らないくせにこういうのは普通に受けとるのお前は……じゃあなんで俺と話してるときすぐ真っ赤っかになるわけさ、お兄さんと話してるときだけ恥ずかしがりやさん?ゆにこーん……ユニコーンはおにいさんわかる、なんか白いやつだ。神話とかの本で見る。…つか寂しいときあるなら素直におにいさん呼べばいいのに。…まあ多少からかいはするんだろうけど心配してるから聞きたいだけだしな、微妙に意味合い異なるけど俺の方の話も聞いてくれてたし。(以前も同じことを言っていた相手を思い出すといつだっておかしい箇所なんかなんもないしむしろいつも優しかったりかわいかったりなんだけどなあ、なんて思いつつそれらは俺の贔屓目なのもあるかもしれないしとそういうもんなのかと頷いてみると折角出掛ける約束もできたことだし誘ってみようと心に決めては好きな相手の家の位置の話にう、と言葉詰まらせつつうっかり本当の事を話さなきゃいけないような状況になることだけはどうしても避けたいらしく苦笑い浮かべながら難しそうにそう答えると動物相手には素直にうれしそうな笑顔をこぼしてくれるのだろうなんて想像しては楽しみであるだけでなく一緒にその隣に居られるのが嬉しいのか頷くと焼き菓子なら常温でも悪くなることもないしと喜んでもらえるのならそれも一緒につくって持ってこようと考えては今日はティータイムのお菓子もごはんも美味しそうに食べてもらえて何よりだと幸せそうに両頬を緩ませたままで「はは、毎日じゃさすがに飽きちゃうじゃない。…とは言うけど俺の方も飽きそうにないなあこの反応は。」なんて呟くと本当に幸せなのか先程までの感情や動悸を忘れられるようだと頭に過るもそれも束の間で、頬を染めたまま礼を呟く相手に思わず心臓が跳ねたのを感じては先程部屋で重ねたことをふいに思い出し「あ…、いや。きゅ、きゅうに触ってわるい。」なんて慌てたように続け)
そう思うんじゃねえのか…?恥ずかしい反面嬉しいって気持ちもあるかもしれないけどな、俺はそいつじゃねえからどう思ってんのかは全く解らないワケだが。言ってみればいいと思う、ま、許可が下りるかはお前次第だろうけどな。ガード固そうだし、そいつ…って、宝物ってお前……。普通は考えないだろうな、そんなマイナスの事なんて、冗談だから気にすんなよ。ふぅん…ずっと幸せでいられる方法か…。位置は近いのに遠い…もう訳分かんねえんだけどよ、取り敢えずここら辺じゃないんだな?気にするなって、気になるに決まってんだろ。お前、特別な用事以外俺の傍にいた記憶しかねえし。…うさぎ抱っこする…、ひよこいたら触りてえな…、ふわふわって聞いたから気になる。ライオンの赤ん坊?どっかの動物園で生まれたとかなんとか聞いたきがする。…お菓子もか?完全にピクニックになってねえかこれ。全然悪くねえけど、さ。周りの客が驚きそうな予感しかしないんだが。全然思えねえな、それよりずっとしつこく落としにかかってくるだろ?俺を必死に落としにかかってくるお前を見れるのも楽しそうだな。…さぁな?気のせいだ、被害妄想。一応効き目はあるけど、俺が下手なのかなんなのか分かんねえけど…たまに変なのが召喚される。その度に押し戻してるけどな…。吸血鬼も吃驚するほどって、そんなに驚くことか?バスビーズチェアだって、座ると呪われて死ぬぜ?…お前以外の奴にかっこいいって言ってもらえばいいのか、成程な。可愛がられたいわけでもねえから甘えるわけもない。いい年した奴がそんな甘えれるかよ…。…仕方ねえからそれでいいけど…。可笑しくねえ…のかな、あとで妖精さんに聞いてみるとするか…。はん、よくお分かりで。俺に嘘や見栄張ったって全部お見通しだぞ。それと同時に、お前にもお見通し、なんだろ?心配しなくともお前もちゃんと構ってやるよ、さっきも言ったけど俺のそばに置くのはお前だけなんだからな。他のやつってのは考えれねえ、な。…お世辞、じゃねえよ。ちゃんと俺の本心、のつもりなんだが。嬉しいなら、いい。うるせー、受け取ろうが受け取らないなんて俺の勝手だろ、ぶぁーか。ば、ち、ちげえよ…お前が俺の恥ずかしがることばっかいうからだろ!?お前の前だけ恥ずかしがり屋なわけねえだろ、寝言は寝てから言えよクソ髭。そうそう、一本角で、毛並みサラサラで…!すっげえ可愛いんだ。お前にも見せたいくらいに!…なんで呼ばないといけないんだよ、つーか、呼ぶ前に妖精さん達がくるし…。だからって言えってことはねえだろ?…まぁ、気が向いたら言ってやってもいいぜ。(その写真を宝物に欲しいなんて相手の口から出れば顔を引きつらせたような表情を浮かべ誰しもそう思うものなのだろうかと内心首を傾げるもわからず己のイメージ像では紳士らしからぬイメージでかなりガードが固くそう簡単に写真は撮らせない女、というもので家の位置に更に首を傾げ乍このあたり以外の事は詳しくない為こっそり妖精さんに聞いておこうと心の中で決めつつ相手は殆ど己の傍にいた為相手と知り合う時間なんてあっただろうかと記憶を巡らせて大人しくこくこくと頷き小さい頃は良くうさぎを抱っこしたななんて思い出し懐かしみながら風の噂でそんなのを聞いたと答えればライオンの赤ん坊を見るのも悪くないなと口角を上へ上げれば完璧に楽しむ気満々である相手に苦笑を浮かべ本当にこの男は美味しいものを作るのが上手いなと実感しつつこいつなら本当に料理でもやっていけれるのではないかとも思うがコックが可哀想だと言った手前その考えは捨てて「…反応って、そんなに面白い反応してるか俺。」無意識のうちに変な反応をしていただろうかと問いかけつつ「い、や…べつに、平気、だ」と赤く染めた頬を隠すかのように若干俯き乍動悸が激しくなる胸に鎮まれ…!と内心唱えつつ)
嬉しい気持ちもあるのか……完全にやだって訳じゃないなら良いんだけどな、…いや、参考になるよ。びっくりするくらいお前にそっくりだからさ。まあ…堅い割にどこか天然って言うか鈍感って言うか…。…あ、いまちょっと軽く引いたろ。可能性がない話じゃないから別に気にはしないけどさ、そもそも相手だって最初から別れると思ってたらOKなんてくれないじゃんか。ちゃんとずっと大事にするって事信じてもらわなきゃ始まらない。あ…あはは、う、うん……ま、まあそんな感じ…かな?はは。あー…えっと……それは…ほら、お、俺前にお前に隠れて夜中とかに血を求めて街に出たりとかしたって言ってたろ?その流れとかで出会って…かな。……そういやお前、ちっちゃいころよく野うさぎ抱いてたっけか……ふふ、ことりも中々可愛いもんな。ひよこっておなかを太陽に向けると寝ちゃうんだよな。かわいい。実際抱っこしたり記念撮影したりとかは予約要るとこもあるみたいだけどな、折角お前と二人で行けるんだ。入念に調べとくよ。休憩所とか売店近くのベンチとかで広げることになるとまあ目立ちそうだけどな……さすがにいつもみたくでっかいクグロフとかは無理だけどさ、マドレーヌとかマカロンとかなら平気かなって。食べたくならない?あら、そんな俺を見ようなんて随分といい趣味してるじゃないの坊っちゃん。興味ないフリされるよか必死に求められる方がお好み?べ、べつにそこまでじゃないってば…てか三年後って俺も29か……。魔法使える時点で結構びっくりなんだけど……っていうかそれ物理的に押し戻してるの?…頼むからそのバズビーズなんちゃらをどっかの博物館からうちの屋敷に買い取ったりはしないでくれよ…?………なに、どっかで女の子でも落とすつもり?ナンパなんて紳士らしくないぞー坊っちゃん。俺は年云々じゃなくってお前だから甘やかしたいんだけどね、お前から甘えてこなくても何十年経とうと甘やかし続けてやるつもりだから安心なさいよ。…その妖精さんにも長年の腐れ縁とかがいるなら解るかもしんないけど、な?…ふふ、そいつは違いないな。どうせ見破られるし偽りでぶっかってもお互いがお互いとも嫌だしお互い嫌だってこともわかりきってるしな、でもひとつ解るのは後にも先にもこんなに本当の自分としてぶつかれる相手はお前だけだと思う。……それは、その…出来る使用人としてのお褒めのお言葉?それともよく理解してる腐れ縁、として?ふふ、嬉しいよ。すごく。どんな他の相手からの言葉よりかもな。おまえに喜んでもらえるのなら幾らだってこれからも作るからな。もー、ほんっと何かありゃすぐばかばか言ってお前って奴は……折角かわいいところあるのに台無しだぞ?いやいやいや俺だから別に恥ずかしがらせようとお前に何か言ったりなんかしてないし普通に話し掛けてるだけだって……まあ俺もお前以外にだったらそう恥ずかしいようなこと言わないかもしれないけどそれでもお前だいぶすぐ真っ赤になって照れちゃうじゃん。へえ、可愛い系なんだ……俺はてっきり本によく有るような、大きくて神秘的なの想像してたけど…ふふ。はっきり見えるようになるのが楽しみだ。お前が寂しいんなら構ってやろうかなーって。ほらあんまり独りぼっちだと寂しくて泣いてるんじゃないかなぁって?…さすがにどこの誰かまでは聞く気は無いけどな。…流石の俺も、再起不能……………あ、いや、ううん。そこまで聞いちゃただの公開処刑だもんなぁ。(顔をひきつらせた相手を見逃さなかったらしくまあ確かに相手から見れば愛情の方向性が気色悪いと見られても仕方がないような気がして反論こそはしないものの正直にそう真っ正面から問えば相手が想像を巡らせている人物今ここで自分の目の前にいると言う事実が何となく面白いのかつい笑いそうになるのを堪えつつ相手の考えに気付いてか否かもし気になり出してこの地域の屋敷に住むお嬢様を調べ始めたらどうしたもんか、なんて軽く危惧すればこれはバレる前になんとか作戦を練って早くアプローチを掛けるか隠し誤魔化す言い訳を作るかしないと不味いか?と頭に過らせてからまた別の苦し紛れな言葉を返すと猛獣とはいえ幼くか弱いふわふわとした小さなそれに相手は喜んでくれるだろうと踏めばこれは実行するしかないと頷いては嗚呼、舞い上がってるな。なんて自嘲ぎみに内心で呟きつつもやっぱり嬉しさや楽しみさが込み上げてくるのが止まらないらしく笑顔のまま話を進めては生来元々自分が器用だったのももちろんあるのだろうが相手に喜んで貰いたくてお菓子作りも料理も練習した事も有るだけに誉めて貰う度に努力が報われた様でもあるのか穏やかに「…面白いって言うのかはわかんないけど。美味いって心から言ってくれるのがお前だから嬉しいだけ。」と答えては俯きがちに朱の差した顔になる相手にもっと触れたくて、それでも軽率な事は出来ないと暫し葛藤すると指で一度だけ下唇をなぞってから離すと「……そんな反応されたら、お兄さん戸惑っちゃうよ。」と呟いて)
分からないぞ、…相手に聞いた方が一番手っとり早いと思うんだが相手には聞かないのか?写真好きか嫌いか。俺に似てる…だって?…性格がって事だよな…ああ、性格か…。だって、宝物…お前からしたら宝物に欲しいかもしれねえけどさ….言い方ってもんがあるだろ…。んー、それもそうだな、確かにそれならOK出さねぇな。…なら、頑張って信じてもらえるように努力するのみだろう。……普通、その時間寝てたりしないか相手。たまたま起きてた可能性もあるけど…、お前、吸血鬼ってことバレてるのか?そいつに。野ウサギが近寄ってきたから抱っこしてやってただけだ!…太陽に腹を向けると寝るのか?知らなかった…。ああ、念入りに調べといてくれよ、折角出掛けるんだしな。マドレーヌとかマカロンあたりは大丈夫だな、そこまで目には付かねえと思うし…紅茶が欲しくなる組み合わせだな、そうなると…流石に紅茶は無理だろうから諦めるけどな。食べたい。そう…だな、そっちの方が俺の好みだな。興味無いフリって最悪フリって気付きそうにねぇし。…三十路一歩手前だな、お前、俺はまだまだ大丈夫だけどな!…そうか?昔から使ってるぞ、知らないのも無理はねえけど……ん?物理的に押し戻してるけどそれがどうしたんだ?何度もしてるけど襲ってくる気配もねえし…。残念だな…買取は出来ないんだ、実に残念だ…。本当に危ない椅子だからな、バズビーは…。はぁ!?誰がナンパするっつった!?誰が!ナンパなんてするわけがねぇだろ…ばーか!安心云々よりも、せめて俺がおっさんになった時は甘やかすのやめてくれ…流石に、おっさんになってまで甘やかされたくねえ…。ブラウニーあたりに聞いてみるか…あいつなら何か知ってそうだし…うん。俺、も、たぶんぶつかっていけるのはお前だけだと思う。俺のこと分かってるからこそ、だけどな。……それは、どっち、だろうな。その、言葉をどう受け取るかはお前だし…。大袈裟すぎるだろ流石にそれはさ。まあ、楽しみにしといてやるよ。う、うるせえ!可愛くねえって何度言えば…っ!なんかお前が言うとこっちが恥ずかしくなってくんだよ、てめぇにそんな気がなくてもな!好きで恥ずかしがってるわけじゃねぇし照れてねえ!そうだな、イメージとしてはそれで大体合ってんだけど俺からしたらすっげぇ可愛いヤツ。早く見せたい。寂しくって泣くってガキじゃあるまいし…泣かねえよ。俺だってもう大人だぜ?ベッドにゃ、テディベアもいるし。……公開処刑だけは嫌だから喋らねぇけど、今何言いかけた?(それをどう欲しいのは人それぞれだと思っているが言い方の問題だろなんて言いつつ己に聞くよりも本人に聞いた方が好き嫌いも分かって早いだろ、と相手を見つめつつ疑問な事を問い掛けては相手が吸血鬼という事を知っているのは自分だけじゃないのかと思うと同時に胸にちくりと痛みが走り首を傾げひよこが太陽に腹を向けると寝てしまうなんて知らなかったのか双眸を見開いてへぇ、と興味深く頷き早く行きたいと内心わくわくしては穏やかな相手を見つめては「……そうかよ」なんて照れ隠しのように呟き下唇なぞられればぴく、と肩揺らし戸惑う、という言葉に顔を上げれば「戸惑う…って、?」と頬はまだ赤いままで小首を傾げ)
