お菓子中毒のおかしな悪魔

少しだけ…
(とお願いするように言えばすりっと甘えるようにして、顔を赤くする相手を見て優しく微笑み)

……うん
(相手に甘えられれば顔俯かせてこくっと頷き)

(スリスリと甘えていてそろそろ出ないとと思うと相手からゆっくり離れてポンポンと頭を撫でて)

……いってらっしゃい
(ぼっと顔赤くすれば俯いたまま、しかも何回も噛んだ後そう言って手を振り)

うん、いってきます
(噛む相手に可愛いと思ってしまい鞄を持って手をゆるりと振るとそのまま家を出ていき)

……あぁもうっ
(くしゃくしゃっと相手が出ていった後頭掻き)

(楽しそうに笑いながら鼻歌交じりに歩いていて、今日の大学は二限目までだったなーと思い)

……？
(暫く悶えた後、何故か胸の奥が針で刺されたように痛んで)

あ、おはよー(大学につけば友達に会い手をゆるりと振って「え？そうなの？」二限目だと思ってたが教授の手違いでなくなり、一限目だけで良かったと思い)

……いくぞ
(昨日の夜ご飯のことを気にしているのか、相手の冷蔵庫から勝手にピーマン取り出し)

(教室に入れば適当に友達と座り話していると教授が入ってきて講義が始まり)

何だコレ…っ、まずいっ…！
(一口齧ればﾋﾟｰﾏﾝ床に落としてジュースで流し込んで)

(友達とくすくす笑いながら講義を受けていて早く終わらないかなーと思いながらノートに昨日見た相手の翼を書いてみて)

けほっ…あ、出てきちゃった
(あまりの不味さに翼を抑えられずにそう呟いて翼触って)

(それ何？と聞かれるとえへへと照れたように笑い「ナイショ」と唇に指を当てて緩く微笑み、早く帰りたいと思っていると講義が終わりよーしと片付けを初めて)

…誰もいないし出しといてもいいよね
(どちらかというと翼を出している方が楽で、外から見える様な場所でもないしいいかなと)

ごめん、ちょっと用事があって帰らないといけないから
(友達に遊びを誘われたがまた今度でと手を合わせて謝り急いで大学を出て家に向かい)

……遅い
(あれから翼を出したまま近くにあったクッション抱いていて)

はぁ、た、ただいま！
(急いで大学から帰ってきてドアノブを回すと鍵が掛かってなかったので勢いで入ることが出来。走ってきたのか汗をかいて息を乱していて)

…遅いよ、遥
(玄関より少し奥に行ったところで不貞腐れたように翼をぱたぱたと動かして)

(/今日はもう寝ますね)

ご、ごめんなさい。これでも頑張って急いできました…
(不貞腐れたように羽を動かす相手を見て、怒らせてしまったと思い近づき正座をして謝り機嫌良くなる方法ないかなと考えていて)

(/おやすみなさい)

(遅レス申し訳ありません！　これから学校の文化祭など行事が重なってくるので、来れる時間少なくなるかもです)

…その気持ちあるんだ
(にこっと微笑みながら言えば相手の前まで行って「じゃあいいよね、」と顔近づけ)

(大丈夫ですよー！ 文化祭いいですねー！私も行事とかテストとか入ってくるので気にしないでください！)

へ？
(不貞腐れてたと思ったが微笑みながら近づいてくる相手を見て首をかしげて、顔を近づけられると意味が分かり顔を赤くしながらぎゅっと目をつぶり)

(/ありがとうございます!)

…かーわいい
(クスッと笑ってそう言った後「俺、こんなことすんのお前くらいだからさ」と息がかかる程の距離、相手の耳元で呟いた後キスして)

(いえいえ！！)

っ…！ん、
(可愛いと言われると否定しようとするがすぐに耳元に相手の息と声が伝わりびくっとして、キスをされると体があつくなり)

んっ…、ちゅうっ…
(本当に可愛いな、そう愛おしく思いながら相手抱き寄せ)

ん、…
(抱き寄せられてするっと相手の背中に腕を回してもっとというようにおねだりして)

…もっと、してほしいの?
(一旦口を離せば悪戯っぽく笑い)

うん、して欲しい
(顔を少し赤くしながらきゅっと相手の服を掴んで)

