主 2015-08-16 23:03:34 |
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……どうした?何か欲しい物でも?
(顔を相手に寄せて、耳を傾けて相手の服を掴む手にそっと触れ、熱を計る様に相手の額に手を当てて。
あたま…っなでて……っ。
(尋ねられれば、額にあてられた相手の手を柔く掴んで言い、相手の着物を握る手は未だ離さず、むしろぎゅうっと力を込め、)
……!…よしよし。いい子だな……。
(ふと、和らいだ表情で相手の頭を撫でては、時折髪に指を通したりしつつ、気紛れにそっと相手の額に口付けてみたりして。
ん…っありがと……。
(撫でられる心地よさにふわりと笑み、額に口づけられれば緊張からかぎゅっと目を閉じ身をかたくするも、すぐに力抜いて相手を見つめ、)
礼を言われる程の事はしていない・・・。あぁ、少し我慢してくれ・・・。
(相手に見詰められれば胸に愛しさがこみ上げるも、錯覚だと抑え付けて、未だ苦しそうな相手見遣れば相手の唇へ己の唇を寄せ、触れるか触れないかの距離でふぅ、と息を吐き、自分の妖気を相手へ流し込んで。
ふぁ…っ!? なに……っんく…っ
(相手の言葉の真意がわからず、きょとんとしていたが、相手の妖気を流し込まれればビクッと身体跳ねさせ、問い返す前に飲み込んでしまい、途端にぞくぞくと痺れが走り、)
慣れるまで少し落ち着かないだろうが……?……どうした、
(自分の妖気を他人に与えるのは初めてな様で、心配そうにじっと見詰めるも相手の大きな反応に、どこか具合でも悪いのか、と顔を近付けて覗き込みつつ頬をゆるゆると撫で。
んん…っ黎我の力……っぞくぞくする……っ!
(他人の妖力を体内に取り込むなど初めての事で、うっすらと涙浮かべつつ相手見返し、その着物の裾をぎゅっと握りしめれ、)
拒否反応、というヤツか……?
(自分の力は相手には合わなかっただろうか、と相手をぎゅっと抱き締め、後頭部を手で支え、持ち上げて抱き起こしそのまま自分の身体にもたれさせ「気分は、悪いか?妖気、取り出した方が良いか?」
んーん…っこのままでいい……。
(相手の身体に身を預ければ緩く首振り言い。ぞくぞくするのは拒否反応ではなく、ただ慣れないだけのようで、裏を返せば相手と自分がひとつになったかのように感じて思わず軽く喘ぎ、)
・・・?そうか・・・?なんだ、気持ちが良いのか・・・?
(相手の喘ぐ様な声にぴくっと狐耳を動かし、相手の頬をゆるゆると指で軽く撫でながら「ほら、夕飯の用意が出来たそうだ・・・。少しずつでいいから、食べろ。」ちらりと視線遣れば襖を開けて女将が三つ指を着き、礼をして食事を室内へ運び始め。
あ…っそ、かも……。
(気持ちいいのかと尋ねられれば納得するも、より意識してしまい甘く息つき。夕飯という言葉にちらっと女将を見るも、すぐに相手見つめて「ごはん…食べさせて……?」とほぼ無意識に言い、)
・・・!・・・あぁ、良いだろう。ほら、っと・・・。口、開けろ。
(相手が此処まで甘えるとは、自分の妖気が余程強すぎるのかと考えれば少し悩む仕草を。相手を抱き起こし、自分の胸に背を預けさせる様に膝上に座らせればふと思いついた様に口元を歪めて笑み、「・・・こんな事、“アイツ”にもした事が無いんだぞ・・・?」何て囁き。しかし女将に“仲が宜しいのですね、”と声を掛ければ妖艶な笑みのまま女将を見詰めて嬉しそうに頷き。
(/あ、了解ですー)
え…っほんと…っ?
(抱き起こされれば相手の胸に身体委ねれば、続いた相手の言葉にばっと振り向き尋ね返し、女将の言葉など耳には入っていないようで、)
あ、あぁ・・・。急な動きをするな。身体に触るぞ。
(相手の動きに少し驚きながらもやんわりと相手を抑え付けて雑炊の様なものを一口匙で掬えばふぅ、と冷まして相手の口元へ運び、「ほら、あー、」と口を開けろと目で訴え。
(/しばらく来れず申し訳ありません)
ん…っあー……。
(押さえつけられれば素直に大人しくなるも、食べさせられるのはやはり恥ずかしかったのか、軽く頬染めつつ控えめに口開け相手の持つ匙に食いつき、)
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