んー?……ああ…まあそうだな、聞いてみておくよ。嫌だってこと無理強いはしたくないし、な。はは、そりゃもう瓜二つ所じゃ…?まあ…幾らなんでも女の子にそっくりとは言わないけど……。た、確かにそりゃあんまり言い聞こえはしなかったのは解るけども…変な意味とかじゃなくて純粋に大切にしたいだけだからな?そゆこと。お互いがお互いのことを信じてて、信じてもらえる努力を続けて、信じられたらずっと一緒にいられるんじゃないかって。綺麗事に聞こえるかもしれないけど。……あー……いや、えっと……あ。そう!うん、ほら酔っぱらい相手とかにも血を吸ったりしてたってい、言ったじゃん?バーに出向いたときにその子寝ちゃってて…う、うん。そっから。うん。………、…………いや。言ってないよ。お前にしか話してない。…話して受け入れてくれたのはお前だけだし。っふふ、何に対する主張なのよそれ。素直にうさぎさんがかわいかったから抱いてた、でいいじゃんか。そうそう、手のひらに乗せたままこてんって寝かせると。暖かいんだろうな、もし触れたら見てみようか。もっちろん、折角のお出掛けだもの。いいものにするから期待しといて?小さいものくらいならちょっとしたおやつで済むし、ね……紅茶か…普通の自販機で買うよか俺が淹れた方がお前の好み解ってる自信あるだけに惜しいな…。はは、なら思ったことちゃんと全部体現した方が良さそうだ…精々忠誠心ってやつを精一杯表現させていただくとしますよ。う、い、一歩手前ならま、まだ余地は…ってかほら男は三十路過ぎてから味が出るってもんだろ?大人の余裕とか。だろ?…吸血鬼の自分を今まで相当なイレギュラーだと思ってただけに、まあ。なんかやっぱこの屋敷ってちょっとしたファンタジーランドな気がするお兄さん。さ、触れるもんなんだ…そいつ。……あ、あのさ。俺が言うのもおかしいけどふわふわした妖精さんとかなら良いけどその、あんまり何なのか分かんない変なの?とかと関わるなよ。ほ、ほら…な、なんかあったら心配だから。……なんでそんな滅茶苦茶がっかりしてんだよ、欲しかったのかよ…うっかり間違えて座っちゃったらどうすんのさ……。だってお前女の子に言われたら良いって言ってたじゃんか、ナンパじゃないなら知り合いの誰に言って貰うつもりなんだって。メイドとか?………ぶっ、……ま…まあ想像したらなんかちょっと確かに来るけど。そういうんじゃなくて歳にあわせて見守るつもりだよ、今のままを続けるのちょっと面白そうだけどさ…。知ってるといいな、…腐れ縁の普通がどんなもんか。俺も聞いてみたいよ。……今更しっかり言うのも気恥ずかしいものがあるけど、そうやって俺にぶつかってくれるならいっぱい解ってあげられて良かったと心から嬉しく思うよ。そんなことない、…どっちにせよ嬉しいけどお前次第で意味は変わる…。大袈裟なもんか。嬉しくって仕方がないから作るこっちも楽しくて仕方無いくらいだし……うん、楽しみにしといて。だーから、それは坊っちゃんが気づけてないだけだってお兄さん何度も言ったろ?あんまつんけんすんのも勿体ねえぞー?…俺が言うと…?ってことはやっぱり俺が相手だから恥ずかしいだけなの?それか自覚なしに俺が相当な事いってるのか…?ふふ。お前の場合、そばにいてくれるふわふわした動物はみんな可愛いんだろうな。…俺も、早く見てみたいな。大人だって寂しくて枕を濡らす夜があるかもしれないだろ、…テディベア…お前、逆、…いや、それ…逆だろ…ってまあそんなんはいいんだけどさ。何かあったりしたらちょっとくらい俺にももたれ掛かって来いって事さ。え、あ、いや。別に何だって良いじゃんか。な、何でもないよ。(確かに相手の言う通りあまり良い言い方でもなくそれがティーンの女の子ならまだしもおっさん、もといお兄さんの自分が言うとなればあまり宜しくないだろうと理解するもそれでも本当に写真をそうする津守だったために苦笑い浮かべては相手に聞く、と言う言葉に既に目の前の存在がその相手であるために一瞬素できょとんとしてからくつくつと可笑しそうに笑いながら頷き何故かははっきりと理由にするのは難しかったが好きな人も相手で、相手は吸血鬼の事を知っているのに自分の事をそう知って受け入れてくれた人物が他に居るのだと思われるのが嫌な気がして首を左右に振ると何で嫌なんだろう、なんて自分自身不思議に思い視線動かすとうとつくひよこを思い返すと自分でも見ていて可愛かったくらいだし喜んでくれそうだともしできたら見せてやろうと決めれば呟かれた台詞に「そうだよ、お前から誉められる度に自分の頑張ってきたことが報われた気もするし…なにより、一番に嬉しい」と続け、顔をあげられたこと二よりかち合った視線にまた若干狼狽したように眉を下げながら相手を見つめ「…どこまで触れていいんだろうって。お前が傷つく境界はどこなんだろうって。」なんてどこか困ったような、どこか気恥ずかしいような難しい気持ちを表すかのように複雑そうな中に作り笑いのような穏やかなそれを浮かべながら答えて)
おう、聞くだけ聞いてみろよ。お前が良かれと思ってる事も相手からすれば嫌かもしれないしな。……瓜二つって…気になるような気にならないような…、顔は流石に違うよな?まあ、確にそれは女性に対して言ったら失礼極まりねえけども…。それは分かってるけどな、良かったな。本人が此処に居なくて。聞かれてたら引かれるどころか勘違いされてもおかしくねえぞ。…そうかもしれないな、お互いが信じてなきゃそもそも関係なんて築き上げれないと思うし、綺麗事でもいいんじゃないのか?……其処で出会った、って事か?女性1人でバーって危ないな…。まあ…別にいいけどな。……ふぅん、別に言ってたからどうするってわけでもないんだけどな。気になったから聞いただけだぞ。…本当に寄ってきたから抱っこしてただけだ、可愛いなんてお、思ってねぇし…!そう、なのか?ひよこ、可愛いな…思った以上に。でも俺達の体温てあいつらからすれば熱いんじゃないか…?、ふん、そこまで言うなら期待しといてやるよ。期待外れ、なんてことお前に限って有り得ないと思うから心配はしてねえけど。小さいものならな。…その日は我慢するしかないか、売ってるのも美味しいっちゃ美味しいが淹れたてが一番だし…はあ、帰ったら飲むしかなさそうだな。なら、期待して待っとくか、その忠誠心とやらを見せてもらおうか。いや、知らねえよ…人それぞれだろそれ、味が出るか出ないかなんて。お前がそう思うんならそれでいいんじゃないのか?十分、今でも吸血鬼はイレギュラーだろ。ファンタジーランド…妖精さんも居るし、言われてみればって感じだな。慣れすぎててたいして違和感も感じてなかった…。触れるしなんら人と変わらないような気もしてきた…。え、心配される事なんて、黒魔術しなけりゃそいつこねえし…けど、まあ、考えといてやるよ。だって、あったらかっこいいだろ?俺そんなにへましねえよ……。ま、買わねえから安心しろって。そうだな、昔から良くしてくれる町の人とか…そんなナンパとか紳士らしからぬことするわけがないだろーが、ばか。笑うなばかぁ!…それなら、いいけどさ。忘れるなよ、それ。今のままは流石に俺が嫌だ。俺より長生きだし、きっとブラウニーなら分かる、その保証はねえけど…ずっと一緒にいたし、なんとなく。……そうか、そう、思ってんならいい、それにお前のこともしっかり解ってるつもりだし。…俺次第、か。それなら、意味が変わっても変わらなくても、だな。……もう、仕方ねえな…、大袈裟じゃないんだな。勿体ないってなんだよ!ほんと、そんな可愛くねえのに…。あああ!もう知るかよてめぇで考えろ!俺はもう何も言わねえぞ!聞いてくんなよ!そうだな、そうかもしれない。妖精さんみんなかわいい。早くお前にも見せたいし、きっと仲良くなれると思うぞ。イイヤツばかりだからな!……いや、濡らさねえって。そんな夜はねえよ、俺には。は?逆って……?、気が向いたらな。多分こねえけど。……お前なんか怪しいぞ。(似ている、のは性格だけであってほしいなんて思いつつ問い掛けては分かっていても言い方のせいで勘違いしてしまうのは仕方が無い事だろ、と肩をすくませこの話を相手の思い人が聞いていなくて良かったと言いながらも内緒話のような話に何処かで優越感に浸ってそれに首を傾げ他に相手が吸血鬼という事を知る者がいないと分かれば自分のみが知っていると顔を逸らして気になったから、と言い訳のような事を呟いて己の手を見つめながら流石にひよこには体温が暑すぎやしないかと不安げに問いかけ乍「単純なヤツ、」と口元へ笑みを浮かべ答えられた言葉に目を丸くして視線を彷徨かせれば「そ、れは…」と小さい声でぽつぽつと呟きはじめるも己も何処まで相手に触られて嫌なのかわかるわけもなく戸惑ったように眉を下げ)
ああ、そうする。折角相手のことを思ってしている事なら尚更だし、な。こんな相談ばかり悪いな、…助かるよ。っくく…もし顔を合わせるようなことがあったら間違いなくお前は腰抜かすだろうな、え?あー……あはは、まあ…流石にそれはないか…うん。中身の話。…よ…良くないっての……全然…、…もう…こうなったら意地でも撮るときに良いって頷かせてやる…。……ありがとう。お前もそう思ってくれるのなら良い、それにさ。綺麗事をただの綺麗事で終わらせる津守は生憎無いしな。しっかりそれを現実にしなきゃ妄言と変わりないもの。あ、あはは、…俺が使用人だったら間違いなく外に絶対出歩かせたりしないね…はは。そうなの?でも本当のことをだからさ。一応覚えておいて?……っぷ、…な、……なんでいまそこでちょっとどもったのさ…べ、別に…かわいいと思ったって……おかしなことじゃないじゃん…ふふ…。うーん……体温についてはあんまり聞かないけど……ってかそんなとこ心配するお前なんか優しいのな、やっぱ。期待していただけて何よりだ、…かくいう俺の方こそお前に喜んでほしいのもあるけど大分楽しみでいい一日にしたいからこそ、ってのもあるけどな。舞い上がってる。……じゃあその日は帰ってきてから夜のお茶会、かしら?ああ、勿論。ちゃんとご満足いただけるよう誠心誠意心を込めて…絶対に、その視線奪ってやろうじゃない。いや出る!俺ならきっと出ると信じてる!ま、まだまだ今の俺だって若いし三十路一歩手前だって全っ然上等だ。うん。そうだけど……自分だけがファンタジーな訳じゃないんだなって思うと親近感じみたものがつい……なんか、俺もお前の使用人であることがかなり自然なような気もしなくもない。かも。ふふ。な、ならそんなリスク犯してまでしなくたってさ妖精さんと俺さえ居たら良い…じゃんか、寂しいか?危ないことはすんなって。お前が座らなくても他の使用人とかがうっかりやらかしたら犠牲者がでるじゃんか…あんまり危ないオカルトは無しだからね…って俺が言うのも矛盾してるか…。…だよなあ。よかった、そこにほら方法としてスマートに紳士らしく女の子を落とそうと試みたりとかって意味だったらどうしようかなあってお兄さん少し心配に……なる必要ない気はしたけどもさ…。わ、笑うって想像してみろよおっさんのお前のことかわいいかわいいって甘やかすさらにおっさんの俺をさあ…。ならさ、もし納得いく答えをそのブラウニーが出したら俺にも教えてよ。幼なじみとしてあるべきようになれるならそれも知ってたい。大袈裟に喜んだりなんかした覚えは今までだって一度もないよ、心から嬉しい。…ほんとにそう思うけどな、根だって本当はかわいいとこあんのに。えええ!なんでよ教えてよ!気になるじゃん、ものっそい気になる!誰にでも照れてる訳じゃないならもうそう思うからな!小動物とかも結構おまえ好きだもんな、お前がそう言うってことは本当だな。…みんなでお茶会、本当に楽しみだよ。ある人はあるんだよ、……たぶん。うん。…いや…っ、くく……だって、だってさ…くまちゃんは……くまちゃん……。はいはい、まああんま期待せずに待ってるよ。…えっ?な、なんでよ。べつに俺茶化すようなこととか言ったりしてないよ?(似ているもなにも最初からその人物が相手であるだけにどう答えたらよいものか迷いながらも女性と言う設定上似てるとは言えないが分裂した自分自身を見た相手を突飛もなく連想してはくつくつと笑い、聞いていないもなにも思いっきり聞かれてると言葉にこそできないが内心でため息を漏らしながら肩を竦めれば相手の様子からその質問も何となくであろうと解釈しつつもそれでも相手だけなんだとはっきりと頷いて断言してはひよこを抱く際の注意点思い返し足が細いから、高い所だと落ちたら危ないから、なんてものしか思い浮かばず首をかしげるも小動物に対しそんな心配をする相手がひどくいじらしくて思わず笑み溢しながら答えては「大事な相手の前じゃ単純になる、…そういうもんだろ?男って。」なんて冗談でも述べるかのような物言いで返せば視線をはっきりさせぬまま言葉の続かない様子見つめながら「…無意識にまた触れそうだ。」と溢せば眉寄せ)
思ってんなら、尚更だな。そこは慎重に行っとかないとすぐ終わっちまうしな…、難しいけど。…別に、役立ってんなら良いけど大したこと何も言ってないが…。バカいえ!俺はそんな似てるやつ見ただけで腰抜かさねえよ!お前じゃあるまいし!…中身の話だよな、良かった。こんな顔の女がいたら一度くらい見てみてえよ…安心した…。…?良くねえの?だって、本人此処にいねえだろうが、なんで良くないのか俺には分からねえな。なんでそんなにムキになってんだよ…。変な奴。お前の言う通りだな、綺麗事をそのままにしておかずしっかり現実にしてくれよ?俺も絶対一人で外に出さねえと思う、危ないしな、世の中物騒になったもんだ。でもそいつなら付き添いのやつとか、あっけなくまいてそうだな…。…仕方ねえな、覚えといてやるよ。お前の正体知ってんのは俺だけって。…っ、わ、笑うな!ばかぁ!うっせーな吃ろうが俺の勝手だろ!くそ!…どうなんだろうな?分かんねえけど。お前後で調べとけよ。…うるせー、別にいいだろ。優しい、つーか…その、可哀想だろ、熱かったら。俺よりお前の方がはしゃぎそうな予感がしてきたんだが…、ハメはずして注目浴びるとかそんな事なったらぶん殴るからな。お前の顔。夜のお茶会、いいな。昼に飲めなかった分、沢山飲む。はん、そう迂闊にしちゃいられねぇな。お前なんかに視線奪われてたまるか、くく。お前なら、な。まぁ、出ても変わんねえと思うけどな。髭が精々伸びるぐらいだろ。親近感じみるのも仕方ねえよな、妖精さんもいるし…。もしかしたら他の使用人もお前みたいな人間じゃないやつらだったりして、な。結構、自然だと思う、な…。リスクっつーか…たまたましてたら、だし…寂しいとかじゃねえよ!本当にたまたまだって。もうやらねえよ。あー…うっかり座ったら確かにやばいな、やめとくか。…オカルトって殆ど危ない気がするんだが…。いや、流石にそんな事しない…スマートに紳士らしくって…なぁ、流石に…。……うわ…、かなり嫌だしすげえおかしい構図…ふは。おう、お前にも教える。早速後にでも聞いとくか、ブラウニーも分かんなかったらお手上げだけどな。嘘だろ、一回ぐらいあっても可笑しくないぞ。うっせー!黙れ!クソ髭!勝手にそう思ってろよ気になんな!…おう、傍に居て和むしな。小動物は愛らしいし。お茶会、楽しみだな。…多分かよ、お前はどうなんだよ。枕を濡らす夜はあるのかよ?なっなんだよ、テディベアバカにすんな!お前分かんねえだろあの可愛さ!いや、なんとなくそう思っただけ。(外見も似ていたらどうしようかと思っていたがそれは外れて心底安心したように息を吐きつつ世の中にはドッペルもいるくらいだ、と完全には安心も出来そうにはないがその思考は打ち消してふん、と鼻を鳴らし乍腕を組んでは強調するように呟きそんな己に驚きつつもまぁいいか、と深くは考えず小さい子、謂わば赤ん坊になるとやはり体温調節が難しいだろうと思っての発言だった為に目を数回瞬かせた後顔を逸らしてから呟いては「そんなの女性に言えよ…」と呆れたように笑いつつそう零せば「う、…そ、そんなの言われたって、分かんねえよ…」とたじろぎながら小声でポツリと)
相手の思ってること手に取るように解るようになるってのも中々難しいもんだな…終わらせなんかしないよ、俺にとっては一番大切な存在だもん。終わられちゃ困る。いやいや凄い役立ってるさ。参考になるんだ…本当に、ね。なっ、俺だってそんなすぐ腰抜かしたりするほどへたれてないっての!でも絶対驚く、瓜二つ処なんかじゃないからな。……そうか?お前はお前だけで良いよ、お兄さんは。…よ、良くないんだよ、とにかく……はー…。……当たり前だ、俺にだって二言は無い。惚れた相手くらいずっと隣で見守り続けるしその努力を怠ったりする津守は無いさ。たとえ昼間だろうと一人で出掛けてるって聞いたらひやひやするくらいだからな、俺なんて。とてもじゃないけど真夜中なんかもっての他さ……屋敷でも探すの大変なくらいなんだぜ。絶対見つけ出すけど。おう、ありがと。お前が知っていてくれたらそれで良いことだから、さ。…っ無理、無理だって、さすがに笑うよ…ほんっと面白いやつだなお前…。ん、そうする。じゃないとお前すごいおっかなびっくりしながら抱っこしそうだし。…それを優しいって言うんだよ、お前のそういうとこ割と嫌いじゃないよ。さ、さすがにしないって…せっかく二人で出掛けれてるのに悪目立ちとか雰囲気どころか頭悪すぎるだろその俺…はしゃぎたくなるくらい嬉しいのは確かだけども。ふふ、お菓子も夜に合うように小降りでビターなものをご用意しようかしら。なんかとはまた随分と余裕そうじゃないの、燃えちゃうね。お、大人としての魅力がわくかもしんないだろ………ん?つまり剃れば今まで道理若々しい……?っふふ、主人様のまわりがこれだけファンタジーなんだ。その可能性はなくもないかもな、…後はなんだろな。妖精吸血鬼と来たら…魔女とか?…ゾンビ…はないな…でも存在はしてても不思議じゃなく思えてる自分がいる。な、なら…いい……けど。変なとこにでも連れてかれたらって心配になる……。そうしてくれ、…俺もうっかり間違えて腰掛けるんじゃないかちょっとびくついてるもん。ぷは、お前が言うなって…いや俺もオカルトに分類するから言えないか。……してたら全力で止めてるけどな、どのみち。そんな無理にかっこいいって言われなくてもほら、妖精の女の子たちからとかはどうなのよ?ちょ、お前だって笑ってるじゃ……ふふ、…だめだ。これ。つぼる。どうも。…まあそのときは俺たちが自分で考えて答えを出してみるしかないな、世間で言う腐れ縁の普通もだけど俺たちでの普通がどんなもんがもあるし。……お前が相手じゃなきゃそりゃああるんだろうけどさ、本当にいつも嬉しかったってば。わ、わかった!黙るよ!黙るけどもうそい解釈しとくからな!俺に照れてるってことにするからな!……ふわふわしてひとなつっこかったりしたらもう確かに俺でもメロメロになる自信はあるなあ…うん。その頃にはもうちょい見えるといいな。言ってみたもののほんとに枕を濡らす夜のある大人がどんくらいいるのかなんか知らないしな……うーん……枕を濡らすくらいなら泣かなくて済むような出来事作りに行くからないな……好きなもの作ったり。お前からかいに行ったり。し、してないよ!テディベアのかわいさバカにしてるんじゃなくて!…なくって……お、大人のたしなみ…なのか?その…くまちゃん、は。そ、そっか。……べつに……へ、変なことは言ってない。気にしなくていいから。(存在もしていないその誰かについて思考を巡らせている相手の様子眺めつつ仮に相手そっくりな女の子が居たとして、自分はきっと恋になんか落ちないだろうと首を横に振りながら似てないと答えては人間になりたいとまで思ったのも相手に釣り合いたいと思ったからなだけで他の理由があるはずも無い上に、はっきりしない感情でしかないが何故か他の誰にも知られたくない相手とだけの秘密でありたいような感覚が沸くのに不思議だと内心で思うとおっかなびっくりは愚か、たぶんさわらずに遠くから可愛いと賞賛するだろう相手を想像しつつくっくと笑めば目をそらす相手に反して自分は相手を見据えたままで「恋愛事以外にだって口説き口調は使えるんだよ、大人はな。」なんてふっと表情緩めながら答えてからどこか困ったような、それでも拒否されないことを嬉しいと思うような、複雑そうな笑みを浮かべながら「……嫌では、なかった?…あ…いや、さっきのじゃなくて…今のは。」と多少狼狽さを隠せぬままに問い)