…お腹すいた
(ふっと笑って続きをしようと思ったところでお腹が鳴ってスイッチが切れたのかそう呟き）

お腹すいた…あ、じゃあクッキー作るね
(キスはしたかったが相手のスイッチが変わればんーと考え、人参を使ったクッキーでも作ろうと思い)

ありがと、遥
(クッキーと聞けば子供の様に目を細め)

いえいえ、少し待っててくださいね
(相手の様子を見てニコッと笑いキッチンに立てば準備をし出して)

…いて
(腕伸ばしをしている最中にぼきっと言って思わず顔顰め)

大丈夫ですか？
(人参をすりながら相手の声が聞こえれば声を掛けてみて)

うん
(短くそう答えれば頭掻きながら欠伸して)

寝ないでくださいねー
(クッキーの素と人参を混ぜて食べやすいようにしていて)

…いい匂いする
(ふわりと漂うクッキーの素の匂い嗅ぎつければ相手の方により)

ふふっ、あとは焼くだけですから待っててくださいね？
(こちらによる相手を見て優しく微笑みオーブンにセットして時間を決めよしっと頷いて)

オーブン…!
(わくわくしながらオーブンの前で待機して)

焼けるまで時間かかりますよー？
(オーブンの前にいる相手を見てくすっと笑い洗濯しちゃおうと洗濯機のとこに行き)

うん…
(それも楽しむつもりなのか体揺らし)

(体を揺らす相手を見てくすっと笑い、洗濯を初めて着替えようと部屋に行き)

クッキー…クッキー…!
(ほわ、と顔緩ませつつ自作の鼻唄歌い)

(部屋でラフな格好に着替えれば出てきて、今日のお昼は何を食べようかと考えていて。)

…クッキー…
(まだ鼻唄をうたっているものの、我慢できず相手に「いつ焼けるの、これ」と問いかけ)

んー？もうちょっとですよー
(ニコニコ笑いながら相手に伝えて、どのくらい焼けたんだろうと相手のところに行き後ろから覗いて)

俺、生でもいいよ
(ぐぅっと鳴るお腹抑えながらそう言い)

だーめ、お腹壊すから
(頭を撫でて中を見ればそろそろ焼きあがるかなと思いお皿を準備していて)

半日で治る
(悪魔は治癒力が高いのかそう断言するもきちんと待って)

だめ！
(ぺしっと相手の頭を叩きもう少し待ってと言えばお皿を持って相手の隣で焼きあがるのを待ち)

うぐおっ…
(痛くはないけれど驚いてつい変な声が口から出てしまい、しっかり焼き加減見た後に「もういいんじゃない?」と問いかけ)

(変な声を出した相手を見てくすくす笑い、問いかけられると近づいてみて「うん、そうだね！」と言いオーブンを開けて取り出し)

おぉ…!
(立ち上がって避け、きらきらと顔を輝かせれば手を叩いて)

ふふっ
(手を叩く相手を見てくすくすと笑い、お皿に綺麗に並べてリビングのテーブルの上に置いて)

いただきますっ
(ぱたぱたと急ぎ足で席に着けばそう言うが早いかパクっと一口口に入れ)

なにか飲みますかー？
(クッキーを食べるなら喉渇くかなと思い聞いてみて)

砂糖２本入れてね、コーヒー
(指で２と示しながら早くも次のクッキーに手を付け)

わかりましたー
(コーヒーと紅茶の準備をしてキッチンに立っていて、クッキーを食べてる相手を見ながらふふっと笑い)

…人参入ってる？
(今更ながらに相手に問いかけ)

入ってるよー
(カップにコーヒーと紅茶を入れて相手のところに戻ってきて、はいと砂糖を入れたコーヒーを相手の目の前に置き)

うま…
(コーヒーとクッキー交互に食べた後に思わずそう呟いて>

ふふっ、よかった
(嬉しそうに笑って、自分も食べようとクッキーを一つ取りはむっと食べて)

…遥
(急に立ち上がれば相手を抱きしめ)

ふぁい？
(急に抱きしめられて驚くがクッキーを食べながら返事をして)

んぅっ…
(お腹も満たされてスイッチが再び入ったらしくかなり無理矢理口付けすれば舌入れ)

んっ！？ん…
(まだ飲み込めてない状態で舌が入ってくれば驚き)

んっ…ふっ…んん
(相手の口に入っているクッキーを口移ししようとして)

ま、って…
(クッキーを口移そうとするのが分かれば少しだけ口を離して頭を小さく振り)

