Brotherliness. 非募集

でしょ？だから、これは僕と兄さんだけの秘密。勿論、父さんや母さんにもね。
(兄弟愛を越えた愛情をお互い抱いている事は二人だけの秘め事、それに相手が賛同してくれてこの話題は解決し。「僕は悪い事なんてしてないからね。」仕掛けたのは自分の方だが悪びれる様子も無く、責任は相手にあると当然のように責任を擦り付けようとして。「それは無理じゃない？インスタントだって食べるし、外食だってするのに。」兄のプロポーズまがいの台詞を現実的に捉えあっさりと否定してはどんな反応をするか楽しみにしていて密かにニヤつき。皿を出したっきり何もしない自分に対して文句も言ってこない相手を、本当甘いなぁ…手伝え！くらい言ってきてもいいのになんて思い眺めていると、手際のいい相手はさっさと作り終えていてスッと近寄っては両手に皿を持ち「僕が運ぶよ。」とリビングのテーブルへと持って行って)

りょーかい。俺の弟は頼もしいねー。
（秘密だという事で話が解決すれば相手の自信たっぷりの姿に本心だがおちょくるように若干笑いながら言って。「なーんか、尻に敷かれてる感が出てきたわー…。やべぇな俺。」抗うのやめ、責任を押し付けられてなんとなくそんな感じがしたため呟くように言うが、それはそれでいいかもな、なんて思っているせいかあまり危機感を感じてないような声音になり。「えっ…あ、そっか。んじゃあ、軟禁でもするか？」無理なんじゃないかと言われ一瞬焦るが理由が一緒いたくないじゃなかったため安心し確かに無理だと納得すると、冗談で笑いながら大分恐ろしい事を言って。「…おぉ、サンキュ。」何も言っていないのに手伝ってくれたため少し驚いたが珍しいなんて思いながら微笑み礼を言って。エプロンを外しケチャップや飲み物を出し席について。）