フランシス・ボヌフォワ 2015-08-26 01:08:10 |
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そっか、まあ喜んでもらいたい相手からそんな事言われたら嬉しいよな。俺はそんな相手なんていないけどさ。ふぅん、まあ俺もこいつ達が来るなんて思ってなかったから吃驚したけどさ、はは、ピクシーくすぐってえよ、!(ふむ、と頷き乍その言葉に同意しては笑いながらぽつりと呟いて相手が自分を大切にしているという事を改めて感じていればふと傍にいたピクシーがくすぐってくれば思わず身を捩ってくすくす笑っては止めさせようとはせずに唯々笑うだけで。相手が妖精たちに伝えた言葉がきちんと伝わった事を察すれば「ああ、ちゃんと聞こえたってさ」と答えながら傍にいる妖精達に微笑み掛けて。相手がキッチンで悩んでいたことなど知らずふと疑問に思った事を問いかけただけで早口に答える相手にますます疑問を抱くもこれ以上聞いてもきっと答えてはくれないんだろうなと苦笑すれば「そっか、でも何かあったら言えよ?」なんて首を傾げ乍見つめて)
そうそう、相手がお前だからだな。…うっそー、なんだかんだこの子達の前じゃ何かして喜んでくれたりしたら嬉しい癖にさ。…うん……ってどこくすぐられてんのそれ坊っちゃん…。(クスクスと嬉しそうな笑みを浮かべたままで数回頷けばそんな相手は居ない、と宣う相手に現に今だってこうして部屋に来てくれてる友人らのことは大切で仕方ないくせにと俺がいるだろ、と言ってやりたい気持ちを抑えつけながら代わりにそんな言葉を口にすれば擽ったさに見悶える相手に頬を描きながら複雑そうに眺めていればまあ妖精さんが相手なので変な嫉妬も沸かずなんか妖精といるときのこいつ、生き生きしてるなあと微笑むと「そっか、良かった。この通りお兄さん吸血鬼だけど、アーサーの事は大好きだからさ。俺とも宜しくね」なんてぺこと頭を下げる素振りしては相手の何となく読み取った表情が気になって気になって仕方無いものの聞き返すのも余計怪しいかと思案し頷くも「あ、ああ。…大丈夫、お兄さん何ともないもの。」と心配をかけさせてしまっただろうかとそれを取り払わせようと柔らかい口調で続け)
そうか?、…うるさい。それは当たり前だろ、俺の小さい時からの友達なんだぞ妖精さんは!へ、首筋、ピクシーふわふわしててさ、毛が当たるとくすぐったいんだよ(こてん、と首を傾げては次の言葉にう、と言葉を詰まらせ目線を逸らしながら相手の気持ちなど知らぬままにそう告げて。妖精は小さい時からずっと一緒にいる大切な友達、と目の前の相手へそう言えば擽られている部位を聞いてくる相手に一瞬きょとんとするも嗚呼こいつは一瞬しか見えなかったんだよな、と一人納得すればくすぐられつつも質問を答えれば「ピクシー!やめろって…ホントくすぐってぇよ」と笑いながら手で制しては頭まで下げる相手に驚きながらも「吸血鬼でも、襲ってこなければ仲良くしてあげる。って、妖精さんが言ってんぞ。…え、俺のこと好きなのは負けねえって?そんなので張り合うなよな」なんて苦笑を浮かべつつ妖精達が言う言葉を相手へと。下らないと思いつつもやはり自分はこの妖精たちが好きで、突っぱねるような言い方はせずに。何でもない、それだけを言う相手へこれ以上は言わない方がいいかと思案すれば「…分かった」と頷いて机から離れて)