……ごっ、ごめんっ…
(相手の声を聴けばはっとしたように慌てて離れて)

んっ
(口の中のクッキーを飲み込みふぅっと息を吐いて離れた相手に近づいてぎゅっと抱きつき、ごめんねと耳元で呟いて)

…ごめん…っ
(とん、と優しく相手を離してそのまま後ろ向いて)

魁亜さん？
(後ろを向いてしまう相手を見て不安そうにまゆを下げ相手の服を引っ張りこつんと背中に頭をつけて)

…遥…、離れて
(ふるふると背中が震えていて)

嫌です…離れません
(頭を振り背中が震えてるのが分かりくっつかれるの嫌なのかなと思いぎゅっと服を握って離れないことを示し)

…違う、そうじゃない
(くるっと相手の方向けば目尻に涙ためていて)

ど、どうしたんですか？
(涙をためる相手に驚いて、咄嗟に手が出て涙を拭っていて)

…さっきの俺じゃない…っ
(相手に縋るようにしてそう言い)

俺じゃないって…？
(首をかしげて相手じゃなかったら誰なんだろうと思い)

…俺の…っ
(そこまで言って口を閉ざし)

魁亜…？
(口を閉ざしてしまった相手を見て名前を呼んでみて)

……ごめん、なんもない
(どこか思いつめたような表情であるも口は閉ざしたままでクッキー食べ)

ねぇ…ちゃんと言って？
魁亜のそんな表情見たくないよ…
(思いつめたような表情をする相手を見て不安で押しつぶされそうになり相手の腕を掴んで顔を見つめ)

……俺さ、兄キがいたんだよ
(ぎゅっと相手を優しく抱きしめて)

んっ…お兄さんが？
(抱きしめられると腕を背中に回して相手の話を聞き)

俺が１０歳の頃、…兄キがわざと俺にころされて
(嗚咽あげながら過去を語り)

へ…？
(辛い過去を話す相手を見てこちらも辛くなり、相手の頭を優しく撫でながら話を聞いていたが相手の言葉に驚いてしまい)

…俺はこんなでも悪魔なんだ　やろうと思えばいつだってやれた
(自分が化物であると自覚させるようにそう呟き)

お兄さんが嫌いだったの？
(落ち着かせるように背中を優しくポンポンとしながら尋ねて)

大好きだったんだ…、でも俺があまりにも魂食うのを嫌がってるから
(相手の言葉に兄のこと思い出しながらそう言い)

うん、
(大好きだったと聞けば更にどうしてという思いが出て、相手の話を静かに聞こうとうなずき)

……兄キが痺れ切らして、無理に俺を怒らせたんだ
(「そしたら、気が付いたら、俺が…」と、途中でぐすぐす泣きはじめ)

…そうだったんですね
(泣く相手を見てぎゅっときつく抱きしめて、大丈夫大丈夫と囁きながら頭を撫で)

まだ俺が未熟だったから、制御ができなかったんだ
(「実の兄の魂喰うなんて最低な弟だ」と呟けば相手の首元に顔うずくめて)

お兄さんの魂を…でもそれはお兄さんが魁亜のことを思ってやったことじゃないかな？
(優しく頭をなでながら自分が思ったことを伝えて)

……でもっ…
(相手の言葉にぴくりと肩震わせるも、認めたくないのか首振って)

だって、大事な弟だからこそ無理にでも怒らせて食べられたんじゃないかな？
(悪魔のことはよく知らないがそうなのかなと思って)

……俺のことが大切なら、一緒に居てほしかった
(相手の言葉に内心ではそうかもしれないと思うも、口が滑って本音が出て)

そうだよね、お兄さんだもんね
(相手の本音を聞くと胸が少し痛みお兄さんの代わりにはなれないけど一緒にいることぐらいは出来るよねと思い)

…遥は一緒に居てくれる？
(相手の言葉にこくんと頷けば、唐突に不安になったのかそう問いかけ)

うん！当たり前でしょ？
(問いかけられると最初からそうするつもりだったので笑顔で頷きふふっと笑って)

嬉しい…！
(相手の言葉を聞けば子供の様に頬緩めてぎゅっと力入れ)

ふふっ…魁亜も離れちゃダメだよ？
(力を入れられると嬉しそうにしてすりっと甘え、相手にも離れて欲しくないので耳元で囁き)

