とくめい 2015-08-24 23:54:17 |
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良いよ、(先程無断で口にした相手のりんご飴を美味しそうに食べながら、人混みが苦手である自分を心配そうに見る相手にこくりと頷き返しては微笑んで。)
じゃあその会場行きましょう、そらるさん。
(もぐもぐとりんご飴を食べながらも相手の笑みに安堵し。人混みと初めて来た場所だということもあって何処がその会場なのかまでわからないものの、相手の手を引いて人の多そうな場所を目指して行き)
..うん(此処に来るのが初めての相手と何度か来たことのある自分。自分の方がこの祭りの事に関しては相手より知っているはずなのにリードさせてしまって申し訳ないと思い。「まふまふ、会場あっち」ふと目にした花火大会のポスターに記載された会場名をみればそちらの方に指差して)
え?ああ、本当ですね!
(相手の指差す方向で呼び込む人の姿を見つけ、頬をかきながら苦笑いし。改めてそちらの方向へと歩き出しながら、「結構人いるんですねー」と通り過ぎる人々を見ており)
うん、地域の人はほぼ参加してるし他の所からも人来るしね(自分も辺りを見渡すもこれほどまでの人数は初めてであり少し困惑していて。波に押され躓きそうになりながらも相手の手をぎゅっと掴めば波に負けじとついていき)
(かなりの人の数をなんとか堪えて先を歩いてものの、手に掛かる振動で相手が躓きそうになったことに気が付き。ふと相手を振り返りながら、「大丈夫ですか?あともう少しっぽいですよ!」と微笑みながら声をかけ)
あ、うん。大丈夫(躓きそうになった事にどうやって気が付いたのかが疑問であったが笑顔で返せば先程より相手に密着しては「大丈夫、頑張るし」と強気の表情で頷き)
そらるさん…。
(自分の我儘に付き合ってくれて尚笑顔を浮かべる相手に胸を打たれたようで。思わず相手の頭をぽんぽんと撫でながら、「帰ったらもっとたくさん撫でますね!」なんて笑ってるうちにその会場へと辿り着き)
..俺が撫でるって(確かに相手の頭撫では嬉しく頬を緩ませたもののずっと撫でてもらってばかりは自身のプライドが許さないのかむっとした表情を見せては上記。会場につけば辺りを見渡し「もうそろそろ花火できるっぽい。花火貰ってくる」と相手の手を離しては何処で貰えるかわからないがうろうろと人混みの中へ消えていき)
え、ちょっとそらるさん…!
(自分と違って此処へ来るのは恐らく初めてではないだろうと理解しているものの、人混みが苦手らしい相手一人で大丈夫なのだろうかと心配になり。人混みに消えたせいで相手の姿は見えないものの、相手の向かったであろう方向へと自分も歩き出し)
花火下さい、(なんとか辿り着いた花火受け取り場でスタッフの人から花火を受け取れば相手の所へと戻ろうとその姿を探し。ただあまりにも多い人のせいで相手の姿は見えず必死に動きまわればいつしか此処がどこだかもわからなくなり。一気に不安感が押し寄せれば震える声で「まふまふ..」と相手の名を呼び)
どこ行っちゃったんですか、そらるさん…。
(ただでさえ人の多いこの場所で不安そうにしている相手の姿が容易に想像でき、焦りと心配で必死になっており。そろそろ開始するというアナウンスを聞き流しながら人混みを掻き分けて相手の姿を探し回り)
あ、まふまふ..!(遠い人混みのなかに自分を探す相手の姿が見えた気がし、そちらの方向へ思いっきりの大声で相手の名を呼べば手を伸ばし。人の波に押されつつも確かに相手の方へと前進しておりあと少しというところにおり)
そらるさんっ!
(ふと聞こえた自分の名を呼ぶ声に振り返り。その先に見えた相手の方へと駆け寄ると、相手の伸ばしていた手を掴んでそのまま自分の方へと引き寄せ、「急にいなくなるなんて心配するじゃないですか…」と人目のあることも忘れて相手を強い力で抱き締め)
ごめん..(苦手な人混みの中、一人でいたのはよっぽど心細かったのか相手に抱き締められれば安心した様に安堵の息をつき。しかしまだ微かに不安が残るのか少々体は震えており。先程までは人混みを気にし手を繋ぐのさえ躊躇っていたものの今はもうそんな躊躇いなど微塵もなくひたすら相手を抱き締めては「ごめん、もう離れないから、」と謝り)
そらるさん震えてるじゃないですか…。
(震えるほど不安にさせてしまったのかと後悔を抱きながら相手を抱き締める力をさらに強め。しばらくして微笑みながら抱き締めていた力を弱めて相手の顔を覗き込むと、「帰りましょうか、そらるさん」と声をかけ)
うん..。(お祭りを楽しみにしていたであろう相手への申し訳なさの気持ちで心が一杯になり眉を下げては小さく頷き。手に持った花火をどうしようかと思うももしかしたら家の屋上で出来るかもしれないと思いぎゅ、と力強く持ち)
……。
(相手の手を引いて混み合うその場から離れながらも、相手と祭りに来れたことが嬉しかったのか何処か楽しそうにしており。相手の持つ花火をチラリと見遣ると、「それ、せっかくですし二人でやりましょうよ!」と元きた道を戻っていき)
(花火に自身も視線を向けてはこくりと頷き。少しの間ではあったものの祭りの雰囲気を相手と味わえたことに喜びを感じ騒がしい後方をチラリと見ながらも満足したような笑みを浮かべ。これから二人きりで花火だなんて想像してはくすりと一人でにやけてみて)
何にやけてるんですか、そらるさんー。
(こっそり相手の浴衣姿を見ようと視線を向けると同時に相手の表情が視界に入り。そんな相手の頬をちょんちょんとつつきながらクスクスと笑みを浮かべているうちに相手の自宅付近まで辿り着き)
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