主 2015-08-14 22:50:33 |
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良かった。
そうか、なら―――
(美味しいと頬を緩めるチノに、いつも同じような食事なため温かいおかゆは初めてなんだと痛感し。
あついと訴えるチノに小さく頷くと、次にすくったおかゆをふーっとして冷ましてから食べさせ)
(いえいえ!こちらこそ、不定期でごめんなさい。9月からは、さらにこれなくなる可能性超大なので、
今のうちに・・・)
…あつくない、おいしい
(まだ熱でぼうとしながらも、息をかけて冷ましてくれる相手の優しさを見て、心の奥が暖かくなって。
口の中に含んだおかゆの温度はちょうど適温で、えへへと嬉しそうに微笑んで)
(/いえ、リアル大事にしてくださって大丈夫ですよ!
私は冬はかなり来れる回数減ると思われます、ごめんなさい)
――全部食べられそうか、無理なら残してもいいぞ?
(チノに微笑まれ、無意識のうちにこちらからも微笑みを返して。
言葉をいいながらも手は止めずにチノに食べさせていて、この後の事を考えながら聞いて)
(問題ありません!私も冬はバタバタすると思いますんで)
――― だいじょうぶ、チノ、食べれるよ
(相手の微笑みに、口には出さないけれど、なんだか、また嬉しくなって。
食欲はあるようで、運ばれるスプーンの上のおかゆを次々に口にし、ついにはおかゆをすべて食べきり。
ふぅ、と一息をついて、お腹がいっぱいになったせいなのか、うとうとし出して)
良く食べたな。
……眠いか?なら、これ飲んでからにしてくれ。
(おかゆを完食したチノを見て、食欲はあることに安心して。
目をとろんとさせるチノを見て、薬を飲ませなければと思い、袋を漁って小さな巾着袋を取り出し)
…それ、なに?
(うとうとしながらも、相手の言葉に意識を保ち。
取り出したものを見れば、ゴシゴシ目を擦りながら、なんだろうと覗いて)
俺のばあちゃんお手製の風邪薬だ。
苦いが、よく効くぞ。
(巾着袋を少し持ち上げて質問に答えれば、ニッと笑って言って。
研究所の支給薬はどうも体に会わないため、田舎の祖母に送ってもらっている事を教えて)
ばあーちゃん…にがい……
――― …チノ、苦いのいや
(笑う相手と対照的に、「苦い」という言葉に顔をしかめて。
実験のために薬は何度も飲まされてきたが、苦いのには未だなれずに。「ばあちゃん」の方も気になったが、それより「苦い」で頭がいっぱいになり、ぶんぶん首を振って)
あぁ……大丈夫だ、これをこうして―――と。
ほら、これなら飲めると思うぞ。
(相手が顔をしかめたのを見て、『苦い』は失言だったかと思い。
もはや何が入っているのかすら想像のつかない袋から、今度はアイスクリームを出して
巾着から取り出した丸薬を包むようにアイスで覆ってチノに見せ)
あいす…?苦くない?
(見たことのある形、匂いにすぐにアイスだと気づいて、
鼻をすんすんしながら、じっと薬が包まれたアイスを見て、必死に質問し)
アイスは甘いから、苦味が相殺……ええと、無くなると思う。
溶ける前に、飲み込め。で、水飲め。
(チノの質問に、言葉を選びながら少し早口で答えて。
口を開けろと言ってから、スプーンでアイスごとチノの口に放り込んで。
すかさず、水の入った水筒を渡して)
ほんと?大丈夫?
(不安そうに問い続けながらも、急かされればしぶしぶ口を開け。
放り込まれたアイスと薬を水筒の水で一気に流し込んで)
…苦くなかった
(アイスと水のおかげで、薬の苦味は打ち消されたようで、ほっと胸を撫で下ろし。
もう一度水を飲めば、また眠くなってきたのか、尻尾をふわふわと揺らして、ぼんやりとした目で相手を見つめ)
もう寝てもいいぞ。起きたら、きっと治ってるから。
(ぼんやりとした相手の目を見て、寝るのが一番の治療法だと微笑みかければ、
クッションを敷布団の様にならべてその上に寝かせて)
…うん、もう寝る
(寝てて言いと言われると、ますます目をとろんとさせて。
柔らかいクッションに、ごろんと体を横にすれば、
すぐに、すぅすぅと寝息を立て出して)
(/わかりました!)
……寝たか。
(チノの寝息が聞こえれば、寝たのを確認してタオルケットをそっとかけて。
横に水の入った水筒とアメの袋を置いておき、研究資料を取りに研究所内へ戻って)
(絡みづらい文失礼します!樹君が檻から離れましたが、一日進めますか?
主様が決めてくださって結構ですよ)
――― …樹、ありがと
(タオルケットをかけられて、少し目が覚めたのか、そっと相手の白衣を掴み、寝言のようにそう呟いて。
言い終われば手を離して、また小さく寝息をたて、眠りに落ち)
(絡みづらくないですよ…!進めてくださって大丈夫です)
―――え……っ!
……それはこっちのセリフだ。
(急に白衣をつかまれれば何事かと思い振り返ろうとすると、チノにありがとうと言われ目を丸くし。
寝言だったのか、と思えば、チノの頭を触れるか触れないかくらいのところで撫でてそう呟き。
起こさない様に檻から出て)
(闇落ちするかもです。申し訳ないです)
…! チノ、治ってる!
(檻の中からではわからないが、どうやら次の日の朝らしく。
んーと体を伸ばせば、昨日より体が軽くなり、熱が引いたのを感じて。
治ったことをひとり嬉しそうに呟き、タオルケットからもぞもぞと出れば
横に水筒とアメの袋があるのに気付いたので、一粒口に放り込み)
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