お菓子中毒のおかしな悪魔

わ、わかりました。おじゃまさせて頂きます
(これで断ることも出来るが相手の雰囲気に負け小さく頷き)

(/なんか照れますねー笑)

ありがと…、じゃあさ、飛んでこ？
(何やらわくわくしているようで常識外れなこと言えば「ね？」と首傾げ)

(/そうですか？（笑）)

と、飛んで…く？えっと、ヘリかなにかですか？
(相手の言葉がよく理解出来ないのか首をかしげてはてなが増えるがとりあえず言うことを聞き「はい」と返事をして)

(/そうですよーいいお母さんってなんか照れます笑)

じゃあ、ちょっと我慢して…
(ばさっという音と共に先程まで無かったはずの灰色の翼が生えており)

(/そうですか‥（笑）)

は、はい…え！？
(我慢といわれると高さとかにかなと思っていて、音がするので相手のほうを見ると先程まで無かった筈の翼が生えていて、驚きもあったが綺麗…と思うと何気に近づいて)

(/はい笑)

……綺麗でしょ、この翼
(自分でも気に入っているのかそう言って怪しく笑えば近づいてきた相手をひょいと抱きかかえて)

(/あ、ネックレスの装飾としてフラメルがついているんですが、
画像見ておいてくれるとうれしいです)

うん、すごく綺麗…きゃっ！
(翼については後で教えてもらおう思い、急に抱きかかえられると驚いて相手にしがみつく感じになり)

(/あ、了解です！)

…可愛い、きみ、名前は？
(クスッと笑えば相手の名前を聞き、次の瞬間には空を飛んでいて)

(/ありがとうございますっ)

か、可愛いって…あ、瀬戸遥といいます
(可愛いと言われると顔を少し赤くしていて、体が浮遊してる感覚に下を見ると飛んでると分かり慌ててしかっり相手に抱きつき)

(/いえいえ！)

遥…、ね
(ふわふわと飛びながら復唱すれば自分指差し「魁亜」と言えば少し上昇して)


(/では本体はどろんですっ)

か、魁亜さん…？
(飛んでるのってマジックとか何かなのかと考えて、上昇すると少し焦るがすぐ慣れたのか楽しそうに街を見ていて)

(/はい！此方もドロンします)

うん、そう、魁亜
(楽しそうにしているのを見ればもう少し早くしてもいいかなと思い)

魁亜さんは…その、マジシャンか何かですか？
(翼のことが気になっていたので何気に聞いてみて)

俺は…、悪魔だよ
(少し間を置いて何か考えた後にさらりとそう言い)

悪魔ですかーそうです、か？え？悪魔？
(悪魔と聞いて最初は普通に頷くが、目を見開いて相手を見て聞き返すように首をかしげて)

うん、人の魂を食べる悪魔
(少し茶化してみようと思ってにんまり笑い)

わ、私の魂も食べるんですか…
(少し困った顔をしながら相手を見て絶対まずいですよと付け足して頭を横に振り)

俺、魂の味よりもお菓子の方が数千倍好きだから食べないよ
(慌てて上記言えば「ほんとは非常食なんだけどね」と付け足して)

よかった…そうなんですか？
(食べないと言われると安心して、先程のケーキを食べてた姿を思い出せば魂よりお菓子が好きという相手に納得して。非常食と言われると魂とお菓子って同じ味なのかなと思い)

うん、だって、食べるには殺さなきゃいけないし
(それなら非常食で済ませようとしたのがきっかけで今ではお菓子の方が好きになってしまい)