とくめい 2015-08-24 23:54:17 |
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うわー、めっちゃ混んでる..。(何だったのだろうか、もやもやとしてまだ気になるが相手から向けられた笑顔を見てはまぁ良いか、と済ませて。駅に辿り着き辺りを見渡すも意外と人が多くあからさまに嫌そうな顔をして。取り敢えず切符を購入し一枚渡して相手の手を握ってはさっさと電車に乗ろうと考え改札へ急ぎ)
え、そらるさん…。
(礼を述べて相手から切符を受け取り、急ぐ相手に合わせて歩きながらも握られた手に驚き視線はそちらへ向いており。改札を通り抜けて駅のホームにつくまで周囲を気にしていたものの、人が多いことで逆に目立っていないことに気が付きクスリと幸せそうに微笑んでその手を握り返し)
もうすぐ電車来るみたいだし、家出るタイミング丁度良かったかも(手を握ったのは不意の事で本人は気が付いておらずどこか温かい感触を手に感じてそちらを見てみれば相手と手と手を繋いでおり。一気に恥ずかしさが込み上げ慌てて手を離せば周囲を気にする様に辺りを見渡して)
(離れた手に気が付き残念そうに暫く見つめており。相手の言葉通りすぐにやって来た電車に気が付き、かなりの人混みに押されながら車内へと入っていきながら「そらるさん、こっち」とはぐれないよう手を伸ばしたものの手を握るのは恥ずかしいのだろうと一瞬手を止め相手の服の袖口を掴んで引っ張り)
う、うん(気のせいだろうか、相手が服の袖ではなく手を繋ごうとしていた風に見えてもしかしたら先程自分が恥ずかしさから繋いでいた手を離した事を気にしているのかと思い、引っ張られながら申し訳ない気持ちで一杯で。俯きかげんになりながら相手が引っ張る方へ人混みを掻き分けながら着いていき)
…そらるさん、大丈夫ですか?
(なんとか電車に乗れたことで一安心し、相手が気にしていたら悪いと袖を掴んでいた手を離し。ふと相手を見るとどこか暗い様子になっていることに気が付き、「なんか具合悪そうですけど…」と心配そうに声掛け)
え、..いや、具合は良いよ。(空いてる席は無いかと周りを見れば奥の方に丁度二席空いているのを見つけ今度はと相手の手を握ればそこまで連れていき。椅子に腰かけては申し訳ない様な表情で眉を下げながら「手、繋ぐの嫌じゃないから。」とぽつりと呟きかけ)
(手を引かれるまま席付近へと歩いて行き、座る相手に倣って自分も座り。相手の呟きの言葉に相手の顔を覗き込んで暫く見つめたのち、空気感を変えるようにクスリと微笑んでから、「わかってますよ。…そらるさん、恥ずかしいんですよね?」と悪戯っぽい口調で相手に耳打ちし)
..(相手が気を悪くしていないだけ良かったと笑みを向けられ安堵するも何処か自分が子供っぽくて情けないような気持ちになり下唇を噛みながら視線を落として。「まぁ、..そう」と小さく弱々しい声で返答しては相手にゆっくり目線を向けて)
…やっぱり、そらるさん可愛いですね。
(呟くような声量で相手に微笑みかけた後、相手の手をそっと握り返し。遠方ということもあって暫く乗降する人々の様子を眺めていたものの、電車の振動が心地良くいつの間にか相手の肩に頭を乗せてうとうとと微睡みかけており)
聞こえた、それ。可愛くないし(じっと相手を見遣れば不満そうに口を尖らせて。握られた手を嬉しそうに微笑みながら此方もやんわりと力を込めて握り返して。不意に肩にかかる重み、ふとそちらへ見れば眠そうな相手がおり相手の方を此方に寄せては優しくその肩を撫で)
(引き寄せられるまま心地よさげに目を閉じて暫く微睡んでいたものの、降りる駅の手前になってようやくゆっくりと瞼を開き。山奥ということもあって大勢居たはずの乗客は殆ど見られず、相手の手を握りながら「そらるさーん、次降りますよ」と柔らかい声色で話し掛け)
んん..もう着いたの?(いつの間にか自分も相手の方へ頭を傾け寝ていたようで。目を擦りながら眠そうに欠伸を一つ、車内の静けさからまたうとうとしそうになるももう寝ては駄目だと首を振り車窓から見える山々を眺めて)
いや、まだですけど…そろそろっぽいですよ?
(眠そうな様子の相手の顔を覗きこんでクスリと笑みを浮かべながら、頷く代わりに握っていた手の力を少し強め。自分たちのいる車両に人がいないことをチラリと確認してから、「起きてください、そらるさん」とうとうとしている相手の頬をつついて)
起きてる起きて..る..(暫く外をじっと眺めているも電車の揺れの心地好さや隣に相手がいることの安心感でまた眠気が自分を襲い。段々と閉じていく瞼を必死に開けようとするもやはり眠気には勝てず相手の方へもたれかかり)
そらるさーん…。
(言葉とは裏腹にすぐにでも寝落ちてしまいそうな相手の様子に思わず微苦笑を浮かべ。間もなく停車することを告げるアナウンスに名残惜しさを感じながらも相手の頭をゆっくりと撫で、「…旅館、着いたらまた寝ていいから起きてください」と声を掛け)
(重たい瞼を少しずつ開きゆっくり相手から離れては首を鳴らし。後頭部を掻きながら遠慮する事なく大きく欠伸をして。席から立ち上がり荷物を持ち上げては扉の方へ足を進め。窓から見える景色を暫くぼーとしながら見ていては前方に駅が見え相手の方へ振り返り)
着きましたね!
(相手を追うようにして自分も慌てて降りる支度を終え。扉が開くと同時に電車を降りて改札へと向かいながら、「たしか駅の近くって書いてありましたよね…」と携帯で地図を開きながら確認するように相手へ問いかけ)
看板ある..、入口は彼処だけど宿までは少し歩くっぽいよ(駅を出ては自分達の住む処と異なる大自然に驚き暫く辺りを見ていて。宿は何処かとそれらしい建物や看板を探しているとふと自分達の目的地が書かれた看板を見つけ。そちらの方へ駆け寄り"此処より山道10分"という文字を見れば少々顔を曇らせるも相手の方へ振り向き入口を指差して)
あ、本当だ。じゃあ行きましょう、そらるさん。
(チラリと相手の表情を横目にすることで心配になるものの、とりあえず着かないことには仕方ないと看板の示す方へと視線を向け。そのまま歩き出そうとするものの、やはり相手が心配になったのか「その、そらるさん…」と遠慮がちながらも手を差し伸べて相手を見て)
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