そう簡単に解るもんでもないしな、もう少ししたら解るようになるんじゃないのか?解ったところで、って、感じだけどな。へぇ、一番大切な存在…。まあ、あとはお前次第だろうな終わらせないんならそのつもりでいるしかねぇだろうし、って…お前の為に言ってるんじゃないからな!そんなので落ち込まれたら鬱陶しいから言ってるだけなんだからな!ふぅん?それなら別にいいけどな。…絶対最初は、腰抜かしただろ。素直に言ってみろよ。笑わねえから。ますます気になる一方なんだが…。どれだけ俺に似てんだよ…。…そうかよ。……意味わかんねえ、本人がいるわけでもねぇのに。俺がつけ口するなんて思ってんのか?……好きなヤツの事、凄い世話焼くんだろうな….お前さ。何でも喜んで!ってやりそうな想像が出来るぞ…。一人は流石に…あぶねえと思う、真夜中なんて変なヤツうじゃうじゃ居るのによく行こうと思うよな…。…余程惚れ込んでんだな。ほんと、そいつに。…ふん、別に。…わ、らうなっつってんだろ!ぶん殴るぞ!そ、そんなびっくりしながら抱っこしねえよ!ばか!……そ、そうか、お前に好かれたって全然嬉しくないんだからな!勘違いするなよ!なら、ハメ外してそんな事にならない事を願うしかねぇな?ハメ外したら他人のふりするから覚えとけよ。…俺も嬉しくないこともないけどな…。それはそれで、楽しみだな。紅茶に合うようなものにしてくれよ?余裕そう、じゃなくて余裕だから言ってるんだが?どうだろうな、逆にわかないかもしれないだろう。…そう来たか…それは考えてなかった、が顔老けるだろ。…お前って顔老けるのか…?魔女は会ったことが無いな…、ゾンビは論外だな。そんなのいたら怖すぎる。いや、そこは否定しろよ…ゾンビなんていたら大変だろ…。心配しすぎだな、得体の知れないのは確かだがそんなこと流石にやらないだろ。そんな紛らわしい所にそもそも置かねえし、置くとしたら座れないよう工夫するし…。お前も、オカルトに分類されるな。止めるのか?なんで止めようとするんだよ。しないけど。妖精さん?滅多に言われない…おかしい。うるせ、俺はいいんだよ…っ、お前があんな事言うから暫く思い出し笑いが酷くなりそうだ。まあ、俺達の問題だろうし自分達で考えるのが一番かもしれないが一度は世間の普通を知っておかなくちゃ考えようにも考えれないしな。勝手に思ってればいいだろうが!俺は何も言わねえからな!テメェなんか勘違いでも何でもすりゃいいんだ!ばかぁ!きっとメロメロになると思うぞ、でも俺のユニコーンだから取ったりすんなよ!…そのうち見えるようになる、といいな。確定は出来ねえけど。……ないのかよ、あるのかと思って聞いたのに。ポジティブか。って、俺をからかいに来るな!…お、大人の嗜みに決まってるだろ、何言ってんだよ。テディベアはずっと一緒だぞ。…別に気にしてねえけども。(やはり相手が己の知らない人の話をするのは表情には出さないが嫌な様子でその相手が惚れ込んでいる相手は己によく似ていると言う、その人の事を好きになったのは偶然かもしれないが気持ちは少し沈むもいつも通りに接し相手が己だけに教えてくれた正体に少なからず嬉しそうにするも一体おのれは相手にどう思われているのか、と相手の言葉にそう思えば小さい子供じゃあないのだからそこまで驚きもびっくりもしないと眉間にシワを寄せながら視線はそらしたままで「随分卑怯なやつだな、大人って」と呆れたようにつぶやいた後今の、と頭の中で思い出しては戸惑ったように視線を世話なく動かしながら「……わ、からない、が、たぶん…平気だった」と小さく呟き)
だな。…けど相手からもお前が言うような感じとおんなじなんだろうけどこうまで好きだと、相手のこと何だって知りたいんだよ。…な、なんだよちょっとクサかった?かなあ、俺次第で決まるならもっと楽に相手のこと手に入ってるさ。相手の気持ちももっと聞きたいよ……ふは、俺の恋愛話の相談に乗る事のどこが俺の為じゃないんだよ。そもそもお兄さん仕事に公私混同…しまくってるけどさあ……しまくってるけどお前に鬱陶しがられる程落ち込む姿なんか見せられないっての。だ、だから抜かしてないってば。そんなことで抜かすようなやつだと思われてるのか俺。も…もう良いじゃんか…うっかりどこの誰か名言しそうで怖いから……。いや、そうじゃないけど…お、お前には変な風に伝わっただろ。少なくとも。さっきの俺変質者っぽかった気がしてきもいなと。……否定はしない。だってほら、好きな相手の役にたったり喜んで貰えるなら一番じゃない。お節介にならなければ、だけどさ…。……あ、ああ。だな……はは、ちゃんと見張っとかなきゃだ。…そりゃ……勿論。そいつがいないと駄目くらいだ……心から愛してる。ちょ、暴力反対だから!暴力だけは反対だから!…っくく、まあいいじゃんゆっくりうさちゃんもひよこちゃんも撫でに行こうよ……ふふ。…あらそう?お兄さんはそもそもお前が嬉しいかどうかなんか言ってないんだけどどうしてわざわざ否定したの坊っちゃん?……うう、大丈夫だっての。だからそんな寂しいことすんなよ頼むから……はは、そうか。うん。俺も。いっぱい期待しててな?いい一日にするから。絶対。もっちろん、かつお前の好みに合うようなものを考えておくよ。本当にせよ虚勢にせよいずれひっぺがえしてあげるけど、ね。な、なんでそう未来に対しての希望を削ぐんだよ。わ、わかんないだろ。…さ、さあ。でももしかしたら三年後全く変わらずイケメンなまんまかもしれないだろ?なんか居そうだけどね、魔女。はは、確かに死体が歩き回ってたらたまったもんじゃないけどさ…この世のどこに何がいても不思議じゃない気がしてくるんだよなあ…なんか…。そ、そうかもしんねぇけど……けど、あ、あんま呼び出すなって…心配なだけじゃなくて……ほら、その…ああもう。なんでもないよ。……それもそうか…吊るすとか?この屋敷でそんなミステリーサスペンス起きたらたまったもんじゃないな…。一応、ね。それでも普通の吸血鬼に比べたら人間よりな方なんだと思いたいけど。…………い、いちいち言わせるのかよ…それは…その、……しゅ、主人がナンパに明け暮れてたら使用人としても放っておけないだろ。…なあ、…反対に妖精さんからかわいいとは言われないの?っ…ぷは、なんだよその基準。し、しかたないだろ流石に連想しちまうって……おじいちゃんになっても続いたりしてな。シュール。ああ。ちゃんとした基準とか把握してた方が考えも出しやすいと思うし、な。お前とはいい腐れ縁のいい幼なじみで居たいとは思うからな、俺もさ。か、勘違いなんだったらちゃんとほんとのこととか事実とか言うとこなのになんも言わないだろ!俺にだけ照れてるってことでいいじゃんか!勘違いくない。…しないってば、そっちじゃ……いや、ううん。まあ坊っちゃんがふわふわしたもの好きなのはわかってるしそんなことしないさ。どうにか努力するさ、存在を信じてるだけでも変わってくるのかもわからないし。ポジティブっつーか枕を一人で濡らす程の暇があったら埋めに行きたいんだよn。寂しいじゃん?生き甲斐をしてるときって元気出るんだよ!……しゅ、収集とかならまだ大人のたしなみなのかもしんないけどさ。いっしょに……ね、寝てるの?今も。あ、え、あ、…あー……そ、そうか。ならいい。うん。大丈夫だ。(相手の頭のなかでは存在もしない誰かを描いて訊ねられたり会話を広げたりしていくための回答や言葉全てを相手のことを思いながら紡ぎだしながらも気付かれて終わる片思いだけは納得できないし何より恥ずかしさやら申し訳なさやらで突き進める気がしないのか必死に隠そうとしたりしながらも心のどこかではどんなに似てたってお前じゃないなら好きになんかならない、と呟いたりすれば複雑そうに微笑み。自分自身吸血鬼の正体だったり似てる似てない云々など関係しないと断言できたりする辺り相当末期だと自嘲でもするかのように考えながらも確かにはっきりと愛していると返せば相手の呆れたような声色に肩を竦めながら微笑みを作ると「これでも正々堂々精一杯に口説いたつもりさ」なんて困ったように宣えばあからさまに動揺を増した相手の目に気づかないわけもなく余計なことを、と後悔しながらもそれを謝ることすら余計掘り返すようでままならずに「…そ…っか。そっか。…い、いやじゃ……ないならいいん…だけど。…も、もしいやなことしてたら言ってくれ?も、もうきずつけたく、ない、し。」なんて柄にもなくぼそぼそとした口調で)
しっかし、お前が惚れた女性か…それも俺に似てるってなぁ…。お前の好みが分かんねえけど…。んん、普通はそう思うのかもしれねえな、相手のこともっと知りたいって。中々に、くさいセリフだったぞ、今のは。楽に手に入ったらつまらないだろう、もっと張り切っていけよ。だ、だから…お、落ち込まれて憂鬱になられても困るから言ってるだけで…ほ、本当にお前のためなんかじゃないんだからなっ…!しまくりすぎだっつーの、少しは控えろ…つっても、遅いんだけどな。分かんねえだろ、仮にもしそんな姿見せたらそっと俺特製のスコーン置いといてやるから…。そんな事で抜かしそうだと思ってる。うん。抜かしててもおかしくないなって。別に言っても俺は気にしないし…そんなにどこの誰かってことバレたくねえのかよ。ちゃかすわけでもねえし、素直に応援してやってもいいけど。んん?あー、まぁ否定はしないが…言い方がな、仕方ねえことだろ。ああキモかった、警察に突き出してやろうかと思った。…、そりゃそうだな、喜んでもらえるなら本望ってやつか。ちゃんと見張ってやれよ、変な奴に捕まったりしないようにな。……ふぅん。そうか。心から、か。てめぇが一々…ッ!くそ、殴るのだけはやめといてやる。し、仕方ねえな…そこまで言うなら、ゆっくり撫でに行ってやる。うぐっ…べ、べつ、に…その…、な、何でもいいだろうばかぁ!ま、お前に限ってそんな事はないと一応信じといてやるよ。他人のふりしたらさみしいか?…ああ、いっぱい期待しといてやる。それなら、楽しみにしとくしかなさそうだな。俺の好み、知り尽くしてるお前なら大丈夫だろうけどな。…ほう、いずれか。別に希望を削いでる訳じゃあないぜ?……イケメンって、お前がか?…自分でイケメンとか言うなよ…。魔女か、後で妖精さんに聞いてみるか…。その屋敷にいたら大変そうだけどな。いや、いたらそれこそ大変だろう…死体が歩いてるなんて映画の中だけで十分だ…あまりいい気分にはならない。あ?なんだよ、途中で言うのやめるなよ気になって仕方がないだろうがばか。早く言え。……そうだな。吊るして座れないようにするか、それぐらいしかない気もするが…もし買い取るならその保存の仕方だな。人間より、だろ。普通、吸血鬼って日に当たるとダメだろう?お前なんか日中動いてるしな。灰になれ。………、そういうもんか?ナンパに明け暮れるって事はねえから安心してもいいぞ。え、あー……どうだったか、言われたような言われなかったような…。…言われた回数の方が多いかもしれねえ…。うるせえクソ髭!なんだっていいだろ!…いや、もう、おじいちゃんになってまで続いてるとか流石に嫌なんだが…嫁とかもらって普通に生活したい…。無理かもしれねえけど。そうだな、基準を把握しておくか。はいはい。…だ、だから!俺は何も言わねえっつったろ!勝手にそう思ってろクソ髭!髭毟るぞ!…しないならいいけどな。ふわふわしたものが好きっつーか…生き物が好きっつーか…。ああ、存在を信じてくれてるなら見えるかもな、信じてやってくれ。埋めに、なぁ…、まぁ、濡らしてる時間が勿体無いしな、それもそうか。ふぅん、元気出るのか。う、うっせ、なんだよ一緒に寝てちゃ悪いか!テディベア抱き心地すっげーいいんだぞ!抱いて寝たことがねえから分かんねえだろうけどな!……ふぅん(相手がそこまで惚れ込んでいる事を再度知れば双眸を細めこいつに思われる奴は大変だろうがいいな。と頭の片隅で無意識のうちに考えてはふるふる頭を横へ振ってその考えをなくし、相手のその恋を仕方なくだが応援してやろうとひっそりと思えば相手の一言に視線を下へ落とし愛してるのか、と内心呟いては興味のなさそうな声色で。振られた相手を見たくないのが本音で、それを隠すように肩をぽん、と叩きながらにこやかな笑みで告げ困ったように告げられた言葉に「あれがお前の精一杯なのかよ」とお前の本気はこれぐらいじゃないだろなんて。視線を未だ動揺させては「あ…わ、わか、った…」と小さくこくんと頷き相手の方を見ようとはせず)