えー?なに、照れちゃったの?坊っちゃん初だっからなあ…。そうだろ?なら誰も居ないなんか言うなよ、おまえがそう思ってても言われる側は結構寂しいんだからな。大切なんだからさ……ぷっ、なんか、想像するとほほえましい。ふわふわした可愛いのに擽られてるお前。(からかうつもりで言ったつもりこそ無かったがつっぱねてしまう相手の様子に乗るような形でによによと笑みをわざとらしく浮かべながら茶々を入れてみてはならば自分も相手の事を大切に思いながら昔からそばにいたとそれも妖精達と気持ちが同じならばと自分の気持ちをなのか、妖精の気持ちをなのか自分でもよく解らなかったが代弁してはふわふわの毛がついてる、という物言いからしてきっとそれは妖精らしく可愛らしい見た目の小さな子なんだろうと想像してはファンシーさに思わず笑みをくっくと漏らしては妖精たちの言葉を訳してくれた相手にも微笑みつつ受け入れてくれてよかった、と嬉しくて堪らない心持ちで「ほんと?良かった!怖がらせるようなことは絶対しないよ、ありがとうね。…ってあら、おにーさん妬かれちゃった?平気さ、アーサーを取ったりしないよ。俺の大好き、はちょっと風変わりな大好きだから」なんて自分の気持ちをずるいやり方なのかも分からないがこんなふうにはっきりと口に出来るのがなんとなく嬉しいのかそう自信げに頷きながら答えると追求をしないでくれたものの気にさせてるかな、なんて不安になれば言わぬままではあるが胸の内でごめん、と呟くと机を離れる相手に「行く?この子達も一緒ならなにか……主食に何を食べるか解んないけど作るよ?」と首傾げ)
ばっ、照れてねえよ!うるせえ糞髭!お前の髭毟るぞ!…、あー、その、分かった、悪かった…そうだな、そう言われると寂しいよな、俺には妖精さんもいてお前もいた。……微笑ましい、か?こっちはくすぐってぇけどさ、て、ピクシーもイイだろ?やめろよーっ、!(わざとらしく笑みを浮かべる相手にむっと唇尖らせ乍ふいっと顔を逸らしては恥ずかしさで薄く頬を赤く染め上げて口をもごもごさせれば相手に聞こえるか聞こえないかの声の大きさで謝りつつちらりと相手の方を見て。首を傾げては未だにくすぐってくるピクシーに腕で阻止しながらじいっとその妖精を見つめてはポツポツ呟いて止めさせてふう、と息を吐けばピクシーを頭の上へ乗っけては自分の周りの妖精達が相手の方を向いているのに今更乍気付いて妖精が囁く言葉にこくこくと頷いて「怖がらせる事したら倍にして返す、と、風変わりとは一体どういう事なのか説明しろって言ってんだけど…、風変わりってどういう、」と見つめて。「そう、だな。行くか…、こいつらも連れて行きたいのは山々なんだが他の使用人にはバレてねえから…」と苦笑を浮かべつつ指先で周りの妖精を撫でて)
えっ、ちょっ罰がキツすぎやしないそれ!?うっそだ、ちょっと可愛い色してるくせに。……え、……あ……いや、良いんだよ。ただ単に、何て言うか、ここの子達も…俺も。おまえが大切だからさ、お前も自信持てよってだけだけで。おまえが寂しそうだと気になるんだ。…ふふ、うん。なんか普段よりお前も楽しそうな顔してるしさ。(思わずばっと己の髭を手のひらで守るように覆いながらも相手をからかうのは反応が可愛らしいのと本当に照れているような素振りを見せる姿がいじらしいため未だにそんなことを宣ってはお前も、と告げられた言葉に一瞬面食らったようで目を丸くさせてぽかんとしてるもすぐに調子を崩したようにしどろもどろと言葉を返しつつも胸が暖かくて頬を綻ばせずには居られずに嬉しそうに瞳を細めては相手の表情や楽しそうな様子を見ているとこっちまで楽しくなってくるようでこの子達には本当に感謝しないとなあ、なんて胸の内で呟きながら眺めては相手が教えてくれる妖精たちの言葉に肩を竦めるようにして「それはお兄さんでも敵いそうにないなあ、ご安心を。手出ししませんよ。……んー、……坊っちゃんにはナイショ。これはまた今度でいい?」なんて人差し指を自分の唇に当てて笑みを浮かべれば「あー…そっか、じゃあ今日はまたあとで、って感じ…かな?…せっかく坊っちゃんと遊んでくれてたのにごめんね、そうだ。また今度お茶会でもしようよ。さっき話してたから。」と妖精達にも言葉を返しながら首をかしげ)
