夜神月 2015-08-23 02:10:08 |
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(相手の手が頬から離れれば少しの緊張感のようなものが解けたのを感じて直ぐに視線を反らして、キラ事件の収束は、捜査協力の関係もキラと探偵の関係でも、どんな結末であれ夜神月とLの別れを示しているが、そんなことは相手も分かっているはずで、だとすれば此方の反応を伺っているのだろうと察し、自分自身でも本心かどうかわからない不可能な理想を述べて)
……キラを捕まえても、月くんとは友達でいたいです。
そうか、良かった…、でもこうして話すことは出来なくなるって考えると少し寂しい気もするな。( 相手が本心から言っているとは信じ難いが都合良く信じてみたいという思いも混じり、複雑な表情ではあるものの微笑みを作り上げると自分は友達としての本心を何の躊躇いもなく口にして。)
そうですね…。それに月くんのような優秀な人材は滅多に居ませんから、キラ事件以外でも私に協力していただくことが出来ればどんなに良いかと思います。
(キラは必ず捕まえるので夜神月と今後他の事件を捜査することはあり得ない。しかし様々な事件を解決するにあたって彼優秀な頭脳は活躍できると感じていることは確かだし、心の奥で相手との別れを寂しいと感じている自分も少なからずいるので、表面だけだとしても友達としての素直な言葉を吐く相手に確かな本心を口にして)
世界一の名探偵Lにそんな事を言ってもらえるなんて、明日は槍が降るかもしれないな。( 捜査協力を促す発言に受諾も拒否もせず、やや遠回しではあるがその発言を光栄に思う気持ちを冗談交じりに伝えるも、相手を殺さなければならないキラとしての自分と、出来ることならこれからもも仲良くしていきたいという友達としての自分の気持ちの釣り合いが上手く取れず相手から目を背けて。
…私のような探偵でも、たった一人で出来ることなんて限られていますから。
(キラとしてのなにかが伺えるようなものではなく無難な反応の相手に、相手の協力が必要であることを強調して次の反応を観察しようとしていたところ、少し前に頼んでおいた資料の整理ができたと別室で仕事をしていた捜査員の一人である松田が入ってきたので夜神月に向けていた視線はそちらへ移り、確認と受け取りのためソファーから離れて茂木の方へ近付いていき)
…一人で出来ることは限られてる、か。最もだよ、竜崎…、( 己の傍から離れていく相手の背中を見て目を細めてはキラとしての言葉を誰にも聞こえぬような声で呟き、相手が受取っている物が何の資料なのか気になると立ち上がってゆっくりと人の集まる方へ歩を進めて。)
ありがとうございます松田さん。
(資料を受け取りその場で目を通し始めていると、普段から無造作な髪型なのだが松田は竜崎の髪のはね方がいつもとちがうなどと呟いて緩い笑みを浮かべながら急に髪に触れてきて、一瞬気にはなったが天然に構うより今は資料のほうが重要なのでそのまま読み進めて、意識が資料と自分の髪に触れる手に向いているため相手が後ろにいることには気付かずにいて)
…竜崎、座って読んだ方がいいんじゃないか?前に言ってたろ、あの座り方だと推理能力が上がるとかなんとかさ。( 自分の存在に気付かない相手と馴れ馴れしく相手に触れている人物に僅かな嫌悪感を感じ表情を歪ませると、相手の手首を強く掴み否定されることの無いだろう提案を持ち出し、己の感情を隠すように柔和な微笑みを作り上げるが、やはり何処か目が笑っていないようにも見えて。)
( / 全然大丈夫ですよ!お気になさらず!)
……確かに言いましたけど……まだ、松田さんに用があります。
(一見優しい笑みとは裏腹に手首を掴む相手の手には力が込もっており不機嫌というよりは若干の怒りのようなものを感じて不思議そうに相手の顔を見つめて、資料の内容を把握するだけなら推理はあまり必要ないので座らなくても困らないし、先程まで自分の髪に触れて来ていた人にまだ用があるのだといって相手の言う通りに座ることはせず)
(/ありがとうございます~)
…そうか。僕もそろそろ捜査に戻らなくちゃね、( 無意識の内に相手を掴む手に力が入ってしまっていた事にふと気が付くと慌てて手を離し、また、相手に何か察されても困ると思い微笑みを保ったまま目を逸らして、何やらやらねばならぬ事があるらしい相手に合わせるように自分もデスクに戻ろうと相手に背を向け歩き始めて。)
…………、月くん、月くんもこれに目を通しておいて下さい。
(慌てて手を離すのを見て無意識だったのか、と更に不思議に思いじっと相手の顔を見つめて何を考えているのか読み取ろうとしたが相手は背を向けてしまい、まだ休むことはせずに調査するのかと解釈して、相手の服の裾を引っ張って引き止めて先ほどの資料を手渡し「何か気が付いた事があれば教えてください。」と伝えれば松田の方へ向き直り)
ああ、わかったよ。( 相手に呼び止められ、立ち止まって振り返るも目を合わせることはなく何処か素っ気なく返事をすると、渡された物を受け取り己のデスクへと足を運び、デスクチェアに腰掛けて相手や此処にいる人間には自分の背中しか見えないと判断し、感情を悟られぬため作り上げていた微笑みを消し去り胸中に沸き立つ怒りとも取れる感情に表情を歪ませて。)
(指示を出すと松田は部屋を後にしたため再び二人きりになり、何故か急に素っ気なくなった相手に何か気分を害するような事をしただろうかと考えながら、声をかけるわけでもなく人差し指を唇に当てて感情の読めない背中を凝視して)
…竜崎、君は人の行動を予測することは得意みたいだけど心境はあまり予測できないのか?( 自分の気持ちを落ち着かせ平常心を取り戻すために松田が出て行った後も暫し沈黙を保ち、やっと口を開いたと思えば結局冷静さは取り戻せていないのか振り返ることはなく相手を小馬鹿にするように笑いながら上記を述べて。)
…………何か不満があるなら言ってください。(人と面と向かうことが少なかったためか自分に向けられる感情に対して疎いのは自覚しているし、現に相手の不機嫌の理由は分かっていないが意識的に感情を読み取らせないようにしているクセに此方を馬鹿にした笑いにムッとして、質問には答えずに怪訝な表情で言葉を返して)
不満か、確かに此れは不満というかもしれない。でも僕にそれを伝える必要性もないし、第一伝えたくない。( 相変わらず相手の方へ向き直ることもなくデスクに肘をつき頬に手を添えると理屈臭い言い回しで相手の要求を拒否して、気を紛らわすために先程の資料を眺め始めて。)
何故です……月くんにそんな態度をとられては気になってしまうのですが。
(何かしたつもりはないので相手の物言いに納得いかないところはあるが、ふつうなら他人にどう思われようと構わないのだが何故か少し悲しいように感じて、理由も言わず此方を見ない相手に困ったように言葉を呟きながら近付いていき、後ろから相手の手元の資料を何となく覗き込み)
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