好み云々で好きになったつもりはない、単に気付いたらそいつのことしか頭に無くなってただけだよ。普通ならそれで良いんだけどな、俺だってモテはするけど本気の恋なんか初めてなもんで。うぐ…っ、仕方無いだろお兄さん一応純愛なんだよ。クサい台詞も出るよ。…はは、そうだな。今に手にいれてみせるさ、必ずな。お前の前での様子に支障きたすほど落ち込むほど子供じゃないったら…なに、俺が憂鬱になったら心配してくれるの?だってあくまで仕事として使用人としてお前に関わるのとか絶対無理だって、世話も甘やかしもちょっかいもぜんぶ規定量とかつまんない。えっそれ気遣いなの優しさなの?それか追い討ちなの?いやいやいやお前の中の俺かっこわるすぎるだろ、もっと頼れるお兄さんだってば……。……バレたくないって言うか知られたくないって言うか…そうじゃなくてバレたらその色々とその……あー…、…な、なんでそんな気になるんだよお前は…。え、そこまで?そこまで気持ち悪かったの俺?純粋な愛情のつもりなんだけど……そういうこと。自分の行動や言葉によって嬉しい気持ちになってくれたらそれよか嬉しいことはないな。ああ、…誰の手が伸びてきたって触らせるもんか。ずっと見はってるさ。……うん、ずっとだ。ずっと愛してた。吸血鬼だからとか身分がとかずっと腐れてきたけど、…ちゃんとぶつかんなきゃなって。お、お許し頂いてありがとう……一々?…そんなに変なことを言ってる自覚はないんだけど…。はは、そうそう。いっぱい癒されに行こうなー?もー、なあんだよすぐばかばか言って。ちゃんと聞かせろって。そりゃどうも……当たり前だろ、一人で居たって楽しくない。お前を連れていくから楽しいのに。…あら、ずいぶんと信頼されてるじゃない俺。他の誰より理解してる自信はあるけどな。使用人としてよか幼馴染みとして最高の一日にしてやるよ。そ。いずれ。徐々に剥がしていくから楽しいんだ。……げ、現実を見せているんだって事か……?…え、イケメンでしょ?多少お節介なのを覗けば非の打ち所ないって信じてr。あっさり居るって言われたりしてな、なんか魔法の薬とかあったら教えてもらおうかなー…ふは、それでもウチなら居かねないだろ。むしろゾンビが実在して喜ぶ奴なんか居んのかな……ホラー映画か…こんど借りていっしょに観賞会でもしようか。いや…だからほら、…べつにそんなんじゃないけど…ほら……い、色々と複雑だってだけだよ。な、なんてことないってば。……観賞用としてしか流石に買い取れっこないしな、バズビーなんとかだけじゃ納まらずどんどん美術館化がしそうだ…。あんま陽当たり良すぎると多少肌荒れはするけど長時間外に出なきゃ大丈夫なんだよ、狩りは夜にしてたし庭掃除なんかは暑いからとかってこじつけて帽子被れるし…ふは、そういう坊っちゃんこそあんま屋敷にばっか居ると外出たとき灰になっちゃいそうなんじゃないの?…そ、そういうもんそういうもん。お前だって使用人が不定行為ばかり働いていたら複雑だろ?そ、そうゆうことだよ。安心したけど。……俺だけの認識じゃないってのが判明していますごく嬉しいよ坊っちゃん。そうだよなあ、坊っちゃん可愛い。うん。えええくそひげ呼ばわりしないでぇ!俺だって流石に笑うよ!面白すぎるもん…っくく…てか俺おじいちゃんでも現役なんだな……流石だわ……そうなったらもうどこにもお嫁にいけないねぇ坊っちゃん。だからって大きく今の生活を返るような真似はしない気もするけど、一応な。もう、つれないの。お前もそう思うだろ?やめて!近いうち剃るから!くそひげじゃなくただのくそやろうになっちゃうからやめて!…たしかにかわいいふわふわの動物はお兄さん好きだけど取ったりまではしないって、お前が寂しくなっちゃうじゃん?動物が大好き、って感じかな。でも妖精さんとかもかわいいっていうし……ファンシーなのが好きって感じか?ああ。お前のお友だちだもの、信じてるよ。いつかちゃんとみんなで混ざってお話したいって思ってるからね。お前の目の前にいるのにくよくよしてるなんて勿体無いことでっきるわけないだろ、しかも俺に。どんなに嫌なことがあったって元気になれる自信あるね、お前を前にしたら。…っ…いや…っ、…ば、ばかにしてる…つもりは…な、ない…から…っ。……か、…いや、…うん。お前の誕生日は今度からテディベア決定だわ…うん…。……ご、…ごまかしたって…お、思ったろ…そのふーん…。(相手に似ているのだと伝えたことで逆に気味悪く感じさせてしまったのではないだろうかと相手が呟くのにひやひやとして注意深く聞きながらも平然とした表情を装いながら答えては応援しようとしてくれる相手に優しいと思いながらもどこか相手の頭では違う相手との恋を応援してるというわけで複雑になり眉下げるもどうしたら一番この言葉が伝わるかな、なんて思いながらまっすぐはっきりと言葉にしてはそれが相手がまさか色々と頭を巡らせているとも露知らず。自分の力量を訊ねるような相手の物言いに参ったような表情は一変、くっくとさもおかしそうに笑いを響かせて肩を戦慄かせれば「こりゃ一本取られたな、あくまでも正々堂々さを精一杯表現しただけだ。落とすつもりならそりゃもう這い上がれなくらいにしてやるさ」と戸惑う様子もなく言い放ってはお前もいっぺん落とされてみる?なんて首をかしげてから「……っ、ああ…。……た、食べてる最中に悪いな。なんか。わ、忘れて。」とぱっと一歩ぶん後ろへと後退して気恥ずかしさを誤魔化すように首を左右に振り)
気付かないうちに好きになってた、とかそういうあれか。特にお前とか好みにうるさそうなのにな?ああいうのがいいだとか、こういうのがいいだとか一番言ってそうだった。普通だろう、そんなの。…本気の恋なぁ、まぁ確かにお前も俺と同じで小さい時から此処にいたしそんな余裕なかったよな。一応、って、言い切らねぇのかよ!純愛だとんなクサイ台詞も言えるのか、すごいな。心配してやらんこともないが、心配してやんねぇ。…ああ、でも、放って置いたら面倒くさそうだな…。つまんないって、お前なぁ…。はぁ…。追い打ちな訳あるか!どう考えても気遣いだろうが!なんだよ、俺のスコーンいらねえっていうのかよ!…頼れるお兄さん……、頼れる…。いや、お前が気になるような言い方してるからこっちだって気になるに決まってんだろ。本人が居ねえのにバレたら良くないだとか、気になるのは仕方がないだろうが。お前の純粋は純粋じゃない気もするけどな。多分。お前って、本当に尽くすタイプだよな。損してないのかよ?…さて、ここで質問だ。そんな事をしている暇がお前にはあるのか?見張ってやれとはいったが、此処にいる以上お前にそんな余裕があるとは思えないんだが…。…ふぅん、ずっと愛してたのか…、それなら、尚更ぶつかっていけよ。うるせぇ黙れッ!…癒されたいが、餌やりとかも楽しそう、じゃないか?…ちょっと、あげてみたいような気もしないわけ、じゃねえけど…!うるさい、別に、いいだろうが馬鹿。…大した反応も出来ないかもしれないのにか?…熟、変な奴。そりゃ、一番傍にいたしよき理解者だと思ってるからな。当然だろ。この屋敷の中でも俺のことを理解してるのはお前だけだろうな、妖精が見えることだってお前にしか言ってない。はっ、楽しみにしといてやる。…そういうことだな、夢ばっか見てちゃ意味がないだろう?…お前の何処がイケメンなんだよ、鏡見て出直してこいよ髭。それはそれで、嗚呼やっぱり、って納得しちまいそうだな…。そんなもん、教えてもらってどうするんだよ?悪用しようとか思ってるんじゃないだろうな?…否定できねえ。あー…そういうのが好きな奴は喜ぶんじゃないか?俺は嫌いだけど。…お前一人で見ろよ、俺は興味がないからみねえけどお前がどうしてもって言うなら見てやってもいい。…色々と複雑?流石に無理だって、バズビーを買い取るなんてしようとも思ってないし、美術館化したら色々と面倒くさくなるだろ。肌荒れ程度、なのか…?もう少し、大変な事になるかと思ってたんだが違うんだな。帽子とかなら不審がられないしな…って、お前、俺は灰にならねえしちゃんと外にも出てるんだぞ!……まぁ、言われてみれば、複雑、だな。はぁ!?うるせーよ!ていうか、気がするってだけで本当に言われたかどうかは分かんねえんだぞ!俺は可愛くねえ!クソ髭にクソ髭って言って何が悪い!、!ず、ずっとお前と一緒は俺嫌だぞ…途中でお前をクビにしてやる……。俺はお嫁もらって幸せに暮らす…。おう、それは分かってるぜ。…ノーコメント。…髭剃ったらくそやろうって呼んでやるよ、安心しろよ。さ、寂しくなんかならねえし!取られたら、まぁ、ちょっと…あれなだけで…寂しくなんか…。ファンシーなのが好きっていうか、んー、なんて言ったらいいんだろうな。取り敢えず、生き物がすき、だな。ん、それならきっとお前にも見える。妖精さんたちだって、きっとお前と話したいって思ってる。なんだそれ、意味がわかんねえこと言ってんじゃねえぞ。慰めてとか言っても部屋に入れないからな。………馬鹿にしてるだろ、おい。正直に言えよ。お前の口にスコーン突っ込むぞ!…は?いや、もうテディいるからいらねえよ、俺のベッドが狭くなるだろ。ああ、思った。(相手の言葉を聞きながら双眸をそっと細め特に自分に似ているからどう思ったとかではなく気にしてない様子で相手が本気の恋をしていないのは己と小さい時からずっと一緒にいるせいだろうと思いつつも今になってそんな恋ができるのなら良かったのではないかと思う反面やはり相手が己の知らない人を愛してる、なんて知れば複雑な胸の心情に相手に分からないように眉間に皺を寄せその心情を消し去ろうとしてみるも出来そうにはなく、挑発のような言葉を聞いては口元に緩く弧を描き「落とせるものなら落としてみろよ」とくつくつ喉で笑った後一歩後ろへ下がった相手へ一度だけ視線を移した後小さく頷いて止めていた手を動かしてから相手に聞こえない程度の声量で「…忘れそうにも、ねえかも、」と呟いてはその呟きを消すように料理を食べ進めていき)
好みとかタイプとかって考える前に惚れさせられた。だからこそ本気の恋なのかもしれないけど俺自身びっくりしてるもの。良かった、…例え普通のことじゃなくたって貫き通すんだろうけどさ。俺は。うーん…それはどうだろうか。使用人としての仕事やお前が恋の妨げになったことは一度も無かったし…何よりも生き甲斐だからな。……ちゃんとした純愛だけかどうかって言われたらちょっと本気になりすぎてエゴっぽいとかある気がしてだな…。そのクサい台詞が本音だから仕方ないんだっての。いやどっちなんだよそれ、内心心配でしかたないけど堪えてるの?恥ずかしいの?…だ、だから大丈夫だってば……色恋でそこまで沈むほど子供でもなよくもない……。い、いいだろ。褒め言葉だよ、お前をからかうのは楽しいんだ。本当にね。あっ、いやっ、ちが。い、いらないとかじゃないから。うん、いらないとかじゃないから。ただなんていうかその。お、俺には勿体ない代物じゃないかなあ…って。あ…あはは。な、なんだよそのなんか物言いたげそうな反応は…。き、気になる言い方してるつもりはないんだけど…うーん……ほ、ほら、少し恥ずかしいだけだよ。うん。あ、あとはお前に愛情が変だって気持ち悪がられたくないのもあるけどさ。…純粋なんて言葉はちょっと綺麗すぎたかな?、?そりゃあ誰にでもそうなら損はするだろうけど…好きな相手が喜んでくれたらそれでもう得するだろ?…んー?…いいや、ここでこうしてたって十分見張れてるのさ。そりゃもうしっかりと、ね。ずっと想ってたくせにこうして口に出すのも勇気が居るのが不思議なくらい、な。……ああ、そうさせてもらうよ。真っ正面切って勝負しなきゃな、男なら。え、えええ今のどこが逆鱗に触れたの怒んなってもう…あげてみたいならあげてみたらいいじゃない、売店行けばたぶん売ってるかな。草食動物の少しずつもしゃもしゃ食べる所可愛いもんな?…そりゃまあ。反応見たさなだけで一緒に行きたいんじゃないし。一番気心知れた相手と行くのが一番楽しいに決まってるだろ?……ずいぶんと特別視されてるようでだいぶ嬉しいんだけど。俺も俺でお前だけを特別視しちゃいるけど。はは、笑われたり信じてもらえなかったりするかもとは考えなかったのかよ、お前。…ああ、また行きたいって言わせてやるよ。…う……ゆ、夢なもんか!今からちゃんとケアしときゃ夢で終わったりしない筈だろ。そうだ、きっとそうだ……。え、鏡ガン見しても同じこと言うと思うんだけど俺……ううむ。なぜかどう努力してもお前にはイケメンといってもらえない。なんかもう今さら驚けるような気がしないよなぁ……悪用……、……まあ確かにそういう類いに頼る時点で悪用に入るか。やっぱ。……そんなファンタジー過ぎる屋敷を纏める坊っちゃんってある意味人類最強なんじゃないのかと……ホラー好きな子ってたまーにいるもんな、……それでも実際に襲い掛かられたら怖いな……。…どっちなのさそれ…じゃあどうしても。お菓子とお茶いっぱい用意してDVD観賞会と洒落こまない?………だってさ、…身の危険的な意味で心配なんもあるけど。あるけど、……はあ。鈍感め。美術館化した屋敷に吸血鬼や妖精たちなんてまるで映画の中みたいだけどな、お前が収集する気ならきれいに掃除するし……あ、でも夜中に見るのはだいぶ不気味だな……。映画や漫画みたく瞬間で燃えて灰になるとか体内の水分や骨無視した燃え方しないさ、……まあ真夏に無装備で長時間外に居ると大火傷するけど。ほんとー?おにいさんよか屋敷に居る気がするんだけど?だ、だろ?そうだろ?つまりはそういうことさ。気がするってことはうっすら自分でも何となく自覚してるんじゃんか!可愛いもんは可愛いんだよ!な、ならちょっといまから妖精さんに聞きにいってみようって。クソ髭じゃないし!百歩譲って髭でもクソ髭ではないし俺!え、なにそれ寂しい。…えー……せめてさあ、現役ばりばりの使用人は無理でも新しい使用人とかの育成に回ったりとかさあ…、………お嫁さんねえ……。っつーか今さらよそよそしくしたりとか出来る気しない。…無言は肯定だと思っとくからな。何に対する安心だそりゃ……同じ文字数なんだから名前でいいだろ……。………つまり、なんだ、……寂しいんだろ?なるほど、ならあれかな、ふわふわじゃなくともきれいな魚とかイルカとかそういうのも好きか?本当?そりゃ嬉しいな、いろんなことお話したいし…自分自身だいぶ幻想的すぎる方だけど、綺麗な妖精のみんなを見てみたいな。えぇー、冷たいな坊っちゃん。俺とお前の仲じゃないの…って思ったけどやっぱ手厚く優しく慰められるよかふざけあいながらいつものようにじゃれあってる方が元気出そうだわ。いやしてないよ!してないけど……してないけど、ほら、またかわいいっつったらお前怒るだろ……ってかなんでスコーン武器として使用してるのよお前は……。そう?夜のオトモ用だけでなく観賞用にでっかいふわふわしたのとかさ、なかなかサプライズ向きじゃないかと思ったんだけど。……再起不能だ、って言ったんだよ。お前が好きな相手紹介してきたら。……その、……ほ…ほら、父親的な意味で!(いくら思い返してもこうだから好きになった、とはっきり言葉にして言える理由とかは思い浮かばずただ気がついたらどうしようもないくらいに焦がれていて気持ちにどうやっても後戻りができないくらいになっていたのだと思えば自分でも不思議だと宣い、寧ろ相手のそばにずっと居たからこそ友情や忠誠心やらはもっと別のものへ昇華してしまったのを止められなかったのだと感じては眉下げながら微笑むもこんなにも大きく育ちすぎた感情の宛先が誰なのか知ったときの相手の表情はどう変わるのだろうか、なんてちらと脳裏に過れば微笑んだ顔のなかにどこか複雑さを混ぜてから余裕げな笑みで返してくる相手にそっちがその気なら、と言わんばかりに「その反応…俺は絶対落とされないってか?甘く見てると痛い目に遭うけどそれでも良いならね?」なんて挑発をするように問い掛けてみせれば気まずさを作ってしまっただろうかと様子を伺うように相手に視線をちらと向けつつもどこか内心では勝手に先ほど触れた唇の感触を脳内で再生する自分が居ることに密かに嫌悪抱きつつわずかぽそぽそと聞こえた声に何をいったかは聞き取れなかったことに「…え、あ、なんて?」と首をかしげて)