はんっ、お前にはそれぐらいの罰が丁度いいだろ。その髭毟ってやる。毟った方が清々すると思わねえか?う、るせぇよばかぁ!黙ってろ!かわいい色ってなんだよ!……お、おう、自信持つから、お前らがくれる、その、あ、愛、で最近は寂しいとか思わねえ、し…。…まぁ、妖精さんもいるし、楽しいからな。(手で髭を隠す相手に鼻で笑えば企む様な笑を浮かべながらわざとらしく首を傾げ、からかうような茶化されれば噛み付くような言い方で頬を両手で隠し相手から見えないようにしてはしどろもどろになる相手に一気になにかまずい事でも口走ってしまっただろうかと不安になるも笑みを浮かべる相手に少しほっとしてはつられるようにこちらもしどろもどろにぽつぽつと呟いてきっとこんなことを言えるのも此処にいる妖精たちのお陰なのかもしれない、なんて思えば妖精たちに微笑み掛けて再び内緒のように話す相手に唇尖らせれば「また内緒かよ…」と不服そうに呟き「悪いなお前達、今日はThanks.…っと、その話はさっきしたぜ、お茶会参加してくれるってよ」と腕を組み)
お前にはって何だよ、お兄さんそんなにタフじゃないんだからね!ってかこの髭そんな要らないものじゃないんだって、お洒落だろ?…きれーな赤色?写真撮って見せようか?……そうか。うん。そうしてほしい。この子達と同じで…俺もお前を愛してるから、さ。お前が楽しいとお兄さんまで嬉しいんだよな、何でかさ。笑ってて欲しいのと同じ気持ちかもな。(相手が笑みを浮かべるのにもう、なんて拗ねたような顔をするも自分は髭、相手は頬を隠す様子がなんだか可笑しくてくつくつ笑みを漏らしながら相手の頬の色を指摘すると相手が普段の声色に比べると恥ずかしいのだろう、威勢のない声で発せられる言葉達に暖かいだけでは止まらぬままひどく胸が熱くなり相手の瞳をじっとまっすぐ見据えたままきっと相手の言う愛と自分の言う愛のそれは細かく言えば違っていて、大まかに言えば有っているのだからこれくらいはいいだろうと迷いもせずに言葉を紡ぎ出すと不満そうな様子の相手に眉を下げながら困ったように笑みを見せては「大丈夫、坊っちゃんにはまた俺がずっとここにいる理由と一緒に後で解ることだから」と続けてから「良かった、その時は楽しみにしててね。……勿論坊っちゃんもね?」なんて机の周りと相手を交互に見ながら言えば相手が出やすいように部屋のドアを先に開けて支え)
はぁ?俺から見たら要らないと思うがそんな髭。邪魔だろ?毟ってやるからさ。…撮ったらてめえの携帯真っ二つにしてやる。…そうする、から。お、お前らが俺のこと大切にしてくれてんのも知ってるし、その、な…。そっか、なんか照れくさいなそういうの。仕方ねえから笑っといてやってもいい、ぜ。(一歩相手に近付きながら相手へ手を伸ばせばクスリと笑みを浮かべて、笑う相手に何笑ってんだと視線だけを向けて問い掛けながらも頬から手は退けずにそのままで写真、なんて聞けばそんな恥ずかしいもの見れるかと内心思えば撮ったその時はその携帯を使い物にならないように割ってやろうと決めながらやはり自分の気持ちを言葉を口に出すのは恥ずかしいのか何時もよりも途切れ途切れに言葉を紡いでは恥ずかしげに視線をそらし。困ったような顔をする相手をジーと見つめながら「…、絶対その理由と一緒に教えろよ」なんて上からで言いながら「もちろん楽しみにしてやってもいい。な、お前ら?」と周りの妖精たちに微笑み掛けて)