当たり前だし…
(相手の頭撫でれば小指出して「ん、人間は約束するときこうするんでしょ」と)

ん、よかった…
(嬉しそうに笑って小指を出す相手を見て「うん、指切りげんまん」と言いながら相手の小指に自分のを絡めて)

指きりげんまん…？　怖い名前だね
(口ではそう言うがかなり嬉しいのか顔は照れ笑いしていて）

んー小さい頃から言ってるから…怖いのかな？
(小さく首をかしげて相手の言葉を聞き、笑っている相手を見れば自然と笑顔になり)

人間は優しいのか…
(こんなことをしてくれるのは悪魔では少なくて思わず本音を零し)

人間だって残酷な人はいるよ？
(悪魔である相手よりも酷い人はいるので、優しいだけじゃないと頭を振り相手の頬を撫で)

…人を食べたりはしないでしょ
(自分指差して相手にはそんなこと言ってほしくないとでもいうかのような表情で)

それはもちろん無いけど、すぐに裏切ったり心の中では何を考えてるかわからないし…
(相手の顔を見てごめんねというように優しく頭を撫でそれでも相手には人のことも知って欲しいと思いぎゅっと抱きしめて)

…そっか
(残念そうに眉下げるも相手に抱きしめられれば「うん」と頷き)

ごめんね…
(優しく頭を撫でて謝れば幻滅されちゃったかなと思いそっと相手から離れて)

離れないで
(不機嫌そうに眉下げれば力強く抱きしめ)

わっ…ん…
(力強く抱き締められれば少し苦しそうにして、なんか不機嫌かなと思いながら甘えるように相手の首元に顔を埋めて)

……ん
(ぽんぽんと相手の背中叩けば「よし」と言って相手離し)

(離されると少しだけ寂しそうにするがおとなしく離れてこれからどうしようと思いうーんと考えていて)

…？
(相手の様子を見て首傾げ、)

このあと何しますか？(外はまだ明るいし相手はしたいことあるかなと思い首をかしげて)

んー…
(人間界のことはよく知らないため、数秒程唸ってから「ケーキの食べ放題、あるんでしょ」と
ひらめいたように言い、)

え？ケーキの食べ放題…
(どこかでやってたかなと首をかしげて考えていると何かを思いついたのかポンッと手を叩いて「分かった、食べ放題ではないけどそれっぽいとこ連れてってあげる」と言えば着替えようと思い)

ありがと、遥
(ぱっと嬉しそうに笑えば思わず気が緩んで翼が出)

いえいえって…翼しまってね
(翼が出たのを見てはクスリと笑い嬉しいのかなと思って、部屋で服を着替えてくれば相手のところに来て)

あ、ごめん…つい気が緩んで
(焦った様に目を閉じれば瞬時に翼が仕舞われ)

謝らなくていいよ
(相手の様子に気を許してくれたのかなと分かり嬉しそうに笑って)

外では気を付けてるから
(慌てて心配しないで、という意思表示で手を前に出し)

うん、大丈夫！もし出ちゃっても何とかするから！
(出たとしても自分がなんとかしてみせると思いぐっと気合が入っていて)

…ありがと
(なんて優しいのだろうと思って微笑み)

よし、行こうか！
(相手に向けて手を差し出し一緒に歩いて行こうと思い)

うん
(手を握ってパッと顔色かえれば「暖かい」と呟き)

魁亜は…少し冷たい？
(手を握ると思ったことを伝えてそれが好きなのか指と指を絡ませる恋人繋ぎをして)

普通のつなぎ方と違う…これは?
(つないでいる方の手を持ち上げて問いかけ)

これは、恋人繋ぎって言って恋人同士がよくやる繋ぎかただよ
(くすりと笑いながら説明して、嫌だったかなと相手を見て)

……っ
(黙って一度そっぽを向くも、「そ、そうなんだ」そう言って相手に向けた顔は真っ赤で)

ふふ…魁亜顔真っ赤
(楽しそうに笑いながら空いてる方の手で相手の頬をつつき、外に出ようと玄関に向かって)

うるせー…
(頬つつかれれば別の意味で照れて、ぶつぶつと俯いて何か言い)

んー？なんて言ったのー？
(俯いて何かを言う相手を見て意地悪な表情をしながら聞いて)

…別に
(つんとした表情でそっぽ向き)