……好みとかの前に惚れた、か…。まるでドラマのようだよな、本当に。世の中には一目ぼれってのもあるらしいからそれだろうな。お前が驚いててどうすんだよ…。普通じゃないことなんてあるんだろうか、そこら辺は俺全く分かんねえけど…、相手の事を知った上でもっと親しくなるってもんだと思ってるんだが…。だけど、その本気の恋をする暇がなかったわけだろ…?いくら生き甲斐っつっても…。どうエゴっぽいとか俺には分からねえから何とも言えないな。ふうん、本音か。まぁ別にいいけど。恥ずかしくも心配もしてねえよばぁか。俺のことはいいんだよ、今は。ま、確かにそこまで落ち込んだりするような奴じゃねえってことは知ってるからからかっただけだ。こっちは全然楽しくも面白くもなんともねえっつーの。はぁ?勿体無い?…お前の為に作ってやるんだから勿体無いことないよな?ちゃんと食えよ、な?頼れるところなんかあったっけと思っただけだ、頼ろうと思ったことがないだけかもしれないが…そんなところ見たっけ、って。お前がしてなくてもこっちが気になったりするんだよ、…てか、人の恋愛に首突っ込もうだとか思わねえからお前の愛が変だろうが俺には関係ないだろ。そうかもしれないが、ただそう思っただけだし。…ここでもって…なんか仕掛けでもしてるのか?ここから遠いんだろ?なのに見張れるって……。ふぅん…、そんなに勇気いるもんなのか?本人じゃなくても。おー、精々頑張って真正面切って勝負してこい。うるせえ!…うさぎとか、ハムスターとかの食べてるところみるとなんていうか、癒される…し、その時だけ警戒心ないってのも、いいよな。まぁ、そりゃあな。親しいやつと行くほうが楽しいし。特別視してやってんだよ、ありがたく思えよな髭。…それはそれで、慣れてるし、別に信じてもらえないならそれでいいって思ってたからな。ん、なら努力してくれよ。っは、めでたい頭してんなお前ってさ。ケアしときゃいいってか。…それは流石にねえだろ…寝言は寝て言えよ…。だってイケメンと思ってないからいうわけがねえだろばーか。生まれた時からそうだったと思えば、な。今更驚いてもな…。悪用にはいるだろ…流石に、魔女も教えないとは思うけど…。はぁ?なんでだよ、俺は至って普通の一般人、だと思いたい。常識がなんなのかわかんなくなるぞ…。俺はホラー、好きでも嫌いでもないから、まぁ普通だが…。誰かを盾にしようとしても被害が拡大するだけで何の解決にもならねえし…ゾンビは面倒くさい。…し、仕方ねえな。一緒に見てやるよ。…それも悪くないな、びっくり系だけはやめろよ?はぁ?なんだよ、鈍感って、意味分かんねえこと言うなよ!はん、そんな所で人が住んでるって知ったら見に来る奴が増えそうだな。…まぁ、そんなことはしねえからさ。そう、なのか…?……知らなかったし、ずっと燃えてなくなるもんだと思ってた。…夏はもうお前外出んなよ、流石に大火傷されたら使用人にも異常だって思われるだろ。装備しててもダメだ。う、ち、ちがっ…た、たまたま、やることが残ってたりとかするからで…!ああもううるせえし!俺は可愛くねえ!ああいいぞ、妖精さんに聞いてみようじゃねえか!…って俺が不利だろ!クソ髭クソ髭、お前はクソ髭。……お前、そこまで此処にいたいのかよ…。……な、なんだよ、お嫁さんもらえないとかいうんじゃないだろうな!?だろうな。…好きにしろよ、はぁ。おお、本当だ。文字数一緒だったな。だっ、だから、寂しくねえって言ってんだろばぁか!あ、あー、まぁ、嫌いじゃねえよ。妖精さんみんな綺麗だったりするし、ほんと、まだまだいるんだぜ?ここにあんまこないやつもいるけどさ。だろ?俺だって手優しく慰めるなんて気持ち悪くて出来ねえし。そりゃ怒るに決まってるだろうが、可愛くねえし。べ、べつに、武器じゃねえよ。食わせてやろうかと…。…抱き心地いいやつなら、許可してやる。父親って、お前、年齢的にも無理があるだろ(やはり相手はその相手に一目ぼれとやらをしたのではないか、と思うなり相手の恋愛に首を突っ込んであーだーこーだー言うつもりは更々ないわけで、相手のためと相談に乗ってはいるがやはり心情は複雑なままで苦笑を。きっと、相手が成功したりした時己は素直にそれを祝福してやれるかと言われたらどうなのだろうかと考えるも分からず。挑発するように言葉を投げてくる相手に鼻で笑えば「絶対落とされない自信があるから言ってんだろ?」とこちらも挑発するかのような口振りでいいながら首を傾げる相手に「あ、や、…なんでもねえ」と首を横へ振っては視線を相手へはせずに)
かも。もっと昔は好きかどうかわからない時期もあったけど、きっと一目会った時から好きだったんだと思う。ずっと隣を望み続けて来たからな。っはは、俺自身まさかこんな身も心も骨の髄まで虜にされるだなんて想像もしてなかったもんさ。それは…そうなんだけどよ…相手のこと知りたくて知りたくて仕方無い余り嫌われる行動までするんじゃないかって少しだけ、な。……いや、お前といられるのが一番………い…一番、相手の喜ばせ方とか立ち降るまいも勉強になってる…お、お前と似てるから好みとか参考にもなるし。大丈夫だから気にすんなよ。……うーん……わかりやすく言うとどうだろ、…俺の気持ちばっかりで鬱陶しかったりしつこかったりしないかな?って感じ?…が、柄じゃないくらいは把握してます…。えー、よくないですー。気にしてくれるんでしょ?気になるんだろ?…坊っちゃんの目の前でそんなくよくよと弱いとこ見せらんないだろ、カッコ悪い。あっはは、生きてるうちは退屈なんかそうそう出来ないと思えよ坊っちゃん?え、あ、いや、あの……しゅ、主人が作ったものをし、使用人の身分の俺が頂くなんてそ、そんな恐れ多い真似はそのあの。うぐ、あ、あるだろ。甲斐甲斐しいとことか世話焼きなとことかさ、い、一応は頼れる部類のつもりだ。そ、そんな気になる言い方してたか俺……いつか絶対お前に関係してくる話なんだっての……。それはあれだ、…あの。そう。ヴァンパイアマジックだ。飛べるし。移動速度すっごい早いんだ。………本人じゃないっていうか……お前だからな。もっちろん、……yesって言われた日にゃどでかいケーキ拵えて来てやりますよ。…あのつぶらな目とちみっこいほっぺと体で必死に精一杯もしゃもしゃしてるだけでも可愛いのにそれがさらに寄ってくるともう、な。はいはいありがたく受け取らせていただきますよー、…でもその特別視ってどれくらいの特別さなの?おにいさんが一番特別?…慣れんなよちょっと寂しいだろ……お前が大事にしてることを俺が信じない訳無いから安心なさい。はいよ、気合い入っちゃいます。は、肌の明るさとか肌年齢とか弛みとか皺とか軽減できればみ、見た目年齢はぎりぎりふ、ふせげ、……ない……かな……?…ね、寝言だったら今起きてないです…。えー……とはいえお兄さん色々結構極めたよ?どのあたりがイケメンじゃないんだよ?…だな……世の中広すぎるだろ……。…ああ、やっぱり惚れ薬とかは必要無いや。そんなんで掴んでも意味ないし、な。その普通の一般人がファンタジーランドを統括する人物だなんて逆に凄いだろ……そもそも常識ってなんだったかな…って感じだ…。映画鑑賞くらいならまあできるし俺も特別好きってわけでも嫌いってわけでもないけど……戦う前提なんだ坊っちゃん…、しかも増えるしな。あいつら俺たちよか強いと思う。よっし、決まりな。腰抜かすなよ?びっくりして声あげるお前もちょっと面白そうで見てみたいんだけど、な。わかんないから鈍感だっていってるんですー、妖精とかならまだしも魔界だかなんだか知んないけど変な友達増やすなよもう……。だな……あー、でも肝試しに勝手に入ってきちゃう奴とか居そう。なんとなく。やっぱそうしてくれ、流石の俺でも夜の見回りに腰抜かす気がするよ。そうそう、まああんま飢えが激しいと治癒力も免疫力も無いからすぐ悪化するし回復も遅いって差はあるけど…っははは、たしかに言い訳も思い付きそうにないなあそればっかりは。お前のことも驚かせちまいそうだし…心配はかけさせらんないし、な?…ほう?…ほら、あんま陽に当たってない生活送ってると俺みたく大火傷とは言わずともいざ久しぶりに外に出たときとか真っ赤になって帰ってきそうでさ。可愛いもんは可愛いんだって!絶対言うから!絶対妖精さんたち全員が可愛いって言うに決まってる!かっこいいかかわいいかの二択でもまだ俺勝てる気がするもの。違う。クソ髭じゃない、お洒落髭。優雅なお洒落髭。お洒落髭。お洒落髭なの。……ぎゃ、逆にどこに行きたがると思ってんだよ…俺の居場所も家族もここだ。そんな滅相もない!…ただなんだ、昔からさして浮いた話も聞かないしこんまま連れて来ないんじゃないかと……。そーする、た…ため息吐くなよそこで…。いやそこで感動すんなよお前…頼むぞ?頼むからフランシスって変わらず呼んでくれよ?えっ、あ、ああごめん!じゃああれだ、…なんか…そう、…こ、心細いんだろつまり?…そっか、良かった。色々選択肢が増えるな………へえ、今までちらっと名前聞いただけでも結構いた気がするんだけどまだたくさん居るんだ……っはは、知らない間にそんなにいっぱい友達作りやがって。本当に落ち込んでたら時たまーにくらいならすごく嬉しいのかもしれないけどこうやって言い合ってる方が割に合ってる。可愛くなかったら俺だってこうも何度も連呼してないっての、からかってるわけじゃなく本当にそう思ってるんだ。あ、うん、や、優しさなんだよね。うん……あ、ありがたくお気持ちは受け取らせて貰う…な…。っはは、お前にあげるものなんだからその辺に俺が抜かりないわけないじゃない。ちゃんとふわふわなの探してきますよ。そ、そうだけどその、も、物の例えだ。気になるし、過保護なのは解ってるけども心配なんだよ。(相手が口にした一目惚れ、という単語に見た目云々でのそれではないが確かにそうかもしれないとばかりにふむ、と考え込むそぶり見せてはどうにか相手の好みに繋がる事を聞き出せないか始めた会話とは言え話を進めすぎて相手の頭の中に確立した存在しない女性の存在の強さを読み取れば遠ざかってしまったような気がして多少後悔しつつ反対にいざ本当の気持ちを告げたとき相手はどんな驚き方をして、どんな反応をするのだろうかと一瞬思案しては答えが出ないのかふっと瞳めながら静かに可笑しそうに微笑むと簡単に相手の挑発には乗るらしくさも不敵そうに「言ってくれる、……いい。ほんと、お前のそういう態度。絶対俺無しじゃ生きられない位にしてやるよ」なんて自分はどうなのか、と問われたら言葉に詰まる台詞を余裕たっぷりげに返せば言葉は返してくれるもののさ迷う視線の在りかにせっかくの晩餐会をどこか気まずくしてしまったと片眉下げ申し訳なく思えばそのままくしゃ、と相手の髪をひと撫でして「そっか。…じゃあそれ食べちゃいな、そしたらおいしいパルフェが待ってるから。」と柔らかく答え)
一目ぼれ、だな。本当に。…お前さ、もう告白しちまったらいいんじゃねえの。前に言ったかもしれねえけど…。早くしねえと他の奴に取られるぞ。…いや、わかんねえけどさ。骨の髄まで虜にするなんて、そいつも中々罪なやつだな。んー…どうだろうな、多分それは人それぞれなんじゃねえの?嫌かもしれねえし、嬉しいかもしれねえし…。…?、俺と一緒にいて勉強になってんならいいけど、つっても、流石に全部好みが全てがすべて一緒ってわけでもないだろ?そこ、間違えんなよ。…まぁ、そこは大丈夫だ。気になってねえし気にもならねえよばぁか。…別にカッコ悪いとかカッコいいとか置いといて、見せてもいいんじゃねえのかよ。その、幼馴染だし。…仕方ねえな、退屈出来ねえと思っといてやるよ。その代わり退屈にさせんなよ。だから、てめえの為に作ってやるっつってんだろーが!なんでそんなに受け取ろうとしねえんだよばかぁっ!そんなに食いたくねえのかよ!…ああ、確かにそう言われればそこも一応そうだな。頼ろうとはしてねえけど。…俺に関係してくる話っつっても、俺、そいつ知らねえのになんで関係してくるんだよ?……ふぅん?疑うわけじゃねえけど、それ、他の奴に見られたらおしまいだよな?まぁ、見られる事はねえんだろうけどさ。……俺だから緊張すんのか?おー、そうだな。……想像しただけでたまんねえな…、あんなに可愛いやつらと戯れるなんて…!…そんなの自分で考えろよ。俺は何も言わねえ、その、好きなように解釈すりゃいいだろ。…そーかよ、お前だけ知ってりゃいい。さぁ、それはどうだろうな?防げるかもしれねえし、防げねえかもしれない。それはお前の努力次第ってことだな。お前…はぁ。あー、そうだなぁ…どこがイケメンじゃないって、……顔?、世の中広いよな。は、お前惚れ薬とか貰って何するつもりだったんだよ…、危ないやつじゃねえか…!…ち、小さい頃からこうだったからな、普通がこれだと思ってたし…やっぱ、傍からみりゃ、やばいか…?…まぁ、本当、驚かす系だけは御免願いたいがな。戦う前提だな、勝てる気は全くねえけど…増えるのとか気持ちが悪いな…。結構強いだろ、弱点が何処にあるのか解らない上、朝夜関係なく活動してるからな…。は、てめっ…!それ借りてきたらてめえの股間蹴り上げるからな!鈍感じゃねえよ!分からねえのは事実なんだから仕方がねえだろうが。…わ、わかったって。友達は妖精さんだけにしとく。ありえそうだから、やめとくか。そんな勝手に荒らされちゃ困る。…お前でも腰抜かすのか、それは面白いな?ふふ。定期的に飲むべきなんだよな、血。…今度から輸血パックだったか、あれ取り寄せるか?そんな毎回足りなくて回復遅いんじゃ困る。だろ、俺より他の使用人がビックリするだろ。治療室行きだな、速攻。心配かけさせたくねえなら、そんぐらい気をつけろよ。馬鹿。そ、それはねえって言ってんだろ、妖精さんと外散歩とかしてたりするし。そこまで引きこもってもねえよ。不利じゃねえか!くそ!妖精さんもお前の方に加担すんだからな!俺が可愛くねえっつっても、お前等が引かなかったら勝目ねえじゃねえか。髭髭うっせぇな髭。…別、に、その、出ていきたいんだったら出ていけばいいし…って思っただけだ、気にすんなよ。…お前に家族って思われてんのか、そっか。い、今はそんな話ねえけど、その、そういう人ができたらいいなとは思ってっから…。いいだろ、いつ溜息つこうが。仕方がねえな、フランシスって呼んでやるよ。たまにはくそやろうって呼ぶけどな。心細くもねえっていってんだろ!しつけえな!まだまだな、多分、お前そいつらと全員あったら倒れるんじゃねえかってくらいいる。だろ、お前が心配しなくても俺には友達いるんだからな!ふぅん。まぁ…お前とこうやって言い合うのも悪くはねえから、言い合ってやるよ。だ、だから、俺は可愛くねえって…何度も言ってんだろ…。そんな真面目にいうなよ、ばか。スコーンも受け取れよ。なら、そのふわふわしたテディ待ってるからな、絶対買ってこいよ。心配するこたぁねえと思うんだけどな…過保護の使用人をもつと大変だな…(相手が結ばれたことを思えば気持ちが複雑であることには変わりはないが、相手が結ばれて幸せになるのならそれでもいいか、なんて思いつつ背中を押すような発言をしつつ双眸を細め、自分の抱く気持ちが何なのかは自分でも理解は出来ておらず小さく溜息を吐いては相手の話す相手が架空のものだとは知る訳もなく不敵そうな相手の発言に鼻で笑いつつ「そんな簡単にされるわけもないからな、精々頑張ってもらおうか」と口角を上げ目を細め気まずい雰囲気のまま食べていれば不意に撫でられた髪に視線を相手の方へ投げては小さく頷き言われるままにそれを食べ終わり、ふう、と息を吐いて)
そんなドラマみたいなことが我が身に起きるとは全く想像もしてなかったよ、幾ら理解しようとしても恋ってのは不思議なんだよなあ。………ああ。……そうだ、な。決心付いたぜ、……真っ正直からぶつかってみるからさ。笑わないで聞いてくれよ、アーサー。…………あ…いや、…結果報告を、な。(励ましてくれるような台詞だけでなく自分の背中を押す台詞をくれる相手に、もしも自分が違う誰かを好きで相手にもただの幼馴染みとしての感情しか抱かなかったのならこの早くしないと、と応援してくれることに複雑さは無かったのだろうと思うもそれでも話したからか否か決意を秘めたようにしっかりと頷きながら答えればフライングしかけた言葉を戻すように照れ笑いすると余裕たっぷりに鼻で笑う相手にきょとんと目を丸くしてからおかしそうにくっくと笑うと「俺がして貰ったことをもっともっと丁寧に大切に返せば良いだけだから簡単さ」なんて軽く片手で腹を抱える様にしながら答えては言葉を紡がずとも意思を返してくれた相手に多少はほっとしつつ食べ終えた皿に目を向けてはまたくしゃくしゃと優しく髪を撫でる動きしてから「よしよし、ちゃんと食べたな。偉い偉い。……用意してくるから、良い子に待ってなさい。ね?」と微笑みながらこてんと首をかしげ)
(/突然すみません、本体に御座います。最近多々お返事お待たせしてしまい申し訳ありません。レスの流れ進行を回しやすくするためかなり蹴ってのご返事をさせて頂いたのでご連絡申し上げました、もし返し辛ければまた改めてレスさせて頂きますのでお手数ですがその場合ご連絡下さい…いつもお相手有り難うございます。)
不思議なもんだな、本当に。いつの間にか、だもんな。俺だって、身内がそんな恋に落ちてるなんて知りもしなかったからな…。……、んなの分かってる。笑わずに聞いてやる、仕方が無いからな。真正面から言ってる奴の話なんて笑ったら失礼な事ぐらい俺だって分かってる。………、それが、俺に関係する、って事か?(腕を組みながら相手を見つめれば自分の胸の中にある感情がよく分からかい渦巻きのような物になっていくことは分かるがこの感情の名を知らない己には分かるわけもなく何に対してこの感情が渦巻くのかだけは何となくわかって、相手を応援するしか今の己にはできないとそう思考しつつ肩を竦め乍真正面へ向かっていくと決めた相手のその恋が実るといいなんて。可笑しそうに笑う相手を訝しげに見やりながら「そうやって余裕ぶっこいてっと、落とせるもんも落とせないぜ?」なんて鼻で笑って首をかしげ撫で受けては「子供扱いすんな、馬鹿。早く持ってこいよ」可愛げの一つもない態度で相手を顎でしゃくっては双眸を細め)