お前はなんでそう俺の髭に対し憎悪の念を見せるのか…ってかなんでそんな原始的なんだよせめて剃るとかさ…。携帯ごとなの!?写真データだけじゃなくて!?…うん、ありがとう。それだけで凄くうれしい。俺だけじゃなくて、きっとこの子達も、ね。なに、笑顔が見たいーって言う俺の為に?(延びてきた手にほんとに抜かれるんじゃないのかと危惧して一歩後退しつつ髭を手のひらでガードし続けては未だ小さく肩を震わせながら可笑しそうに何二人とも手顔に抑えてんだよ、と吹き出したように呟けば写真を撮っただけで真っ二つにされてしまう携帯にそれは困るなあと写真を断念するもそっぽを向いてしまいながらも真っ直ぐに伝えられた言葉に頷くと相手の表情を伺おうと覗き見るように体を斜めに傾けながらからかうように訊ねて見せればやはり難しそうにしたまま「ちゃんとその時が来たら、ね。約束する。」なんて呟くもふっとキッチンで浮かんだ事を思い出せば自分の気持ちをしっかり言えるだけの自分になりたいと言った言葉と反したそれを思い出せばちりと罪悪感に胸を痛ませてから「ふふ、そっか。ならお兄さん頑張って作らせて頂きます、…そろそろ行く?」と首を傾げ)
だって見ててムカつくし、…毟るのがダメなら剃るのなら良いのかよ?携帯ごと。データだけならお前ならまたやりかねないだろうからな。……そう、か。こいつらも嬉しいなら、良かった。は、誰が笑顔見せるっつったよ。笑って、としか言ってねえぞ糞髭!変な解釈すんじゃねえよ!(髭を毟ってやろうと相手の方へ伸ばしかけていた手を止めればふむ、と悩む素振りを見せた後剃るのなら良いのか、と真面目な顔で問いかけ頬から手を退ければ誰のせいだよなんて呟いて携帯ごと真っ二つにすれば使い物にならない為写真すらも撮れないだろうとふん、と鼻を鳴らしてはからかうように言われた言葉に眉間に皺を寄せ顔を覗き込んできた相手の前髪をがしりと掴めば見下ろすように。「………仕方ねえな」もうこれ以上は言わない、と口を閉ざしては肩を落とし「ああ、そうだな、そろそろ行くか…。お前達、窓は締めていけよ」と周りの妖精たちに告げれば妖精は外へ出たのだろう独りでに窓がしまれば軽く手を振ってから相手の方へ向き直れば「あー、どうだ、妖精さんと仲良くなれそうか?」なんて首を傾げて問いかけ)
いやいや別にそういう意味じゃないです勘弁…それを言うなら坊っちゃんも眉整えたげようか?せっかく可愛い童顔してんのに勿体無い。えぇー…そーんな心配しなくたって大丈夫だしいいじゃーん、誰にも見せないよ俺?…俺でさえとっても嬉しいんだもの、間違いないと思うよ。いだっ、いだだだだだ抜けるから!お兄さんの美しい金糸のような髪が抜けっから!いいじゃないの笑顔くらい見せろよ恥ずかしいの?やっぱり恥ずかしいの?シャイなの?(毟る、から剃る、にシフトした相手の考え方は相手からすればかなり譲歩してくれた方なのではあろうがこちらからすればどちらも堪ったものじゃないとぶんぶんと嫌がるように首を横に振り回すとやっと頬から手を退けた相手を見ては自分も顎から手を離しつつ俺のせいなの?俺のせいで恥ずかしくなっちゃったの?なんてまた懲りる気のないようでくすと笑めば確かに撮っておいて思い出にと大切に置いておきはするだろうが誰かに見せたりはしたくないのでと相手が嫌がる理由がはずかしいから、とは気付かずに首をこてんと傾げ前髪を掴まれ思わず表情歪ませながらひとしきり喚くと仕返しとばかりにじぃいい、と見つめ続けてから「結構心配掛けたり不安にさせてるだろ、俺。ごめんな。お前が不安になる事じゃないし、ましてや心配なんか掛けていいことじゃないんだけどさ」と落ちたトーンでそうか細く呟いては解ってはいつつもなにもせずにしまった扉により実感が沸き、目を見開かせてそちらに視線を向けているも相手の方へ移すと「これから見えるようになって…あとはあの子達に妬かれなければ、かな?」なんてくすくす笑み)
