主 2015-08-16 23:03:34 |
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黎我はさ……桜、好きなんだよね……。
(相手の様子に、ギリッと自分の袖を噛み、なるべく平常心を保ちながら呟き、緩んだ相手の腕から抜け出し地面に降り立てば、相手の顔見ず「僕は嫌い」と続けて、)
あぁ。・・・桜は美しくて、儚いものだな。
(じっと散る桜の花びらを見詰めていたが腕から重みが無くなった為、ふと相手の方へ顔を向けて。桜を嫌いだという相手に首を傾げ、「何か嫌な思い出でもあるのか・・・?」となるだけ優しい声で問い掛け、ゆっくりと相手の頭の上にぽん、と手を置き。
だって桜は……黎我の好きなものだから。
(相手の手を振り払う事はせず、その手の温もりになぜか泣きそうになりながら小さく呟き、「桜があったら、黎我は桜しか見ないもの」と袖噛みながら続け、)
だって桜は……黎我の好きなものだから。
(相手の手を振り払う事はせず、その手の温もりになぜか泣きそうになりながら小さく呟き、「桜があったら、黎我は桜しか見ないもの」と袖噛みながら続け、)
・・・なら、お前は俺が好きなもの全てが嫌いだと?
(ふっとまるで子供をあやす母親の様に困った様な、且つ愛しくて仕方が無いとでも言いたげな表情で微笑み、上記尋ねて。「お前は本当に愛い奴だ。・・・お前と共に居ると、心が安らぐ。」そっと相手の袖に自分の手を重ね、離させれば相手の手を取り、手の甲に口付けてから相手の瞳をじっと見詰め。
嫌いだよ……黎我が僕に構ってくれなくなるもん。
(相手の問いに俯いて答え、もしも相手に嫌われたらと考えると本当に涙が溢れてきて。しかし続けられた相手の言葉と口付けに顔上げ、見つめられれば徐々に顔赤らめ「え…っゃ…っ見ないで……っ!」と顔背け、)
ふふ、可愛いな。そんなにも可愛らしい事言っていると・・・狐に噛まれるぞ?
(くすくすと冗談めかし、相手の涙をぺろりと舐め取り、かぷりと頬に噛み付いて。「何故だ?お前の可愛い顔が見たい。・・・桜より、見て欲しいんだろう?“いい子だから、此方を向いてご覧。”」ふわり美しくも優しい笑顔を浮かべながら声に術を掛け。
ひゃ…っ!? 黎我…っ何す……っ
(噛みつかれれば驚いて声あげ頬に手あて、その前に涙を舐められた事を思い出し、カアッと顔赤らめ。相手の術混じりの声聞けば、ぞくりと戦慄き相手の方に顔を向け、)
お前が可愛い事ばかり言うから。噛んでしまったぞ?
(くすくすと愉快そうに袖で口元隠しつつ笑っては、優しい声音で“おいで”と告げて腕を広げて見せて。相手が此方を向けばにんまりと更に笑みを深くし、わざと耳元に唇を寄せて術を強力に掛けながら「“・・・よく出来ました。__・・・いい子は、好きだぞ・・・?”」と囁いて。
ふあぁぁ…っ黎我ぁ……っ!
(ふらふらと相手の胸に飛び込めば、耳にかかる相手の微かな吐息と術混じりの声に軽く仰け反り、ぴくぴく震えながら相手の名前を繰り返し、恍惚から涙目にすらなって相手に縋りつき、)
“んん_...。ふふ。可愛いな・・・。どうした?そんなに俺が好きか?”
(クツクツと笑いながらも、相手の反応に加虐心をそそられたのか、ふぅ、と息を吹きかけてみて。自分の胸に飛び込んで来た相手を捕まえる様に腕に閉じ込め、ご褒美と言わんばかりに相手の角をぺろ、と舐めてみて。
やぁ…っ! 好き…っ好きぃ……っ! ひあぁあ…っ!
(より近くなった相手の胸に額あて、びくびくと震える身体支えつつ耐えていて。相手に息吹きかけられ角を舐められれば、ビクンと大きく痙攣して仰け反り、腰抜かして相手に縋りつき、見開いた目で喘ぎながら答え、)
ふは、そう何度も言うな。俺とて男なのだから。
(ぞくぞくと己の中の欲望が目覚め始めるが、静かに押さえつけて、“俺が相手でも油断するな、”と相手の額を優しく小突いてから、腰を抜かした相手を抱きかかえ、そろそろ部屋に戻るかと歩を進めて。
は、ぁ…っは、黎我が…っ言わせたんじゃない……っ!
(相手に抱きかかえられれば、くたりとその肩に頭預け、脱力しきった身体で荒い息つきながら抗議し、先程の羞恥と快楽から溜まった涙で視界は滲み、)
そうだな。・・・だが、事実だろう?
(にやりと意地悪そうな笑顔を隠しもせずに見せながら相手の角に歯を立ててみて。相手の涙を熱い舌で舐め取れば部屋についた為そろそろ風呂に入るか、と相手を降ろして着物を脱ぎ始めて。
そうだけど…――っひぁあっ!!
(相手の言葉に抗議しようとするも、角への刺激に背を仰け反らせ、必死に相手の着物握りしめ。それが恥ずかしかったのか、涙を舐めとられれば声を抑え小さく喉鳴らし。下ろされればくたりと寝そべって呼吸整えるも、脱ぎだした相手に赤面して硬直し、)
お前は本当に角が弱いな。…他の奴等に触らせるんじゃないぞ?
(くつくつとからかうように笑っていたがスッと目を細めて後記述べ。相手の可愛らしい反応に、ついつい軽い口づけを何度も頬へ送り。硬直した相手に気づけば「……なんだ?俺の体はそんなに美味そうか?」と悪戯っぽく笑めば、相手が呆けている隙に相手の着物の帯を解いて。
あぅ…っそんな事、ない…っ!
(角が弱いと言われれば強がって否定するも、相手の命令には蕩けた目をしてこくりと頷き、頬への口づけを享受し。相手が帯を解いた事に気づけば「え…っや、ぁ…っ!」と恥ずかしげに羽織りの前を引き寄せ、)
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