(/こんにちは、本体です。全然大丈夫ですよ、確かに長いと返しにくいということもありますし、わたしもどうしようかと思っていたところでしたので大変助かっております。レスの方ですが、会話と照らし合わせて返してますので大丈夫な筈ですが、最後の方がもしかしたらそちらのレスと噛み合っていないかもしれません…。すみません。返しにくいということは特になかったので、大丈夫です。こちらこそ、いつもお相手をして下さりありがとうございます)
自分から堕ちるもんじゃ無いとは解ってはいたけどまさか、ね……やっぱり最初知ったときお前もびっくりしたんだ?……どうもありがと。はは。戦う決心がお陰さまでついた気がする、不思議なもんだ…ほんと。……いや。お前が関係してるっていうのは……結果を報告する事、って意味では…無い…。(相手が自分に恋を抱く人間が居ると知ったときに嫌がったり拒んだりする様子なんてなくともそれがたとえどんなに幼馴染みとしての域を出ない反応でも驚いて興味や疑問を抱いてもらえたのが何となく不思議にも嬉しいのか尋ねつつ相手のどこか確信にかすっているような質問に目を僅かに見開かせては少しだけ視線はずしながらぽつりと低く呟くように答えてから鼻で笑う相手にゆるゆると首を左右に振りながら「っはは、余裕と油断は違うさ。…本気で狩りに行くに決まってるだろ?獅子は常に全力なんだよ、世界一旨そうな兎の前じゃ尚更、な?」なんて相手を兎と例えて自信ありげな笑みを絶やさぬままに宣うと落ち着いてくれたのだろうか、まるで普段通りのような可愛いげの無い台詞が飛び出たことに安堵と嬉しさから頬を緩ませつつそれでも自分には可愛い相手に「俺から見たら可愛い子供だよ、……ちょっと待ってて?」とまた厨房へくるりと背を向けて歩き出して)
(/はい、こんばんは。せっかく返していただいている最中と言うに同じだけお返しできず本当に申し訳有りません、誠に有り難うございます。本当に助かります。こちらも蹴る際にロルに明記してある最低限の会話だけを抽出したため分かりにくいものになってしまったためどうかお気になさらないで下さいませ。本当に有り難うございます。何卒ご迷惑を度々お掛けしてしまいすみませんでした、これからも宜しくして頂けますと幸いです。)
うっかり堕ちるっつーのも、仕方がねえけどさ。…まぁ、そりゃあ、お前にそんな話があるなんて知らなかったし、知ろうとも思わなかったからな…。おお、それなら別にいいんだぜ。まぁ、お前からどうせ話すだろうから敢えて俺からは聞かねえぞ。お前から話してこい。…ああ、失恋した話はいらねえからな。……?違うのか…?じゃあ、俺が関係してるって話は一体何と関係があるんだよ?(こくんとその問いに頷いては双眸をそっと細め、相手からそういう類の話は聞かないと思っていたがいざ本当に聞くと驚くのも仕方のないことでその時の事を思い出しながら苦笑を浮かべては口出しはしないと言ったものの気になるのは事実で。腕を組んでから相手の話を聞いてやるぐらいは出来ると内心思考しつつ本当に祝福をしてやれるのかと問われれば答えはNOかもしれないがその時は嘘でも祝ってやるか、と思いつつ相手の口から出た言葉に首を傾げ乍問いかけては己を兎等とたとえる余裕のある相手を肘でド突きつつ「お前、そんなこと言ってっと落とせるもんも落とせねえぞばぁか」と口角を上げてみやり背を向けて歩む相手の後ろを見ながら「……んだよ、だから俺は子供じゃねえって」と小さく呟いては頬に手を宛てて)
(/お返事が遅くなり、申し訳ございません。いえいえ、こちらこそ同じようにお返事出来ず…申し訳ない気持ちでいっぱいです。ありがとうございます、出来るだけこちらもわかり易いようには書いてはいるのですがいまいちわからない場合はおっしゃってください。ご迷惑だなんて思っておりませんのでお気になさらずに。私は大丈夫ですので。こちらこそ、これからも何卒よろしくしていただけたら光栄です。)
うっかり……だったら既に這い上がってるだろうさ、油断無しに堕ちたんだ。…してそうな素振りとか感じなかったんだもんな、我ながら名演技…かなあ。……ああ、そりゃ勿論。上手く行ったって報告を必ずその耳に届けてやるよ。我が主に誓って……な。……お前が関係してなくちゃ、俺の恋は叶わないって話。(相手がその意中の相手そのものというのもあったが吸血鬼であることを発覚する前だったし余計に正体も恋も必死に自分が隠してきたことを思い返しつつも心のどこかでは先に正面から真っ直ぐに言ってしまっていた方が良かったのかもしれないのかなあ、なんて頭に過らせつつ失恋の話は聞かない、と答えた相手に失恋自体あり得ないようにしてやるんだと口では豪語しながらも胸の奥では断言できるほどの余裕などはなくそれでもただただ自分が抱え続けてきた感情をしっかりと伝えるのが筋だと悟ってか瞳をふっと細めると肘がぶつかった事にまるでじゃれあいでもするかのような軽さで面白そうにくっくと笑いながら「でーも油断はしないもーん、全力で奪い取る。……へぇ、坊っちゃんは落とせるもんなんだ?」なんて嬉しそうに頬を緩ませながら首をかしげてみせてから最後のデザートを出す為にキッチンにつくと先にフルーツなどを入れて用意していた容器にアイスやクリームを添えながらふうと息を付くと「…俺はあいつをどうしたいんだろうなあ…」なんて一人ぽつりと呟いて)
(/申し訳ありません、此方こそかなりお返事お待たせしてしまいました…。いえ、そのようなことは有りませんよ。私から言うのもおかしな話では有りますが気に負わずお互い様と思ってくだされば嬉しいばかりです。お心遣い有り難うございます。当方こそ分かりにくい描写多々あるかと思われます故もしなにかありましたらどうかお訊ねください。勿論です、日頃より感謝ばかりです。これからも何卒宜しくお願い致します。/蹴推奨)
油断無し、な…。というか、這い上がる事なんて出来るのかよ?名演技、だったな。だからそんな風にも見えなかったし、思ってもいなかった。吃驚するしかねえだろ、使用人からそんな話されたらさ。…嗚呼、その報告が来ることを祈っといてやってもいいぜ、お前なら成功するだろうし、な。んだよ、それ、お前そんな言葉使った事ねえのに。……どこに関係性があるのか分からねえんだけど…(相手の意中の人物が己だと分からず話をするも己はその相手が完璧に女であると思っている以上己にそっくりな女性を頭の中で思い浮かべるだけで相手に想い人がいるというのも、その可能性を考えたことも無かったななんて思考してみれば居てもおかしくはないけどな、と自己解決しては普段使うようなこともない言葉を述べる相手を双眸を細め訝しげに見つめながら首を傾げ、頬を掻きながら己と何の関係性があるのだろうかと考えようと首を捻ってみるも相談を乗ったことぐらいしか思い浮かばず頬を緩ませ問いかけてくる相手に口元を緩ませながら「さぁな?落とせるものだとして、無理だろうから諦めたほうがいいぞ?」と口元に手を当てくすくす笑いながら相手と今日一日過ごしていて何処か何かを思わせるような素振りをしてくる相手を思い出しては眉間に皺を寄せ「…一体、何がしたいっていうんだ…」と小さく呟き乍彼が戻ってくるのを静かに待って)
(/申し訳ないです、お返事が遅れてしまいました。蹴り推薦ということでしたので、蹴らせていただきますね。)
その時の気分だけみたいなのだったら、な。…だから、這い上がれない。元々這い上がれないけど、…俺自身も這い上がりたくないくらい好きなんだよ。結構ぼろ出してたような気はするけどなあ……ばれるよりも先に自分から明かす事になるとは予想外だったよ。…使用人として旦那様は裏切れないからな、そう言っておくんだ。能力高い自信あるけど…ホント?…はは、しなくてもきちんと言う覚悟はあるけど……お前にそう言われると、…心っから嬉しいね。……俺がその子に気持ちを伝えた日には必ず解るよ。今にでもな。もう、…すぐに、伝える津守だし。(相手に自分の気持ちが自分からしっかりと伝える前に気付かれてしまうのを防ぐために自分自身から相手に嘘を並べたり曲がった伝え方をした自覚は有り、すぐに伝えることになるのだとなんとなく自分でも理解しているだけにいつものように鈍感だとからかったりはせずに今まで長年抱え続けた感情をぶつけたとき、相手はどんな顔をするのだろうと、それでもきっと自分がずっと怖れていたような事態にはならないと何故か思えて正々堂々ぶつかるのみだとはっきりと確信を抱くと主人に言ったことを嘘には出来まいと誓った言葉なのだと答えればさも面白そうに笑う相手を横目で楽しそうに眺めつつ「落とせるものなら無理ってこたないだろ?落とせるね、無理でも落とす津守だ。……寧ろ落ちたくなったらいつでも自分から落っこちて来てもいいんだぜ?」なんてどこまで本気なのかからかうような口調は変えぬままに宣えばうつむきがちに今日だけでも相手が見せた沢山の表情達を思い返しながらクリームにウェハースを刺し完成させたものをトレーに乗せては昼にクグロフを持ってく時とはえらく違う感情すぎると目線落としつつ帰路を辿ればと大切すぎて確かに大事にしたい相手に、それも今までただ憂鬱で面倒なだけだった吸血鬼としての本能が芽生えているのを誤魔化せず…血、とは言わずまるごと食べてやりたい…と胸の内だけで呟くと偽善者が過ぎるなと自嘲しつついつもの笑顔を作りながら「ただいま」と声を掛けて)
(/おかえりなさいませ、いえいえ時間のあいた時に無理なくゆっくりとお互いのペースでと思ってますのでお気になさらないで下さい。蹴り了解です、有難たいです。こちらの文も気にせずで大丈夫ですよ。)
お前の話聞いてたら本当、そんな感じがする。一筋め…。そいつが羨ましい気もする…って、別に変な意味じゃねえけどな!…そうか?そんなに気にしたこともなかったからな、どこでそんなぼろ出してたんだよ…、なんだよ、バレたほうが良かったのか?そのほうが更に気まずいと思うけどな。…裏切られたら困るっての。…いう覚悟があるんなら、いいか。…すぐ、解るのか?…もうすぐ言うのか、解った(相手が誰に告白しようが己は応援すると決めた手前ぽろりと口から思わず出た言葉を誤魔化すかのように付け加えては相手がいつボロを出したのだろうかと首を傾げて思い出そうとしてみるもそれに気付かなかった為考えても無駄だということに気付いて考えるのをやめ。相手がもうすぐ、その想い人に告白することを知れば双眸を細めそれと同時に己とそれの関係性も分かるとなると内心は複雑な状況で無意識のうちに眉間に皺を寄せてこくんと頷き、複雑な状況の理由は未だに分からず放っておけば何れ無くなるだろうと疎かにしてからかうような口調の相手の言葉に「ばぁか、誰が好き好んで自ら落ちに行くかよ」なんてくつくつ喉で笑いながら答えれば声を掛けられれば「ああ、おかえり」と返し相手のトレーのモノに視線をやれば目を輝かせ相手が内心でそんなことを思っているなど知らずにそれを早く食べたい、と言う風に相手をみやり)
もうどっぷり浸かっちゃってる感じする?でも一筋なのも仕方無いさ、生まれて初めて本気でした恋だからな。……は、あははっ。なーに坊っちゃん?お兄さんに一途に想って欲しくなっちゃった?……う、……細かく説明するのに困るな……いつもの態度事態そうだけど……俺、思いっきり…体現したよな……あー…お、お前が読み取れてないってことは大丈夫だったのかな!あはは!いやいやいや、そりゃ気まずいな。そうじゃなくて隠し通せる気がしなかったんだよ。お前に。はは、違いないねぇ。しかも大事な幼馴染みと来たら余計裏切れない。うん、はっきり解ったからな。引いてる場合じゃないって。(予想すらしていなかった相手の漏らした言葉をわずかに一瞬だけ相手が自分を求めているのだと解釈し目を見開かせ頬を染めかけるもふっと軽く目を反らしてそんなことあるわけ無いじゃないか、現に俺の恋を応援してくれてるんだしとすぐに否定して誤魔化しながら茶化してみれば普段から人一倍甘やかしたり心配したりいきなりキスしたりボロどころじゃないと不思議と罪悪感すら覚えながらぽそぽそと呟いてから告白することは単に恋を叶えるだけの手段ではないのだと知れたと頷くと長年抱き続けた感情を隠さず飾らず伝えることに決め、相手の笑い声にどこか心地よく耳を傾けながら「っはは!だろうと思ったよ、やっぱお前は俺から本気で落としに行かなきゃ手に入りそうにねーな。」なんて冗談混じりにやれやれと肩を竦めては「うん。待ちわびただろー?お楽しみの食後のデザートだもんなぁ。」なんて普段通りのおちゃらけた声を出しながらも純粋にもパルフェに目を輝かせる相手にはああ、やっぱり可愛い。なんて愛おしむ感情とその反面で喉に食らいついてやりたいと無意識に沸いて出る感情に挟まれながら隠すように銀食器と共にパルフェをテーブルに配膳して)
そんな気がする。どっぷり肩まで浸かってるって感じだな。本気の恋ってのはそんなに一途にもなれたりするんだな。ばっ…そ、んなわけねえだろ!う、らやましいって思った、だけ、なんだからな!……?体現、してたか?細かく説明出来ない程にぼろ出してんだったら、その、汲み取れなくて悪い、なんて言わねえぞ。隠し通せる気がしねえって…流石にそこまで俺も鋭いわけじゃねえし、…まぁ、いずれ妖精さん達にはバレててもおかしくはねえけど。そんな幼馴染に仮に裏切られたとして、こっちの気分は糞最悪になるに違いねえな。……ふうん、そうか(己が呟いた言葉を拾われた事に関して何拾ってんだこいつ、なんて思いつつも口から出るのはしどろもどろになった言葉達で視線もおろおろと相手をまともに見れることが出来ず恥ずかしさで頬を赤く染めつつどうにかして言葉を紡いでは己は鋭いわけでも鈍いわけでもないのだが相手がそこまで説明もできないほどにしていたのだとしたらなんて鈍いのだろうかと後悔してみるも時はすでに遅し、今更どうこう言ってもどうにもならないことは分かっていて相手の正体を自身が知らなくてもきっと何処かしらで妖精にはバレてしまうだろうなんて思いつつやはり相手が告白をすると知れば胸の複雑さは増すばかりで未だ眉間に皺を寄せたままで、冗談交じりの言葉に「っは、だろ?俺を手に入れようなんて数年早いんじゃねえの?」なんてこちらもからかうように告げては相手がそんな事を思っているなど知らず置かれたパルフェに目を輝かせたまま銀食器を手に取れば「いただきます」と小さく呟き早速スプーンをそれへと伸ばして)
っはは、反論も自重できそうになくて困るな。……ああ。片想いで本気の恋なんて傷付くことばかりの筈なのにそいつしか気にならないし、ちょっと役に立てたり笑顔見れたりしただけで舞い上がったりばっかりだ。なんで俺に想われてそんなうらやましいんだよ、っはは!かーわいいなあお前も。安心しろって、ちゃんとお前のことも大事に甘やかしてやっから。……しまくってた…って言うかし過ぎた。なんでお前から汲み取らなきゃいけないんだって、まあ隠してたし隠したかった以上結果良しだ。……あ。…そう…か、居ても俺自身気付けなかったり…な…なあそれ…現に妖精さんには俺の好きな相手とかバレてると思うんだけど……。でもって俺は幼馴染みも、旦那様もそんな気分には絶対にさせたく無い…ある意味お前が付いてれば最強なんだ。……うん。だから、お兄さんちょっとかっこいいところ見せてみる、そいつに。(もちろん相手が漏らした言葉の意味は大方恋愛としての意味ではなく、純粋にに人から大切に想われることを指したのだろうと解釈し直していながらもだからこそなのか茶化すような口調はやめないまま当たり障りないように答えるとふと相手の口から妖精といった単語を耳にすれば相手には気づかれてなかったとはいえもしかしたら、と言うよりほぼ高確率で色々ばれてるんじゃないかと頭に過っては思わず苦笑い浮かべてはそのままなにか胸や肩の重たいものを取り去ったようにくすくすと笑ったまま決意を呟きながら再度頷けば次がれたやり取りに「数百年、数千年じゃないだけほっとしたよ。大丈夫、そんなに待たせないよ」なんて穏やかに答えてみせれば相手がスプーンを手に食べようとするところを瞳を細めて眺めながら「どうぞ」と微笑んで)