違うのか?毟られるのは痛いから剃るほうがいいんだろ?は、ふざけんなやめろよ!童顔とか言うなよばかぁ!くそ!…、見せるとか見せねえとかの問題じゃねえんだよ!お前の携帯に俺の写真がある事が嫌だ。…ん、わかった。うるせえ!黙らねえとこの髪の毛引っこ抜くぞ!ばっ、誰が恥ずかしいかよ!シャイじゃねえし、お前もう黙れよ!(嫌がる相手に首を傾げ乍違ったのか、と問いかけては毟られるのは嫌だったよな、悪いと悪びれもせずに淡々と謝っては今度は己の眉毛が危ない、と手で隠し童顔、という言葉に気にしていたのか頬を赤らめながら罵りの言葉をかけ懲りない相手にむかっとすれば相手の脛を思い切り蹴り上げふん、と顔を逸らして。仮に相手が誰にも見せないと言った所でもし取られてしまった場合、その時はどうするんだ。と内心で思いつつもそういう問題じゃない、と首を振っては嫌がる本来の理由を口にして仕返しにと見つめられればその分こちらも見つめ返しながらも前髪を掴む手ははなさずいっそ抜いてやろうかなんて思うも流石にそれは可哀想かと情けで掴むだけに留め「―…、別に俺が好きで心配してる、っていうか、心配してねえけど…っ」しどろもどろになりがちになりつつ視線泳がせた後相手へ視線を返せば首を傾げて「妬かれる?…、なんで妬かれる必要があるんだ?」と解らないと見つめながら「まぁいい、ほら行くんだろ」と相手より先に部屋から出て)
いやそりゃ毟られるよりかはマシだけどだからってそもそも剃ってもいいって訳じゃなくてな…なんでよ、整えたらもっと可愛くなるのいっだぁあ!おま…っ弁慶!それ弁慶!!え、何で。悪用しないしたまに眺めてそういやこれあの時のかって思い返すくらいよ?そうじゃなかったらなんで髪の毛引っ張るんだよ!あまのじゃくで恥ずかしがりなの知ってるんだからね!(あくまでまだそっちの方が良いと答えただけであって決して許可の意ではないのだと言えば相手も元はかなり良い顔立ちをしているというになんだかとても勿体無い気がして見詰めているも急所にぶつけられた相手の足に思わず肩を跳ねさせて痛みに仰け反れば情けなくも悲鳴を上げ、なぜそんなにも嫌がるのだろうと思案してはまさか気持ち悪いとかだったりして…なんて突飛もない予想に顔を青くさせたりすると頭皮が引っ張られる激痛と髪が抜かれることへの恐怖に無慈悲だ!坊っちゃん無慈悲だよ!と騒ぎながら手を離させようとその手首を緩く掴んで反対方向へと押したりすれば目線を迷わせたのちに戻ってきて呟く相手にそんな言い方でもとてもありがたくて堪らないと感謝すれば「どっちなんだよ、…ふふ。お前は優しいやつだからな、…お兄さんのことなんだかんだ気にしてくれてるじゃない。」と相手の目を見つめるようにしてから「んー?俺も妬かれそうな事、言いそうだし…それに俺の思ってること、第三者からはバレバレなんだろうしさ」なんて自嘲げにつぶやけばなんだかおかしくて吹き出すようにぷっと笑みながらぱたんとしっかり相手の部屋のドアを閉めてからついていく形で廊下を歩き)
剃ったらスッキリするだろ、顔も気分も。な、どうせすぐ生えてくんだから一回ぐらい良いだろ?うるせえ!てめえにだけは言われたくねえよばぁかっ!分かってて蹴ってんだよ!だから、それが嫌だっつってんだろ。んなの黒歴史になって恥ずかしい思い出になるだろうが…。だからもうお前黙れ喋んな!(許可ではない、と分かりつつも相手の髭をどうにかしたいのか諦めるという選択肢は無いようで眉毛云々言われるのは昔から嫌でゴスゴスと弁慶を蹴り乍ギリりと奥歯を噛み締め唯単に嫌がるのはその写真が恥ずかしい思い出になってしまう事が嫌で黒歴史になるなら消した方がましだと口にしてはグイグイと相手の前髪を引っ張りながら喋る相手に図星をつかれたかのように頬を赤らめては手首を掴む手を見つめて仕方なしに離して「う。んなことねえし、気にかけてねえし」否定する言葉しか出て来ずに内心自分に呆れながら「バレバレ?…妖精さんに、か?」わからない、と首を傾げて廊下を歩き)