ありゃ…拗ねちゃった？
(そっぽを向く相手を見て思ったことを言えばんーと考えて)

…こっち
(そのまま少し拗ねた様子で相手を人通りの少ない路地へと引っ張り)

魁亜？
(路地に引っ張られるとどうしたんだろうと思い表情が見えない状態の相手を見ていて)

……ねぇ
(唐突に手を離せば相手を壁に寄りかからせて)

は、はい
(怒らせてしまったのかと不安になり前には相手後ろには壁という状況に焦っていて)

俺、今超拗ねてるんだけど
(むっと頬膨らまして相手に近寄り逃げないように両手で壁に手をつき)

え、えっと…ごめんね？
(壁に手をつかれてはドキッとするも拗ねてる相手を見てとりあえず謝ってみて)

遥は素直だよね
(くすっと笑って「俺、そういうの好き」と言えば軽くキスして)

んっ…私も魁亜のこと好き
(キスをされると嬉しそうに微笑みぎゅっと首に腕を回して抱きしめて)

…でもさ、いくら人通りが少ないとはいえ遥の知り合いに見られたらどうする？
(悪戯っぽく笑って「俺はいいけどね」と付け足し)

んー…見られてもいい…
(少し考えて離れるのは嫌なのでぎゅーっとしていて、嬉しそうにニコニコしていて)

いいの…？
(嬉しそうな相手を見れば「見せつける？」と問いかけ)

み、見せつけるのは恥ずかしいです…
(フルフルと頭を振り、くっついてはいたいが人に見せつけるのはまだ恥ずかしく)

いつか遥からそうさせたいって思わせるから
(ぼそりと耳元で低い声で囁いて「約束」と自分の人差し指口に当て)

ば、ばか…
(相手の低い声にビクッとして口に当てられるとかぁっと顔を赤くして)

…ふふ
(くすりと笑って相手から離れ)

(離れられると少し寂しいが今は早く相手にケーキを食べさせようと思い手を握って)

…うへ…
(相手と手を繋ごうと手を出した時とほぼ同時でお腹が鳴り)

ふふっ、食べに行こうね
(お腹がなるのが分かればクスクスと笑って歩き出し)

遥は何が好き?
(「俺はチョコレートケーキかな」と呟けば視線上に向け頭の中でケーキ思い浮かべ)

んー…チーズケーキとか好きですね
(少し考えてはチョコもいいなーと思いながら自分の好きなものを言ってみて)

チーズっ?　あれも美味いよね
(お菓子の話が好きなのかにこにこと終始笑顔で)

うん！私のバイト先のね店長が作るチーズケーキが美味しいの！
(きゃっきゃっとはしゃぎながら話していて、自分の連れていきたいところに向かって歩き)

へえ…
(俺もそこでバイトすれば食い放題なのかなとよからぬ方へと妄想し)

今日はそこに行くんですよ
(ニコッと笑い歩いていれば自分のバイト先である店が見えてきて)

…え、お店ならお金いるじゃん
(はっとしたように我に返って急に慌て出し)

大丈夫ですよー
(慌てる相手を見てくすっと笑い、手を引っ張ってcloseと書かれているのを見て裏口に回って中に入り)

ど、どこ行くの？
(分からないながらに理解したくて相手に問いかけ)

んーと、バイト先
(へらっと笑って中に入れば自宅兼会社になってる店長の自宅の方に上がって｢てんちょー｣っと声をかけ)

あ、美味しそうな匂いがする
(すん、と鼻鳴らして匂いを嗅ぎ、店長と相手が呼んだ方の方向へと視線向け)

えっと、試作品食べてくれる人連れてきたよー
(声をかけた方から『あぁ？んだ、遥かか…』とお菓子を作ってるような感じの人ではない強面の店長が出てきて)

…は、遥、俺の方に戻ってきて
(悪魔といえど初めて見る店長の顔に相手は渡さないとズレた心配して)

へ？どうしたの？
(戻ってきてと言われてはそちらに行き首をかしげて相手を見て)

…こ、この人も悪魔?
(ぼそぼそと相手の耳元でそう尋ね)

(/不安で仕方ない魁亜(笑))

悪魔…？ふっふふふ…店長は人間ですよーあ、でも悪魔より怖いかも？
(尋ねられると楽しそうに笑っていて、少し考えれば悪魔より怖い時もあるかなと思い)


(/可愛いですねー笑)