お前が自重する奴だとは思えないな。……例え傷ついたとしてもお前はそう簡単に諦めそうなたまじゃなさそうなことぐらい、知ってるし…舞い上がるほど、そいつのことが好きなんだろ。は、べ、別に深い意味なんてねえよばかぁ!かわいくねえし!だぁーっ甘やかさなくてもいい!お前はそいつの事だけに夢中になってりゃいい!…まぁ、気づいてなかったし、いいんじゃねえの?どうせ最後にゃバレる結果が早まったってだけだろ。……妖精さんにバレてそうなのか?それは聞いてみねえとな…、呼んでみるか?妖精さん、多分其処ら辺にいると思うんだが…。呼んでもいいよな?…なんだそれ、じゃあそんな気分にさせないようにしてくれよ、フランシス?俺が付いてたら最強って大袈裟すぎるだろうが。そのカッコいいところに惚れてもらえるといいな?(腕を組んで翠の双眸を細め乍相手を見つめれば先ほどの言葉を未だ茶化した口調で言ってくる相手へ頬を赤く染め眉間に皺をぐぐ、と寄せ乍否定の言葉を口にしつつなんで言葉に出したんだ俺のバカ、と内心で自分を咎めつつも今更後悔しても遅いということは自分自身分かっていて、勿論その言葉の意味は己でも理解は出来ていないもので戸惑うように視線を彷徨かせ、きょとんと首を傾げ乍己の友達基妖精にはバレているのではないかという言葉にそうなのだろうかと不思議に思えばやはりどんな相手なのか気になるようで部屋の窓を見た後相手の方を見れば問いかけ相手の言葉に呆れたりしながらも決して見放したりするような言葉は紡がず首を小さく傾げ乍無意識なのか己の胸元をそっと擦り穏やかに返された言葉に「ふぅん、そんなに待たせないつっても、少しは待たせるんだろう?主人を待たせるなんてな」とからかい半分にくつくつと喉で笑いそれをスプーンで掬って一口食べれば頬を緩ませ「…うまい」なんて小さく呟いてはもぐもぐと咀嚼して)
ま、まるでお兄さんが堪え性ないみたいに言うのやめてよ坊っちゃん……。……アーサー……、……ああ。うん、そうだ。片想いなんだ、苦しくて当然かもしれないけど…そいつがくれる幸せとかって言うのが、その苦しさより大きい。そう感じるくらい好きだ、……諦めて堪るもんか。深いもなにも単純でも羨ましかったんだろ?寂しい?おにいさんがだれかのとこ行っちゃったらさみしい?可愛いよお前はほんとにもぉー!はいはいどこにもいかないから安心しなさーい。……まあ…結果オーライ……なのかな、はは。まあ良しとしますか。…え…っ!ちょ!ちょ!聞かないで!聞かないでって!絶対バレてる!バレてるから!何…っ、ちょ、だめだって!早まるな考え直して…!…当然。むしろそれを心配するのは時間の無駄ってやつだよ、俺はこの屋敷で一番の使用人なんだから。最強だよ、お前の事は裏切れない。先に予告しちゃえば嘘は付けないからな。……ああ。そうさせるさ、きっとな。(自分が勘違いした意味では決してないのだと自分でそう納得しては慣れたようにはいはいといつも通り相手が怒ったり照れ隠ししたりの反応を遊ぶかのように茶化しながら子供にするそれと同じく相手の頭をぽふぽふとふざけて撫でてやっては間違いなく十中八九妖精たちには気付かれている自覚があったためにここまで決意しておきながらバラされるのは困ると顔を青くして相手の肩を掴みそれだけはやめてくれと言わんばかりに必死に首を左右にふりながら止めようと試みては相手から溢された言葉がひどく暖かく感じてふっと表情ゆるめながら頷くと喉で笑う相手に対し「おっと、それはつまり落とされることを貴方自らお待ちなんですかご主人?」と自分も普段決して使わない妙な使用人口調でおどけてみせたりなんかすればパルフェを口に含み顔を絆ばせる様子に愛おしさ感じたのか自分も瞳緩めて「ほんと?何点?お兄さんのパルフェ今日は何点?」と続けながらもまだ消えやまぬ本能からか相手の瞳をじっと見てしまい)
んだよ、違うのかよ。堪え性ないだろ、お前さ。………な、んだよ、俺、別に間違ったこと言ってねえだろ。苦しかった分、報われればその幸せが大きくなる、お前がそいつを思う事でそいつもきっとその分お前に返してくれるだろうよ。簡単に諦めるんじゃねえぞ、髭。だぁあっ、お前もううるせぇ!羨ましくも寂しくもねえよ!勘違いすんな!て、テメェがいなくなったらその分静かになるだろうがっ…可愛くねえし!お前のそのうるせえ口塞ぐぞ!結果オーライって事にしとけよ、面倒くせぇ。そんなに気になることでもねえだろ。…そんなこと言われたら、更に聞きたくなってくるのが人間だぜ?糞髭?妖精さんにはわかって、俺にはわからないって言うのがムカつくからいいだろう?さて、妖精さんを呼ぶか…。ふん、自分で言うかそれを。…まぁ、違っちゃいねえからいいけどよ。…大袈裟だってーの、ばぁか。嘘付いたらどうなるか分かるよな?せいぜい頑張れよ。(からかわれていると分かりつつも頬を赤く染め上げ悔しそうに唇を噛みつつ己の頭をふざけて撫でる相手の脛を思い切り蹴り乍否定し続け相手がこの屋敷から仮に出て行ったとしたら静かになるのは恐らく本当で何処かでそれは嫌と思う自分がいれば双眸をそっと細めては止められればニヨりと人の悪い顔を浮かべ全く聞く耳を持たず相手の両手を肩から離せば窓の方へと近寄り後ろの相手の反応をちらりと見つつ手をかけようと手を伸ばしておどけた口調の相手を見るなりはん、と鼻で笑っては「ばぁか、絶対落とされない自信があるから言ってるだけだ勘違いすんな」なんてニヨニヨ笑いながらみやり己の視線と相手の視線が合えばどことなく恥ずかしくなったのか視線をそっとそらしつつ「…まぁ、90点くらいだな」とパルフェを口に含みつつ告げ)
なっ、そ、そんなこと無いもん!ちゃんと堪え性くらい兼ね揃えてる大人ですぅー。…間違ってるとか正しいとかじゃなくって、何て言うかな。お兄さんちょっと嬉しくなくもなかったよ今の。見返りを求めてる訳じゃないけれどそうすることで俺の抱いている愛情を受け入れて貰えるなら…やっぱり、何だろうな、…嬉しいし。こんだけ想ってきたんだ、言われなくとも諦めたりなんかしないよ。うるさくないし!当然のこと言ったまでだし!坊っちゃんから可愛いことゆってきたんじゃんもうさ。てか坊っちゃんお兄さんのいないお屋敷とか大丈夫?干からびない?不便だと思うよ絶対!俺が可愛いって思ったんだから良いじゃないの口にしたって。っはは、そうする。…の筈なのに前までずっとそれにびくびくして隠し遠そうとしてたからなあ。えっちょっいやいやいやいやいや!違うよ!それはあれだよ坊っちゃんにちょっぴり探求心があるんだと思うな!ダメだよ!ダメだってなんでそんなこと知りたいんだよどうだって良いじゃん忘れろ忘れろ。っはは、ご主人様からもお墨付きみたいだしな。俺の生き甲斐だし誰にも抜かさせはしないさ。俺にとってはこれぐらいがちょうどいーんだよ、…ああ。もちろん。絶対にイエスと言わせてみせるよ。(妙に照れたり喜んでも馬鹿馬鹿しいだけだと寧ろ安心したようでからかう口調はやめぬままいるも久し振りに来た急所への攻撃に避けられる筈もなく呆気なく崩れ落ちてはだらしなくいってぇ!なんて声を上げ相手が出ていけば静かだとのたまう台詞が勿論本気ではないと解った上で仮にそうなるとしてこの可愛い幼なじみは無事生活などやっていけるのだろうか、なんて割りと本気で心配しつつ本気なのかそれとも自分の反応が面白いのか依然として妖精を呼ばんとする相手に窓を開かれては終わりだと察したのか慌てながら相手の肩を掴んだままの手を考え直せとぽんぽんと叩きながら喚くと鼻で笑う様子の相手を眺めるなり「相変わらず手厳しいなうちの旦那様は。他の誰かに惚れ込まれないうちさっさと落とさなきゃまずそうだ」なんてやれやれとかぶりを振りながら苦笑い溢すと気恥ずかしいのだろうか、視線が合わされぬままに続けられた感想にぷっと吹き出しながら「っはは、なぁんだよそれ。残り十点がものすごい気になるんだけど。」といつものおどけた口調で笑ってみせ)
どこにそんな証拠があるってんだよ。ねえだろ?俺からすりゃ、そんなもん持ってるように見えねえよばぁか。…あっそ。嬉しいなら別に、お前の為に言ったわけじゃねえけど。見返りとかじゃなくて、その分愛してもらえばいいじゃねえか。あれ、これが見返りっつーのか…?わかんねえ。ま、諦めねえのなら心配はいらねえな?うるせぇよ!お、俺がそれ言ったからって…っ…!はぁ?別に、お前がいなくても俺は干からびたりしねえよ!…そりゃ、少しは不便かもしれねえけどさ…、ちゃんと生活ぐらいは出来る。俺を誰だと思ってんだよ?うるせぇだから黙れって!可愛いとかいうな!…ま、いいじゃねえか。はぁ?じゃあ逆に聞くが何でそんなに隠したがるんだよ。もしかしたら妖精さんだって分かってねえかもしれねえじゃねえかよ、別に聞いたって何かが減るってわけでもねえんだったら聞いてもいいじゃねえか。ってことで、この肩掴む手、離せよ。気になるような言い方したの、てめえだからな!あんな言い方されちゃ、否定しようにもできねえだろーが。お前、ほんとそればっかだよな、生き甲斐生き甲斐って…。…ったく、この使用人は困ったものだな。自信満々だな。(脛を蹴ったことにより相手が崩れ落ちる様子を見ればハッと鼻で馬鹿にしたように笑えば先程まで頬を赤く染めていたせいか暑いのか両手でその熱を冷ますようにパタパタと仰いでは相手との会話の度に相手がその相手と付き合えばこういう会話も無くなってしまうのだろうかとマイナス面で考えながらそれは口には出さず己の心の中に秘めれば相手に気づかれないように小さく溜息を吐き無事に生活出来ると言いつつも確実に今と同じ生活が出来るのかと言われればそれは否だが、と腕を組み偉そうな態度で相手へ問いかけ眉を釣り上げ乍一旦窓を開けることは置きながら首を傾げどうして此処まで隠す必要があるのかも分からずいいだろ、と目だけで問いかけ己の肩にある手を指差しては視線を窓の方へやり妖精はいるだろうかと視線だけ動かしつつ手で頭を撫でる相手の手をぺしりと叩いて苦笑を溢す相手に「俺を落とそうなんてするやつはてめぇしかいないだろうし、その心配はいらねえんじゃねえの」なんて頬杖を付きながら見遣りおどけた口調にどこかほっと息を吐きつつ「うるせ、気にすんな。つうか、点数なんて必要ねえだろ」と依然視線はそらしたままでそう呟き乍も口へと運び)
そんなこと無いって!いつも余裕綽々だし十分大人なお兄さんに堪え性が無いなんてご冗談すぎるよ。はいはい、…ツンツンされるのは慣れっこだけど感謝くらい素直に浮けとったってバチ当たんないぜ?はは、どうだろな。でもやっぱりそうなれるならそれに越したことは無いし。片想いの身には愛されるのって想像するの難しいけど、心配はご無用だよ。気になるもんさ!嬉しかったし!ほんとかぁー?お菓子切れとか寂しくて乾いちゃうとかざらに在りそうでお兄さんは心配です。…不便かもなら俺ずっとここいたって構わねぇだろ?だって本音なんだから仕方無いだろ、可愛がらせろって。…結果オーライだ、そうしよう。……そ、そしたらせめて誰かまで聞かず知ってるかどうかだけでいいんじゃ………そ、それはその…あれだ、ほら……お兄さんの大事ななにかが減るって言うか…。うう、仕方がない…。つれないな、それでも俺が自信げに言わずとも他の誰かに一番隣や背中を任せたいと思える?間違いじゃないんだから仕方無いだろ、他の何よりも一番誠心誠意込めて頑張ってきた事なんだから。(吸血鬼としての強さの威厳はどこへやら、完全に情けなく蹴り上げられた箇所を擦りながら可愛いことを言ってきたのは自分の方だったくせにと恨めしげに相手見てはすっかり真っ赤になっていたじゃないかと顔を冷まそうとする手の動きに思わず笑みが噴き出しそうになるのを堪えては大丈夫だと強く断言する割にはそのあとにぽつりと溢される不安げな一言にどこかいじらしさのようなものを感じずにはいられずに元より何があっても出ていくようなつもりこそ無いが穏やかな声で出ていかないから心配そうにすんなよ、なんて続けると此方の制止も聞かずに一向に妖精に自分の恋の相手を聞こうとする相手に何をいっても止められないと悟りつつなんとか譲歩してもら得ないものかとずるずると食い下がろうとするも自信が無いのかどこか青ざめた顔のままで軽くはたかれた手のひらになぁんだよ、なんてけらけらと笑めば「そんなんわかんねえだろ、落とそうとされずともお前側が誰かにころっと落ちちゃうかもしれないだろ?うかうかしてらんないさ」なんて肩をすくませては「えー、だあって自信持ってやってる仕事なんだから満点取りたいじゃないの!……じゃあ総合評価は?今日の晩餐のさ。」なんてわざと不満げに唸りながらもそう訊ねて)
本当にあるのか?堪え性…の割には、すぐ手出しそうだよな。お前ってさ。昔から思ってたけど。…そ、そこまで言うなら、その感謝は受け取っといてやるよ。仕方なくだからな!つーか、ツンツンってなんだよ。難しいかもしれねえけど、…心配無用ならいいか。ばっ…!そ、そんなことねえって!お菓子切れだったらシェフに作らせりゃいいだけの話だし…さ、寂しくなんかねえし…!お前いなくたって、俺だってもう一人前なんだからなばかぁっ!本音って…お前なぁ…!可愛がらせたくもねえよ!……、じゃあ、誰とまでは聞かないでやるから、聞いてもいいよな…?そもそも、お前が言わなかったら俺だって妖精さんに聞こうと考えつかなかったぞ…っと、妖精さん。……お前以外に隣や背中を任せたい…、…任せたい、とは思わねえな。お前が傍にいると少し落ち着くっていうかなんていうか…っ!べ、別に変な意味じゃねえけどっ!…ふん、なら、これからも誠心誠意込めて頑張れよ。ばぁか。(手で仰ぎ乍はぁと息を吐いて落ち着かせれば恨めしそうに見られればもう一度蹴り上げようかと相手の脛へ狙いを定めるもふん、と顔をそらしてはこいつ吸血鬼なくせに脛とか蹴られると痛いんだなと今更な事を考えて次からはそこを狙うかなんて思考しては大丈夫だと言われるなり相手へ視線を向け本当に大丈夫なのだろうかと見つめるもそれは分からず仕方がないと肩を竦めれば妖精に聞くのは知ってるかだけを聞くことにしてやるかと譲歩すればよいしょっと窓を開けて妖精を探し見つけた妖精へ手招きをすれば手のひらへ乗せて見つめつつ青ざめた相手へ視線を移し、信用されていないのかと思えるような言葉に眉間に皺を寄せつつ「ばぁか、んなことありえねえっての。それはねえよ」とやれやれと首を振れば不満げな相手に小さく笑みをこぼしては「総合点は100ぐらいか。うまかったし、」と見上げながら告げ)
なっ、どっから来たんだよその推測…本気で好きな相手にそんな手荒な真似っ……、……しかけ…た事あったけどさあ…。はーいはい、…ふは。ありがと。え?そりゃ坊っちゃんの事よ、素直になりゃ可愛いものをつんつんツンツンして。…ん。長年の幼馴染みに心配されるような恋なんかしてらんないしな。えーほんとにー?とかなんとか言って坊っちゃんシェフでもの足りる?俺がいつも作っちゃうから菓子専門じゃないっしょ。…ぷっ、…な、なにその今までは俺が居てやっと一人前だったみたいな言い方…っおも…いや、かわ…面白かわいいんだけど。いやいやいや落ち着いて考えてみ坊っちゃん、俺は坊っちゃんを可愛がれる。坊っちゃんは大事にされる。winwinじゃn?……ま、まあそんくらいは……あー……うわ、墓穴掘ったか……。反対に俺も他の奴の背中や隣に付き従える自信ない……し、……っそっか。…ふふ。うん。うれしい。ありがとう、坊っちゃん。もっちろん。これからも粉骨砕身、誠心誠意頑張らせていただきますよ。(再度狙われた弁慶にやめてくれと言わんばかりにぶんぶんと首を左右に揺り動かしながら吸血鬼だろうが人間だろうが急所を蹴られれば痛いものは痛いのだと両腕でそこを庇うように覆うと相手の思考を読み取ってか否か妙な嫌な予感を感じるも気のせいだろうなんて置き捨てると窓を開けなにかを乗せるような手の動きをする様子にああ近くにいるんだろうなあなんてもし知ってたらどうしようと、そして話している言葉のあやとかで察したりなんかされたらどうしようと心臓をばくばくさせながら相手が妖精と対話しようとしているのを見守ると「そうか?……俺には数年早ぇってぐらいなのにさ。」なんてまさか自分にだけその可能性がゼロだと言い切られないわけがないだろうと考え込むように呟くとなんだかんだと笑顔を見せてくれながら満点を告げられては口元を緩めながら「良かった、坊っちゃんに褒められんのは最高だ。」と言うと相手の髪に触れてみて)
