とくめい 2015-08-24 23:54:17 |
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え、..ん。(勘違いの指摘から顔を上げようとしたのとまさに同時、両頬が暖かな掌に包まれ目を見開くと自身の唇には柔らかな相手の唇が重なっており。あまりの不意討ちに唖然としているも状況を数秒で把握すれば恥ずかしそうに視線を落として)
もしかしてそらるさん…照れてるんですか?(ゆっくりと相手から離れながらも相手の様子にクスリと柔い微笑が浮かび。悪戯心が沸いたのか軽く背を屈めながら視線を落とす相手の顔を覗き込み)
照れてないし、..はい。そろそろ宿の方面に歩いてこ。(覗きこむ相手の目を片手で覆い隠し顔をそっぽへ向けては足は海に浸けたまま歩きだし。二、三歩歩いた所で立ち止まりくるりと後ろへ振り返ると片手を相手に差し出し追い付くのを待ち)
…!はい!(差し出された手と相手の顔とを視線で往復させたのち、一瞬で嬉しそうな笑みを浮かべると海水を跳ねさせながら相手の元へと駆け寄ってその手を握り。「そらるさん、多分今人が通ったら凄い勢いで離れそう」とクスクスと笑いながら相手へと寄り添い)
どうだろ、離れて欲しい?(冷たい海水に浸る自分の足と相手の足を見ては飛沫を飛ばさぬようゆっくりと歩き始め。握った手を此方に引き寄せくっつく様に歩いていると笑う相手へ視線を移し首を傾げて優しく問うて)
え…嫌です。(困ったように笑って穏やかな口調を紡ぎながらも繋いだ手に込める力を強め。その手を軽く前後に振りながら相手の表情をじっと見つめ、「でも僕がしっかり握ってるからそらるさん、離れても目立つだけですね」と悪戯っぽく笑い)
えー、じゃあよりくっつく。(強く握られた手を幸せそうに見て微笑んでは一度その手を持ち上げ相手の手の甲に軽くキスをして。薄暗くなり始めた空を見上げ沈みかけた夕日を眩しそうに眺めると「なんか幸せ」と小さく笑みを浮かべながら呟き)
(相手の行動への驚きで数秒目を瞬かせていたものの、すぐにでも頬が緩みそうになるのを堪えながら相手の隣にくっつくようにして寄り添い。一度頷いてから夕日を眺めていた視線を相手の横顔へと向け、「僕も幸せです」と見つめながらふと笑みを零し)
(暫く海と夕日の景色を眺め進行方向に進んでいると前方に宿へ繋がる一本道を見つけ。海水から冷たくなった足を出しては相手をリードするように砂浜の方へ引き上げて「あそこから帰れるっぽい、寒くなる前に帰ろう」と人差し指でその場所を指し示すと先程より少しテンポを上げて歩き始め。)
あんなところに道あったんですね。(相手の指し示す方向へ覗くような首の動きと共に視線を移動させて見遣り。一度控えめに頷くと相手を追うようにして早歩き気味にその横へと並び、「…あ、せっかくだから海バックに写真撮りたいです!」と繋いでいた手を軽く振りながら提案し)
写真か..、じゃあ撮ろ。(相手からの提案に宿へと向かおうとしていた足を止めると記念にもなるし良いな、なんて考えてはそれを快く了承し。再度海の方へと足を運び綺麗に写りそうな配置に着けば相手の腰を引き寄せ軽く抱き締める様な姿勢をとり「早く撮って」と催促して)
じゃあ、撮りまーす。(一瞬その姿勢に照れ臭そうな笑みを浮かべていたものの、気を取り直すように持っていた携帯の内カメラをちょうどよく映る位置に持って行き。有り体の掛け声と共にシャッターを押した後、ふと相手の頬に軽く口付け)
あ..、またお前その手を..。(シャッターを押す掛け声により体を密着させるように添わせれば、やや口角を上げ笑みを浮かべて。その後、頬に感じた相手の柔らかな唇の感触にぴくり、と肩を揺らすと前にも似たような事があったな、なんて懐かしく思いながら「ねぇ、携帯かして」と相手の方へ手を差し出し)
携帯?良いですけど…。(相手の様子にクスクスと笑みを浮かべていたものの、唐突な言葉に意味がわからずに不思議そうな表情を浮かべ。「何に使うんですか?」と問い掛けながら未だ片手に持っていた携帯を差し出された相手の掌の上へと置き)
ありがと、(受け取った携帯がカメラ機能のままであることを確認すると素早い動きで一気に距離を詰め、相手の頬に唇を落としたと同時にシャッターを押して。撮った写真を確認するべくそのまま画像フォルダへと画面を移動させるとなかなか上手く撮れた事に自然と勝ち誇った笑みを浮かべており、その写真を勝手に待受画面へと変えれば満足したのか相手の手に携帯を握らせ)
…!うわぁ、綺麗に撮れてる…。(突然のことに暫く身動きを取ることすら忘れて呆然としていたものの、携帯を握ったことによって我を取り戻し。相手の唇の触れた頬を指先で触れながら待ち受け画面に変更された写真を見て微苦笑を浮かべ、「ならこれ、そらるさんにも送るんでおそろいにしましょう!」と携帯を操作して相手へと素早く送り)
えー、やだよ。恥ずかしいし。(暫くして懐から来る振動に気がつき携帯を取り出すと送られてきた写真を見て思わず口角をにやつかせ。しかし、これを待受画面にするとなると恥ずかしいのかその提案に首を横に振れば再度その写真を眺め)
僕だって恥ずかしいんですけど…。(困ったように苦笑浮かべながらも相手の携帯画面に映し出された写真を眺め。覗き込んだまま相手の横顔をじっと眺め、「…なら、ツイッターに上げます?」と悪戯っぽい笑みを浮かべ)
え、..。(ふと相手の口から出た言葉に過剰に反応すると表情を強ばらせ素早く先程の写真を待受画面に設定し。相手を納得させるべく、一度電源を切ってから再び起動させ待受画面を確認するとこれで良いんだろ、とでも言いたげに自分の携帯を差し出し)
いくらなんでもツイッターは冗談なのに…。(差し出された相手の携帯の待ち受け画面を眺めながらクスリと笑みを零し。持ったままにしていた自分の携帯を仕舞ってから、「よし、戻りましょう」と相手へと手を差し出し)
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