えっ…
(相手の言葉に思わず身構えれば槍のような形をしたしっぽが出てきて慌てて隠し)

(/落ち着け落ち着け(笑))

へ！？あ、えーっと…もー先に手品見せちゃダメだよー
(尻尾が出てきたことに驚き、店長も見ていたのか近づいて『なんだそれは』と聞かれて慌てながら相手の肩を軽く叩き誤魔化して)

(/下手くそなごまかし方をする遥ちゃんです笑)

み、見ててください店長!
(こうなったら開き直れと自ら翼も出して「俺手品師なんですよ」と引きつった笑顔で誤魔化し)

(/嘘がどへた(笑))

う、うんうん！
(相手の言葉に頷いていて、店長は目を細めながら見ていて『そうか、中に入れ』とふたりに声をかけて入ってしまい)


(/バレたかしら笑)

あざーす…
(何とかばれなかったかな、と安心してついていき)

(/翼と尻尾はしまいました(笑))

店長ー今日って何作ったの？
(ついていきながら前を歩く店長に声を掛けてみて)

(/安心です笑)

…ふぃ
(安堵感からか思わず息吐いて)

(/今度魁亜描いてのせますね)

(店長の近くまで行き作ってるのを見ておおっと声を出してあ、と声を漏らせば｢そういえばこの前店長が作ってくれたやつ食べたの彼なんですよ｣と相手を引っ張り前に出し)

(/ありがとうございます！)

あ、美味かったです…!
(思わず尻尾出そうになるのを慌てて堪えて背筋伸ばして本音を言い)

(/いえいえ)

(ケーキを作る手が止まり何も言わない店長を見ているとちらっと後ろを見て『…お前らそっちに座ってろ』とリビングの方を指さされてはーいと返事をし相手を引っ張ってソファに座って)

…ご、ごめん遥
(多分聞こえないだろうと思って相手に尻尾が出てしまったこと謝り)

んー？
(謝る相手の言葉が耳に入ってくればきょとんとしながら相手を見て)

尻尾とか出ちゃって…
(慌てたようにそう言って少ししゅんとし)

気にしないで…大丈夫だから
(先程のことを謝ってるとわかれば微笑んで相手を見て、確かに驚いたが怒ってはないので)

ごめん…
(少し耳も垂れたようになり)

もー謝らなくていいよー
(謝る相手の頭を優しく撫で、むにむにと相手の頬を触り)

…うん
(ふにゃっと照れたように笑い)

(/今魁亜描いてます)

魁亜可愛いー
(照れたように笑う相手を見てデレデレしていて、『ここでいちゃつくな』と数種類のケーキを持ってきて机に置き)

(/おぉ！楽しみです！)

こっ…こんなにっ
(思わず椅子から立ち上がって頭下げ)

(/うむー…上げ方が分からんですね…)

はーい、ごめんなさーい。わぁ…今日も美味しそう
(素直に謝って持ってきたケーキを見れば目を輝かせて、『礼はいらない、そんなものするなら食って感想聞かせろ』と言えば椅子に座って足を組んで見ていて)

(/うーん…どうやるんでしょう)

いただきます
(きちんと手を合わせてあいさつした後手前のケーキ口に運び)

(/参りました…ちょっと探してみますね)

私も食べようっと、いただきまーす
(フォークを手に取りケーキを一口食べてんーっと頬に手を添えて)

(/はい！自分もちょっと探してみます！)

…うま
(味の美味しいことに思わず頬染め)

(/…ないですね)

美味しいねー
(笑いながら美味しそうに食べていて、『そうか、なんか改善する点とかあるか？』と首を傾げて尋ねて)


(/他のところで言ってたのを見たんですけど、画像アップロードって言うのがあるらしいです)

…俺的にもっと甘い方がいいかな
(チョコレート系のケーキ一つ指差して)

(/ほう)

(もぐもぐと無言で食べて、『甘い方がか…わかった』頷いて軽くメモしてふむっと唸り)

(/コメント投稿するところの下にあるって書いてありました)

だけど美味いよ、こんなに美味いケーキなら毎日食べたい
(余程美味しいのかいつもより口数が多くなり)

(/ちょっと調べてみますね)

(口数の多い相手を見て本当に好きなんだなーと思い、『そうか、ありがとうな』ふっと笑って全部食べとけよと言うと店の方に行き)

(/了解です)