お菓子中毒のおかしな悪魔

うん、わかった
(コクっと頷いて、ここからだったらととりあえず家のある方を指さして)

そっちなの？
(急ぎたい気持ちもあるが道を間違えてはいけないと比較的ゆっくり飛んで)

うん！あっち
(ゆっくり進む相手に抱きついたまま頷いて近くになったら細かく言おうと思い)

おっけ、…そうだ、俺にんじん食べてみたい
(「お菓子にもなるんでしょ、あれ」とふわふわ飛びながら相手に頼んで)

そうだね、にんじんは甘いからお菓子にすると美味しいよ
(ニコッと笑い今度作ってあげようと思い)

ありがとう…!
(先程の笑みが嘘のような子供っぽい笑顔浮かべれば家が見えてきて)

魁亜さん可愛いー
(子供っぽい笑顔の相手を見てクスクスと笑っていて、家が見えるとあれですと指さし)

…はい
(可愛いとは侵害だったのか頬膨らませるも指差した家の前で相手を下ろし)

(下ろされて、相手の顔を見ると頬を膨らませていてどうしたんだろうと思い頬を触っていて)

…可愛いは遥に使う言葉でしょ
(やはり悪魔と言えどもそこは男子、少し不機嫌そうに相手の頭わしゃわしゃっと撫でて)

わっ…私は可愛くないですよー
(頭を撫でられると髪がグシャグシャになるが気持ちよさそうにして、相手を見ては不機嫌そうなので少し考え｢魁亜さんはかっこいいですね｣と微笑み)

うん、それでよし
(満足気にパッと頭から手を離して「じゃあね」と手を振り)

あ、魁亜さん待って
(手を振る相手を見て待ってと相手の手を掴み何かを言いたいのかじっと見ていて)

…どうしたの?
(くあ、と大きな欠伸した後立ち止まって相手の方振り向き)

えっと、おやすみなさい
(相手の頬を両手で包みチュッと軽く唇にキスを落として優しく微笑み)

…うん、おやすみ
(驚いたように目を開くも少しだけ赤くなって、それを見せない様にまたわしゃわしゃ撫でれば
そう言って飛び立ち)

(頭を撫でられ照れ隠しかなと思い、飛び立つ相手が見えなくなるまでそこに立っていて。可愛かったなーと楽しそうに笑っていて)

……やば…いでしょ…
(家の前に立てば口元抑えて先程の事思い出して顔更に赤くし)

(家に入り明日の準備をしていて、相手のことを考えると顔を赤くしがっつく女とか思われたかなと心配になって)

…‥あぁ、風呂
(暫し外で風邪に当たって頭冷やし、思考がまとまったところで浴室へ向かい)