ほら、言い切れねえじゃねえかばぁか。言い切れるようになってから出直してこいよクソ髭。うるせぇ、誰もお前に可愛いだなんて思ってもらおうなんて思ってねえから安心しろ。俺はこのままでいい。まぁそうだな、心配させてるようじゃお前にはそんなのまだ早すぎるんじゃねえのか?ぷすす。ほんとだって…っ!し、シェフので足りるし…べ、別に、お菓子専門じゃなくたって一応シェフなんだから作れるに決まってんだろばかぁっ!ばっ、ち、ちげえよ!笑うんじゃねえ!お前がいなくても俺は一人前で…っああもう訳分かんねえ!……、大事にされたいとか思ってねえし…お前だけじゃないのか、それ思ってるの。俺が主人だからお前が俺を敬うのも当たり前だろ?…妖精さん、彼奴の好きな人って知ってるのか…?え、知ってる?そうか…誰かなんてすごく気になるんだが、…うん?…ま、そんなんじゃお前はここから出て行く事もないんだろうな。別に、お礼なんていらねえんだからなっ!ふん、当たり前だろ。俺の召使なんだから(脛を隠されてしまえばちっと小さく舌打ちをしつつ相手が気を抜いているうちに蹴ることなんて容易い手前今隠されたってそのチャンスはいくらでもあると企んでは手のひらに乗せている可愛らしい妖精に問いかけては応の言葉が返ってくれば目を瞬かせ気になるのか相手の方へ視線を一瞬持っていった後妖精の方へ視線を戻せば耳元へ寄ってくる妖精に首を傾げてみせれば相手が心臓をばくばくさせていることなど知らぬままに妖精の声に耳を傾けると「ま、俺を落とそうなんてするモノ好きはお前だけだし」と双眸を細め乍見遣り髪に触れられるとくすぐったそうにしながら「あっそ、」と素っ気なく返して)
う…っ、…い、今はそんな手出ししたりしてないよ!むしろへたれなくらい……いや誇れねーか……。えーちょっとなんだよそれー、そうじゃなくってさあ。損だって事よ、誤解されやすいぞ?恋愛がまだ早いとかどこぞの坊っちゃんにだけは絶対に言われたくないっての…まぁた変な笑い方してもう。作れたって完成度も俺のが上だろうと思うけどなあ……っはは!もういい加減諦めてそばにずっとお兄さん置いたら?甘やかされることによって楽もできるし中々悪くないと思うけどなー、敬う…って言うのとはまた甘やかしたいってのはニュアンスが微妙に違うような気もしないでもないんだけどさ。えっやっぱ知ってんの!!?まじで!?…ちょっ、ちょ……。お前こそ、簡単には俺をここから解雇させようなんて思わないくせに。っふふ、はいはい。世界で一番お前にとって最高の使用人でいれるよう努力しますよ。(餓えで頭の中がそれを満たすことだけで埋め尽くされない限り普通の人間、それも殴り合いを然程得手じゃないと自負までしている自分には相手が再度隙を見て蹴ろうとまでしているとも思わずにひとしきりとりあえず痛みも引いたのか脛を隠すことも忘れてぶんぶんと頭を横に振りながらへたれだと苦笑い漏らしながら呟けば相手が妖精と僅か会話して聞こえた単語とこちらへと一瞬だけ視線を移したことにどきりとすればいてもたってもいられないような様子で相手が話の中で察したりしないことを深く祈りつつ見守れば「…そうであることを祈りたいよ」なんてはふりと遠くを見つめるようにしながら深くため息を溢せば素っ気なく返す相手らしい態度にふっと安心しつつも心のどこかで不思議な高揚感に駆られては何を思ってか「そうそう。……なあ、腹一杯なったか?」と問い)
今はって…、てめぇがヘタレ?てめぇがヘタレならどっかのヘタレ野郎に謝ってこいよ。んなのが誇れるわけねぇだろーが、ばぁか。は…?損…?誤解、って、されるわけがないだろ。う、うるせぇな!別に俺には恋愛云々するつもりもねえからな!てめぇにゃ、まだ早いっつーの、ふん。完成度云々そんなのはいいんだよ、食えたら同じだろ。お前はこだわるかも知んねえけど…そりゃ、菓子なんて殆どお前が作ってたんだしシェフの方が下なのは当たり前だろ…は、な、そばにって…それだったらお前俺のこと一人前って認めねえじゃねえか。…甘やかされて楽ばっか、って訳もいかねえだろ、俺だって一応成人してんだし…。ち、違うのか…。…なんだ、その好きな人の事知ってるのかと思ったのに…、ったく…ん、ありがとう妖精さん。っは、それはどうだろうな?俺の気が変わって解雇させるかもしれねえだろ?毎日ヒヤヒヤして過ごしてろよ、くく。ふん、それでいいんだよ。くだんねーこと考えずそれに励めよ(ヘタレ、その文字に片眉を釣り上げては馬鹿にするかのように鼻で笑いながら腕を組んでは今は脛を蹴るのを止しといてやるかと相手には悟られない己の思いやりで今はそれをやめておくなり堪え性が仮に相手へあったとしてもそれが何時までもつかなんて分からず双眸を細めるだけで耳元へ寄せられた可愛らしい唇から紡がれた言葉は違う言葉で期待していたのかがっくり肩を落としつつ苦笑を浮かべ乍妖精の頭を優しく撫でれば相手の方へ視線をやり、己の気付かぬところで妖精が相手へ秘密にしておいたわなんて笑っているなど知らずに相手を見つめては「んだよ、やけに自信がなさげだな」なんて首を緩く傾げ乍どこか遠くを見つめるような相手を訝しげに見遣りつつ問われた言葉にきょとんと瞳を丸くしては「ああ、お腹いっぱいになったが…なんだ?」と行儀悪く肘を机の上へ立てながら問いかけ)
そのヘタレちゃんが仮に居たとしてその次くらいにはヘタレてそうで不安だわ…あ、やっぱ?下手に手出ししそうで引き下がってばっかだな俺……。全然そんなつもりないのに不機嫌に見られたり嫌われてるって誤解されたりさ、皆が皆お兄さんみたくおまえの事熟知して手に取るようにわかるわけじゃないし…。いやいやいや一生独身ってどーよ、この屋敷も跡継ぎ無くなっちゃうよ?俺に早かったら坊っちゃんなんてまだべべちゃんレベルじゃんか…。変わるって!変わるよ!ってかあれだけ幸せそうに食べてくれちゃってるくせに今更なんでもいいとか言わせないよお兄さん、…世界一おまえの好みに添っておやつ用意できんのは俺だけでしょー…。それは別にあと数十年もすれば変わるかもしんないし、ってか…一人前として見てもらいたがる辺りなんかかわいい。…そうだけど、長年隣同士に居まくった訳じゃん。俺のまえでくらいは甘ったれてたっていいじゃんか。えっ、やっぱ知らないの!?えっ、えっ!?うわあああもう気になる!もどかしい!ぼ、ぼっちゃん…ど、どうだって…?うーわあー、そこでわかってんじゃねーか、これからも励めよとかにっこり笑いかけてくれないあたり。くれないあたり。……まあ、ここには居たいからがんばるけどさあ…。はぁーいー、…手厳しい旦那様だなこりゃ。ふふ。(相手の思うヘタレの度合いやどんな人物か想像するとなぜか不思議なくらい掴みやすくそれでもその次ぐらいにはやばい気がすると率直に嫌な予感からこくこくと頷きながら答えては相手が脛への攻撃をやめた優しさも知らずにそこから手を離しもう痛みも大丈夫になったのかその場でとんとんと地を足で軽く叩くと堪え性がなかったからキスもしたし泣かせもしたし後悔も反省もしてるけどだからといってこのままへたれなまま終われはしないと複雑そうに難しそうな顔をすれば妖精が自分に向かってそんな優しい行動をしてくれたことに声も姿も見えないために気付かずに相手の言葉の一つ一つから読み取れる状況に一喜一憂するような形で大きくリアクションを溢せばああもし仮に解られていて秘密にしてくれただけだったらと思うとありがたいけどしにたいくらいこっ恥ずかしいなんてその通りであることを葛藤しながら視線を自分へと戻す相手の反応うかがうように見つめれば「いーや、自分に自信は有るけどさ?お前が他の誰かには決して気に入られないっていう可能性には自信がないね。」なんてゆるゆるとため息漏らしながら首を左右に振ればじっと無機質にも見える瞳で相手に視線向け続ければ「………甘そう、」なんてぽつりと呟きながら髪に触れた手のひらで相手の頬撫でて)
その次にはヘタレだろうな、お前。引くことも大事だがたまには押してみろよ。なんか変わるかもしれねえだろ。……べ、別に、そう思われたらそう思われたでどうも、しねえし…、その、この屋敷にいるやつだけがわかってくれてたらいい。後継って……そ、そうだよな…後継…俺で終わらせるわけには行かねえし…後継か…。べ、べべちゃんレベル…。う、うるせえな!変わんねえっつってんだろばぁか!た、確かに、俺好みに添って用意してくれんのはお前だけだけどよ…。ばっ…可愛くねえっつーの!…、なんか、お前の前で甘ったれるのって俺のプライドが許さねえから却下。どうせ俺が甘ったれなくてもてめぇが好き勝手に甘やかしてくんだろ。あ?あー、なんか、お前に好きな人がいることは知ってるみたいだが、その人物はわかんねえって…なんか隠してる気がすんだけどなー…妖精さんが俺に嘘なんてつくなんて思いたくねえし…。にっこり?誰がてめえなんかに笑うかよ。鼻でなら笑ってやっけどよ。うっせ、ばぁか(鼻で笑い乍ヘタレて好きな相手へ手を出せないということをわかっていながら相手が己にしたことは忘れたわけではなく、思い出すと複雑なのか記憶の奥にしまいこんではふう、と息を吐いて。相手がヘタレならきっと相手が好いている相手は大変だろうな、なんて思いつつやはり相手の好きな人には気づいていない様子で相手の言葉に表情をコロコロ変えたり青筋を立てたりと色々忙しくしつつも相手と話すのは嫌ではないようで、妖精が誤魔化していることには違和感を覚えつつ首を傾げ乍うーんと眉間に皺を寄せ唯一の友達を疑うのも嫌なのか肩を竦めては諦めるかと溜息を吐いて「さぁ、それはどうだろうな。」その時はその時だろ、なんて他人事のように呟けば相手の発言に眉間に皺を寄せ触れてくる手にぴくりと肩を揺らし見上げては「お、おい、フランシス…?」なんて困った様に名前を呼んで)
…まあ……解っちゃいるはいるんだけど、さあ……いっぺん押して失敗してるからな…今回はちょっと、押してみるけど。告白、したいしさ。…もーう。そんなんだからお兄さんお前のことが心配で心配で離れたくなくなっちゃうんじゃないの、…離れる気なんかさらさらないけどもさあ。……まあお前が結婚して子供がいないと廃れちゃうかもだもんな……なんか俺としても超複雑な話だけど……。お兄さんのがどう考えたって恋愛なんて上の上ですっての。えー、なにそれおにーさんものっそい寂し……くないですなんなのおまえ本当にありがとうございます……てなわけでずっと置いといていいんじゃない?おにーさんのこと。可愛いって、いい加減慣れろよう。ま…まあそりゃあ……否定はできないけども、さ。坊っちゃんからあまったれてくれたって全然おかしくもないし可愛いからいいのに。……そ、そっ、か。ま、まあまあいいんじゃない?どうせもうすぐおにいさん直々に結果報告するし、わ、解ることだし。…たまあにによりとも笑うよねお前……嬉しいとき照れ隠しするからなあお前……見る目があると言うほめ言葉ですー。(へたれている自覚もあれば以前の失敗に関しての反省も両方とも勿論あるのだがこのまま引きっぱなしは男が廃るし、なにより相手との約束もお流れにしてしまうとそれだけは流石に許せないらしくこのままへたれでは終わらないと首を左右に振り否定してはでもこれだけやり過ぎた自覚があるくらいにもかかわらず気づかない様子の相手見つめれば気付いてくれとも勿論思わないが天然で鈍感で可愛いこの幼馴染みには押しすぎも考えものだがへたれは必要ないのかも。なんて内心でやれやれと笑みを浮かべつつ好きな人がいるということを妖精たちが知っている、と聞けばいやもうそれ俺が妖精たちに自ら言ってないってことはやっぱり隠してくれただけでばれてるんじゃ――なんて察し心の中で土下座でもするような勢いで妖精たちに礼を叫びつつそれを表に出さないように苦笑い作りながら言うと「……はあ、ならせいぜい大事な可愛い可愛いご主人様を誰かに取られないよういいとこ見せねぇとなあ」なんて肩竦めてため息はふり。困惑した瞳で自分を見つめる仕草もなんだかいまは餓えに困っていないはずにも関わらずどこか陶酔さを含んだ感情に呑まれた頭はそれすらも可愛らしく思えるようですっと薄く笑み浮かべては椅子に座る相手に寄る形で自分もしゃがむようにしながら瞳覗き込むと低く「――食後のデザートって、どれくらい甘いんだろうね……」なんて呟くと頬を撫でた手で相手の顎をくいと掴み)
(/明けましておめでとうございます。お返事が遅くなってしまい申し訳ございません…!仕事の関係上、遅れてしまった上あと少しでお返事が返せると思うのでもうしばらくお待ち下さいませ…!ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。
今回は要件のみで失礼します…!/ お返事不要 )
【あけましておめでとうございます!いえいえ、こちらこそ常日頃お世話になっているというに度々お返事お待たせしてばかりで申し訳ありません、多々長くなっている箇所もありますしもし大変でしたら蹴ってしまっても構いませんのでどうかご無理の内容にお願いします。
反応申し訳ありません、今年もよろしくお願いいたします。/蹴推奨】
(/大変お待たせしました…!やっとお返事が書けました。多少、削らせていただきました、すみません…。これからは出来るだけなるべく早くお返事出来るよう努めさせていただきます…! )
だからそんなにヘタレになっちまったのかよ、フランシス?んな失敗したぐらいでな…、押してダメなら引いてみろだとかそんなのあるだろ。せいぜい頑張れよ。…な、だから俺は一言も心配してくれなんて言ってねえし…!お前が一人勝手に離れる気がないだけだろ。お前が複雑って何でだよ、その後継云々は俺の話だろ?あー、あれか?この屋敷にここの使用人と俺以外が出入りするのが複雑なんだろ?…そ、そりゃ、俺はどうせ恋愛とかしたことねえよ…。し、仕方ねえな、そんなに言うなら置いといてやっても、いいぞ。別に。…直々に報告くるなら、…仕方ないから待っといてやる。誰が相手なのか、気になるところだが。いいだろ、別に俺がどう笑おうが…野郎にサービスする笑顔なんて持ち合わせちゃいないからな。褒め言葉かよ(もとより相手はヘタレだったのかもしれないが最近になってから余計にヘタレな部分が目立っているような気がする為にゆるく首をかしげながら相手を見つめては小さな親友から聞いた諺を述べながら小さく息を吐いて。恋愛経験など皆無な自分からすればそうやって好きな人ができ、それを報告してくる相手が羨ましくもあり複雑な気持ちなのは変わりなくその相手が己だったらいいのに、と思っている自分に驚き首を振っては相手から直々に報告が来るのをドキドキしながら待たなくてはいけないのかと額を抑え、「…誰も俺なんか興味ねえって…、まぁ、頑張れよ」なんて己は滅多に外へ出ないし知り合いの顔も少ないためそんな確率は低いのだが苦笑して、顎を掴まれれば困惑は深まるばかりで一体どうしたのだろうかと思いながらこれはマズイと脳が警告を出すものの動けずに「…さぁ、な…とびきり甘いんじゃねえのか」視線を逸らし顎を掴む相手の腕を掴み乍そう呟いて)
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