いやそれ気分がスッキリするのは坊っちゃんだけじゃないですかね…ってかどれだけ剃りたいんだよ、そんないらないこれ?何でぇええ俺褒めてるのに!褒めてるのに!そうか?今まででお前が恥ずかしい思い出になった出来事なんか無い気がするけどな…お前と居るときは大概楽しいし…。解ったって、照れ隠しで禿げるのは流石にお兄さんつらいです…。(自分としてはあった方が大人っぽいという理由でお洒落として髭を伸ばしていたために無い方がいいのかと一瞬流されるもいやこれはアイデンティティの喪失に匹敵するだろうと何故か壮大に話を理解しては絶対やらせないからね、と釘を刺して、急所に当たり続ける相手の爪先にあんまりだと答えてはなんとか蹴りから逃れようとかわそうと後方へと下がってみたりすれば相手が嫌がる理由にふむ、と考える素振り見せては相手がそれでも嫌ならば仕方無いが黒歴史になるような想い出なんかあったっけかな…と今までのことを思い返しながらそう宣うと照れ隠しであることくらい解っているために前言撤回も完全に黙ることもしなかったがやっと前髪を解放されてはそれを整え直すように手ぐしにかけながら「じゃあ聞くけどさ、今日だって俺が栄養不足でふらついてたとき心配してベッド、貸そうとしてくれたんじゃなくて?」なんてによによと笑み浮かべたまま訊ねれば「他の子から見たらあからさまなんだろうもん、俺の態度って」と行動を振り返りながら我ながら大人げないと眉値下げて言い)
俺だけか?いや、きっとお前もスッキリするだろ。もう剃っちまえよ、そっちの方がいい。…う、うっせえ!くたばっちまえ!お前には分かんねえだろうけど、後々自分の行動見返してみると結構恥ずかしくなったりするんだぞ…、あんときの俺何してんだ!ってすげー恥ずかしくなる。楽しいなら、何よりだけどさ。禿げてもお前であることには変わりはねえよ、髪型は変わるけどな。(やらせないと釘を打ってくる相手に双眸を細めるなり髭を剃った相手を想像すれば髭のないこっちの方が似合ってていいんじゃないか、なんてふと思えばそっちの方がお洒落だろと相手の方を見ればふむ、と考える素振りを見せながら爪先が相手の急所に当たることなく空を切ればむ、と眉間に皺を寄せ不服そうな雰囲気を出せば何故避ける、と視線だけで訴え黒歴史になった話などする筈もなくいつかの恥ずかしい思い出を思い出したりすれば堪らなく恥ずかしくなって逃げ出したくなる、なんて言いつつ肩を竦め。照れ隠しだと思われている事に呆れつつ皮肉とも言える言い方で笑ってやれば禿げた相手を想像してぷ、と吹き出し笑った後ぴたりと止まれば「は、な、別に、お前の為じゃねえし、か、勘違いしてんなよ!」なんてその態度すら肯定であるという事に気付かずに相手の態度がバレバレ?と首を傾げ「よく、わかんねえ、バレバレって何がだよ」と双眸を瞬かせ)
いやいやいやこれ剃りすぎた翌日とか違和感物凄いからねこれ、しかも俺案外髭無くなるとあどけなくなるから駄目です旦那様。可愛い顔だっつって蹴ってくたばる意味が解んないよ!…あー…そう言われると恥ずかしいとはまた別だけどたまに大人げなかったなあとか悪いことしちまったなあとかって後々思うのは俺もあるな。でもお前の場合俺との事なら気負わなくていいのに。ちょ…っやめてまじやめて!きついから!きつすぎるから禿げた俺とか!禿げで吸血鬼とか嫌だよ……。(あくまでも自分の描くお洒落の方向性は大人の男としてのものらしくあとまた伸ばすとき暫く中途半端な無精髭姿になるのも嫌な様で青い顔をして拒むと蹴りが空振りで終わったことに不満そうな視線を送ってくる相手には痛いからかわしただけだよ坊っちゃん……と内心で突っ込みを入れておくとそこまで童顔云々言われるのが恥ずかしいのか、と思えばそれでも本当に可愛いのでそれは心のなかで止めるように勤めようと判断し、そう?お前が恥ずかしいような失態犯したことあったっけか…お兄さんのが寧ろ頭下げたいくらいだもんなあ。と記憶を回想させながら苦し紛れに苦笑い浮かべればなんでお前髭なり髪なり俺の体毛抜きたがるんだと相手をじ、と見つめれば言葉のわりには動揺のためかどもる様子に思わず吹き出しながら「じゃあお前のためなの?なんでさ?」なんて意地が悪いのも自覚していたがわざとそんなことを聞くと続く言葉には「俺の思ってる事が、ってこと。…ほらほら頭使ってる場合じゃねーぞ?これからたらふく食べてもらわなきゃなんだから」とすり替えるのも卑怯な気はしたがキッチンに直通する食堂の扉のドアを引きながら相手に入るように手を指して)
――…どうしてもダメなのか。あどけなくなるなら余計に見たい気もするんだがな、あどけないお前が見たい。俺は可愛い顔なんてしてねぇし!ムカツクからくたばっちまえ!まだ脛なだけマシだと思えよ!いや、確かにお前とだからそこまではあれなんだが個人的にうわってなる時が何回かあるからな…、その、色々と。笑い者になるどころかお前を見ただけで俺が笑い転げそう。髪の毛元に戻っても笑える自信あるぜ(あどけなくなる相手というのは想像が出来ず興味を示してみるもこれ以上拒否をされてしまえば諦めるしかないか、と内心で思いながら空振りをした足を組んではぐっと眉間に皺を寄せて不服そうに見続け童顔やら可愛い顔だの己の気にしていることばかり言われれば否定ばかりで、少しはかっこよく見られたいものだがどうしてうまく行かないのか、なんてひっそり考えて、色々と。と言葉を濁しながら相手の方を見ずにぽつぽつ呟けばお前の髪の毛なげえからうっとおしいんだよ、と視線だけで訴えれば髪の毛切れよ、と相手に告げ「な、んでって、その、」意地の悪い質問をされてしまえば視線を彷徨かせたじたじになりつつ言葉を紡ごうとして食堂へ入れば「…たらふく食べてやるが、量はきちんと考えたよな?」と首を傾げて)
そんなん見ても何の得にもなんないだろ、流石にお前より下に見られるってことは剃っても無いだろうけどお前の前くらいはかっこいい大人で居させてくれよ。そんなん本人が解ることじゃないじゃん!脛でマシってお前裏拳でもするつもりか…。そうなの?こっちからしたらいつも大分良くしてくれてるって感謝しきれない位なんだけどそういうもんなのか…。ちょっ、やめて!まだ禿げてもないから…いやまだって何だとにかく禿げないから!はげさせないから!(髭がなくなることに関してふざけあいの延長線上のような否定はせずにううむ、と考え込みながら自分の顎に触れては己の矜持として相手の前ではお兄さん、で居たいらしく難しそうに眉間に皺を寄せては自分が可愛いか可愛くないかなんてそんなもの自分自身で判断がつくわけないと宣いつつもまあ多分俺だからかなり可愛いんだと贔屓目に見てる可能性もなくはないのかもしれないがとひとり苦笑い浮かべながら相手の様子を見ていれば何やら平和とは言えぬ視線が髪に注がれるのに嫌な予感を抱きつつ続けて発せられた言葉にまあ禿げるくらいなら多少短くするくらいならいいけど…と、そこまで暑苦しいだろうかと自分の髪の毛を指でつまんで考えてみたりして。そのまま「んー?お兄さんすごく気になるんだけど…何でかな?」と答えが直接聞きたいのもあったがうろたえる仕草が可愛らしい為に質問を取り下げずわざと首を傾げてみせれば相手に続けて食堂へと入ると「ふふ、結構おやつ食べてたからな。大丈夫よ、パルフェまで食べてもらわなきゃ俺も残念だし考えてます。」なんて微笑むとその広い部屋にある大きな椅子の背凭れに手を掛けて音を立てないように引くとまた手のひらで指して)
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